四回目の陶齋親子展記念呈茶

2019年8月18日(日曜日)

昨日17日土曜日午後、樹下美術館茶室で毎週土曜午後開催の陶齋親子展記念呈茶が2席無事行われた。予定よりお客様が増え、2回で19名様をお迎えした。
不肖小生の点前にお付き合い頂き、お正客様の計らいで和やかな席にして頂き、感謝に堪えない。
7月20日から始まり本日で4回目、全体で46名様のご参加を頂いた。あと1回、ご期待に添えるよう努力をしたい。

 

いつも通りの室内。

 

この度の水指は二代陶齋(齋藤尚明)氏の青磁面取を用いた。
暑い午後の室に涼しさが漂った。
卓上は薄茶器として用いている初代の赤絵どくだみ文小壺。

 

用いられた茶碗。とりとめなく新旧取り混ぜた。
若い作家の斬新な茶碗も好評だった。

 

一席が終了し一息ついている亭主。

最終は8月24日(土曜日)、午後1時および2時半の2席になります。2~3人様の席に余裕がありますので、ご希望の方は025-530-4155にお電話でお問い合わせください。

 

一夜明けて本日赤倉ゴルフルコースで20名のコンペがあった。
6時起きして参加した。
52-48で10位賞を頂いた。
また頑張ろう。

ふかし君、あと何回ゴルフやれるかねえ。
嘗てのある日長年お付き合い頂いた今は亡き大先輩がコース上で呟いたのを思い出す。以後3年ほどでお止めになった。もう20年近く経つが、自分もその時の先輩の年になってきている。

台風が運んだ恵みの雨 花はセイロンラティアだった。

2019年8月16日(金曜日)

台風10号は昨夜から今朝にかけて、はるか佐渡沖の日本海へと抜けて行き、その後消滅したらしい。
当地は昨夜から待望の雨が降った。
畑を営む方は、もう少しちゃんと降ってもらいたかった、と仰っていたが、庭の草木には恵みの雨だった。上越市大潟区のアメダス記録をみると、先月29日に3㎜の雨が降っただけ、以後炎天が続いていた。
この先の高温雨無しが心配だが、庭が一息つけて有り難かった。

 

近くの農業用河川・潟川は水位が上昇していた。
水不足が懸念されていた水田はここれで助かったのでは。

 

去る11日、当館にやってきた白く上品な花。

 

本日16日の花。

こちらにやって来てから花数が増えてとても元気に咲いている。
ところで外観からジャスミンと書いていましたが、あまり香らずおかしいなと思っていました。妻に聞くと札が付いてい「セイロンラティア」と記されていたと言います。ジャスミンと同じキョウチクトウ科で、セイロンの500メートルほどの山に咲くということ、訂正させて頂きます。出身地が分かり余計可愛く感じられました。
寒さに弱いため鉢のまま育て、冬期は居間に置いてみることにしました。何十年もの昔、ジャスミンを待合室で育てたことがありますのでそれが良いかもしれません。上手く育てなければと思っています。

終戦の日 憲法 空腹の兵の無念と今日の飽食

2019年8月15日(木曜日)

新潟県胎内市で40,7℃の記録的暑さの本日は終戦の日。
暑さの盛りに太平洋戦争が終わっている。
終戦は玉音放送で一般に知らされたが、南方で現地召集された人の話によると、終戦の数日前から民間で、間もなく戦争が終わる、と囁かれていたという。当事者には真実が伝わらない戦争の一面であろう。

ところで川が多かった戦地の移動はよく舟が用いられ、格好の機銃掃射の標的になったという。民間と区別するためスレスレまで下りてくるので、本当に怖かったと仰った。この方は終戦まで数え切れない襲撃に遭い、殆どの戦友を失ったものの、奇跡的な運命によって生還されている。

もっともっと早く終わっても良かった戦争。だが戦争遂行者には国民の死は足りなかったとみえ、後々まで累々と自国民の死人の山を築き続けた。
一体それで何がしたかったのだろう。
異様なサディズムとしか言いようがない。
それとも、もういいよ、そんなに死ななくてもいいから、もう止めようと、敵国に止めてもらいたかったのだろうか。

そして憲法。
疲弊と空腹の戦後、一部の知的に強靱な国民以外、到底新憲法を作る体力など無かったに違い無い(そもそも戦勝国が主導するのは当然だろうが)。
ただ以前も記したように、何百万人の戦争犠牲者およびその何倍もの家族の慟哭と魂の叫びが、敵味方を越えて平和憲法を産み落としたのではないだろうか。また、それによって初めて犠牲者は浮かばれたのではと、心の底から思っている。

恐怖と理不尽のうちにやせ衰え、万歳と叫んで死んだ若き兵。
こんな時代のために自分は死んだのか?
いま飽食に加熱するこの国を見て、天国の兵たちはどう思うだろう。

本日入浴時の体重は願い通り53キロを切った。
兵隊さん、また少しやせましたよ、と心の中で呟いてみた。

 

樹下美術館から見た本日の空。

 

本日裏手の水田。

上越市髙田で本日40,3℃は日本一 サルスベリ 鵜の浜海岸 大きな月。

2019年8月14日(水曜日)

暑い日が続いている。
昼過ぎ上越市髙田で40,3℃まで上がり、これが本日日本一の最高気温だったという。それでも風が吹いたため、くらくらするほどではなかった。
一向に雨は降らず、庭には瀕死の草花があり、特に6月に植えたばかりのアジサイと移植を試みたリンドウ、それにクリスマスローズの一部が危なくなっている。樹下美術館の場所は砂地であり、実質砂漠環境なのだろう。芝生は撒水と土の追加で持ち直し、緑を失わず頑張っているので一先ず安心している。

 

一昨日の上越市大潟区、鵜の浜海岸。

 

本日昼頃の鵜の浜海岸。駐車場や空き地などは県外の車でどこも一杯。

 

大潟区潟町のナワ理容所隣、六地蔵のサルスベリ。
暑さとともにますます咲き誇るのは本当に不思議。
この木は私の幼少からあります。

 

正午過ぎ美術館近隣の雲。熱波に焙られ水分が少ないので
薄く小さく、真っ白で影も出来ず、おぼつかない。

 

ユー○イにしか見えなかった雲はまぶしいほど白かった。

 

日没後南東の山際に出ていた間もなく満月の月。

台風10号の当地への影響はどのようなものだろう。

建築家・大橋秀三さんの講演会のお知らせ 色々とお寄り頂いています。

2019年8月13日(火曜日)

今年9月28日(土曜日)午後3時から樹下美術館で建築家・大橋秀三さんの講演会を催します。

 

(外構工事を終える頃の樹下美術館)

狭い土地と限られた資金。
周囲の自然を大切に単純さに徹し、“快適とは、楽しさとは”を求めた樹下美術館。
空間の美的バランスに優れた大橋氏による樹下美術館は成功した建物でした。
単純を原理とした良い建物は良い作品と良い人を受け入れ、生かし、成長しました。
数々の授賞歴に輝く大橋秀三さんは上越市の宝ではないでしょうか。

先日に続き、昨日はまた富山県から中学生さんが夏休みレポート作成で来館されたそうです。
お役にたちましたか、遠くから有り難うございました。
近隣の若い女性のグループさん、熱心にご覧頂き有り難うございました。
また昨日犀潟駅から徒歩で、お洒落な東京のカップルさんに寄って頂きました。
電車と徒歩、とても爽やかでしたね。

本日帰省中のご家族とともにご来館頂いたSさんご一家、楽しいお話と作品鑑賞、有り難うございました。
お茶会楽しみです。

お盆になります ジャスミン セミ モンキアゲハ 宿題の中学生さん そして齋藤尚明さん。

2019年8月11日(日曜日)

上越市大潟の最高気温は31度で、最近ではやや低め。風が吹いたので庭に出てももまあまあ辛くはなかった。
過日ホームセンターで芝の肥料を求めた際、如何にも涼しそうに目に飛び込んできたジャスミンの鉢を買った。

 

 

庭に下ろしてみたいが雪に弱そうなので、鉢のままやって行こうと思う。
大きくなったら鉢も大きくして、ずっとこの場所に置いてみたい。

 

香りはいまいちながら見た目は涼しい。

お盆休み一日目、午後から墓参りをしてから美術館で過ごした。
風による夏落ち葉を掃き、すみずみ念入りに撒水し、閉館後は芝生でゴルフのアプローチを練習した。

 

ベンチに居ると、風に向かってやっとやっと飛んで来たアブラゼミが目の前のアカシデに止まった。
ジージージーと、彼らの鳴き声はまことに耳に響く。

 

撒水の移動中、足許でジジッと音がして、見ると蝉が交尾していた。セミの交尾を初めて見た。

 

多くは同じ向きで斜めに交わるらしいが、このカップルは互いに反対向きだった。
飛び石にいるので踏まれないよう、掴んで花壇に置いた。
普段気配に敏感なセミが全く無防備。やはり特別な時間らしい。

 

交尾のセミの後、傍らのムクゲに大きな黒い蝶がやって来た。
かって大潟水と森公園を高く飛ぶのを見たキアゲハモンキアゲハであろう。その時はカメラが間に合わず、大きさに驚きながら見送った。

 

急いでカメラを取りに行き、オートで撮ったためピンぼけです。
翅を拡げた正面は大きな白い斑点が目立ち、あたかも眼のようであり、
小さなモンスターのように映る。

 

モードをマニュアルにし、こちらに回ってくるのを待って写した。
国内の蝶では最大というだけあって堂々としている。
このチョウには毎日決まった通り道があるらしいので、また逢えるかも知れない。

さて本日富山県から中学生さんが親子で来館されたという。ネットで調べて来られ、熱心にご覧頂いたと聞いた。
また上越市内からも中学生の親子さんが来られ、やはり宿題としてご覧頂いたという。お役に立てたでしょうか、有り難うございました。

また開催中の陶齋親子展の作者齋藤尚明さんが来館されました。墓参り中でお会い出来ませんでしたが、まことに嬉しく存じます。

ロッテアライリゾートのストリングスセミナー発表会 帰路の積雲とススキ。

2019年8月10日(土曜日)

わずかに涼しかった本日午後、ロッテアライリゾートで行われていた、ストリングスセミナーの受講者による発表会があった。
講師は澤和樹東京藝術大学学長、ジェラール・プーレ元パリ国立高等音楽院教授、堀 正文NHK交響楽団名誉コンサートマスター桐朋学園大学弦楽科教授の各氏。
将来ヴァイオリニストとしてプロフェッションを目指す方達が六日間のセミナーを終了しての発表会だった。15人が研修を終え、既に6名が次のセミナーへと発ち、9名が発表会に参加した。
目の前で13才の少年から始まった演奏会は、100人の関係者と聴衆を前に、若々しい感受性と熱い魂が伝わるスリリングで楽しいひとときだった。

 

 

プログラム。

サラサーテ、サン=サーンス、パガニーニ、ベートーベン、フランク、モーツアルト、R.シュトラウス、ヴィエニャフスキーのヴァイオリン曲が演奏された。成長過程の音楽家の緊張や鼓動が伝わる演奏は、人間の音楽そのものであり私はとても好きだ。発表会が終わると修了証授与者の澤先生とプーレ先生の演奏がプレゼントされた。

 

澤先生のグリーク:ヴァイオリンソナタop.18第1楽章。

 

プーレ先生のクライスラー:ウィーン風小行進曲
およびベートーベン:ヴァイオリンソナタ「クロイツェル」第3楽章。

 

プーレ先生の贈る言葉。左は通訳されたピアノ伴奏者川島余里先生。
緊張や不安はトレーニングと発表場数で克服出来る、ぜひ長く続けてと仰った。

 

帰路の妙高山麓は大きな積雲が横たわり、早くもススキの穂が見えた。

 

妙高インターで。

 

 

インターまでの道すがらススキが穂を出していた。

夕暮れは優しい雲と童話の世界 ひよこゼリー。

2019年8月9日(金曜日)

日中は様々な雲が現れ夕暮れを楽しみに待った。
午後の仕事が終わると、ほくほく線の水田と四ツ屋浜の海で空を見上げ、雲や飛行機、電車などを写した。

 

虹彩を帯びていた飛行機雲。
あんな高いところに沢山人が乗っているなんて。

 

下る電車が一瞬キラリと金色に光る。

 

四ツ屋浜では雲よりも赤い車に目が止まった。

 

頸城区柳町あたりで電車を待つ間、砂糖菓子のようなパステル調の雲が拡がった。

 

 

 

優しい色だった。

 

18時15分前後からおよそ一時間の間に4本の電車が往き来した。

 

 

夕暮れ電車は一種童話の世界の趣き。

 

電車が終わり、見ると関田山脈の積乱雲に雷光が走っている。
光ってからでは間に合わないので、いい加減に連続シャッターを押すと何枚か雷光が写った。

丸のところに以下の様な稲妻が写っていた。

 

たまたま写っていた稲妻。

 

この雲の下では雨が降っていたかもしれない。
雷は怖いが雨なら羨ましい。

 

昨日頂いた可愛いひよこゼリーは冷やして、みな食べてしまいました。
Oさん、ごちそうさまでした。

親指が痛みゴルフグリップを変えてみる 早稲のコスモス 田の水不足が深刻。

2019年8月8日(木曜日)

暑い日が続いている。
最後の雨は一体いつだったか、さっぱり思い出せない。アジサイやクリスマスローズはぐったりするものがあり、水やりをしているが、果たして助かるか心配だ。

午後休診の本日、昼食はお客様とご一緒してから、炎天下にゴルフの練習に行った。100球くらいを考えていたのが200打った。
今年になり年のせいで大切な左手親指の付け根関節が痛む。ゴルフのグリップでこの関節はまことに重要だ。トップ、打点、フィニッシュなど要所の切り返し動作でこの部位に集中的な負担が掛かる。傷めてみて初めて良く分かった。聞けばプロでもこの症状を有する選手がいるという。
普通、左親指は真直ぐ伸ばしてグリップに置き、それを右の手のひらで包むように握るのが一般的。この場合、右手とクラブの上下左右の動きが伸ばした左親指一本に作用し、特に付け根関節に影響する。

20才ころから親しんだゴルフを指1本の事情で止めたくない。
悩んだ末、その指をクラブ上に置かず、クラブを握ってしまうように変えてみた。これだと両手の複雑な動きの影響が緩和される。
方法は、一種のベースボールグリップであり、先週のゴルフではこれで最後までラウンドした(運もあり優勝しました)。
新たなグリップは野球のバットのように握るので手の返しが自然と強くなり、ボールは以前よりむしろ飛ぶようになっていた。しかしまだなにがしかの問題が残るので、この先どうなることやら。

本日頸城区の道路沿いにコスモスが咲いていた。
随分早いと思ったが、わせ種があるそうで、今ごろから咲くらしい。

ところで夕刻の撒水をしていると、用水の管理をしている方に出合った。日照り続きのため農業用河川の水位が海面より下がり始めたという。
河口堰のポンプで海水逆流は免れているものの、水供給は稲の生育にギリギリの状態だと心配顔で話された。
頼みは台風の雨。風には目をつむってでも欲しいのが水という現状らしい。
ふっくら豊かに稲穂がつき、黄色味を帯びてきた一帯の水田。何とか危機を回避できますように。

頂き物のお菓子と食事。

2019年8月6日(火曜日)

過日樹下美術館を訪ねられた方に、ロスアンゼルスの友人からというお菓子を頂きました。
sugarfina:シュガーフィーナという大人向けのお菓子屋さんの品ということです。

 

左からカリッとしたブルーの糖衣チョコ、向こうはバラのグミ、右はテディベアのグミ。
グミはドンペリの香り付けがされているらしく、軽い酸味があります。
一度食べると止まらない少々危険な美味しさ。

テディベアは高さが2㎝ほど。
お持ちくださったKさん、有り難うございました。

ちなみにロスの送り主の方は先月親子で来館され、お子さんが画帳に以下の可愛い絵を残されていました。

右下に英語で“このカフェのスイカは最高”と書かれていました。
日本に来られたら是非また来て下さい。

以下は昨日の拙夕食です。

 

色々な方達から頂いた野菜満載の冷やし中華。奥の胡麻ダレを掛けてたべました。

 

一緒に出た手羽先の唐揚げ。ジャガイモとオクラは皆様から頂いたものです。

色々頂戴し、有り難く、励みにもなり、感謝しています。
毎日ひどい暑さですが、身体をいたわながら頑張りましょう。

ゴルフ、プロ一年目20才の渋野日向子選手が全英女子オープンで優勝。

2019年8月5日(月曜日)

4日間の全英オープンゴルフ選手権でプロテスト合格一年目、国内2勝、弱冠20才の渋野日向子選手が優勝した。
世界五大メジャー大会であり、厳格に選び抜かれた強豪選手に混じり、常に上位を維持した優勝は本当に素晴らしい。
昨日に続き、ワンストローク差で選手がひしめき合う中、何度も首位が入れ替わる。駄目かも知れないと思いつつ夜中中TVを観た。しかし後半でじわじわ追い上げ、2打差を逆転し劇的な結果で終わった。

 

最終ホールの第二打。臆することなく振り切ってグリーンに乗せる。

 

最後の最後、18ホール目のパットを一打で決め優勝に届いた。

 

公式スコアにサイン後、表彰式に臨む。

 

周囲への反応の良さは抜群。
笑顔が印象的だが、平静さを取り戻すためトイレに駆け込むことがあった、という。

 

 

以下若干のつたない感想です。

●ボールを遠目に置き、前傾ぎみに構えて振り抜くスウイングは近時珍しい。
→小柄な日本人には向いているかも知れない。また如何に鍛えられているかも分かる。

●四日間上位を争った選手たちはいずれも70代を出す日があった。
→渋野選手は全て60代で回ったはず、さすがの安定感。

●競技中、常に上位を維持するメンタルコントロールは並大抵な事ではない。
→モチベーション維持とリラクゼーションをこまやかに工夫していることが窺われ、賢い人なのだろうと想像した。

●日本の国内女子ツアーは選手の服装・化粧がまことに華美。
→全英の参加選手たちは渋野を始め一様にシンプル。ドレスコードがあったのだろうか、爽やかな印象だった。
(日本国内では見た目、外見を重視しすぎ)

●優勝トロフィーは小さく地味に見える。
→しかし賞金7400万円はさすが質実の国、英国らしい。
(ついでに、EU離脱などしなければ良かったのに)

●表彰式のスピーチは紙を見ながらだったが、仕方が無い。
→彼女なら今後英語力も身につけるに違いない。

●目立ちたがり屋が総出で引っ張る吉本事情などに比べ、何と良いニュースだったことか。

昨日はお点前 今日はゴルフ 怖い熱中症。

2019年8月4日(日曜日)

毎週土曜日午後、陶齋親子展にちなんだ呈茶を拙茶室で行っている。
昨日三回目の茶席を無事終えた。
これまで23人のお客様をお迎えし、残り3回にも予約が入っている。さして宣伝をしていないが毎回参加を頂き有り難いと思っている。

 

 

先週から小生が点前を担当し、ようやく緊張がほぐれてきた。

 

 

昨日三組五人のお客様。お抹茶をお飲み頂いた後、茶杓と薄茶器拝見の様子。

 

茶室の西の窓。

 

本日長野県は信濃ゴルフ倶楽部で5組のコンペがあった。ダブルペリア方式で争い、98の成績にも拘わらず沢山ハンディが付いて幸運にも優勝した。このところ100を切れるようになり、喜んでいる次第。

 

飯綱山が随所に顔を出す変化に富んだ美しいコースだった。

 

 

コース内の道すがら見たオオバギボウシとキキョウ。
30数年前吉川区で自生と思われる一本のキキョウを見た。
その昔妙高カントリーの路傍にも咲いていたと聞いたことがある。
自生のキキョウなどもう見ることはない、と思っていたが、
本日出合って一瞬胸が一杯になった。

現在開催中の全英オープンで若干20才の渋野日向子が昨日同組の選手を逆転し、2打差をつけて首位に立った。ワンプレーごとに拍手や称賛が贈られている。本日は最終日、果たして首位を守って優勝できるだろうか。

海外で頑張っている人は多い。
比べて何かとぎくしゃくする外交。互いの国は果たしてちゃんとしたプロフェッションが確立されているのだろうか。合意に向けてやりとりや取引の手管が仕事なのに、互いに攻撃と批難に終始するばかり。遠くの国とは蜜月、隣国とは喧嘩。こどもじみていて情け無く涙が出てくる。
うんざりするような尊大と優越の争い。少しくらい良いプレーをして若干20才の選手のように拍手称賛を受けることが出来ないものだろうか。

ところで昨日は朝から次々熱中症の患者さんが来院し点滴が必要だった。場所が間に合わず最後の方は地続きの自宅居間を使った。
屋根職人さん、トマト畑のバイトの方、疲労が続く主婦、畑と釣りが日課の方などだった。食欲減退、吐き気、頭痛、強い倦怠等が共通の症状。しかも突然ではなく、数日次第にだるくなり、もう駄目、という経過が共通していた。亜急性熱中症という概念が必要かもしれない。

夕暮れは。

2019年8月2日(金曜日)

仕事が終わると庭の撒水をして、暮れかかると近くへ電車を撮りに行く。

夕暮れ症候群?

どこか認知症の症状に見えなくもないが、自分では貴重な夏のひと時だと思っている。

以下は本日の夕暮れ時のひとコマです。

 

 

 

 

 

拙詩)
夕暮れは 見知らぬ雲が湧いてきて短い祭をして消える
夕暮れは 可愛い電車がやってきて私を乗せずに去って行く
夕暮れは 小さな川に凪ぎがきて赤い寝間着に着替えする
夕暮れは いつしか帰る時がきて黙って家へと走らせる

本日は新潟市から和悠の皆様。
かつて大変お世話になりました、懐かしかったです。
また、と仰って頂き、有り難うございました。

夜行電車 麗しい大伴家持と万葉びと、そして中西進さん。

2019年7月31日(水曜日)

このところ仕事後の黄昏時に、美術館の水やりが日課のようになった。
日没にかかる頃で、見上げると空が思いもよらぬ色をしている時がある。

昨日はまさにそのような夕空になり、短時間だが美しく軟らかな茜を見上げた。
本日は雲厚く、たいした眺めにはならないだろうと思っていたところ、西方の空は赤く色づいた。

夕焼けの空は短時間で変わる。
ほくほく線の田へ急ぐと、目指す電車は通過した後だった。
次の電車までおよそ40分、庭で撒水をして再び田んぼへ。
くびき駅発19時16分の上り電車を待った。

4、5年前の「はくたか」なら、待ちに待った信号が黄から青に変わると、遠くに小さいが強い明かりが見えるや、轟音と共にたちまちやって来て、長い車列がゴーッとかシャーッと言って去って行った。地を揺るがす迫力に胸は高鳴り、どきどきしながらモニターを覗いた。

今どんなに待っても「はくたか」は来ない。
替わって小さな明かりがくびき駅あたりでわずかに動いた後、普通電車がゆっくり向かってくる。
空との配分や構図など考えて待ち構えていると、はやり電車だ、それなりに速い。
あっという間にファインダーの中を移動して小さくなり、あわててズームで大きくしてみるが間に合わない。

本日すでに空は暗く色褪せた時間になっていたが、その分電車の明かりが写り込んだ。
暗がりの中、黄色味を帯びた明かりは何とも言えぬ旅情をかもしだしていた。

 

人影が映っていればさらに良かったことだろう。

さて今夜NHKEテレで2時間スペシャル、「英雄たちの選択スペシャル▽そして万葉集が生まれた~大伴家持が残した日本人の心」を見た。
家持の由緒ある家柄と要職、特別な地太宰府時代の暮らし、越中における風土への目ざめ、防衛の職務と和歌の関わり、万葉仮名と文化立国の使命など、時代背景と密接に関わりながら編纂された万葉集の特異性と家持の人柄に興味尽きなかった。

番組中、磯田道史さんが万葉集の第一人者で令和の命名者、中西進さんと対談した。場所は中西先生が館長をされる富山市、高志の国文学館だった。

 

 

中西先生とは去る5月6日、たまたま富山市のテルでお会いした。お会いして、ああ生きていて良かった、と感じたほど嬉しかった。令和の最も良い点は中西先生が名付け親だったことではないか、と思っている。

それにしても4500首。詠み人知らずの民や防人や役人、貴族から天皇まで歌を詠み、それを広く蒐集し編纂する。
郵便も電話も無い時代の話である、なんてすごいことだろう。
しかも漢字から話し言葉の表記へ一音一漢字を充て、独自の国語大系を確立してゆく。
農民が話し言葉で詠んだ歌を、万葉仮名に直す役人のような人が各地にいたのだろうか。
立国は文化から、文化は文字・言葉・歌から。
必死に自らの命題を遂行した大伴家持の偉大さが2時間に亘って多面的に掘り下げられた。

私たちは電子機器を持ち、電化製品に囲まれ、豊かに食べ装い、なにがしかの書物などを読む。くらべて大和・奈良時代の人は、それら無しで機微に優れ、何かにつけて情を込め歌を詠み交わした。

原歌: 多麻河伯爾 左良須弖豆久利 佐良左良爾 奈仁曾許能兒乃 己許太可奈之伎
読み: 多摩川に  さらす手作り  さらさらに  なにぞこの児(こ)の  ここだかなしき

武蔵野国の詠み人による一首。多摩川は麻布の産地だったという。
多摩川で手作りの布をさらしているとそれがあまりに美しく、我が子(娘?)のようにとても愛おしく感じる、という意味らしい。

今私は多くの便利なものをまといながら半人前の感性と教養しか持ち合わせていない。
万葉の人々は簡素な暮らしをしながら、身ひとつで十分麗しかった!
番組では当時の人々に対して“人間の底力”という言葉が使われていた。

恥ずかしさの埋め合わせに、再び富山市へ行き高志の国文学館を訪ねようと思った。

夏らしくなっている。

2019年7月30日(火曜日)

夏休みになり樹下美術館もお子さん連れの方を目にする。
小学の高学年?かなという女の子さん三人がおばあちゃんと一緒にカフェに見えた。
沢山名刺をつくってあるので皆さんに配った。
二人は姉妹、もう一人は友達ということ。
あとで聞いたことだが、三人はケーキを食べた後、おばあちゃんのホットサンドをみて、みなでベーグルサンドも食べたという。
咲いたばかりの花の匂いがするようなお嬢さんたちだった。

往診で往き来する鵜の浜温泉と海岸も賑やかで地元としては嬉しい。
近くを走るほくほく線も夏のお客さんを一生懸命運んでいる。

長梅雨を終え夏雲がもくもくとふくらむようになった(去る7月27日)。

雲が多かった今夕、日没直前からその雲が茜に染まった。

湿った感じがする軟らかな雲の夕焼けだった。

付近の信越半導体の工場がツートンに染まったいた。

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