昨年夏から始めている机上の一枚メモ。

2020年2月19日(水曜日)

昨年8月19日から、pcのキーボードの手前に大きな白紙を一枚置いてメモとして使い始めた。
大きめのカレンダーの裏を二つ折りして用い、12月末には両面を書き尽くした。一般のメモ用紙や手帖と違い、出し入れしなくて済み、座った目の前にあるので気楽に書ける。また、かなり以前の用件や覚え書きがそのままなので脈絡が分かりやすく、何かと便利だった。

 

昨年12月28日、四ヶ月少々で裏表を書き尽くした。

 

当日日付(12月28日)を付けて新しくした紙。
新しいカレンダーは小さめだったため片面のみ用いた。

 

その紙が本日このように一杯になった。
黒ボールペンの上から赤いマーカーで書いたり、下線を付けたりした。
道真公や天神様、訪ねた鎌倉のこと、新型肺炎など色々書いてある。

 

新たに本日の日付を付けて始める。

これまで身の回りで工夫してみたものの中では長続きしている机上のメモ。終了後、書き付けた英単語で覚えられそうなものや、面白い名詞などは手帖に写す。

雑多に書かれた文字や短文は、何らかの必要があって一度は頭を通過したものだ。書き終えた紙をあらためて眺めると、自分の脳を拡げて見ているようで、その拙さに少々がっかりする。
但し新しい紙はやはり気持ち良い。恐らくあとふた月足らずでこれも終わることだろう。新型コロナの件が好転するような断片が現れることを期待している。

庭の旺盛な雑草 見頃を迎え始めたクリスマスローズ。

2020年2月16日(日曜日)

雪が無いまま2月は半ばに入っている。
本日せっかくの日曜日なのに朝から雨が降った。夕方のローカルニュースで春一番が吹いたと聴いたが、強い風を感じなかった。

雨の庭は以下のような眺めでした。

暖かさのため雑草の勢いがすごい。取る分どんどんきれいになるので、除草作業を始めている。

クリスマスローズは見頃になっているものが増えている。

 

 

 

 

 

寒さが残る庭で下向きに咲くクリスマスローズはけなげで愛らしい。庭に大小50株はあり、これから順次開花を始めることでしょう。開館はまだ一ヶ月先、現在は写真ですがどうかご覧ください。

体を動かそうと、昨日に続きヒュウガミズキとミツバツツジを植えました。小さな苗木7本のうち、本日一本ずつ植え全て終了。雨の合間を見て行いましたので、そう濡れずに済みました。

来週の横浜行きを中止した 新型コロナウイルスは生活習慣も関係する少々変わった感染症なのか。

2020年2月15日(土曜日)

実は来週末横浜に泊まり、翌日は鎌倉で梅を見ることを1月に決め、新幹線とホテルを予約していた。
楽しみにしていたが新型肺炎の一件で急遽予定を全てキャンセルした。旅行は誠に残念だったが、どうしても足が向かなかった。

加うるに流行は市中に拡大する傾向を見せ、特に観光の動線にリスクを感じる動きになってきた。新潟県の報告は未だ無い。パニックほどではないが、医療関係者であるだけに万一発端になることだけは避けねばということがあり、中止して良かったと思っている。

ここに到り、海外ばかりではなく国内観光に二の足を踏む人も少なくないかもしれない。そもそもマスクをしてする観光は果たして楽しいだろうか、というのもある。その延長でいえば、この先何万というマスクをつけた観客が座るかもしれないオリンピックは、悪夢ではなければいいがと心配になる。

安易な見通しは厳に謹み、病態、疫学、診断、トリアージなどの精度を上げ、柔軟な受け入れ体勢を確立し、有効な薬剤とワクチンを急ぐほか道はない。未知の疾患だけに、大規模な知見を重ねている中国の真摯な取り組みと協力も不可欠であろう。

クルーズ船は果たしてどうすればいいのだろう。サーズとマーズにこの件はあったのだろうか、難しい問題である。
※ちなみに2003年6月9日更新として、以下の様にWHOから出された
国際クルーズ船における感染予防措置とSARS「可能性例」の管理 のページがありました。このたびの日本の措置の骨格はこれに基づいているのでしょうか。
http://idsc.nih.go.jp/disease/sars/update75-cruise.html

さて、言うまでも無く条件として密集と閉鎖環境は感染症にとって最悪であり、船そのものがそのままウイルスの培養環境にも変わり得る。新たな感染者と治癒者の平衡はどう推移するのだろう。水際をうたいながら感染者が増え続けているところをみると、防護マニュアルと実践テクニックの乖離が懸念される。検疫官や救急隊員の感染など、現場の疲労と汚染も想像され全く気の毒である。

一方で、繰り返される感染連鎖によってウイルス自身が変異強化されている懸念は払拭できない。当座多くを占める乗船者の引き取りに動きそうな米国の動向と日本の対応が一つの鍵になりそうだ。

それにしてもマスクは厄介な問題だ。感染者には吐き出すウイルスをとめると同時に、そこに蓄積させ濃縮させる装置に見える。一方予防者には空気中からウイルスを集め、局所の汚染を促す場所にも見えるのである。
特に慢性呼吸器疾患のある人にはマスクは苦しくてたまらないだろう。一般に呼吸の出納はかなりギリギリの平衡で成立しており、マスクによるわずかな制限が及ぼす心肺への影響は無視できない。高齢者に多い病態だけに感染の有無にかかわらず、このような人がいた場合、本当にマスクを付け続けることなどできるだろうか。

最後に、私は詳しくないが、船内の飲食と運動、あるいは喫煙などの感染症への影響は如何なるものであろう。これらの影響を受ける血糖の上昇機序ほか免疫能の動向もやはり気になる。
このことでいうとこのたびの武漢の正月大宴会、東京の屋形船での新年会はどうなのか。市中へ拡大した状況であれば、大勢の閉じられた密集空間における長時間の大声や飲食は、過労とともにいまやリスクかもしれず、配慮を要すべきものかもしれない。

サーズ、マーズとも私たちには経験が無い。いまのところこどもたちが免れていのは、疾患の一つの特異的側面であり、微妙な免疫の間隙を突いてきそうな点で、偶発的かつ大人中心の生活習慣が絡んだ感染症という、変わった病気でなければ良いがと、少し心配している。

落ち着いたなら是非とも横浜と鎌倉を満喫したい。

今夕江戸っ子ご夫婦と。

2020年2月13日(木曜日)

今夕お二人とも江戸っ子のご夫婦と食事をした。
清々しく傲らず、教養・経験とも十分で楽しいお二人。上越地方が好きと仰り再訪され、光栄にもひと時を共にさせて頂いた。

 

 

 

 

楽しく美味しかった上越市寺町は長養館のひととき。
美しい雪吊りの庭にはちゃんと雪が残っていた。

直江津の花火、鵜の浜温泉の人魚像がいいと仰り、有り難いことだった。

妻の茶会 凄まじい半沢鶴子さんの挑戦。

2020年2月11日(火曜日)

午前の小雪混じりの空が昼頃から晴れた祝日。
本日勉強と称して数人のお茶人を招き妻が茶会をした。何ヶ月も前からプランを練り菓子を予約し、数日前から懐石の仕度をしていた。

11時から始まった会の三時間半、孤軍奮闘した模様だった。

 

玄関。

 

碗ものを仕度する。
茶会の前半は懐石。飯、汁、向こう付けの盆から始め、途中のメインは碗もの。
誠に手前味噌だが、あまり手が止まらない妻の料理はまあまあだと思う。

 

今時分の常で、方谷浩明の雪寒北嶺梅馨南枝が掛かっていた。

 

さて世に茶人は多けれど、この人は特別ではないだろうか。全くレベル違いだが、このたびの妻には少々触発されている気配があった。

 


NHKで紹介されるお茶人・半沢鶴子さん。たまたまこれまでこの方のドキュメントを三回観た。

自ら車を駆って行脚し、土地土地の食材で懐石を作り出合う人に茶を点てる。自らに自然界の如き調和を願い、一日一日から何かを摘み取りたいと述べて終わりなき茶を求める。高潔な修業僧のようであり何か武士のようでもある。幼少に両親を失ったという半生も心打つ。

この方からは希望を知らされる。
ちょっぴり私と同じなのは満州生まれ。同郷の末席を汚す者には遠くからかすかな親近感を抱かせてもらっている。

在宅医療は大事業 ヴァレンタインのプレゼント ジョージ・シアリング。

2020年2月10日(月曜日)

月1出向いている百才が近いおばあさんは、通い始めてから4,5年は経つ。
促されてベッドで目を開けると一瞬笑顔風な表情になるが、すぐに眠ってしまう。これまで骨折をしたり、執拗な呼吸器疾患や皮膚疾患、時に裂傷を負ったりして何度も病院へ行った。介護者にとって、寝たきりの方を病院に連れて行くのはその都度大変だった。

毎夜二時三時にもオムツを替える介護者の娘さんは、表向きには文句を仰るが、強い愛情をもって接しているのが分かる。
在宅医療というと場合によって美しく聞こえなくもない。しかし癌の方や長い要介護4,5レベルの方を看るのは、一種戦争のようでもあり、ご本人も寝ているだけではなく傷だらけになって戦っている戦士のように見えてくる。
概して在宅医療は一大事業だ。

本日の訪問で、おばあちゃんからです、と言ってお宅からヴァレンタインのプレゼントを頂いた。

 

介護者が作っているルッコラ。それにチョコレート。

 

今夜サラダになったルッコラ。

 


ジョージ・シアリングのマイファニー・ヴァレンタイン。
若かりし時代にラジオからよく聞こえたシアリングは幼くして視力を失ったピアニストで作曲家。
アメリカで活躍したが、晩年母国イギリスから大英帝国勲章を授与された。
1950年代であろう録音はモノラル。以前も書いたがモノラルのピアノは残響が少なく音がコロコロと丸く可愛く聞こえ、私は嫌いではない。

ここへ来て寒さが強まり、冬が意地をみせている。
今日も寒かった。

寒波を免れている マンハッタン ・トランスファーの「SNOWFALL」。

2020年2月9日(日曜日)

先週からぐっと寒くなり何度か雪が降った。
難渋する程度ではなく数㎝の積雪だったが今期はじめて雪景色だった。そういえば今年は「寒気」という言葉を聞くが「寒波」は耳にしていない。
調べると、著しく冷たい気塊(空気のかたまり)でも一両日で去るものは寒気、広範に亘り3日以上居座るものを寒波と呼ぶらしい。

今年は寒さが来ても短期間で去って行くのが続いている、ということになる。今の所豪雪という災害的な気象から免れているのでやはり助かる。

 

昨夕、上越市大潟区の蜘蛛ケ池湖畔。

 

昨夕の大潟区蜘ケ池は瑞天寺の方向の眺め。

 


マンハッタン・ トランスファーの「スノーフォール」。
四人のコーラスグループ、マンハッタン・ トランスファーは何度もグラミー賞に輝いている。
しんしんと雪の降るさま、あるいは降り止んだ雪晴れの感じがよく現れていると思う。

四月からのお茶会のお知らせ 二度目の積雪。

2020年2月8日(土曜日)

樹下美術館では今年4月から毎月一回、

以下のように第4日曜日に薄茶のお点前でお茶会を致します。

簡単ながら季節の趣向をもってお迎え致したいと思っています。
第一回目は3月22日(日曜日)。
午後1時からと2時半からの二席
です。

どうかお気軽にご参加下さい。

お問い合わせなどは美術館の窓口か以下のお電話でどうぞ。
樹下美術館☎025-530-4155

 

今夕樹下美術館の寒菊。
本当に辛抱強い花だ。

本日午後、量は少ないが今年二度目の積雪。今のところ苦しみにあえぐこともなく、冬の風情を味わえる今年の雪。因果は分からないが時にはこんな年があってもいい。

今年前半の齋藤三郎(号:陶齋)。

2020年2月7日(金曜日)

今年の齋藤三郎展示は前半(3月~7月)と後半(8月~12月)に分けて展示致します。
前半は以下のように「陶齋の梅と椿」に致しました。

 

上掲は約30点の展示作品から一部を掲載致しました。

 

梅は二人の師富本憲吉と近藤悠三ゆずりの紋様ですが、椿は陶齋独自に始めました。椿は時代と共に変化が見られ、興味深く思われます。
どうか陶齋の春をご高覧下さい。8月~12月の後半は「ざくろ」と「秋草」をテーマに展示の予定です。

今年度の倉石隆 今年初めて辺りが白くなった。

2020年2月6日(木曜日)

小雪無雪は自然現象なのでともかく、武漢肺炎、よく分からない不倫に汚職に選挙法違反などで紙面?は賑やかですが、多くは例年のことかも知れません。
せめて樹下美術館は何とか爽やかに推移できれば、と願っているところです。

さて開館の3月15日に向けて、今年のラインナップが少しずつ出来てきました。本日は倉石隆の展示をご案内致します。
油彩は昨年好評でした「細長い絵」を延長して展示致します。良く言えばロングランというところです。
このほか氏が挿絵や表紙で携わりました多くの書物のうち当館が収蔵する本を展示いたします。

もとより小さなスペースですが、工夫をして展示する予定です。
ご高覧頂ければ有り難く存じます。

齋藤三郎(陶齋)の展示および今年の新機軸「毎月一回のお茶会(薄茶点前)」につきましても順次掲載していく予定です。

 

さて本日予報通り雪が降りました。あたりはせいぜい5~6㎝という感じですが、今年初めて積雪らしい風景を見ることが出来ました。午後は青空が現れ、昼の外出で車が示した車外気温は-1度、室内外とも寒い1日でした。

 

本日の樹下美術館

 

やはり白鳥は雪が似合っていました。

昨年は多くの催事を行い、オーバーペースを否めませんでした。
年令のこと、注力せねばならない本業。今年は催事を減らし、極力心身の〝安定〟を心がけたいと願っている次第です。

冬の晴れ間の柿崎海岸。

2020年2月4日(火曜日)

朝方などは雪交じりの雨が降っていたが、次第に晴れ間に変わり、午後からは安定した晴天になってしまった。
こんな日の昼休みをどう過ごすかは軽い悩み。出られるのは近隣なので、田んぼなら山と雲、それに水鳥を探し、海なら波と雲、時にカモメや千鳥に出会える。

出掛ければ何かしら目につくものがあり、写真も撮れる。欲張ったら切りがないが、頸北はそこそこ近隣に恵まれていると思っている。

本日は柿崎海岸に行った。

 

 

 

空が青いと海も青い。2月ともなれば日射しに強さが出てくる。

 

 

珍しくシーグラスが上がっていた。
良いのを選んでショップのペンダントに出来そうだ。

 

晴天を喜んだのはつかの間、明日は寒気が降りて平地も雪になるらしい。雪よりも寒さの方が気になる。

テッポウユリの球根 雲の変化。

2020年2月2日(日曜日)

本日日曜日の日中は気持ちが良い晴れ間も見えた。気温は少々寒いが、買ってあった鉄砲百合を午後から植えた。
50ヶあった球根を30は植えた。いつもは深く植えるが、すでに芽が伸びているものがあるので浅めにしてみた。6月に真っ白な花を沢山咲かせるのを楽しみにしたい。

 

晴天の午後の米山は雲に被われていた。

それが夏のカナトコ雲のようにぐんぐん上昇して広がるや、30分もすると今度は山が見えてきて、雲は透け、散って行った。
空全体を被う灰色の雲は動きもしないが、塊の雲の変化は早い。

誕生日。

2020年2月1日(土曜日)

昨夜半12時過ぎて寝る仕度をしていると元気なトーンで、○○才おめでとう、という妻の声。
本人は祝っているつもりであろうが、私としては何か良くないことを宣告されているようで、例年なんとも言えない気持ち。

いよいよ今年、父親が生きた年令を歩むことになった。
父も私も同じ誕生日なので、時々互いの年令を重ねて何とはなしの思いを巡らせてきた。

以下いつものことで申し分けありません、妻が用意した精一杯の夕食です。

 

 

 

1月生まれは目出度い、3月生まれはもう春、その間で2月はブルブルと寒い。それで2月生まれの人に会うと寒い月に生まれましたね、と言ってシンパシーを覚える。

今年も出来るだけ健康に気を付けて、自分の事は15パーセントくらい、皆様のことを85パーセントくらい考え、また頑張ってみたい。

 


昭和54年の早春に初めて聴いた曲。
皆様のためなどと言いながら、誕生日祝いに好きなアルビノーニのオーボエ協奏曲のうちの1曲からアレグロのパートを掲載してみました。

倉石隆の幼年向け絵本の挿絵。

2020年1月31日(金曜日)

樹下美術館の常設展示作家、倉石隆は人物を多く描きました。
モチーフとしたのは主に油彩の成人の男女ですが、版画やデッサンでは少女象もよく見られています。

氏は挿絵分野の仕事もされ、これには以下の少年少女向けの書物が少なくありません。
「カラマゾフの兄弟」や「罪と罰」「白鯨」それに「小公子」など世界の名作。さらに「森の少女」「二人のイーダ」など日本の現代作品でも仕事をしています。

ところで過日ネットの古書サイトを検索しましたところ、氏の未読の挿絵が見られる本が二冊見つかり、入手しました。
最初の一冊「ひかりのくに」の挿絵を見て、本当にこれが倉石隆!?と驚きました。これまで見てきた大人の倉石隆とは全く異なっていたのです。

 

「ひかりのくに昭和52年4月号」 ひかりのくに株式会社発行。
表紙/赤坂三好

上掲の本から「みんなともだち」のページにおける倉石隆の挿絵。
こどもが一杯。なんとも可愛い倉石隆です。
4月号ですから入園生活に向けたページだったのでしょう。

 

次は1971年のドレミファブックからです。

 

「ドレミファブック20号」1971年10月 株式会社世界文化社発行。
倉石隆と親交があった小野木学が表紙と「1しゅうかんのうた」を描いています。
表紙には小野木氏の青い時空がちゃんと広がっています。

 

上掲の本のコンテンツから「おつきさんとぼうや」のページの倉石隆。
作詞/サトウハチロー 作曲/中田喜直です。

ついたち おつきさん ぞうさんの おめめ
おめめの おつきさん どんなものを みてた
かわいい ぼうやと ぼうやの おじぎ
それから わんわんちゃんの さよなら みてた

以上は一番の歌詞で、二番は三日月おつきさん、三番が半欠けお月さんでした。
夜空に浮かぶ大きな大きな象を鉛筆画で描いています。ファンタジーのほか、月の満ち欠けやおじぎなどに、それとなく興味を持つよう詩に心遣いがなされているようです。

月刊誌「ひかりのくに」は現在も出版されていますが、20㎝ステレオLPレコード付き「ドレミファブック」は20巻をもって終了しました。

二つの児童書とも著名な詩人、音楽家、画家が携わっています。
画家は友人達と互いに仕事を分け合い、積極的に関わっていたことも窺われました。
倉石夫人によると、氏は挿絵の仕事に際し、考証を研究しデッサンを重ね、喜んで取り組んだということです。

今年の樹下美術館の開館3月15日(日曜日)が次第に近づきました。
今年の倉石隆は好評だった細い絵を継続し、ボックスに氏が関わった書物を展示する予定です。
齋藤三郎の陶芸は前半を「梅と椿」、後半には「ざくろと秋草」の絵付け作品の展示を予定しています。
どうかご期待ください。

 

 

本日の訪問診療の折、水田で数百羽のマガンが食餌していました。

かなり道路に近いので驚きました。飛来して二月余り経ったので馴れたのでしょうか。
車を止めてカメラを構えても、さほど動揺した様子が見られませんでした。
例年なら黒みがちの雁は雪の中で目立つのですが、今年は土に紛れて見つけにくいのです。その点も雁たちには安心なのかもしれません。

二つのOn the Sunny Side of the Street(明るい表通りで)。

2020年1月29日(水曜日)

雪はいずれは降る、という思いは外れ、間もなく2月になる。
降るのは雨ばかりで釈然としない。

そんな日頃、「On the Sunny Side of the Street(明るい表通りで)」を掲載してみました。

 


気持ちが良い戸外でセッション。ギターしかり、歌もベースも上手いと思いました。

 

この古い曲は非常に多くのミュージシャンによって取り上げられています。木陰の演奏はとても素敵ですが、ホワイトハウスで演奏するというのも珍しいのではないでしょうか。

以下はその演奏、1984年生まれのエスペランサ・スポルディングが大統領の前で歌う「On the Sunny Side of the Street」です。


2016年、国の創作活動祝賀イベントのような場所の演奏。
〝ジャズはアメリカのクラシック音楽。ブルースは南部の田舎から生まれ、ジャズは都会的でクールな音楽になった〟というようなことを最初に述べている。
自信に満ちた表現とテクニック、圧倒的なエンディングが素晴らしい。
ちなみに彼女は2009年、オバマ大統領のノーベル平和賞受賞の際も面前で演奏している。

奨学金で学び既に三度のグラミー賞に輝いているという。
「演奏には責任を自覚している」
「常に自分自身への問いを繰り返してきた」
過去のインタヴューではこのような主旨を述べ、含蓄ある言葉だと思った。

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