本日展示ケースに載った齋藤三郎の湯呑と盃。
本日曇り空の日曜日は気温が上がり髙田の観測で19,8度にもなっている。
今年の常設展{コレクション展)は陶芸「齋藤三郎の湯呑と盃」、絵画「倉石隆の新旧コレクション展」です。
開館を前に準備が進み以下のようになりました。
まず今日は陶芸の一部です。
鉄絵
展示は大きく分けて入り口から茶色や黒の「鉄絵」、時計回りに淡い赤紫が使われる「辰砂(しんしゃ)」、続いて多色を用いる「色絵」、正面から右へ青で描く「染め付け」、最後は盃各種です。
所々に急須と徳利を添え、一つの器を一個と数えますと92点の展示になりました。
小さな器に齋藤三郎らしさが滲む湯呑や盃を展示したいという思いがようやく叶いました。飾り物ではない実用の作品には自然と親しみが湧きます。
4種の絵付け技法や草花のモチーフ、そして形状などをどうかお楽しみください。
開館が迫った 争い 勇み立つ首相。
年度の展示案づくり、告知(刷り物、ブログ、ホームページ)、什器補修、展示準備、キャプション作成、来館者配布文作製、、。75日間も冬期休館があるというのに、例年最後の3,4日はスケジュールに追われっぱなしになる。
来館者さん向け説明文が当日朝に刷り上がるのはしばしば。
ちなみに印刷物はチラシなども全て自家用のpcプリンターで、これが当日まだ誤字があり抹消線を入れて配ったりする。
今年は開館15周年に当たるが、祝いの集まりなどを止め、ささやかながら記念特別展を三つ予定した。
本日休憩中、三つもやって大丈夫ですか、とスタッフが心配した。心配は仕方が無いが張り合いに変えて皆で頑張りたい。
さて作業が終わり短時間庭仕事をした。
するとギャーギャー、ギャーギャーと電線がうるさい。
ムクドリだった。
この鳥は普段からうるさいがメスの取り合いと巣の取り合いでひどく争う。からみあったまま壁に激突したり屋根にも落ちる。
鳥は争うがまず仲間同士相手を抹殺すること無くどこかで収める。しかし生きものの頂点としてはばからない人間は、個人はおろか他国、他国民を抹殺するまで残虐を行い得る。
動物たちは進化の過程で一般にそのような事へのブレーキが掛けられたようだが、ひとり人間にはそれがスルーされた。
悲しくもむごいこの事は一体何を意味するのだろう。
考えてみれば進化と言わず何事も頂点は危うい(悪いという意味で)。長く続くほど危険や悪辣さに近づくのではないか。世界のスピードは一段と加速化した。幾つかの王朝しかり、我が国においても一党支配が長くなり、良しとしている間にきわどく、よりキナ臭くなっている。
さて本日、
ウクライナ戦争とコロナの今こそ改憲と首相が述べた。
残酷な戦争のさ中で今こそ党利党略とは。
心痛む大変な時に微笑むのは邪(よこしま)な一群だけだ。
今夏の選挙が決戦だと不似合いにも勇み立っていた。
敢えて文化、信条を二分し国民を選別するつもりらしい。
賢く自衛隊法を運用すれば危機に耐えられる。
集団で優越欲求などを満たしている場合ではない。
太平洋戦争が遠い世代は何事も空勇ましくて困る。
コロナとウクライナ戦争に加えていま改憲とは。
歴史の果てがこれでは これが戦争ですと平気で言う人もまた病んでいる
砲弾に蹂躙される豊かそうな国土と善良そうな人々
創造と破壊、成熟と未熟、洗練と野蛮、健康と病が今日諍う
努力の果ての現実なら歴史とは何なのだろう
これが戦争ですと平気で言う人もまた病んでいる
※健康と病→人格の健康と病です
午後から庭仕事をした
心弾むべき仕事も没頭できず胸騒ぎが収まらない
痛ましい国との時差は7時間だという
22時を回ったキエフはいま15時過ぎだ
狙われた人々を思い蛮行への憎しみがつのる
これが戦争ですと平気で言う人もまた病んでいる
庭で鳥たちがさえずり巣作りをしていた。
春の歩み。
3月の足の速いこと、もう9日になりました。
二月が降ったり止んだりの繰り返し。そのため足踏みをしているように感じられました。このところの暖かさもあって今月の足は速く、どんどん進むようです。
以下は本日の庭と海です。
毎春、今ごろはここに雪が残ります。
ちなみに昨年は以下のようでした。
本日鵜の浜温泉に近い駐車場の夕暮れです。
左の山陰に沈んでいた陽が海の上へと出て来ました。
先にはまだ寒い日や雨の日があり、雪さえ降るかもしれません。変わりやすい空に花や鳥を混ぜながら温かく賑やか春へとなるのでしょう。
キューバ危機よりはるかに危険な状況 ウクライナは可哀想だ。
3月7日、プーチン大統領は世界の48の国や地域を非友好国と指定した。
世界は図らずも第二次世界大戦後の東西冷戦に再び戻りつつある。だがこの度の侵攻は1962年に起こった冷戦の最大危機といわれるキューバ危機よりはるかに危険な状況だという。
1962年、当時核使用が現実みを帯びたが、ケネディ米大統領のキューバ封鎖によって、フルシチョフソ連首相が目指した対キューバミサイル配備を中止して収まった。
米国の対岸へのソ連製ミサイル配備は世界を震撼させた。米ソはその後和解するが、アメリカを訪れたフルシチョフ氏の好々爺ぶりは意外だった。
今回の事案が1962年当時よりケタ違いに悪いことは、プ氏の直接隣国侵攻の無謀さと核使用の言及に漂う底知れぬ闇の深さが異様なことだ。
キューバの時の自分は学生で遠い所の話のように聞いていた。しかし今回のプ氏のあからさまな行為は逐一日常とシンクロして伝えられ、肌身に恐ろしく感じられる。
このたび両国と敵対関係が薄いトルコが仲裁を始めるらしい。だが双方一歩も引かないことだろう。仮にロシアが東部の大部分を獲って終わるようなら実質勝利であるが、容認できない。さらに朝鮮半島のような分断支配になるならば不幸はより深刻だ。
亡命政権、分断、傀儡政権、抗戦、ロシア国内クーデターほか、私達を含め一体どうなるのだろう。
今回の伏線が以前からあった米国のウクライナへの関与だとするなら、トルコ仲裁を機にいよいよアメリカの出番なのか。それともヨーロッパ主導で動くのか。いずれにしても第三次世界大戦だけは無しにしてもらいたい。
映像の市街は完膚なきまでに破壊されたシリアのそれに類似してきた。
蹂躙されるウクライナは本当に可哀想だ。
今日から私の胸についた小さな意思表示。
早春の黄色 静まりかえる水田 「おはなし」。
午後から予報通りに晴れて来た本日。
在宅訪問のお宅の庭でロウバイが満開だった。
キブシ、アブラチャン、マンサク、そしてサンシュユやロウバイ。まだ雪が残ろうという野や庭の花は黄色が多い。いきなりまっ赤な花を咲かせるなら、見る者がびっくりするので柔らかな黄色から始まるのか。そう言えば春早く咲くフキノトウや水仙、トサミズキなども黄色だった。季節は色の調子を知っている。
アブラチャンは近隣で見たことはないが、ある先輩が良く知っていて驚いたことがある。2012年春、母の故郷を訪ねて九州を旅したとき、大きな木を何度か目にして感激した。
2012年3月下旬、唐津の先の峠のアブラチャン。こんな盛大に咲くとは。
1969年の曲「おはなし」。
一両日、昼休みに近隣を走りましたが、雁、白鳥、もちろんハクガンも姿がありませんでした。鳴き声ひとつ聞こえず田や池は静まりかえり、淋しい眺めでした。一斉に北へ帰ったのでしょう。
12月中旬からおよそ2ヶ月半。何のもてなしもせず色々写真を撮らせてもらい、有り難うございました。当地の冬が気に入ってくれたなら来年はさらに沢山で来てください。
当分良いお天気が続きそうです、開館まであと7日となりました。
サディスト王のホロコーストと結末 その脳脊髄 ストレスだが理性に頼るしかない。
現在、最悪のサディストと化した元首は核も使用しかねないほど悪魔化している。いくら元首でも核に手を出すようでは国民は困ろう。余りにも人間ばなれしているので側近全てが同様に悪魔化しているとは限らない。
現実にサディスト王の行く先が核ボタンだとする。いざ彼がボタンに手を掛けるその時、側近の誰かが王を撃つのではないだろうか。
この人はいつか撃たれる。これは終わりの一つの形だが、類似のシチュエーションはいくらでもある。今すぐ起きることではないかもしれないが、いわゆるクーデターの可能性は否定出来ない。
暴君は若者を側近に置かない。自分を撃つかもしれないからだ。若者は思い詰めるうえ、死して失うものも無いと考える。一方老人たちなら洗脳も十分で、数多い子や孫と類縁は人質化されているので御身が大切。老人側近による暗殺リスクは無視できるよう段取りされているはずである。
取り巻きが老人ばかりのある王朝の不思議もその点でうなずける。
ところで、
言われるようなバッファーとしてのウクライナなど考えられない。
バッファーは遠い他人が安心するための慰めにほかならない。
無慈悲なサディストがコントロールする祖国に誰が帰るだろう。
いささかの愛が存在するなら暴君の失脚まで他国で生きる方がいい。
※バッファー:緩衝地帯、緩衝国、緩衝液(研究室でよく使った)
現状は宗教や民族の相克ではない。サディスト王の長い羨望と不信の感情ホロコーストだ。一人の内的事情で一国の国土と国民の命が蹂躙されるとは神も仏も無い。帝政と革命の落とし子が作った修羅場。しかし両国民の精神が何とか維持される限り、滅裂王の失脚はあり得る気がする。でなければ余りに無慈悲だ。
サディスト王の脳脊髄。
過日の柿崎海岸に上がっていた流木。
非常に重そうなので当分ここにあるのでは。
モスクワ-キエフは約700㎞で案外近く上越市-下関市ほどだ。
ウクライナは大きくて肥沃な国。大国への成長が嫉妬されたのか。
詳しくはないが対ウクライナは戦術・戦略的核兵器使用に向いた距離なのかもしれない。しかしながら使用は偏西風の影響でりロシア国内随所にホットスポットを形成する危惧がある。
それより、暴君が同胞、盟友など知ったことかと、シェルターに籠もりボタンを押そうとするなら、誰かが止めないと、どこかの国がパニックの2発目を打たないとも限らない。その後の核狂乱を止められるほど世界は理性を維持できるだろうか。
日暮れの海岸で恐ろしげな流木を見てから色々妄想してしまいました。
わずかながら寄付をしようと考えています。
春陽の海と花 沈みがちな気持を樹下美術館で癒やして。
三月になって最初の日本晴れとなった本日。柿崎海岸を歩いた。
風が収まった海は濃く青く時にエメラルドグリーンに染まっていた。
これは昨日吉川区の溜め池で見たミコアイサ。
白黒が雄、左端の茶の頭は雌。
カモの一種ですが雄はサングラス風の目とヘアスタイルが生意気。
昼の美術館で春陽のなか雪囲いが外され片づけられていました。来週は気温が上がり晴れ間が続くようですから、15日の開館はかなりクリスマスローズの開花が見込めそうです。
このたびだけは遠くで行われている戦争がぐっと身近に感じられます。
コロナと戦争、、、。
沈みがちな気持を樹下美術館で少しでも癒やして頂ければ、と願っています。
ウクライナは可哀想な国 ふと高校時代の「Animal Farm(動物農場)」が蘇る 当時の二人の恩人。
「コルホーズ ソフホーズ」。高校時代の地理でY先生が何度も口にされた言葉だった。
そのたびに「ウクライナ」も。
以来肥沃で広大な地にコンバインが似合う農業地帯は、寒い観念が先立つソビエト連邦の中で唯一温かさと豊かさのイメージがあった。
そして同じ高校時代、月2回通った英語教師のもとで読んだイギリスの作家ジョージ・オーウェルの「Animal Farm(動物農場)」。このたびのウクライナ侵攻でそれも思い出した。
「Animal Farm(動物農場)」の話はこうだった。
酒浸りの農場主のもとで辛く理不尽な生活を強いられる家畜たちが反乱を起こし、平等で主体的な自治を目指した顛末の物語だ。
“2本足(人間)は悪、4本足(動物)は善”、“ベッドで寝てはならない”、“動物を殺してはならない”など7項目のスローガンが掲げられ、そのもとで動物たちは懸命に働き成果も上がってくる。
しかし農場は、演説が上手い手下と、子犬を自らの番犬に育て上げたリーダーの豚に牛耳られるようになる。リーダーと同様、豚たちは特権的で、かって人間が住んだ家で番犬に守られながら、禁止した酒まで飲み贅沢な生活をはじめる。
彼らは計画書や書類を書いては焼き捨てることを繰り返す。あまつさえ上層の豚たちは収穫を人間と取引し、最後に2本足で歩くまでになり、当初の理想は失われ、事態は以前より遙かに悪化する。
読んだ当初は、人と動物の風刺物語程度に感じ、さほど面白く無かったが、次第に深刻な真実が書かれていたことを知るようなった。
さて常に不条理を強いられるウクライナは可哀想な国だ。
帝政ロシア時代、広大な国の食糧を支えた農民は「農奴」として最下層の悲惨を味わされ、革命後はソフホーズ、コルホーズの名のもと国家管理される。
1932~33年にはウクライナを中心に人類史上最悪と称される飢饉「ホロドモール」が起きる。
外貨を稼ぐ為に農産物は輸出に回され、過酷なノルマと常態化した飢えに耐える農民をさらに飢饉が襲う。医師は農民を診る事を禁じられ、パンを食べられない農民は犬や猫や草を食べ、抗議する者は収容所送り、子殺しが拡がり、路傍に次々と死体が放置され、数百万から千数百万人が死亡したと言われる。
後の政権は飢饉は国全体で起こったもので、ウクライナに限られたことではないと弁明する。しかし同地方には以前より先進性と自由の気風があり、帝政やその後の共産主義体制に対しても批判的な空気が存在した。
それが気に入らなかったスターリンは策を弄し同地をいっそう深刻な飢饉に追い込んだといわれ、現在もそのいきさつは払拭された訳ではないという。
不条理を強いられるウクライナは可哀想な国だ。
この色が国旗になっている。
侵攻はまさに現実であり、根源に優越欲求が染みこんだ確信犯的な行為にほかならない。
我が国の首相は難民を受け入れると明言した。大変だが何を於いても急いですべき救済措置であろう。上越地域に彼らが来ることがあるなら揃って歓迎しなければならない。
さてこの機にかねての願望、改憲を言い出す人はすくなくない。しかしその人たちはウクライナ侵攻のお陰ですと、ロシアにお礼を言わなければならない奇妙な立場に立つことになる。
勇ましければ良いというのでは軽くて小さなプーチンの量産でしかない。
ひるがえって首相の先の救済決意は理性的で有益、立場をわきまえた指導者として信頼に足りるものとして写る。
※赤文字、後日(3月12日抹消、無いつもりでお読みください)
改憲は誰が口にするかで性質と将来が全く異なる。どういう人がどんな言い方をするか慎重に見なければならない。
ところでこの度の侵攻で、「動物農場(Animal Farm)」を思い出し、検索するとスタジオジブリ版のアニメ映画があったので申し込んだ。
本日到着したので早速観た。
最初に指導者になった良い豚。
権力を志向する別の豚が飼育するどう猛な番犬に抹殺される。
同映画は伝説のイギリス・アニメーションスタジオ「ハラス&バチュラー」が1950年代に制作し、スタジオジブリ美術館が国内向けに上映、出版したもの。
「動物は他の動物を殺してはならない」は最後に「理由なく殺してはならない」に変えられるのが今さらながら恐ろしい。
公の大切な書類を燃やしてしまうようなリーダーは、数年前までどこかの国にもいた。気を付けていないと動物農場はどんな国でも簡単に生まれる。
前述の英語教師のもとで動物農場のあとバートランド・ラッセルとジョージ・ケナンの随筆集が教材になった。内容を訳す以上に問題を考えることが重視されたと思う。
わけても、“今で言うwin-win”、“議論と多数決”、“偏狭の排除”、“粘り強い交渉”、“中庸(ニュートラル)の貴重”などを熱心に説いた当時40才の美しい教師。最後になると、“あなたは理系ではなく文系に進んだら”と言った。
※後日加筆→“熱狂の危うさ”も何度も出ました。
この人と、世間知らずの私に、物の大切さと世間の義理を説いた下宿のおばさんは大事な恩人。
新潟日報おとなプラスに当館のクリスマスローズ 近くで出会ったハクガンとマガンの群 政治指導者は精神分析や教養試験を受けるくらいの、、、。
一昨日2月26日の新潟日報の土曜版「おとなプラス」の表紙を樹下美術館のクリスマスローズが飾っていた。
昨秋ライターさんから季節が来たらクリスマスローズ-を取り上げます、その時には樹下美術館の花の写真を使わせてください、とお話があった。
それがこの度の特集「クリスマスローズ-」が近づき、慌てて写真を選んで送った。とてもきれいに出して頂き、感謝に堪えない。
私などと違って前年からの予定をちゃんと完成させ刊行される。さすが新聞の突破力だと感心した。
クリスマスローズ-の一大産地新潟市秋葉区の生産者さんや、大規模に展示する長岡市の越後丘陵公園を丁寧に取材され読み応えある記事にされていた。いつもながらさすがのライターさんだった。
雪が少なかったが花期は少し遅めの予感。3月15日の開館ころからポツポツ始まると思われる。少々恥ずかしいが皆様にも見て頂きたい。
さて本日午後の当地は一時14度にもなり、遠く北から飛来している白鳥や願達には温か過ぎはしないか、と心配だった。
気になって見に行くと、田に雪はなく場所によってすっかり乾いている。少しでも山側に近づくと雪が残っていたり、水が冷たいので鳥たちは気に入るのではないか、と思った。
その山方面に少し向かうと、
かなり道路に近い所にハクガンとマガンの群がいました。
道路の両側の田で稲の根を食べているようでした。
戦争。誰がリーダーになるかで決まってしまう。原始的な欲望、嫉妬、羨望、何かしら深いコンプレックスの反映、、、。特定の人に対してとても愛想が良いが、詳しくみれば罪深い危うさを秘めたままか、それ以上に悪徳を深める。
国は上に行くほどまったく変な具合になっていて、最もなってはいけない人が指導者になることまである。本人、支持者とも権力の甘い感触に触れると、潜んでいた危うさが顕れ、常軌を逸するようになるのであろう。
たとえ仕向けられたにしても、戦争を始めるくらい政治の病理は深い。指導者は選ばれる以前に何重にも精神分析や教養試験を受けてから立候補するくらいの関門をくぐってもらいたい。在任中は適宜それらを受けるのを義務にしてもいい。立場を考えれば決して厳し過ぎることはないと思う。
独裁国家はもうどうしようもないが、奢れる者久しからず、は真理であろう。それにしても迷惑な話である。
東から夜汽車の音や明日晴れる
東風運ぶ夜汽車の音や明日晴れる
2022倉石隆の絵画常設展示のご案内。
今年の絵画展示は倉石隆の「新旧コレクション」。あまり普通に無いタイトルかもしれません。
昨年幸運にも3点の倉石作品が収蔵され、そのお披露目を兼ねて収蔵品の裸婦像から似た雰囲気の5点を選んで一緒に展示することに致しました。
会期は開館の年3月15日(火曜)~閉館の12月15日(木曜)。但し15周年記念展示に際してはお休みさせて頂きます。
その人らしさを一生懸命描いた倉石隆らしい作品のほか、1点ヨーロッパの風景「運河」が明るく入りました。
どうかゆっくりお楽しみ下さい。
今年の陶芸コレクション展です。
2022年3月15日(火曜日)今年度の開館です。
・初めに陶芸「齋藤三郎の湯呑・盃展」のお知らせです。
・多彩な氏は小さな作品にも青磁、鉄絵、染め付け、辰砂、色絵などの技を用い精魂込めて制作しました。
・15周年記念特別展では本展をお休み致します。
開館10:00 閉館17:00 祝日以外毎水曜日が休館です。
本年もどうか宜しくお願い申し上げます。
下萌えの田に水鳥、ハクガンまで。
中旬以後、寒い寒いと言いながら過ごした。度重なる寒波に見舞われたが、幸い私の所の雪はひどくなかった。
本日午後お休みの日、少々眠かったが晴れそうな空を見て鳥を探しに行った。
出た甲斐あってタゲリ、コハクチョウ、マガン、ヒシクイ、たまたまハクガンまでもいた。
鳥たちを見たことはもちろん嬉しかったが、それ以上に彼らが下萌えを食んでいたことに少々胸が熱くなった。
2月になって何度か田を回ってみたが姿が無かったハクガン。
もう居なくなったのかと淋しかった所へひょっこり出会った。
1月29日以来だった。
雪の下から現れたわずかな緑。ヒシクイのオレンジの足が映える。
若草というには幼いが明らかに緑色に変わりつつある。
周囲より髙い農道や端の斜面は雪消えも下萌えも早い。
鳥たちは目ざとく見つけて集まってくるにちがいない。まだちょっぴりだが新鮮で美味しかろう。
ずっと繰り返した寒さ。しかし週末から気温が上がり穏やかな空が期待出来そう。
いっとき吹雪いた日 小杉未醒(後の放菴)の短冊。
本日も寒波で寒く、海岸部の大潟区の仕事場も一時吹雪になった。しかし今冬の当地は降るには降るが短時間で、不思議なことに今年は特に積もらない。
樹下美術館は2007年開館後しばらく「齋藤三郎ゆかりの人々」の小さなコーナーを設け、交流した文化人たちの作品や書物を展示していた。一年ほど続けたところで齋藤三郎だけに絞ろうと考えて止めた経緯がある。
しかしその為の作品や本を集めていたのが、今年の15周年特別展「齋藤三郎ゆかりの人々」で出番が回ってきた。
主に小品だがあらてめてみると、集めて良かったと振り返られる。
上掲の小杉放菴の作品は精魂込められた椿が雪中に香り求心力があり、短冊とは思われないほど素晴らしい。
開館したら是非観ていただきたい作品の一つです。
同氏の作品はほかに2点展示致します。
※小杉放庵は晩年を赤倉で過ごしました。
ところで月初め2月2日に今日は2が五つも重なる日だったと書いた。すると今朝これみてと妻が新聞を出した。そこに「今日2022年2月22日は2が六つ重なる。こんな日は1222年の2月22日以来800年ぶり」だと書いてあった。新潟日報「日報抄」の記事だった。
この所の寒さ 骨折→医療から福祉へも相談 開館が迫る 一昨日は柿崎のチドリに遊んでもらった。
この一両日の寒さと風は執拗で、できれば出たくない。
北海道の北東の沖合にある低気圧は台風並みの強さで、道内の吹雪の映像などは凄まじい。
午後の悪天下、訪問先のワクチンが一件に片方の下肢の激しい痛みの往診が一つあった。転倒や打撲がないのに、こちらが下肢を動かそうと触るや悲鳴を上げて痛がられる。
車椅子の高齢者の移乗や移動において、不意のひねりなど外圧により骨折を生ずることがあり、この方はそれが疑われた。
病院の整形外科に予約し救急車の手配をした。付き添う老々世帯のおばあさんが、“以前は何でも世話できたが段々大変になったので切ない”と仰っり、先に福祉相談が必要となった。お年寄りの経過は千差万別だが、介護保険後、研修と実務を重ねて担当部所の相談能力は様変わりしてきた。遠慮せず相談することが大切になる。
さて今年の美術館開館が三週間余に迫った。三ヶ月の冬期休館とはいえ宿題も多く、あっという間に過ぎる。大事な特別展などの告知ファイル作成がまだ終わっていない。
作品撮影は出来たので、今週末中にはホームページやブログにお出しできると思う。どうかもう少しお待ちください。
ところで一昨日午後いっとき風雪が和らいだので柿崎海岸を歩いた。思いもよらずチドリが沢山いた。
貝殻が沢山上がっている日のチドリは
保護色の効果でいっそう見にくくなる。
以下の写真に6羽いますが、分かるでしょうか。
以下矢印が答です。
目立つ一羽の動きにピントを合わせ適当にシャッターを切ると周囲に何羽も写っていました。
次は5羽です。
これまで海岸の散歩に多少の辛さを感じていました。しかしこの日かなり歩いたのですが不思議と楽でした。チドリに遊んでもらったせいでしょう。
チドリも何種かあり柿崎のはシロチドリのようです。このところ一羽二羽と、少ししか見ていなかったのがこの日10羽はいましたので嬉しかったのです。
- 花頭窓、二十三夜塔、庚申塔、社寺
- 樹下だより
- 齋藤三郎(陶齋)
- 倉石隆
- 小山作之助・夏は来ぬ
- 聴老(お年寄り&昔の話)
- 医療・保健・福祉・新型コロナウイルス
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- 明け暮れ 我が家 お出かけ
- 文化・美術・音楽・本・映画・スポーツ
- 食・飲・茶・器
- 拙(歌、句、文)
- こども
- 館長の作品。
- 木村茶道美術館の貴重、庭園の紅葉ライトアップと駐車料金。
- 木村茶道美術館の寒月茶席に伺った 素晴らしい本阿弥光甫のお茶碗。
- ゴルフ場でトマトジュースの汚れを口を使って落としてみた。
- 晩秋、驚くほど当たる天気予報のゴルフ 朝日池のコハクチョウ。
- かって認知症だった人、晩年の「ありがとう」は「すき」と書かれた。
- 妙高市はいもり池の近く「ギャラリー峨々」を訪ねた。樹下美術館も紅葉。
- 再び良寛椿の苗。
- 1本の木にキンカンとカラタチの実が。
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- カフェのノート、スケッチブックの絵、ブログ展その3。
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- 明日からジョケラさんの展示会 高宮あけみ展のご来館有り難うございました。
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- 来たる11月7日からラッセル・ジョケラさんの展示会 晩秋の花 近隣のコハクチョウ
- 先週末の種々。
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- 「ラッセル・ジョケラ木工展」 可愛いお子さんとおじいちゃん。
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