大きな鯛 芝に施肥。

2023年5月16日(火曜日)

一昨日は鯛ソーメンを書いたが、その日別に同級生から鯛を頂戴していた。50センチ以上あろうという大きなもので桶からドンとはみ出た。冷蔵後、妻はスーパーの魚売り場で捌いてもらった。

2カ所の大手のスーパーで、持ち込みが多く手が回らないと断られ、近くのしみず屋えびす浜店で、どうぞ、と言って対応じてもらったという。魚部のそのお爺さんは、15分もあれば出来ます、と言って切れ味鋭く美しく捌いてくれたと妻は喜んでいた。

頂いた直後の鯛。

昨夕食の潮汁。コンブのダシも良く、何回も箸が止まるほど美味しかった。

安塚がご実家のIさん宅から頂いたタケノコとワラビが卵とじで出た。

鯛はまだ身もアラもあり楽しめそうだ。

さてその日仕事後、前回の続きで美術館の芝に施肥をした。

一回にこの程度の量を4回撒いて終わった。

向こうに張った2本のロープの間に撒いていく。一列終わると1本を隣に移して出来るだけ均等に撒く。これがなかなか難しいが、本日でカフェの前が終った。今後さらに全体に目土もして、梅雨の頃にはもっと青々と蘇ってほしい。

忙しかった先週の種々。

2023年5月14日(日曜日)

先週末から本日日曜日までの空は晴れから雨へと変わった。
先週月曜と金曜は小学校の健診、水曜日に高齢者施設で第6回目のコロナワクチン接種の問診、当院でも土曜日から接種が始まり、忙しい週だった。
ワクチンは今後約40日間毎日10人ほど接種する予定。看護師が仕度し私が接種をするが、毎日10人は以前の半分程度なので助かる。

さてさる11日金曜日はよく晴れ仕事場のカーポートの屋根を被うナニワイバラは満開だった。およそ20年前、たまたま入った新潟市内の小さな花屋さんで買った6,70センチほどの小さな苗がぐんぐん伸び、カーポートの屋根へと誘導した。それが肥やしも遣らないのにあっという間に屋根一面を被い、数年前随分刈り込んだのもつかの間ふたたび溢れんばかりになった。

5月11日、愛車ハイブリッドカローラを美しく飾っている。

ところで一帯の海で鯛がよく獲れているらしい。

5月12日(金曜)夕食は買った鯛で「鯛ソーメン」、向こうは新じゃがの炒め煮。

食後に鈴木秀昭さんの器でコーヒーと好物のカリントウ饅頭を。饅頭は半分し次へ残す。

さて昨日の夕飯は焼きそばど水餃子のスープ、それに鳥取湯町窯のエッグベーカーで焼いた卵がついた。

向こうにあるのが鳥取県の湯町窯の名品エッグベーカー。1960年代に父は民藝の店「銀座たくみ」を時々訪ね、よく一緒した。スリップウエア風の愛らしい器はバーナード・リーチが指導した。昔家族でよくこれで卵を食べた。
今回、10年くらい前に買ったものを久し振りに使った。卵を入れ直火で温め半熟から完熟まで風味よく食べられる。

そして本日日曜日は髙田大嶋画廊で絵筆と紙パレットを買い、ゴルフ5で出来上がったシャフトカットとグリップ交換を取りに寄り、ムサシで芝の肥料30坪用を8袋求めた。
今年の芝の生育が良くなく、閉館後4袋を撒き撒水した。小雨が降っているが肥料にはよく滲みこんでもらいたい。

今年は早くも樹木の伸びが旺盛で、みるみる庭に陰を広げている。細かな枝は自分でなんとかなるが、大きなものは専門家に頼まなければならない。

あっというまに夏になる。絵画と写真の作品展も迫り気ぜわしく、上手く出来るのか心配。

写真展の仕度。

2023年5月11日(木曜日)

本日午後、かねて拙写真展でお世話になろうと決めていたフジフォートさんと美術館でお会いした。初めての写真展、どのようなサイズでどのようにプリントするかも分かっていない私にとって初めての現実的なレクチャーだった。

およそ大まかな展示サイズを決め、展示方法、点数などもざっとご相談した。出来るだけ多く出したいが散漫は避けたいし、費用も大切に用件になる。その辺について次回再度お会いして絞って行くこととなった。

本日は展示する写真から以下白鳥と「海に残す」の一部をご紹介させて頂きました。

「朝日池のオオハクチョウ」

「鵜の池のコブハクチョウ」

「長峰のタゲリとコハクチョウ」

「海に残す 愛」

「海に残す お城」

私の写真は劇的な場所を目指すこともなく、気象や周辺の生きものあるいは事象を撮ったものばかりです。そのため作品展のタイトルも「館長のまなざし展」とか「明日天気になあれ展」のような感じが相応しいのかな、と考えている次第です。

技術と知識の無い人間の発表ですが、その折はどうか宜しくお願い申し上げます。

今後地域の情景や出会った乗り物などをご紹介しようと考えています。

忙しかった連休。

2023年5月7日(日曜日)

シトシト雨が降り肌寒かった日曜日、本日で連休が終わる。暦どおりの休みの間、絵筆を執り3回ゴルフに行き、親族と食事し、2回夜間と緊急の往診をし、施設入所者の電話相談があるなど忙しかった。色々とあったせいで長々と感じられる連休だった。

雨にけぶる近隣の道。

本日午前絵を描く暇が取れ、午後美術館に顔を出した。お元気なSさん親子と久し振りにお会いし気楽な話をした。
本日もまた忙しく、美術館の後電気屋さんで修理が終わったプリンタを受け取り、百均で使い捨てパレット、爪ブラシなどを買い、ゴルフショップでクラブのカットとグリップ交換をお願いし、紛失したヘッドカバーなどを購入した。

夕刻再び絵筆を執り、「菊」の絵に手を入れ、練作を終えた「秋の畑」2枚の薄塗りをし、連休終了を迎えた。

話変わって、以下はそんな休み中の主な拙食卓からです。

アサリ豆腐。

弟が宮城で飼育する豚肉のソテー。

親子丼。

モヤシとシソの料理。

ハイカロリーのようですが、朝は軽く、昼食を食べませんので体重は49キロ台、BMI19台を何とか維持している所です。

拙写真展が来月中旬から始まり、その一ヶ月後に絵画展。楽しみとはいえ真剣勝負に不安と緊張を覚えます。

連休中の事々。

2023年5月5日(金曜日)

昨日は美術館スタッフのご主人と庭のスタッフと米山水源で、本日は友人ご夫婦と赤倉で二日続きのゴルフをした.。生まれて初めての連日ゴルフで疲れを心配したが無事に回った。

本日の赤倉のコース。
妙高山と新緑が素晴らしい。

昨日ご一緒したスタッフのご主人は初めてお会いする方。文句のないシングルプレーヤーで、久し振りに紳士という人を見た気がした。本日のご夫婦には日頃赤倉を誘って頂き、これまた良くこなれたお二人。楽しい2日間をご一緒でき有り難うございました。

お陰様で今年の美術館の連休は例年よりやや多く来館して頂いている様子。
一昨日の留守中、大阪から7時間掛けて当館を目指して下さった女性、同じく大阪からのご夫婦がお見えになったと知らされた。わざわざの訳は、お一人の方が拙ブログからどうしても樹下美術館を観たかったということ、一方ご夫婦は当館のベーグルサンドを食べたかったと仰ったという。
遠くからお運び頂き、本当に喜んでいます。展示やカフェは如何だったでしょうか。留守を致しましてまことに申し分けありませんでした。

様々にご来館いただいている皆さまには心から有り難く思っています。今後ともどうか宜しくお願い申し上げます。

ところで連休中来館した親族のピアノ教師は展示の以下の食器を観て“ショパンの生きていた時代だね”と話したと聞いた。

奥:1800年頃のベルリンKPM(ドイツ)、手前:1820年頃のコールポート(イギリス)。ショパン(1810年~1834年)もこのような器でお茶を飲んだのでしょうか。きれいな指だったにちがいありません。

連休中の一日。

2023年5月4日(木曜日)

後半の連休はお天気に恵まれている。昨日午前から午後のひと時は絵を描いた。
この度はさらに向を変えて畑の絵に取り組んだ。

秋の畑の練習作。実った柿、赤い自転車、畑仕事の人、などを描きたいところ。散漫な絵になっているので、本画は中央部を中心にして、冗漫な背景を直し、畑の野菜をちゃんと描いてみたい。秋の絵なのに全体が青々としているのも気になる。

その後花火の絵を手がけた。この先花火や手前の人物を描くつもり。

午後は大潟水と森公園講演を歩いた。

 

歴史ゾーンの入り口。ここの入り方がとても良い。

 

蕾のアザミはこの先が楽しみ。

 

こもれびの一灯、キンラン。

古墳の島へ渡る手前のアヤメ。植栽されたものだが地味が合うようで元気よく咲いている。

島に渡るとすぐの巨大なプラタナス。その昔地主さんが植えたもの。

良い匂いがすると思ったら沢山のフキ。

ミズキの花がてっぺんまで。

すれ違ったワンコちゃん。

公園の後美術館に戻る。

ベンチに三人の小さなお子さんと親御さんがゆっくりされていた。

風景画が楽しくなったきたのが収穫だった。

菊を描いた日曜日 ながら音楽。

2023年4月30日(日曜日)

本日日曜日、描き始めた菊の絵を出して手を加えた。昨日のゴルフの疲れが取れない午前、学生時代に流行った懐かしい「テキーラ」を聴き目を醒ましながら始めた。

前回はここまでの「菊」。

午前中の「菊」

夕刻の「菊」。
色々手を加えなければならない。
皆さんならどこを直したいですか。

ある時期から私の音楽は何かしながら聴く「ながら音楽」が殆どで、今なら絵を描くときがその時間になります。音楽には本当に申しわけし分けないのですが、じっくり聴くだけの時間というのはまず無いのです。


「テキーラ」
昔ラジオから流れていたのは多分これ。


夜はブログを書きながら「Misty」
歌手のニキ・パロットがベースで、
ピアニストとドラマーをまじえて演奏。

そんな訳で大抵は圧倒的ではなく、楽しいか懐かしいか、あるいは癒やされるかの音楽を聴いている次第です。

新緑と山とゴルフ よく訊かれる庭の花 一生懸命のエビネ。

2023年4月29日(土曜日)

本日妙高サンシャインGCで23人のゴルフコンペに参加した。上から2番目の年長ゆえ最も前から打たせてもらい、ドラコンとニアピンの賞をもらった。お天気と良い仲間に恵まれ、タンポポ咲くコースを無事回り貴重な一日だった。

今朝のゴルフコースと妙高山の眺め。

大毛無山(おおけなしやま)とコース。

6位賞というものがありそれも頂いた。

美術館に戻ると洋食器展が好評のようで忙しかったと聞いた。

以下今夕の庭からよく名を訊かれる花を二つ。

少なくとも4,5カ所で咲いている八重咲きイチリンソウ。

 

丁字桜(チョウジザクラ)。
風が無い時ほんのり良い香りがします。

次ぎは何カ所かのエビネです。

 

 

 

エビネはいつも一生懸命に見え、とても好きな花です。

以下は過日摘んだクリスマスローズ。

2月下旬から次々咲き続けたクリスマスローズ。例年より早く何回かに分けて切りました。今夕この水鉢で雀が水浴びをしていました。

ご来館いただいた皆さま、本日はまことに有り難うございました。

忙しくも美味しかった木曜日。

2023年4月27日(木曜日)

本日全休にしている木曜日。
午前に絵筆を執って菊の絵を描いた。いずれも昨秋美術館の庭に咲いたものをスケッチし、本日初めて色づけした。思ったよりもはかどり7月の作品展に間に合いそうな感触があった。

A4キャンバスの菊と信楽(しがらき)の壺。
何とか仕上がりそうな予感。

午後から上越市は新潟トヨペットへ車の一年点検に行った。担当のI氏はお母様ともども拙ブログを観ているそうで有り難いことだった。

点検終了後美術館に戻り東京からの客人と柏崎の木村茶道美術館へ。

美術館は軒下も麗しい風情。
大勢の方が広大な庭の
手入れをされていた。

本日最後のお点前に三人で座った。見事にこなれたお道具組はさすがというほかなく、日和のよさといい幸福な席だった。当日に轢かれた茶をはじめ爛漫な春に早くも涼しいお菓子、為になったお話など名残惜しいお茶だった。

わけてもご一緒した客人が服した近藤悠三の染め付け茶碗の松が素晴らしく、最後に拝見に出された志野の菓子器の長閑さは何とも言えず良い味わいで印象に残った。

夕刻は髙田仲町「樹翠(きすい)」で食事した。次々出る旬の料理は絶品続き、ほど良いボリュームを心ゆくまで堪能した。

以下食卓写真です。

美しくも美味しい山海の恵みの先付け。
灯りは大根の桂剥き。

佐久の鯉と菜の花の吸い物。鯉がこんなに上品になるとは。汁も絶妙だった。

若鮎の焼き物はタデと胡瓜の摺りおろしで食べる、

糸魚川の猪肉のすき焼き。ゴボウのほか数種の山菜が添えられている。うっとりしながら猪をたべた。

三河うなぎの白焼きは甘酢味の風味。クレソンと芹があしらわれていた。

相模湾のサクラエビとグリンピースのご飯。

フキ味噌のアイスクリームと
越後姫のデザート。
スプーンの懐かしい形状。

豊かな旬に甘み、酸味、辛み、ほろ苦さの妙。煮物、焚き物、あい物の繊細な味加減。切れ味良い包丁の裁き加減etc。料理は自然の旬を食み楽しみ滋養とする五感芸術にほかならなかった。

年とると何かと不自由を否めないが、本日柏崎のお茶と髙田の食事に生きていることの有り難みを実感した。

文房具と初めての百均。

2023年4月24日(月曜日)

先週末使用しているプリンターの青が出なくなっていることが分かり、自分ではどうしようもないため購入店に持ち込んだ。
修理部で色々やって頂いている間、店員さんに“近くにペン立てと小さめのスケッチブックなどがある店はないか“と訊いてみた。するとお隣の本屋さんんにあるかもしれません、という返事。

なるほどお隣にはノートや筆記用具が沢山あったが、スケッチブックのサイズで欲しいものがなかった。すると店員さんがお隣の百均さんに行ってみては、と紹介してもらった。

ダイソーと言う店だったが、スケッチブックは色々あり、お陰様で初めて百均という店を見ることが出来た。
今まで文房具なら大型のスーパーを使っていたが、百均の店のきれいさ、品物の多さ、探しやすさにびっくりした。
昨日カフェのお客様に話すと、「えーっ、百均はじめてですかー」と言われた。

かって往診先で珍しい物や気が利いていると思う品を見た時、どこで買いましたと訊くことがあった。
「うちは何でも百均なんです」と笑って答えられるこがあった。この先私も用事があったらまず行ってみよう、と思った。

コロナが始まって3年間、カフェでお客様に自由に書いてもらっていたノートをみな引っ込めていた。書かれていた感想やメモ及びイラストを見るのはとても楽しみだった。

今年から再びノートを置きましたので、今までのように色々お書き(お描き)頂ければ有り難い、と思っています。

明日時間があればもう一回百均へ行き少し買い足したいと思っているところです。

スケッチブックと鉛筆立て
車のゴミ入れも買いました。

※若干の追加です:プリンターは店では直らず結局メーカー送りになりました。

洋食器展が始まって 展示の一部からその2.

2023年4月20日(木曜日)

本日は昨日に続いて洋食器展のご案内です。
昨日は当館で最も古いカップ&ソーサー及びシノワズリ(中国趣味)とジャポニズム(日本趣味)の食器、一部アールデコを紹介しました。

本日はワイルマン→フォーリー→シェリーへと受け継がれた英国のある窯の食器からです。
私がこの窯の器に惹かれたのはその薄さと時代による好みの移り変わりの妙でした。特にワイルマンの薄さと軽さは際立っていて強く握ると壊れそうな感触がありました。デザインの繊細さにも目を奪われ観ているだけで楽しくなる器だと思いました。

右のピンクと奥左の黄色がワイルマン。
中央と左端がシェリーのリージェントタイプ。

シェリーに引き継がれるとアールデコの流行期と重なり、リージェントタイプには丸いハンドルとシャープなフォルムが見られます。

以下はシェリーのクイーンアンタイプです。

シャープさと丸みのバランスが人気。やはり薄く軽い器です。庭、樹木、花、幾何学模様など様々なモチーフがあり、楽しくお茶が飲めます。上掲のリージェントタイプとクイーンアンは現在もカフェで使用しています。

右のシェリーの2器は円と角が強調されアールデコの骨頂のような器です。左の銀器(ティーポット、シュガートレイ、ミルクジャー)にもアールデコ調が見て取れます。

精緻な文様とたっぷりとした大きな器のブレックファーストトリオ(1890年)になります。英国のミントン社製ですが、購入先の資料にはデンマークブレックファーストセットとありました。もう1揃いありましたが孫の進学祝いに献上しました。

以下はデンマークの名窯ロイヤルコペンハーゲンです。

金をたっぷり用い、手描きの花があしらわれた上品でやや小ぶりなヘンリエッタシリーズ。19世紀半ばから20世紀半ばまで長く人気を維持しました。

金と言えば以下ロイヤルウースター(英国)のペインテッドフルーツシリーズはその最たるものではないでしょうか。

ふんだんに金を使い洋梨、桃、スモモ、ブドウ、ベリー類などが手描きされました(1920年頃)。それぞれのペインターのサインが見られます。右手前の器以外はデミタスです。

上掲しましたが洋食器で見逃せないものにデミタスサイズがあります。小さくて気が効いていて愛すべき器ではないでしょうか。

デミタスサイズのカップ&ソーサー。英国のミントン、パラゴン、コールポート、ジョージジョンズ、ロイヤルドルトン、ロイヤルクラウンダービー、クラウンデヴォン、ロイヤルウースター。フランスのリモージュ、日本のノリタケが並んでいます。1800年代後半から1930年ころまでの器です。コーヒーは濃厚で高価だったため小さな器もまた好まれたようです。

右6客は1960年頃のリモージュ(フランス)、左の3客は1930年頃のコールポート(英国)、シノワズリのデミタスです。底に高台の無い筒型(缶型)のデミはすっきり見えて気に入っています。50年、100年以上前の人がほっと一息ついたカップでお茶を飲む。豊かな時間ではないでしょうか。

以下の明るい器はメルバ社(英国)のドリーバーデンシリーズ(1948年頃)。カフェで使用しています。

黄色のマフラーをなびかせた女性ドリー・バーデンはチャールズ・ディケンズの小説「バーナビー・ラッジ」のキャラクターということです。

最後はウエッジウッドで愛されたオズボーンシリーズのティーセットです。

控えめながら引き締まり、真っ白で上品なシリーズ。昭和が終わる頃東京の代理店で求めました。

洋食器は私などより遙かに詳しく広く網羅される愛好者さんが沢山いる世界です。展示は十分とはとても言えませんが、ご一瞥頂ければ有り難く思います。

明日から洋食器展 展示の一部から。

2023年4月19日(水曜日)

2007年6月に開館した樹下美術館。上越市ゆかりの陶芸家齋藤三郎と画家倉石隆両氏の作品を常設展示してきました。この間塩﨑貞夫さんや掘川紀夫さんの企画展、さらに昨年の「齋藤三郎ゆかりの人々展」および「ゆかり上越主体美術協会の人々展」などを開催することが出来、とても有意義でした。

そして今年第1回の企画展「洋食器展」が明日から始まります。本日はみなで展示の準備を行いました。
以下に仕度を終えたケース上の器の一部をご紹介します。

展示で最も古い器(入ってすぐのケース)。
奥1800年頃のベルリンKPM(独)
手前1830年頃のコールポート(英)

カフェでお出ししているカップ&ソーサ。
ロイヤルドルトン1930年代(英)
アールデコ風デザインの典型です。

カフェで好評のオールドノリタケ(日本)。
1910年代英国へ輸出したセット。
ハンドル(つまみ)が可愛い花です。

シノワズリ(中国趣味)の器。
手前1930年頃のミントン(英)
奥1900年代前半のローゼンタール(独)

ジャポニズム(日本趣味)の器。
梅、竹、菊などのモチーフ(いずれも英国)。

個人的に1910年~1930年代にかけて流行したアールデコ風デザインが好きなものですから、そのような時代のものがやや多めになりました。
アールデコはカーブと直線、あるいはシンメトリーが効いて、どこか懐かしさもあります。父母若かりし時代に相当し、どこかでDNAが作用しているのかもしれません。

明日は洋食器展その2を記載させてください。

ところで夜間、美術館に用があって出ると濃い霧がかかっていました。

 

 


シル・オースチンのテナーサックス
「白い夜霧のブルース」
こんな曲を知っている人も少なくなった。

誇らしい花々 長野県の人たち。

2023年4月15日(土曜日)

温かな冬は時折巡ってくるが、今冬の雪の少なさと温かさは特別だった。花々は早く訪れ一段と盛大に咲いている。

大潟区潟町の仕事場の椿。今年の花数は特に多く見える。私の幼少から既にあった椿で、すぐ下のヤマブキとともに目を惹く。本日訪ねた方が見て驚かれていた。

午後からはホームセンターへ行き。トレーシングペーパーほかアヤメやラベンダーおよび園芸用土と肥料を購入した。広い園芸館で花などを選ぶ大勢の人を見ると幸せな気持になる。

美術館でお茶。

庭の花にカメラを向ける長野県から来られた女性三人組とお会いした。
挨拶すると庭を褒めて頂き、新潟県は良いと長野の人らしいお言葉。“いえ、長野は空気が澄み自然が美しい”と言うと“山ばかり”と謙遜される。それではと“長野の人は頭が良く勉強熱心”と話すと、“新潟の人は親切”と返された。
こんな風に他県や県内の遠方の方たちと話をするのはとても楽しい。

美術館の前の道路に咲いていたノスミレ。繁殖力の強いスミレとはいえこんな場所をものともせず、誇らしげに咲くとは。

終日の曇り空。アヤメとネットで購入した松本センノウなどを植えて撒水し、今日も暗くなるまで庭にいた。

来週4月20日木曜日から初めての試み「洋食器展」が始まる。

住めば都のカフェインレス 鯛かぶら。

2023年4月14日(金曜日)

2021年夏の心筋梗塞以来、心臓保護の薬を服用していてほかにお茶ではカフェインレスを勧められている。紅茶はまあまあだったが、コーヒーは飲み応えが薄く味気なく感じていた。
それが飲みつけるうちに次第に美味しくなった。昼食を抜いているため午後から空腹を覚えるが、軽いお菓子とコーヒーを待ち遠しく思うようになった。

カフェインレスのコーヒーと
紅茶のパッケージ。

カフェインレスのことをデカフェと言うらしいことを過日スタッフから聞いた。
住めば都では無いが、やむを得ず始めたことでも慣れると良きこととして心身が受け入れるようになる。健康に関する習慣であれば、減塩や食事減量も同じ事が期待できる。

鯛が美味しい季節になってくる。

鯛には申し分けないが、美味しい身を隅々箸で突っつきあるいはしゃぶる。時間を掛けて食べる鯛はとても美味しい。

清々しい日 洋食器展の準備 花を植える。

2023年4月13日(木曜日)

2月から木曜日の医業を全休として3ヶ月目になった。踏み切るに当たって約二ヶ月半ほど前から皆さまにお知らせメモをお渡しして踏み切った。当初は知らずに来ましたという人が見えたが、ようやく認知されたような雰囲気になった。

休み前後の日は少し忙しく感じられるけれども、皆さまのお陰で週の中ばに休める事は“本当に本当に”有り難く感じる。
本日は午前11時頃から昼食を摂らずに絵を描き、2時頃から美術館へ顔を出した。

よく晴れやや寒い外気は気持ち良かった。
駐車場で自転車に乗ろうとされる女性と出会った。群馬県からご夫婦で釣りに来られ、夫は海、私は自転車で周辺を走るのが決まりのようになっている、と仰った。
普段絵を描き、人物デッサンもよくする。およそ形にばかりとらわれるが、本日観た倉石隆のデッサンの内面と表情の豊かさは非常にためになったと仰った。

群馬の人というだけで貴重、そのうえ倉石隆の感想は嬉しかった。また齋藤三郎の花の絵付けも独特で良かったと話され、張り合いを感じた。
黒井の火力発電所周辺の海岸は群馬、長野の車でいつもいっぱいだと聞いている。ご主人の釣果は如何だったでしょうか。どうかまたお寄りください。

本日の駐車場。

ヤマザクラが開花するや木々は一斉に新緑へと進む。新緑は多彩で麗しい。

夕刻までスタッフと次回「洋食器展」の仕度をした。

ミッドウインターやロイヤルドルトンのセットなど。

シェリーやメルバ、銀食器のお茶セットなど。

ロイヤルウースターやミントンなどの主にデミタスサイズ。
仕度するスタッフは楽しい!と喜んだ。陶芸の展示ケースに入りきれないかもしれない。

閉館後のいっとき取り寄せていたホトトギスとノアヤメを植えた。アヤメは長年モグラ被害に遭い寂しい景色になっていたので、電池式のモグラ忌避機を埋めた。果たしてどうなるのだろう。

日ぐれて赤いイカリソウを見つけた。

東北大震災後茨城県から運ばれたショウジョウバカマに混じっていたイカリソウが増え、赤花が一輪咲いていた。

従来から庭の片隅にひっそりと白いイカリソウが一輪咲く。赤が欲しいと思っていた矢先の幸運。スコップと指で根を外し10芽ほど取り出した。

暗くなったため地面に根を埋めたっぷり水を遣った。陽当たりを好むので良い場所に植えてやりたい。

今更と思ひて植えし花苗に水遣り終えれば夕の清しき。

庭仕事終えて一先ず鼻をかむ

2024年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

▲ このページのTOPへ