館長の作品。

穏やかな海 シーグラス 椿な正月は続く。

2014年1月3日(金曜日)

施設から相談の電話があったものの、31日からの正月休みが無事に過ぎている。貴重な連休はあと二日となった。

本日1月3日は穏やかだった。このところの毎日出る厳しい予報は外れがち、不思議だ。そうこうしている間にいわゆる冬期の三分の一が過ぎたことになる。本格的な雪は今月半ばから始まることが多いが、無事穏やかに過ぎた日は良しとしよう。

雪国では明日の悪天候や豪雪を心配して臆々と数ヶ月を過ごす。どうみても心身に良くない。こうなれば好天の恵みは精一杯喜びストレスを薄めるに限る。

本日も柿崎海岸を歩いた。波は平坦、渚は広く、いくつかシーグラスを見つけた。

 

海

 

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来る5月の作品展に向け6日間の正月連休は大いにはかどるはずだった。一日5,6時間は描いているが、思ったほどの成果は上がらない。テクニックもメソッドも確立してない素人の悲しさであろう。

以下は10×10×3,5センチのキュービックキャンバスに描いている椿の油絵。34枚に手を付けているが本日25枚が写真の所まで進んだ。

これから黄色のしべ、枝、脇の蕾、葉脈などを描き全体の陰影と質感を整え細部に手を入れる。別に四枚のサムホールキャンバスに洋梨も描き始めたので訪ねた子や孫は部屋に散らかる絵にびっくりしていた。

椿の絵

椿の絵近接売れるだけのクォリティまで何とか持って行かなければならない。

さて昨日写真を載せたやぶ椿は本日まだ咲かなかった。

つばき蕾の色は素晴らしい口紅のような赤になった。明日が開花か。

 

椿な正月。

2014年1月2日(木曜日)

どこへも行かず絵ばかり描いている正月が2日となった。

大晦日に蕾のヤブツバキを切って部屋に置いたら元旦にきれいに咲いた。

12月31日大晦日の蕾。後ろに固いもう一つのつぼみが見える。

 

 

1月1日元旦に手前の蕾が開いた。
わずか一日の違いで、蕾とは別物と見紛うばかりの華やさ。

 

1月2日大晦日に見えていたもう一つの蕾が、本日真っ赤になりまさに咲かんとしている。
この蕾も明日開花するのでは。

植えて10年以上経ったヤブツバキがようやく次々花をつけるようになった。

本日は一歩も出ないで絵を描いた。描いているのは椿なので花が部屋で咲いてくれるのはとても有り難い。

ブログが空く訳 図録と絵画

2013年10月3日(木曜日)

このところ、ノート(ブログ)の更新がしばしば2日~3日空くようになりました。まだ完成を見ない樹下美術館の図録原稿に今また取り付いていることがあります。これまで何度も構成や編集を直し、9割がた終了するとそこで止まってしまうのです。

なぜ?答えの一つとして「図録が出来れば死んでもいい」と、思っている事があげられます。もう少々生きたいという気持ちが、密かなブレーキとなっている気がしないでもないのです。
もう一つ、「こんなんでいいわけがない」といつも最後になると感じるのです。不思議なことに、構成や文章、資料の添削と見直しをすると良くなったりするのです。一生懸命な作業を行っていないのでしょうか。

最後は何より年のせいに違いありません。

色々訳があってもオオカミ老人も限界、笑う鬼も居なくなれば淋しい、と9月を期して毎日取り組んでいる次第です。

ところで図録とは別に、来年5月に遊心堂さんで個展をすることになっています。展示のみの作品を40~50点、売る絵も少なくとも20点は用意しなければなりません。展示だけのはおよそ揃っていますが、売る絵はまだ予定の四分の一ほど、これからです。

ところで私は物心ついた時から絵を描きはじめると、あるいは描こうを思っただけで、自然に口笛が出ます。さほど時間に余裕が無く、絵も決して上手くはありませんが、描くことが心から楽しいのです(しかしいざ描いて、どうしても上手く行かない時は、癇癪を起こして破ってしまうこともありますが、、、、)。

 

つばきの絵昨日再び手を付けた西王母椿の絵。
花の絵は一枚描くのにキスのはらわたほどの絵の具があれば足ります。

さて昨夜、2011年に新潟市は知足美術館の個展に向けて描いたうち、途中で止めていた絵を出して続きを描きました。この完成作品は元々手許にありました。が、10年近く前のこと、上越地域医療センター病院への医師派遣の相談で、医学界の権威を訪ねた折りに持参献上しました。たいした品物ではありませんが、私が最も気に入っていたものでした。

その後、絵画が何かの役に立ったかどうかなど、大きな世界の話になりますのでわかりません。しかし輪郭線トレーシングペーパーが残り、絵はスキャナーに取ってありましたので、復元に挑戦している次第です。

先日大島画廊で見つけた極めて小さな立体キャンバスに、昨夜椿の下絵を描きました。終わってみると有り難いことに、いつもの頭痛が取れて頭がすっきりしているのは嬉しいことでした。

コンサートのウエルカムボード。

2013年5月10日(金曜日)

いつも紙に文字だけだった入り口の案内。今回絵をと考えて急遽パステルを買ってきてもらいました。

A3サイズのキャンソン紙に生まれて初めてパステルで描きました。パステルは粘りがあって伸びると想像していましたが、カチカチのパサパサ。描きにくいなあと思いました。

あまりこだわると苦労が予想されましたので、つたなくも一回で終了としました。

ウエルカムボード24色セットでしたが白が無いので少し驚きでした。
こんどは教則本くらい読まなくては。

明日のコンサート、
幼稚なボードを入り口のイーゼルに置き、心からお待ち申し上げます。

文芸たかだ3月号表紙のコブシ。

2013年3月27日(水曜日)

高田文化協会発行の文芸たかだ3月号の表紙コブシは恥ずかしながら筆者が描きました。馬子にも衣装、表題が付き、号数や発行所があると何とか表紙に見えるでしょうか。

水彩の原画は何度も描き直しました。楽しみながら始めたものの締め切りが近づくにつれ、ああでもない、こうてもないと小さな作品と格闘しました。

 

img003巻末の表紙に寄せては「青空にぱっぱっと咲くコブシ。もしかしたら冬のあいだ地中に沈んで行った雪が、今度は春を喜んで空へ飛び立っているのかもしれません」と書きました。見事なハクモクレンも素晴らしいし、コブシのほがらかな感じもいいです。

 

img004コブシはスキャンしてデータを提出しましたが、手元に残った絵を描き直したものが上掲です。平板な感じとなり、やはり表紙の方が良かったようでした。吉越編集長さんの眼力に敬意です。

私の番は次号5月号で終わりです。次はのどかな海の絵が描けたら、と思っています。

1305音楽会のお知らせ

みかんと皿の絵。

2013年1月28日(月曜日)

一昨日届いた「文芸たかだ」一月号の表紙は拙生が描いたものでした。私の場合、旨く出来た所は大抵偶然で、一生懸命描いた所に何かと不備を感じます。

由緒ある貴重な「文芸たかだ」は髙田文化協会が発行しています。当会は今年50周年に当たりますので、それで二色だった表紙がカラーになったのでしょうか。1月号の私は幸運でした。

 

みかんと皿
「みかんと皿」。
SM(サムホール)という小さな定型キャンバス(158x228ミリ)です。
表紙にはサインを忘れてしまい、昨日入れてみました。
不慣れな油絵のサインは新たな反省材料です。
※申し分けありません、最も小さいキャンバスに0(ゼロ)号があります。

アマチュアの自分にお鉢を回して下さった髙田文化協会のご温情を感謝しなければなりません。隔月発行なので3月号、5月号の宿題を楽しめればと思っています。もう次号に取りかからなければ。

本日ドッグ健診の一環で上越医会館で胃カメラを飲みました。再び抜き出すので正式には“飲んでまた出しました”なのでしょうか。無事だった模様で、丁寧に検査して下さったK先生、有り難うございました。

あの雪はいま雨となり そして辛夷(こぶし)の油絵。

2012年3月5日(月曜日)

雨ほど雪を消すものはない。これに南東の風でも当たればもっと消える。ここ二日続いた雨で雪消えが進む。上越市大潟では30㎝あるかなしかとなった。

 

こんな日のもやは、融けた雪が地面で暖められ水蒸気となって立ちのぼっているのだろう。

 

雪の靄午後の往診、訪問の雪もや(上越市大潟区)。
雨が融かしているのは嘗ての自分にほかならない。

 

“ あの雪はいま雨となり降りしきる嘗ての己身をみな消さむとて ”

 

こぶし
辛夷(こぶし)

 

いよいよ3月9日(金曜)~15日(木曜)まで上越市本町5丁目の「ギャラリー祥」さんで第4回東日本大震災&長野県境地震復興支援チャリティ「アート&アーティストの底力」上越展が始まる。

 

 

同展に当ノートに掲載した水彩の辛夷を仕上げて出品するつもりだったが、規格サイズより随分大きいことが分かった。それで一花だけ取り出して小さなSMサイズ(ハガキ二枚より一回り大きい)のキャンバスに油絵として描いていた。

 

あれこれやりとりして今夜何とかゴールとした。まことにお恥ずかしい作品ながら、大島画廊で簡単な額を付けてもらい9000円のチャリティとして出品してみたい。 

賞品の財布 「いもけんぴ」の終了

2011年10月16日(日曜日)

日中は強い風が吹いた日曜日、ゴルフコンペに出た。今年三回目のゴルフは、わずか二組の小さなコンペ。それが年一回、18年間続いている。

 

ダブルペリアのハンディは制限無しの優しさ。今年の優勝者は44,4のハンディがついて腕時計の賞品だった。小生は55-53で四位、二つ折りの財布をもらった。20年間使った財布を今日で止め、賞品を使うことにした。ほかに大波、ニアピンの賞をもらって上出来だった。実は私が主催するささやかなコンペの話でした。

 

財布
 

さて当ノートに何度か出させていただいた「いもけんぴ」。今夜加筆、サインをして終了としました。用意した額に入れて記念写真をとりました。
SMサイズの小品ですが、30数年ぶりの油絵の完成でした。植物画の精密水彩をしていたことや、年を取ったことで昔よりも上手く描けたような気がしました。

 

9月上旬からはじめて一ヶ月半、憧れの油絵を描くことは苦労もありましたが、総じて楽しく描けて幸せでした。

 

いもけんぴ 

作品は20日に長岡市のギャラリー沙蔵さんへ搬入、震災復興支援のチャリティにする予定です。売れればお別れです。

館長のトイレの絵 ヒロハテンナンショウ(広葉天南星)の実 

2011年10月3日(月曜日)

本日から樹下美術館のお手洗で、正面の鏡の脇に掛ける絵を替えた。赤く少々毒々しいヒロハテンナンショウの実です。作品ノートを見ると2002年10月終了と書いてあった。

 

2002年秋、母を乗せて紅葉を見に旧安塚町の菱ケ岳へ行った。菱ケ岳の登山口まで行くと大きな丈のブナ林があって、道は平らとなり車椅子を押すのにちょうど良い。

 

その日、よく晴れて見上げる山の紅葉は素晴らしかった。もう二つ三つカーブを曲がると登山口という所で「おしっこ」と母が言った。きついカーブの左端に車をとめ、車の向こう陰で用を足してもらうことにした。用の間、道をブラブラ歩いてみた。茂みで見つけたのがモチーフとなった赤い実だった。

 

ヒロハテンナンショウ 
一片だけ葉を描いたが、実は一枚から数葉に分葉したものの一つだった
(A3サイズ)

 

持ち帰って描いてみることにして折らせてもらった。用を終えた母に見せるとワーッと言って驚いた。
調べると、ヒロハテンナンショウ(広葉天南星)というマムシグサと同種の植物だと分かった。実の形状に驚かされたが、宇宙の南の星というスケールの大きな名にもびっくりした。

 

名前の立派さに畏怖のようなものを覚え、俄然描く意欲が沸いた。スケッチも彩色もよく進み比較的短時間で仕上がった。

 

さて本日トイレに掛けましたが、毒々しさはにはある種消毒めいた作用を感じます。それにしてもあの日、母がおしっこ、と言わなければこの絵は無かったことでしょう。

いもけんぴの油絵 難しい

2011年9月15日(木曜日)

水彩ボタニカルも難しいが油絵もやっかいだ。たまたま思った以上の表現が出来る部分もあるが、何が何だかさっぱり、とてもダメという所が何カ所もある。

 

メソッドを持たない素人ゆえダメとなったらどんどん迷路に入っていく。何となく分かるのは、もうダメならその日は止めるのがよいということだ。

いもけんぴ 
イモケンピの続き

ビニール袋に入っているのでよけい大変

 司修氏講演会

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