食・飲・茶・器

初日の拙写真展 頂いたチマキ ビワ。

2023年6月15日(木曜日)

本日休診日の木曜日。ドタバタと休館日の水曜日に展示替えを行い木曜日が初日の樹下美術館。例によって一日目の本日、騒ぎになることもなく静かに始まった拙写真展。ウィークデイが初日だからそれでいいのでは、と妻の言。確かにである。

本日も心配顔でお見えになったフジフォートの藤野さんは展示をご覧になり、方法について「新しくとても良い」とコメントされた。つまり陶芸作品の展示台それぞれに一作品ずつ写真立て(小さなイーゼル)で展示。額無しのやや小さめのパネル(ワイド四つ)作品で統一。全ての作品に照明が当てられている、ことをユニークと仰った。

上は昨日の館内。写真だからといって必ずしも壁に掛けなくても良いようだ。台上の1点展示は私の写真でさえどこ存在感が増すように見えなくもない。

そしてお忙しいのにいつも来て下さる小林古径美術館の宮崎館長さん。何かとお世話になっている宮崎さんは当館にとっても大切な方。

熱心にご覧になり、望遠ですかと聞かれた「柿崎海岸の波浪」(向かって右)。

過日は青、次ぎに白のホタルブクロ。本日は赤紫。これが一番多いか。

本日頂いたチマキ。この人の作る食べ物はプロ級と妻が言う。ほかに大豆の塩煮、紅ショウガ、紫蘇の醤油漬けなどを頂いた。

具合の悪い方がいて本日も往診した。帰りにぎわお宅で獲れた琵琶を頂戴した。

手で皮が剥け、口中に果汁があふれ出す琵琶。種が小さく外観は美しい。個人のお宅でこんなに美味しい果物が育つとは。

本日樹下美術館開館17年目の日。百均の写真立て 芝生の雑草 弟の鱒。

2023年6月10日(土曜日)

午後から美術館に顔を出すとスタッフが「17年目の開館おめでとうございます」と言った。
そう、確かに2007年6月10日のよく晴れた日の午前、樹下美術館は開館していた。当地には珍しい個人美術館、念には念を入れて始めたがあらためて歳月の早さに驚かされる。

おしなべて苦戦する個人美術施設にあって、当館も決して例外ではない。しかし今日まで維持出来たのは理解あるお客様と努力するスタッフの存在の賜物であり、それらにより幾ばくかでも地域の幸せに寄与したいという自身の必死な歩みを支えてもらったと言える。

さて拙写真展が正に目前となった。昨日のこと、ご協力頂いているフジフォートさんはわざわざ髙田から当院まで足を運ばれ、写真の調子の確認に来られた。

本日午後、展示用の小さなイーゼル(写真立て)を買いに今春覚えた百均(ダイソー)へ行った。ネットよりずっと安価で安全に角が丸く面取りされた良品があった。

まだ数が足りないため明日ほかの百均へ行ってみるつもり。百均は本当に便利だ。

 

カフェ前の芝生が目土と施肥で青さを増してきた。

が、良く見るとかなり雑草が混じっている。上掲はツメクサ。すで沢山つぼみをつけているので今処理しないと増える。這うように生えるため簡単には取れない。

芝そっくりなスズメノカタビラ。これは案外抜きやすい。

閉館後いっとき雑草取りをした。

いずれ除草剤の世話になるのか。

つい春のころ、皆さん一斉に植えたジャガイモがもう採れ始めている。

昨日訪問したお宅の玄関に置かれた新じゃが。頂きものだというが、とても美味しそうだった。

先日写真無しで書いた南三陸町で豚飼いをする弟から届いた鱒。昨夕はフライになった。長年の厳しい労働によって杖が必要な弟。電話の声が私よりも元気に聞こえたのはなにより嬉しい。

希望の花、カシワバアジサイの子木たち。

2023年6月8日(木曜日)

樹下美術館、夏の庭の女王と言うべきカシワバアジサイの花が大きくなり色がベージュから白色へ目立つようになった。

これまで沢山花をつけ、勢いを誇ったこの木は、昨年不思議な事に庭全体で僅か1個の花を咲かせるのみだった。肥料のカリが足りないせいかもしれないと、それを補う肥料をくべたのが良かったのか、自然の摂理に基づいたものか、今年は盛大に咲き始めている。

カフェの前、奥の矢印が開館当初からあったカシワバアジサイ(一番の親)。

5メートルほど下った所の花。6、7年前に親木の脇から生えた小さな若木を移植したもの。今では親を越えて最も大きくなった。

3,4年前、水盤の脇に植えた若木が今年はじめて四つ花をつけた。

 

過日、カフェから見える南の場所に植えた苗が活着している。

 

上掲のものと一緒に南の大きな松の脇に植えた苗も元気。
(以上5葉の写真はいずれも昨日撮影。本日夕刻から雨が降っている)

向後3年もすれば夏のカフェの窓外に5本のカシワバアジサイの花を見ることが出来るだろう。それはまだ元気でいたいという希望の大いなる根拠になる。

今夕南三陸町の弟から送られた鱒の潮汁を頂いた。味噌汁、焼き魚も良いということだが、出されたアラの潮汁は最高だった。写真を撮り忘れたのがとても残念。有り難う、本当に美味しうございました。

老後の多忙 拙写真展作品のご紹介

2023年5月26日(金曜日)

数日前、6月15日からの拙写真展に向けた写真選びを終え、仕上げに向けジフォートさんにお渡しした。一ヶ月の展示を終えると今度は絵画展になる。風景4点はまだ途上であり、サムホールサイズや小さな5面体の25枚ほどの椿はバックが残っている。話し変わり、このところ庭の茂りが凄まじく、陽向(ひなた)を確保するため庭師さんと枝の処理について相談し来週から着手予定で、低い所は自分でやるつもり。あるいは当館のパンフレットが少なくなり、手直しも必要で印刷屋さんと相談のうえ、本日文の直しと写真選びを始めたところ。

本業に軸足を置きながらこれらをこなしすにはいくら時間があっても足りない。何とかブログも書きたいのだが思うようには行かず、三日も空けると倒れたかと心配されるため、前回に続き本日また拙写真展出品写真から一部ご紹介し、ブログとさせて頂きました。

「台風で重層するレンズ雲」

 

かって夢中になっていたほくほく線特急「はくたか号」

 

「吹雪の日」

 

直江津港「入船」

 

「夕暮れ電車」

宜しければ当日会場で大きな写真をご覧頂ければ有り難い限りです。

以下拙夕食です。

お客様から戴いた蕗の前日の下ごしらえ。

 

今夜のハンバーグカレー

 

蕗と油揚の焚き物

 

妻の友人から戴いたクレソンはサラダに。

大きな鯛 芝に施肥。

2023年5月16日(火曜日)

一昨日は鯛ソーメンを書いたが、その日別に同級生から鯛を頂戴していた。50センチ以上あろうという大きなもので桶からドンとはみ出た。冷蔵後、妻はスーパーの魚売り場で捌いてもらった。

2カ所の大手のスーパーで、持ち込みが多く手が回らないと断られ、近くのしみず屋えびす浜店で、どうぞ、と言って対応じてもらったという。魚部のそのお爺さんは、15分もあれば出来ます、と言って切れ味鋭く美しく捌いてくれたと妻は喜んでいた。

頂いた直後の鯛。

昨夕食の潮汁。コンブのダシも良く、何回も箸が止まるほど美味しかった。

安塚がご実家のIさん宅から頂いたタケノコとワラビが卵とじで出た。

鯛はまだ身もアラもあり楽しめそうだ。

さてその日仕事後、前回の続きで美術館の芝に施肥をした。

一回にこの程度の量を4回撒いて終わった。

向こうに張った2本のロープの間に撒いていく。一列終わると1本を隣に移して出来るだけ均等に撒く。これがなかなか難しいが、本日でカフェの前が終った。今後さらに全体に目土もして、梅雨の頃にはもっと青々と蘇ってほしい。

忙しかった先週の種々。

2023年5月14日(日曜日)

先週末から本日日曜日までの空は晴れから雨へと変わった。
先週月曜と金曜は小学校の健診、水曜日に高齢者施設で第6回目のコロナワクチン接種の問診、当院でも土曜日から接種が始まり、忙しい週だった。
ワクチンは今後約40日間毎日10人ほど接種する予定。看護師が仕度し私が接種をするが、毎日10人は以前の半分程度なので助かる。

さてさる11日金曜日はよく晴れ仕事場のカーポートの屋根を被うナニワイバラは満開だった。およそ20年前、たまたま入った新潟市内の小さな花屋さんで買った6,70センチほどの小さな苗がぐんぐん伸び、カーポートの屋根へと誘導した。それが肥やしも遣らないのにあっという間に屋根一面を被い、数年前随分刈り込んだのもつかの間ふたたび溢れんばかりになった。

5月11日、愛車ハイブリッドカローラを美しく飾っている。

ところで一帯の海で鯛がよく獲れているらしい。

5月12日(金曜)夕食は買った鯛で「鯛ソーメン」、向こうは新じゃがの炒め煮。

食後に鈴木秀昭さんの器でコーヒーと好物のカリントウ饅頭を。饅頭は半分し次へ残す。

さて昨日の夕飯は焼きそばど水餃子のスープ、それに鳥取湯町窯のエッグベーカーで焼いた卵がついた。

向こうにあるのが鳥取県の湯町窯の名品エッグベーカー。1960年代に父は民藝の店「銀座たくみ」を時々訪ね、よく一緒した。スリップウエア風の愛らしい器はバーナード・リーチが指導した。昔家族でよくこれで卵を食べた。
今回、10年くらい前に買ったものを久し振りに使った。卵を入れ直火で温め半熟から完熟まで風味よく食べられる。

そして本日日曜日は髙田大嶋画廊で絵筆と紙パレットを買い、ゴルフ5で出来上がったシャフトカットとグリップ交換を取りに寄り、ムサシで芝の肥料30坪用を8袋求めた。
今年の芝の生育が良くなく、閉館後4袋を撒き撒水した。小雨が降っているが肥料にはよく滲みこんでもらいたい。

今年は早くも樹木の伸びが旺盛で、みるみる庭に陰を広げている。細かな枝は自分でなんとかなるが、大きなものは専門家に頼まなければならない。

あっというまに夏になる。絵画と写真の作品展も迫り気ぜわしく、上手く出来るのか心配。

忙しかった連休。

2023年5月7日(日曜日)

シトシト雨が降り肌寒かった日曜日、本日で連休が終わる。暦どおりの休みの間、絵筆を執り3回ゴルフに行き、親族と食事し、2回夜間と緊急の往診をし、施設入所者の電話相談があるなど忙しかった。色々とあったせいで長々と感じられる連休だった。

雨にけぶる近隣の道。

本日午前絵を描く暇が取れ、午後美術館に顔を出した。お元気なSさん親子と久し振りにお会いし気楽な話をした。
本日もまた忙しく、美術館の後電気屋さんで修理が終わったプリンタを受け取り、百均で使い捨てパレット、爪ブラシなどを買い、ゴルフショップでクラブのカットとグリップ交換をお願いし、紛失したヘッドカバーなどを購入した。

夕刻再び絵筆を執り、「菊」の絵に手を入れ、練作を終えた「秋の畑」2枚の薄塗りをし、連休終了を迎えた。

話変わって、以下はそんな休み中の主な拙食卓からです。

アサリ豆腐。

弟が宮城で飼育する豚肉のソテー。

親子丼。

モヤシとシソの料理。

ハイカロリーのようですが、朝は軽く、昼食を食べませんので体重は49キロ台、BMI19台を何とか維持している所です。

拙写真展が来月中旬から始まり、その一ヶ月後に絵画展。楽しみとはいえ真剣勝負に不安と緊張を覚えます。

忙しくも美味しかった木曜日。

2023年4月27日(木曜日)

本日全休にしている木曜日。
午前に絵筆を執って菊の絵を描いた。いずれも昨秋美術館の庭に咲いたものをスケッチし、本日初めて色づけした。思ったよりもはかどり7月の作品展に間に合いそうな感触があった。

A4キャンバスの菊と信楽(しがらき)の壺。
何とか仕上がりそうな予感。

午後から上越市は新潟トヨペットへ車の一年点検に行った。担当のI氏はお母様ともども拙ブログを観ているそうで有り難いことだった。

点検終了後美術館に戻り東京からの客人と柏崎の木村茶道美術館へ。

美術館は軒下も麗しい風情。
大勢の方が広大な庭の
手入れをされていた。

本日最後のお点前に三人で座った。見事にこなれたお道具組はさすがというほかなく、日和のよさといい幸福な席だった。当日に轢かれた茶をはじめ爛漫な春に早くも涼しいお菓子、為になったお話など名残惜しいお茶だった。

わけてもご一緒した客人が服した近藤悠三の染め付け茶碗の松が素晴らしく、最後に拝見に出された志野の菓子器の長閑さは何とも言えず良い味わいで印象に残った。

夕刻は髙田仲町「樹翠(きすい)」で食事した。次々出る旬の料理は絶品続き、ほど良いボリュームを心ゆくまで堪能した。

以下食卓写真です。

美しくも美味しい山海の恵みの先付け。
灯りは大根の桂剥き。

佐久の鯉と菜の花の吸い物。鯉がこんなに上品になるとは。汁も絶妙だった。

若鮎の焼き物はタデと胡瓜の摺りおろしで食べる、

糸魚川の猪肉のすき焼き。ゴボウのほか数種の山菜が添えられている。うっとりしながら猪をたべた。

三河うなぎの白焼きは甘酢味の風味。クレソンと芹があしらわれていた。

相模湾のサクラエビとグリンピースのご飯。

フキ味噌のアイスクリームと
越後姫のデザート。
スプーンの懐かしい形状。

豊かな旬に甘み、酸味、辛み、ほろ苦さの妙。煮物、焚き物、あい物の繊細な味加減。切れ味良い包丁の裁き加減etc。料理は自然の旬を食み楽しみ滋養とする五感芸術にほかならなかった。

年とると何かと不自由を否めないが、本日柏崎のお茶と髙田の食事に生きていることの有り難みを実感した。

誇らしい花々 長野県の人たち。

2023年4月15日(土曜日)

温かな冬は時折巡ってくるが、今冬の雪の少なさと温かさは特別だった。花々は早く訪れ一段と盛大に咲いている。

大潟区潟町の仕事場の椿。今年の花数は特に多く見える。私の幼少から既にあった椿で、すぐ下のヤマブキとともに目を惹く。本日訪ねた方が見て驚かれていた。

午後からはホームセンターへ行き。トレーシングペーパーほかアヤメやラベンダーおよび園芸用土と肥料を購入した。広い園芸館で花などを選ぶ大勢の人を見ると幸せな気持になる。

美術館でお茶。

庭の花にカメラを向ける長野県から来られた女性三人組とお会いした。
挨拶すると庭を褒めて頂き、新潟県は良いと長野の人らしいお言葉。“いえ、長野は空気が澄み自然が美しい”と言うと“山ばかり”と謙遜される。それではと“長野の人は頭が良く勉強熱心”と話すと、“新潟の人は親切”と返された。
こんな風に他県や県内の遠方の方たちと話をするのはとても楽しい。

美術館の前の道路に咲いていたノスミレ。繁殖力の強いスミレとはいえこんな場所をものともせず、誇らしげに咲くとは。

終日の曇り空。アヤメとネットで購入した松本センノウなどを植えて撒水し、今日も暗くなるまで庭にいた。

来週4月20日木曜日から初めての試み「洋食器展」が始まる。

住めば都のカフェインレス 鯛かぶら。

2023年4月14日(金曜日)

2021年夏の心筋梗塞以来、心臓保護の薬を服用していてほかにお茶ではカフェインレスを勧められている。紅茶はまあまあだったが、コーヒーは飲み応えが薄く味気なく感じていた。
それが飲みつけるうちに次第に美味しくなった。昼食を抜いているため午後から空腹を覚えるが、軽いお菓子とコーヒーを待ち遠しく思うようになった。

カフェインレスのコーヒーと
紅茶のパッケージ。

カフェインレスのことをデカフェと言うらしいことを過日スタッフから聞いた。
住めば都では無いが、やむを得ず始めたことでも慣れると良きこととして心身が受け入れるようになる。健康に関する習慣であれば、減塩や食事減量も同じ事が期待できる。

鯛が美味しい季節になってくる。

鯛には申し分けないが、美味しい身を隅々箸で突っつきあるいはしゃぶる。時間を掛けて食べる鯛はとても美味しい。

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