食・飲・茶・器

陶齋の器で食事会 茶の復習 セプテンバー・ソング。

2013年9月10日(火曜日)

陶齋の器で食事会が迫ってきました。10月の毎週日曜日の昼、拙宅で5,6名の食事を予定していました。早いお問い合わせや、常連の方、何かとお世話になっている方たちで、皆様に詳しくお知らせする前に一杯になってしまいました。まことに申し訳なく思っております。

このたびは一回7名となりましたが、全てでわずか28名様です。うまく出来ましたら来年は6月に4回、あるいは毎月、何番目かの日曜日を決めて3月から12月まで行うことも検討しております。
後者ですとうまくいけば70名様に参加して頂けます。今年を踏まえて方法を検討し、ぜひ来年も行いたいと思っています。

ちなみに、今回は高田「京」のご主人に厨房に入って頂き、食後はお抹茶のお点前を差し上げる予定です。私も何とか頑張って一、二度座ることになりました。

 

月
お茶の復習を終えて外へ出ると月齢5という月。ほどほどの雲を従えて煌々と輝いていました。

 


ユーチューブからの「September Song」です。

〝9月になって日は短くなり、あなたとの日々はいっそうかけがえのないものとなった〟
ウエスタン歌手のウィリー・ネルソンが心を込めて歌っています。
古いピアノを使っているようですが、敢えてでしょうか。

ほぼ同い年の友人宅で。

2013年8月29日(木曜日)

今夕ある友人宅に招かれ(押しかけ)てご馳走になった。

食卓1

食卓2

食べ物飲み物、お話、ともに新鮮で5時間もお邪魔してしまった。

日曜日のメガソーラー 仙人草 お嬢さん ラ・ペントラッチャ。

2013年8月18日(日曜日)

今日も当地は34度まで上がり、明日も同じような予報が出ている。部屋にいればエアコンの世話になり、心配したお年寄りたちがちゃんと反応しているのもエアコンのおかげかもしれない。

それにしても以前Yahoo!やGoogleなどの検索サイトで刻々示されていた発電の需給表示が消えて久しい。これだけ暑いのに何故だろう。

024今夕の上越市大潟区渋柿浜の「INPEXメガソーラー上越」(国際石油開発帝石)。夕日を受けて眩しい。
冬期の雪を落とすため傾斜を強くしてあるらしい。

 

019今盛りの仙人草。密集して白い塔のようになっているのも見かける。

 

お客様カフェにノートや資料を持参されていたお嬢さん。
子どもの頃よく私の所へ通ったと仰った。今日は大勢のお客様に来ていただき感謝しています。

 

ラペントラッチャお盆は何かと忙しなかった妻の慰労で訪れたラ・ペントラッチャ。テラス席を中から妻の携帯で。

チーズリゾット、肉料理、サラダみな美味しかった。ある席のご家族の所へバースデーケーキが運ばれた。するとスタッフが揃ってイタリア語でハッピー・バースデーを歌った。歌が終ると賑わう店内のテーブルから拍手。上越市は美味しい店が沢山あるようで、「もてなし」は有望ではないだろうか。良い日曜日だった。

美味しい茗荷と忘れん坊。

2013年8月6日(火曜日)

茗荷・ミョウガを頂いた。随分昔、東頸城から大潟へ来られた方からだった。山地を思わせる場所に住まわれ、山菜を植栽され、季節ごとに頂き物をして恐縮している。このたびの茗荷も美しく、さすがだと思った。

 

ミョウガ頂いたミョウガ。

 その昔、我が家でも茗荷が採れた。私は子どもの頃から茗荷が大好きで、季節が近づくと待ちきれずに庭の隅へ探しに行った。

中学生の下宿先で、茗荷を食べると忘れっぽくなると初めて聞かされた。
実は拙生は小さな時からの忘れん坊。小学校の登校の際、友達を呼びに行ってはしばしばそこにカバンを置いてきたり、運動会の帰りに着替えもせず、短パンにハチマキをしたまま歩いていて笑われました。恥ずかしい話ですが、後年、往診先から聴診器が届けられたことは一回二回ではありません。

およそ茗荷と忘れん坊は関係ないと言われています。しかし頭が妙にすーとする独特の香りを嗅ぐと、どこかで関係あるのではと思ってしまう今日この頃です。

斑入りの桔梗 デッキのお茶 鵜の浜温泉の人魚像。

2013年8月3日(土曜日)

晴れ間が覗き暑くもなく過ごしやすい日でした。

まだ完成しない図録は作品数とページを10%ほど減らして身軽さを目指しているところです。最近ようやく来年5月予定の拙個展の下絵を描き始めました。

何事も集中出来るまで時間が掛かるのは年齢のせいだと思っています。一方で時間スピードだけ上がりますので、割り切りのようなものが必要なのでしょうか。

 

斑入り桔梗夕刻が近づいて美術館へ。随所の桔梗の中に一本、紫の斑が入った白桔梗がありました。

新品種というのではなく、何か脆弱因子が関係して起こったのでしょうか。せっかくですからいくつかの蕾も是非斑入りを咲かせてほしいと願っています。咲きましたらまたご報告致します。
追加:何年か前にもこのような花が咲きました。紫と白をかなり沢山植えていますので自然交配かもしれません。今年は種を採ってみます。

水田とお茶レ・ドゥさんのケーキを薄く切ってもらい、デッキでお茶を飲みました。
器は2002年の拙個展で皆様に珈琲をお出しした時に使ったリモージュのデミタスサイズ。
戸外のお茶に合っていると思いました。

 

トレーの青空カフェのトレーを丸型から取っ手の付いた四角いものへ変えてみています。
青空が写ってきれいでした。

 

人魚像今夕の上越市は鵜の浜温泉の人魚像。

きれいな夕焼けの海で人魚像が雰囲気を出していました。この像は陸を向いています。歓迎?の意味かなと思っていましたがやはり不自然ですね。本当は故郷の海を見たいのでは、と思いました。振り向くわけにも行かず、可哀想です。

小林古径 びんのかけら Lait Deux(レ・ドゥー)。

2013年7月15日(月曜日)

昨日上越市は高田の総合文化博物館と埋蔵文化財センターの催事を書かせて頂いた。どちらも充実し企画→展示のご苦労が偲ばれた。文化財埋蔵センターは撮影がOKということで有り難かった。

博物館で小林古径も観た。特に夏をテーマに三階で展示されている植物を中心とした多数の素描は興味深かった。氏の探求と修養、そして品格は印象的だ。

1ショップで求めた「清らかな美」

清らかな美は小冊であるが、古径の要点を本人の語った言葉を引用して良くまとめられている。なかでも写生、時代と絵画、画品というもの、下絵の要点、対象の価値(命)の表現などにおける文言に畏怖を禁じ得なかった。
古径は、いま脱税などで騒がれ同じような絵ばかり描いていた高名な某画家とは天地ほど格が違うのである。郷土の真の誇りとしたい。

さて、少し早かったが夕食のため「びんのかけら」へ寄った。趣味のよいご主人の好みがさりげなく生かされ、ほどよく味付けされた年月にくつろげる。

2外にも席があり、ミストが吹き出すファンが置いたあった。

3多くのホーローの器が時の流れを演出している。

4

5天井の明かりととドライフラワー。

入るとビル・エバンスの「My Foolish Heart」 がかかっていた。美味しいミックスとアンチョビーのピザを妻と一人前ずついただき珈琲を飲み、オーナーと沢山話をした。南欧風のしつらえ、流れるジャズ、隣接するオーナーのバレー・スタジオ、庭、バラ、小鳥、、、、。
ちなみにと、仰ってレコード棚から取り出されたレイ・ブライアントの一枚は、偶々私が持っているのと一緒だった。

途中激しい驟雨が来て、小止みを見計らって失礼した。それから直江津へ出てお菓子屋さん「レ・ドゥー」へ寄った。

6フランス菓子の店「Lait Deux(レ・ドゥー)」。お菓子、内外のしつらえともおしゃれだ。

樹下美術館ではカフェのケーキでいつもお世話になっている。夕刻にはケースがカラカラになるほどの人気を長く維持しているらしい。ご出身が筆者の地元大潟区で、ご近所だったのも頼もしい。

びんのかけらさん、レ・ドゥーさん。ともにポリシーとその現れなど、樹下美術館にとっていつも勉強になる。

新鮮なソラマメとタケノコ。

2013年6月6日(木曜日)

春、天候を気にしながら植えた野菜。その後のお天気はどちらかというと寒い傾向が続き、ここへきて雨が降らない。毎日水やりが続いているようだ。畑は楽しさと難しがいつも一緒、あれは良いがこれが悪い、と話が絶えない。

いつも頂き物の話題で恐縮してしまうが、本日は立派なソラマメと根曲がりタケ(山タケノコ)を頂いた。ソラマメもタケノコも一部すでに食膳に乗ったが味濃く非常に美味しかった。

タケノコとソラマメタケノコを採りに行かれた方は、今年は少なかったと仰ったらしい。

皆さんは自分が採りに行くところをほぼ絶対に教えてくれない。

なんでも私たち次第。

2013年5月25日(土曜日)

樹下美術館が建って、裏の田で7回目の田植えが終わった。

新鮮な水田に浮かぶように建つ樹下美術館は何度見ても夢見るように穏やかだ。

私が郷里に帰ることを決めたのは、医家の長男であったことも大きいが、地元の松林と水田の引力は決定的だった。

いまJR線沿いの広大な松林は荒れた。一方水田は踏ん張っている。農業は老人の仕事などと一般に言われるが私が知っている限りそうではない。若年ではないにしてもまだ壮年の人たちの踏ん張りでなんとか成立している。

先日オランダの稲作をTVでみたが、もはや農業ではなく、巨大工業プラントのごときものだった。見渡す限りの農地はすべて透明に近い屋根で覆われ、土は無くダクトが巡らされ、必要な環境管理はすべてコンピュータだった。

今夕、樹下美術館の裏に植えられたばかりの稲は風に揺らぎ、とても愛着が沸く。果たしていつの日かこの稲は大気や日光から切り離され緑のロボットの如きものと化すのだろうか。

 

稲

田んぼ

その可否は消費者の私たちが握っている。自分たちがどれだけ消費者ロボットになるか、世の中何でもそれ次第だ。樹下美術館は建っている限りロボットにはならない。

 

新幹線 上越地域の明るい明日とは何だろう。

2013年5月22日(水曜日)

東京にお住まいで、昨年倉石隆の版画6点を寄贈してくださったご夫婦が本日来館された。昨日から瀬波→村上→新潟市→犀潟→樹下美術館へと到着された。明日はもう長野県入りという日程だった。

某テレビ局に長くお勤めのいわゆるテレビマン、後年は美術界のお仕事だった。赤坂生まれの東京ッ子。夕食を直江津の「おと」でご一緒して楽しい時間を過ごした。新潟県のことで興味深かった話を二、三記してみたい。

●新潟県人といえば河井継之助です。そもそも上野はなぜ西郷さんの銅像なのでしょう。継之助が当然だと思っています。前島密は立派な人ですね、恥ずかしい事ですが高田の人だったとは知りませんでした。上杉謙信のことはあまり興味がありません。

●新潟のお米は本当にすばらしいですね。お米が美味しいものだということを初めて知りました。見渡す限りの田んぼも本当に見事です。

●根曲がりタケと言うのですか。初めて食べましたが、こんなに美味しいものがあるのですね。

●新たな新幹線の名が長野新幹線か北陸新幹線か、もめていますね。新潟県の言い分はどうなのですか。

高田の桜と蓮は見応えがあった、と東京などの人から聞く。特に蓮は素晴らしいとも。そもそも旅行者は無駄を避ける。一過性の話題づくりやパフォーマンスでは観光はきつい。

遠くから来る人の貴重な時間を頂戴するにはやはりそれなりのクオリティが必要だ。˝時間の無駄、二度と行くところではない˝などという悪評だけは絶対に避けなければならない。そのようなことがどこかにあれば、上越全体の評判として一挙に定着する可能性がある。

大切な通年集客は一朝一夕に成立するとは考えられない。日本にはさまざまな人が居る。広い視野のもとで、大変な努力の継続が必要だ。当然ながら最初が肝心であろう、果たして間に合うだろうか。

追加:予定新幹線といえば、まず上越市のことを考えるが、妙高一帯の高原は有望だと思う。少なくとも北陸三県、さらに関西圏には妙高高原のようなのびのびとした美しい場所が見当たらない。もともと関東、首都圏にも人気だった。

冬場のスキーはじめ野尻湖とのタイアップなど復活のチャンスは大きい。荒れ地の整備、愛らしい在来線の高原列車、宿泊施設の質向上は不可欠であろう。実力あるプランナーを得ることも鍵にちがいない。

樹下美術館の山菜 蕗の下ごしらえ 続く寒冷。

2013年5月8日(水曜日)

毎年樹下美術館の庭で山菜が採れます、と言っても蕗ですが。早春にフキノトウ、今ちょうど蕗の採り頃のようです。妻が採ってきて切りそろえ、湯がいて皮を挽きました。

採りたて日当たり良い所の方が太っていたと。

  湯がき湯がくと色が冴えてくる。

 皮をむいて終わり皮を挽いてきれいになった。
山菜の支度は意外と手間が掛かるのですね。

ところで、お会いする皆さんが口々に寒さによる田畑の遅れを嘆かれます。畑の苗が植えた時のまま大きくならない。稲の苗も小さいなどです。

本日は晴天でしたが、やはり寒い一日でした。夏もそこまで来ているはず、この寒冷は少々心配です。

2025年4月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930  

▲ このページのTOPへ