食・飲・茶・器
水盤の鳥 曇り空の満月。
本日も蒸し暑く、カフェのサラダを久し振りに水盤の見える席で食べた。見ていると鳥がやって来て水浴びをする。
手前のヒヨドリは既に何度か浴びてもじゃもじゃとなっている。向こうにスズメがいる。冬、ヒヨドリは餌を巡ってスズメを執拗に追い払うけれども水浴びは仲良くしている。
普段の鳥には選挙や罵り(ののしり)合いも勘違いも先ず無いので、ささやかな水盤のダイバーシティを見れば癒やされる。しかしスズメなどは減り続けているので真剣になって大切にしなければならない。
さて本日長野県から来られたご家族は、海を見にこられたのですか、と訊ねると、ここへ来るためにきましたと仰った。勧める人がいたという。とても良いところでした、と仰り有り難いと思った。
お一人の男性はここが静かで良いと、陶芸ホールでコーヒーを飲んで行かれた。また次もこの場所で飲みたいと仰ったという。どうかまたいらしてください。
さて本日ストロベリームーンという満月。野イチゴの季節なのでそう呼ばれるらしい。あいにくの曇り空、その雲の上澄んだ夜空で月はお腹いっぱい美味しい野イチゴを食べ、まん丸になっているのだろう。
昨日は妙高市でゴルフ 草むしり ビーフン。
昨日日曜日、妙高市の松が峰カントリー倶楽部でゴルフをした。久し振りのゴルフは終日爽やかな空のもと妙高山を目にしながら沢山打ち沢山歩き楽しかった。
風はなく良いコンディション。
100を少し切る成績だった。
1万3000歩も歩いている。
燕を撮ってみる 田植えの暖。
曇り空から昼には晴天となった本日、大気は清々しかったが寒さを感じた。美術館裏の田んぼに水が入り、代掻きが始まっている。
見ると燕が田の上を往き来している。彼らの飛翔は非常にスマートで、パタパタした羽ばたきなどはほとんど目に付かず、大変な早さでスイスイと飛ぶ。
かっては燕を撮影たが、このところ何年も撮っていなかった。素早い燕を撮るのは結構大変だったことを思いだし、いままだ写せるだろうかと試みた。
遠くから素早く上下左右ジグザクにやって来る燕をファインダーで見ながら写すのはまず無理。そこで10メートルほど先にピントを合わせておき、ファインダーを覗かずに、やって来る鳥の動きに合わせてカメラを向け連続シャッターを押すという、いい加減な方法で行った。
多くは写っていなかったりピントが合っていないのだが何枚かはまあままという結果だった。
後でpcの鳥ファイルを見ると燕を撮ったのは2020年以来だと分かった。かっての写真はもっと沢山上手く写していて、やはり年だなと落胆したが、気を取り直しこの先また試みたいと思い直した。
ところで田の燕は遠くへ行ってしまうこともあるため待つ時間が生じる。それもあり農道で風に吹かれて立ち続けるのは結構寒い。
切りを付けてカフェに入ると知っている方がおられ、ご一緒した。幼少に山間の農家で過ごされているので田植えのことなどを色々お聞きした。
田にいると冷える、とよく耳にしていたので、伺ってみると、「田植えでは時にワラを焚いて暖を取っていた」と仰った。はじめて聞く話だったが、やはり田は冷えるのだ。特に山の田は水が冷たく余計寒かったのではと思った。
この餃子の皮はご近所の方の手作り。この人は蕎麦、ラーメンなど麺類を大変美味しく作られる。このたびは餃子の皮だった。ちゃんとした厚みとなんとも言えない香りがあり、野菜いっぱいの妻の具も美味しく、今後の楽しみの一つになった。
忙しない日々の中で 上越市の「エリス」 「人生ってつらいものですね」とお書きになった人へ。
先週末から始まった今年のゴールデンウイーク。何かと忙しない日を過ごし、当欄は25日に記載以来4日も空白を作ってしまった。
自業自得とはいえ美術館と医業の二足のわらじ履き、楽しいばかりではない仕事の芯は硬く重く、そのうえ幾つかの社会的な役割と約束が入るため、常に七つや八つの宿題が同時進行的に脳内を駆け巡っている。
このような状況は私だけで無く多くの人も大小問わず似た状態の中で生きているに違い無く、かって高齢になっても活動を維持された方達のお顔を思い出しては末席で励みにしている次第。
そんな日々の中、休息させてもらった出来事を数日分掲載させて頂きました。
初めに去る4月26日(金曜日)夕刻、ある客人と上越市髙田は上越市の文化財「旧師団長官舎」にあるレストラン「エリス」で食事をご一緒した。
夕刻、ライトアップされた庭に下りて風格ある建物を撮った。浮き世離れした館内で豊かな自然の結晶である食べ物を味わい,長く臨床心理の道を歩まれた客人と世の悲喜を話し有意義なひと時を過ごした。
こんなに美味しい数々の料理をこれだけリーズナブルに食べられるのは、地方都市ならではの幸せではないだろうか。
次回は柏崎市は「木村茶道美術館」とコレクションビレッジ「風の丘」の三館から28日に訪ねた「同一庵 藍民芸館」に触れさせてください。
冒頭で愚痴ってしまい申しわけありませんでした。
最近、樹下美術館のノートに「人生ってつらいものです.、来てよかったです」という短いメモがありました。樹下美術館はそんな方たちのことも思って営んでいますので、どうかお気が向いた折にまたお訪ねください。
苗の植栽、庭で採れたたもの、弟の豚肉。
良く晴れ、暑いと言うほどでもなく気持ち良い日が続いている。そんな土曜日桜は満開で美術館はほどよくお客様に来館して頂いていてありり難いことと感謝に堪えない。
本日閉館後、もう1本の啓翁桜と一冬仮植えしていたレモンの苗を植えた。
場所はいずれも庭の西奥、雑木林風(手抜きぎみ)の一角にした。庭に色々植えて30年、何かと肥料のやり過ぎを反省し昨今は単純な用土を心掛けている。
この年になって木の苗を植えるとは無謀と思われても仕方が無い。何とか美しく育ち後年も可愛がって貰えるよう願っているというのが「言い訳」。
所で数日前、仕事場のキンカンが黄色くなっていた。若い枝をアゲハ蝶に食べられ続け、中々大きくなれなかったのがようやく事情を越えて沢山実をつけるようになった。数日前、実を採り食べたところ中々美味しい。
閉館まぎわ、裏のベンチ脇に生えているタラの芽を採った。背の高い木の芽は堅くこれからか。
以下は宮城県で豚を育てている弟から買っている肉の料理です。
マッシュルームポテト、野菜、
ガーリックライスが尽きました。
毎日雑多な記事で申し分けありません。しばらく良いお天気が続くようです。
相手をしてくれるジョウビタキ ミニ親子丼。
本日4月1日はエイプリルフール。吹いていた風は少々寒かったが日射しもあって、まあまあのお天気だった。
午後カフェに寄ると柏崎の方がお二人見えていた。小村峠の難工事にご主人が携わった方と高名なお茶人のもとで稽古を積まれる方。柏崎には庚申塔や社寺に親しみを覚えるのでお話は興味深かった。
その方たちが「先ほどからきれいな小鳥がよく来ますよ」と仰る。
ジョウビタキにちがいない。
車にカメラを取りに行き庭に出ると、南の木立にいた。
赤味の強いオスはチョンチョンと尾を上下するたび、あるいは飛び立つたびにオレンジ色の羽がきらめく。何枚か撮ったところでモニターを見るとカードが入ってない。
昔から私には良くあることで初めてでは無い。電車、鳥、夕焼けetc、気がついた時は非常に残だが忘れるようにしている。
車に予備のカードがあるので取りに行き、再度探すと居たのはメスだった。オスより地味だが可愛い。
不思議な事にジョウビタキは10メートルもあるような高い枝にはまず止まらない。もっと低い、例えば私達の背丈か、せいぜい数メートルの所を好む。追ってみると同じような高さに止まり、あまつさえ地面にも下りる。
さらに面白いのは人の気配の方に向くことが多いことで、案外近距離も平気なため写真を撮るのに重宝する。今後日射しの良い時は出来るだけカフェに出て、オスが撮れることを期待したい。
明日も晴れ間がみられるようです。かって学生時代、帰省すると親たちは天気予報ばかり観ていた。何が面白いのかと思っていたが、今や自分も完全にそうなっている。それを不自然とも思わず、時には悪天候を愚痴りながら喜んでいる。
本日は特養から離れた1日目。もう相談の電話が無いと思うと有り難い。反面引き継がれたDrには申し分け無い気持を払拭できない。安穏な日が多い事を願うばかりだ。
館内のノートから スマホのレンズ機能 クリスマスローズ。
コロナが5類になった昨年からカフェなどで再開しました感想ノート。時々ハングルで書かれる方がいましたが、読めずにいました。
ところがスタッフの一人がスマホのレンズアプリを用いて一瞬にして日本語訳が画面に現れるの見てびっくりしました。
その機能は私のスマホにもあり、試したところちゃんと出るではありませんか。
知らなかったのは私だけ、英語は勿論ハングル、中国語はじめイボなどという知らない言葉も入れて100数10の言語が可能らしく今後楽しみにしたいと思いました。
“美味しくいただきました。またお姉さんと一緒に来たいです。有り難うございました。”と書かれているようでした。
例年半年ごとにノートに残された文をまとめてホームページ「お声」欄に掲載させて頂いていますが、時に応じて本欄にも書かせて頂いています。
以下最近のメモから一部を掲載させて頂きました。
●妻のご機嫌取りに来ました。すてきな時間でとても心地良かったです。また来ます。
●↑いいですね。ほっこりします。冬が終わり、オープンするのを楽しみにしていました。雨でもすてき。音楽も店員さんも優しく良い時間を過ごせました。最近はつらいことばかりで、父、21年一緒にいた愛猫がいなくなってしまって。でも前向きに自分で自分の機嫌をとらなきゃ。なので、ここの存在に感謝します。ありがとうございます。
●とても心地良い空間でした!東京にも出店して下さい。特に南大沢をススメます。
●私はカレーを食べたぞ!カレーが美味しすぎた。またカレーを食べに来たいと思います。
お客様同士の反応、辛いときの訪問、好評なカレーetc。そして東京出店希望にはびっくりでした。
開館2週間ですが、上掲ほかノートも好調のようです。今後もどうか宜しくお願い申し上げます。
樹下美術館のカフェでドライカレーが新たなメニューになった。
本日も寒く午後車が示していた気温は6度だった。
ところで今年からカフェのメニューにドライカレーが入った。開館後4日経って8食の注文があったという。今まで軽食はパン類なのでお米メニューは初めて。宜しければお試しになってみてください。
ピクルスと野菜サラダそしてポットの珈琲また紅茶がつくセットで1200円です。
以下はメニュー表に掲載されたドライカレー。
本日はまた非常に寒かった。
近隣の雑木林の向こうの大きな雲。強風下でさまざまに姿を変えていた。何かプロレスラーのような表情です。
庭を巡ると風は強く頬が痛いほどだった。
明日午後から寒波が到来し一時雪が降りそうな予報。この予報は2週間も前からずっと出ていて、恐らくその通りになるのだろう。
天気予報はかなり先まで当たるのでとても感心させられる。悪天が予想される明後日は春分の日の祝日で初ゴルフを予約していた。本日申し分けないけれどキャンセルにさせてもらった。
2024年が開館 近隣の新しいフレンチで夕食。
本日2024年の開館日、風強かったが晴れて温かい初日になった。昨年12月16日以来の冬期休館、歳月は一段と早く、宿題も残しながら出発となった。
30人ほどのお客様は例年以上の初日。展示は面白く楽しいと言って頂き、カフェでは新顔のドライカレーもオーダーされた。
お客様とともに本年も無事過ぎるよう祈るような一日だった。午後仕事のためお会い出来なかったお客様、今年もどうか宜しくお願い致します。
開館に向けて何かと忙しかった妻と上下浜の「フォーブル」で食事した。今年1月、海が見える場所に開店したカジュアルなフレンチで、新鮮な食材が創意工夫され五感に美味しい夕食を堪能した。
久し振りにメインの魚、肉をこなしデザートまで年を忘れて美味しく食べた。潟町の仕事場から車ですぐの場所。地域が美味しくなるのは幸せなことだと思う。
本日2024年樹下美術館のスタート、皆さまには本年もどうか宜しくお願い申し上げます
小学校の地域学習をされたKさんから。
先日大潟区土底浜のKさんが小学校の地域学習で大潟と棟方志功についてお話された。その折樹下美術館収蔵の棟方作品「米大舟頌」をお貸ししました。昨日無事終わりました、と返しにこられました。
一緒に頂いた当日の資料は1.棟方志功の紹介、2.昭和35年に大潟町小学校文化祭で棟方志功版業展が開催されたこと、3.郷土の芸能「米大舟」を見るため昭和25年大潟町渋柿浜「専念寺」さんに泊まられたこと、4.専念寺で志功が米山の絵を描いたこと、5.海岸を地域のファンと散歩したこと、6.志功が海岸を走り、同行していた写真家濱谷浩氏がその姿を撮影したこと、6.戦後大潟町土底浜に直木賞作家小山いと子さんが疎開されていて、棟方が表紙を担当していたこと、など分かりやすく図入りで作成されていました。
頂いた資料によると、米大舟頌が掲載されている東方出版の書物には“昭和34年ニューヨークのロックフェラー財団に招かれた際この作品を名刺代わりに使用した”旨書かれていました。
なお大潟海岸を走る志功の写真は、青森市の棟方志功記念館入り口に掲げられているということです。
丁寧なK氏は御礼と言って風呂敷を下さいました。風呂敷は、「棟方志功作 龍胆(りんどう)柵 版画風呂敷 光徳寺」と書かれた箱に収められていました。
棟方志功は先の大戦で昭和20年から26年まで足かけ7年、東京を離れ富山県福光町(現南栃市)の光徳寺へ疎開しています。躅飛山(ちょくひさん)高徳寺とその地を気に入り小庵「鯉雨画齋りうがさい」を建てて居住し、福光時代と呼ばれる貴重な期間を過ごしました。
風呂敷にはお気に入りの桑山と光徳寺が描かれ和歌がしたためられていました。
桑山も躅飛の院も秋ならむその裾やまの龍胆(りんどう)咲けるや
この和歌は「桑山も」の題で歌になり南砺市で歌われているようです。
それにしても昭和35年、大潟町小学校文化祭に棟方志功展が催され、22点の版画、4点のヤマト絵、3点の色紙、6点のふすま絵と屏風絵ほか書籍、色紙や手紙類など多数が出品されたことに驚かされます。大潟から直江津にかけて熱心なファンが大勢おられ、昔の方が地域に豊かな文化があったと言われれば今や一言も無く、何か申し訳ない気がします。
一方学校で懸命に児童に地域の話をされるKさんに頭が下がります。
さて話変わって食べ物です。以前から肉無しニンニク無しの餃子をネットで探していました。すると先日見つかって注文。昨夜早速頂きました。このような餃子は昭和30年代に母がよく造り、未だにそれ以上の餃子は無いと思っている次第です。
素朴で美味しかった餃子。
台湾産でした。
少々焼き過ぎでした。
髙松の讃岐うどんもそうでしたが、美味しさの要素に「素朴」が挙げられないでしょうか。“体に馴染む美味しさ”という感じですが、如何でしょう。
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- 「ラッセル・ジョケラ木工展」 可愛いお子さんとおじいちゃん。
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- 今夜のコンサート カッチーニの「アヴェ・マリア」。
- 信州は須坂で江戸時代の料理を食べる 満月、私達の奇跡。
- 失った1枚 栗。
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