頸城野点景
農作業の女性は格好良い。
本日日曜日の頸城野は穏やかに晴れ、随所に農作業が見
られた。
本日あらためて感じたのは作業をする女性の生き生きとし
た格好良さだった。
それに女性がいるだけで、現場が明るく見えるのである。
いっそ都会の女性達も作業服を着て農地に出れば、
一段と健康的で素晴らしい魅力を放つと思う。
そんな時代が来ればいいのに、、、もったいないなあ。
海への跨線橋が架け替えられた海崎海岸。
まだ風が収まりきらない土曜日午後、柿崎海岸を歩いた。
海岸沿いの道にハマエンドウの紫の花が盛りだった。
JR線を渡る橋が気持ち良く架け替えられている。
海あり里あり田んぼありの当地は近隣で不自由なく楽める。
頸城平野は田植えの時期に。
良く晴れたが終日風が強かったこどもの日の祝日。
昼過ぎには当地の東、米山と尾神岳に長々としたレンズ
雲が見られた。
当地の水田で代掻き(しろかき)が始まっている。
代掻きは田に水を張って耕す作業だが、均等に土を起こし、
水平を保ち、雨にも配慮するなどこまやかな仕事だという。
担い手には大変なことと考えられるが、水田は当地の貴重
な景観。
折々にきれいに草が刈られ、広々として本当に美しい眺めだ。
間もなく頸城平野一面に水が入り初々しい苗が植えられる。
明日も強風の予報が出ている。
四度目の蜘蛛ケ池道(瑞天寺-十二神社) 独立自知 馬鹿野郎大居士という墓碑銘。
樹下美術館の近くに大潟スマートインターがあり、周
辺は雑木林に囲まれている。
その林の中に小径があり、十二神社から三つの鳥居を
経てほくほく線高架橋をくぐり、蜘蛛ケ池は瑞天寺へ
とジグザクに続いている。
昨年10月に偶然この道を見つけ、神仏をつなぐ静け
さと路傍の草花が気に入り何度か歩いた。
2015年10月22日
本日来館されたご夫婦は過去のブログで道に興味を持
たれ、急遽「行って見ましょうか」ということでご一緒した。
私が知らないことを教えてもらったり新たな発見もあり楽
しかった。
このたび勝手に蜘蛛ケ池道と呼んでみることにした。
↑本日一段と緑深くなった道。
草刈りなどは蜘蛛ケ池集落の方達がされていると聞いた。
↑ニホンタンポポ(ほかではおおかた西洋タンポポということですが、
この道のはみなニホンタンポポらしい)
↑瑞天寺裏山の墓所にある笠原家の墓。
大傷みしていて非常にもったいない。
↑墓所にある笠原大川の墓碑(勝海舟筆による「大川笠原
君墓碑銘」の八文字(昭和63年発行大潟町史を参考)。
↑驚かされた「独立 自知 馬鹿野郎大居士」と記された
墓碑。
瑞天寺の墓地は檀家衆の非常に立派な墓が多い。
その中の一つで、安政五年の年号があった。
自ら名乗ったものか、残された人の命名なのか。
どんな人だったのだろう、独立自知の言葉はとても
良い。
いずれにしてもこれ以上無い謙遜?の墓碑であろう。
↑笠原家墓地の入り口にあった二基の灯籠のうちの一基。
寄進者の名の中に曾祖父貞蔵(嘉永3年11月28日生まれ、
嘉永3年→1850年)の名があった。
貞蔵の父玄作は笠原大川(だいせん)の弟子の一人であり、
大川に勧められて医師になっている。
(玄作の娘トヨは小山作之助の母です)
本日はご一緒した方のお陰でニホンタンポポ、馬鹿野郎
大居士の墓、曾祖父の彫り銘など興味深い発見をさせて
もらった。
500メートルほどの短い小径だがいつもなにかしら楽し
める。
途中ほくほく線高架橋の真下を抜け、頭上を電車が通った。
百合の群生も見つかり夏にはどんな花が見られるだろう。
いつか皆様とご一緒にここを歩いてみたいと思いました。
拙ブログを楽しみにしていると仰る入院中のAさん、ご覧い
ただけましたでしょうか。
治療に専念され、ご快癒されることを心よりお祈りしていま
す。
本日は一夫一妻のキジ 緑の蜘蛛ヶ池
昨日は二羽の雌と一羽の雄による睦まじいつがい?を記載
した。
そしてキジは一夫多妻と書かせて頂いた。
その筆の先も乾かぬうちに本日は一夫一妻のキジに出会った。
こちらの方が落ち着く感じだったが、この先まだ奥さんが増え
そうな予感もする。
場所は樹下美術館の近く、上越市大潟区は蜘蛛ヶ池のあぜ
道だった。
このところ鳥ばかりで、美術館館長の内容としていささか問題
であろう。
↑日射しの中、雄はいっそうあでやかで、一方雌に鬼気迫る真剣
さが見られた。
(だが雄の眼差しは滑稽で真剣みが無い。そのことが余計に雌を
惹きつけるのか、今で言えばチャラ男の骨頂かもしれない)。
キジの後、目と鼻の先にある蜘蛛ケ池を訪ねた。
ここで終わるはずだったが、、、。
↑向こうからコブハクチョウが岸辺に寄ってきた。
コブハクチョウはかって近くの鵜の池や朝日池で見ている。
いつも一羽だが同じ鳥なのだろうか。
連日の鳥(あるいは蝶)で背中に羽が生えそうだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
本日は風強く不安定なお天気で、午後の晴れ間の後に
雷が轟き激しい雨になり細かいアラレが混じった。
夜遅くも雷をともなう雨が降った。
上越市頸城区は茶臼山の春 オシドリもあらがう。
暖かく、野も花も鳥も春を謳歌した一日。
昼食後に近くの茶臼山の林道を車を走らせかつ歩いた。
樹下美術館から近く、小高い山を回る道は短いが、
下方に隠れるように沼があるため植生は豊かなようだ。
↑群生する小さなスミレ、こちらはツボスミレと言うらしい。
白っぽい花のサイズはタチツボスミレの半分くらい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
林道に行く前の用水池でオシドリを見た。
「ガーガー!」
メスの取り合いをしたらしく、一羽のオスが他のオスを威嚇した所だった。
追われたオスは堤に逃げ、追った方はメスに添った。
人もうらやむオシドリ夫婦とは言え修羅場があるらしい。
追われたオスはつがいを眺めていたが間も無く遠くへ飛び立った。
“つがはねどうつれる影をともとして
鴛鴦すみけりな山川の水”.
その昔、西行は孤独なオシドリを自らに重ねて歌っている。
長くなりました。
雑木林の草花 ズボンに止まったヒオドシチョウ 荒天のゴルフ。
昨秋、近くの雑木林に神社と寺を結ぶ小径を見つけて歩いた。
春に歩こうと考えていたので昨日空いた時間をみて散策した。
路傍の野の花が可憐だった。
↑花の写真を撮っていると蝶が来てズボンに止まった。
ヒオドシチョウということ。
羽がぼろぼろなのは越冬したためらしい。。
何処で冬を越すのか、またその間は冬眠するのだろうか。
痛んではいたが、元気よく飛んで行った。
昨年秋は沢山の赤とんぼがズボンに止まったが、今度は蝶とは。
いずれも白ズボンだった、トンボや蝶は白が好きなのか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて本日は大荒れの一日。
ゴルフコンペが予定されていたが、集合時、多数決で中止になった。
しかし決行に賛成した四人でラウンドした。
ボールはキュウキュウと曲がったが、嵐の中パートナーシップが爽
やかで、お腹も空いた。
美術館の近くであたりを覆う畑の砂塵。
明日はガラス拭きと庭掃除が大変であろう。
吹き出すような新堀川の桜。
樹下美術館から10分ほど歩くと新堀川沿いの桜が見られる。
川は犀潟駅の東向こうを流れている。
何十年も前の町長の発案で川沿いに公園が作られ桜が植栽され、
風致公園の趣がある。
一体は雪が少ないため樹は伸び伸びと枝を伸ばし、吹き出すごと
く花に勢いがある。
以下は本日の写真です。
毎年シートを敷いた一団が花見をし、本日は施設の方達が車
椅子を並べ、若い自転車の女性がさっそうと走った。
また樹下美術館に来られると必ず帰りに寄られる県央のご夫婦が
おられ、先日は高田の人が滋賀県の方をお連れし、素晴らしかった、
と仰った。
↑なんという種類だろう、銀色の幹が何本も立ち上がって広がる。
若草とあいまって明るく清々しい。
満開を過ぎて間もなく花吹雪を迎えよう。
齋藤三郎・尚明親子展 20数年振り高田公園の夜桜。
夕刻高田は本町の「ギャラリー祥」さんへ齋藤三郎・尚明親子(初代、
二代陶齋)展を観に行った。
前々から気になっていたのが会期が長かったため本日間に合った。
初代は何度見ても飽きず、二代は更に新境地を拓いていた。
尚明氏の斬新な椿の湯呑を二つ買った。
大きめの器で、もう少し安ければ買いたい物が幾つもあった。
ギャラリーのオーナーは女性だが、いつも熱意に脱帽させられる。
夕暮れの本町通りを見下ろす大きなガラス窓のテラスで楽しい話を
聞きお茶を頂いた。
↑夕暮れの駅前交差点。高田は美しく進化していると思う。
今は踏んばり時かもしれない。
ギャラリーを出て高田公園へ、知り合いの駐車場をお借りしてから桜を見に行った。
花見会場を歩くのは20数年振りだったが、良い意味で変わっていた。
↑会場の西部に位置するさくらロードは初めてだったが、さすがだった。
ふた筋が並んでいて上掲のロードは白色光の照明。
期間が始まって二日目、混雑も無く花は新鮮、静かで良い時間を過ごせた。
↑黄色の信号は好きだが、点灯時間が短くてシャッターチャンスが少ない。
(帰り道の交差点で)
広い会場は幾つかに区分けされ、バリエーションを楽しめるようになっている。
本日は賑々しい音楽や失礼ながら酔った人にも出会わず、想像以上に楽しめた。
但し満開の頃はまた別の顔になるのだろうが、それはそれで良いと思う。
【感想】最も魅力的な「さくらロード」は将来さらにスケールアップされたなら文字通り
「日本三大夜桜」の名実を誇れるようになる。
もう「百万人の云々」は要らないのでは、頑張れ桜、頑張れ高田!
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