頸城野点景

雨降りの頸城野は代掻き、一部で田植も。

2017年5月6日(土曜日)

連日暖かく穏やかに晴れたが本日は予報通り雨降りと
なった。
樹下美術館を囲む頸城野(くびきの)の水田の処々で
代掻き(しろかき)が見られた。
耕した田に水を張って馴染ませた後に行われる代掻き
は田植え前の重要な作業。
田の土質や栄養、水などを均等に馴らして田植えに備
えるが、最初に「あら掻き」、後日「仕上げ」の二回を行う
という。

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↑自分には仕上げをしているように見えた頸城区の代
掻き。

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気温は上がらず寒い一日、山裾は春がすみではなく、ゆっ
くり霧が流れている。

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吉川区町田集落で見た苗代。運び入れたのか、ハウスの
被いを外したのか、軟らかで愛らしい苗がびっしり揃って田
植えを待っている。

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同地に白と紫のヤマフジ。左下すみにウワミズザクラも咲
いている。

すでに田植えをしている人達もいた。
寒い日の水田の冷気はひとしおであろう。
見ている分には美しく情緒ある水田だが農業はとても繊細
な仕事に見える。
(繊細な仕事ゆえ美しく情緒ある風景が生まれるのでしょう)

賑わっていた大潟水と森公園と鵜の浜温泉 昼食は「石窯PIZZA ココビーンズ」で。

2017年5月5日(金曜日)

連休も後半の子供の日、何度も記載している大潟水と
森公園はこの日にふさわしい賑わいが見られていた。

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公園の一角で見事に咲いていたウワミズザクラの白
い花。
自生している樹だと考えられる。

訪れた午後3時も賑わっていたが、事務所によれば昼
食前後の園内各ゾーンの混みようは「物凄かった」ら
しい。

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6年前にくらべさらに人を集めているようだ。
大らかな環境で思い思いに過ごせる良さが自然な形で
広まっているのだと思う。

そして本日夕刻は広く優しい入り陽だった。

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日が暮れた鵜の浜温泉公営駐車場。温泉と大潟水と森
公園は近く、各宿の駐車場も一杯だった。
今期、一帯でワラサの釣果が上がっていてアングラーも
集まっている。

キャンプ場は昨日よりも賑わっていたことだろう。
大騒ぎのイベントは少ないが、地域が少しずつ力をつけて
いるように感じられる。

ところで昼食は遠方から訪ねて来た親族とピザを食べた。
大潟区土底浜の「石窯PIZZA ココビーンズ」は以前「ビスト
サブリーユ」があったところ。
6人で5種類?だったかを頼んだが、若者もいたのでぺろり
と食べてしまった。

昔からこの一角を守っているご夫婦が息もピッタリ迅速に
焼き上げるピザ。
美味しいバリエーションを存分に楽しめた。

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祝日以外は月曜~水曜日の三日間はお休み。
午前11時~午後6時半までだが愛情のピザが食べられる。

 

みどりの日は良い祝日。

2017年5月4日(木曜日)

緑の日の祝日は清々しく晴れ、当地でもそれぞれ戸外
を楽しむ人達の姿が見られた。

夕刻の上越市大潟区はいつもの四ツ屋浜の林間にあ
る数カ所の大潟キャンプ場のサイトは所狭しとテントが
張られていた。

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普段散歩をしている海辺の林間がこんな風景になるのを
初めて見た。

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長野、高崎、前橋、松本など殆ど県外ナンバーの車輌。

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住んでいると何の変哲もない海辺へこんなに人が来て
くれるとは驚きだ。

 

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樹下美術館がある上越市頸城区城野腰ののどかな通り
も緑と花。

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そして樹下美術館の昼前、中高生男子6人の仕度が出来
ていた。
生徒さんたちは庭を回った後しっかり展示を見てから食事を
したり、お茶を飲んだと言う。

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水が入った田んぼ脇のベンチで若い女性がゆっくり過ご
された。

若い人達を中心に伸び伸びと休日を楽しむ様子は素晴し
かった。

樹下美術館からの「跳ね馬」 連休の合間の胃痛。

2017年5月2日(火曜日)

一昨日、ゴルフ場から見た妙高山の雪形「跳ね馬」の
ことを記載したが、4,50キロは離れている樹下美術
館の庭からもそれは見える。

特に本日は山並みがはっきりしたため、いつもより良く
見えた。

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雪解けが進んだせいか、角度のためか一昨日より
下の部分の輪郭がわずかに薄らいだように見える。
しかしそれはジャンプするような躍動にもも感じられ、
いっそう力強さが感じられる。

連休後半に入る直前の平日、診療が混み図録の第
6校(最終校?)の校正もストレスで少々胃が痛い。

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6校目にもなるというのに、あるページではまだこんなに
直しがあるとは、一体いままで何をしてきたのだろう。

この仕事は高尚過ぎて自分には無理、という観念がどこ
かにある。
出来たとしても余りの粗末さに死にたくなるのでは、という
気持ちを払拭出来ないし、出来る前に死んでしまいたいと
思うほど、ハードルが高くなってくるようだ。

例え小さな美術館の館長であっても図録制作は責任で
あろうと考える一方、他者の作品や人生に言及するのは、
とんでもなく越権ではないのか、という恐れに悩まされる
のもまた事実だ。

うららかな日にパラソルを出した 古代も現代も良い場所大潟水と森公園。

2017年4月30日(日曜日)

昨日午後からお天気が崩れたものの本日は清々しく晴れ
た。
連休前半の日曜日でお客様にお出で頂いた。
今年は展示が親しみ易いためか、熱心に作品をご覧にな
る方が多いが、本日はカフェが気に入ってわざわざ関東か
ら二回目のご来館という方もお見えになったという。

午前中に美術館に出向き、日射しが強まったためベンチに
初めてパラソルを出した。

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気温は25度に近づき、終日うららかな一日だった。

ベンチで第6校となる図録の校正を手がけてから新潟県立
大潟水と森公園を訪ねた。
美術館から車で15分もあれば到着する当公園は広大。
手つかずの自然に囲まれ、近年ますます人を集めるように
なったという。

地形や植生が変化に富んでいるうえ、縄文、弥生、古墳時
代など古代的雰囲気をも伝える良い場所だと思っている。

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葦が一部処理されて水面が広くなり、ミツガシワの群落が拡
大していた(水上回廊から)。

ほどよい起伏に恵まれ、子どもから老人まで楽しめる7つのゾ
ンからなる公園。
なかでも自然観察ゾーンと潟の里ゾーンは比較的静かなので
よく歩く。

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植栽された黄色が入った八重桜が満開だった。

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間もなく終わるコブシ。

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笹の若葉はずきんをかぶったこどものように可愛い。。

本日の潟の里の道中で新しいあずま屋に出会った。

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このあたりは周囲が高く、わき水に恵まれている。
向こうに新しい小屋が見える。

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分厚く敷き詰められたウッドチップの道を行くとそのまま
小屋に入る。

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なんとも気持ちの良いあずま屋。

公園から美術館に戻ると同業の大先輩ご夫婦がお見
えになった。
大潟水と森公園からの帰りということ。
自分も先ほどまで行っていました、とお伝えした。

上越に長く住んでいるが、あんな良い所があるとは知ら
なかった。
故郷の魚沼を思わせる湖沼、豊かな植物、古代的な雰
囲気の良さを語られ、元気な子供たちと出会ったことも
楽しかった、と仰った。
良い場所は海彦山彦の縄文もスマホの現代も変わりな
く人を魅了するのですね、という話になった。

先生とはふとしたところで出会う。
80才を越えてなお変わりないご様子はとても嬉しかった。

春の色、春の食。

2017年4月27日(木曜日)

春の野は淡く周囲と調和しながら歩みを進め、
今ならではの初々しさと優しさにあふれている。

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新緑と菜の花はよく合う。

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無邪気な子供がはしゃいでいるような柿の若葉。

食卓も春の香。

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一昨日は頂いたウド。

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昨日は樹下美術館の庭で採れたフキ。

今の所ほどよい寒暖で庭の樹木や花は駆け足をせずに
移ろっている。
荒々しい南風の嵐だけは来ないで欲しい。

鳥は少なかったが、良く山が見え雲がおしゃれをしていた朝、そして子供。

2017年2月5日(日曜日)

先週の日曜日は上越市大潟区は朝日池で雁のねぐら立ちを見物
した。
妙高市の孫たちといっしょの約束だったが、熱を出したので私たち
だけで壮大な飛び立ちを見た。

無事風邪も治り、本日は6時半集合でリベンジ。
だが連日の温暖で鳥たちは北上しているのか、大きなねぐら立ち
は見られなかった。

代わりに幼い白鳥が傍へ寄ってきたり、頭上を飛ぶ白鳥をみてから
急遽朝の柿崎海岸へ足を延ばした。

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7:30頃、朝日輝く妙高連山は彫刻を施したように鮮やか。

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時折愛嬌を振りまいてくれたオオハクチョウの子。


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飛びたった白鳥。

コンビニで朝食を買って皆で車中食。
柿崎で下の孫と歩いたが誰も居ない朝の海で、親たちが見えなくな
るほど遠くまで歩くのは珍しいらしく、
「こんなに遠くへ来ちゃった」と言って不安と挑戦をないまぜにして頑
張って歩いた。
美しいシーグラスがいくつも見つかったので、よかったね、という事
で楽しい朝だった。

今朝の大気は清澄で山並は美しく、雲の低い部分は波状の揺らめ
きが連続する変わった形をしていた。

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雲を見るのは冬の楽しみの一つ。


子供達というのは可愛い。場面はどこか、もしかしたらスペインの
のロマ(ジプシー)の村かもしれない。演奏者はオランダのジプシー
出身、S・ローゼンバーグのグループ。
曲はスペイン近年の歴史的ギタリスト故パコ・デ・ルシアによるRIO
ANCHO(広い河)。
地続きのヨーロッパは多様な民族人種が行き交い多様な文化を生
みだし、親しみ楽しむ。それも平和ならばこそであり、その価値は
計り知れない。

ところで大人と子供が音楽を通して楽しみ踊る日常など、日本では
通常考えられない。
動画がスペインであれば、大人と子供、そして家族が常に交わる生
活はスペインで暮らした弟もその良さを話していた。
子供たちは甘えるために大人と居るのではなく、早く大人になりたく
てそうするらしい。

快晴の土曜日午後は三和区の喫茶去 北陸園芸 HOK上越店を回る。

2017年2月4日(土曜日)

本日土曜日中は快晴に恵まれ、車を走らせて三
和区は山高津の「喫茶去」へお茶を飲みに行った。

“お茶でも一服いかが”という禅語「喫茶去」は良い
三文字だ。
今回三回目でいずれも晩秋か冬。黒い古民家の店
は不思議とその時期に引力を感じる。

お店
山道に掛かろうとする店はどこか京都の田舎に来た
ような感じ。店の魅力は何と言っても中の暖かさ。

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妻はレギュラーコーとホットアップルパイ。

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私はカプチーノと洋梨のワッフル、アイスクリーム添え。
ワッフルはナイフフォークで切り分けて食べる。いずれ
も楽しく美味しく頂きました。

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随所に可愛いものがあって、

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沢山の古いものがある。家でこのコーヒーメーカの
文字を調べたらオランダ語だった。

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高田の北陸園芸へクリスマスローズ-を買いに向かう。

それから山下家具(HOK上越店)で妻の簡単な仕事机を
買って帰った。

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クリスマスローズはこの時期、都合よく蕾ばかりと言う
わけには行かない。
樹下美術館の庭のクリスマスローズは1年の間に1,2
株が駄目になる。雪消えを待って本日のを植える予定。

快晴の今日何処も雪は少なく道は楽だった。

タゲリ、モズ、アトリ、マガン、オオヒシクイ。

2017年1月25日(水曜日)

一昨日午後、上越市大潟区の朝日池にハクガンがきてい
ると聞いて付近の水田を走ってみた。
雁や白鳥などは日中周囲の水田へ行って食餌と休息をし
ている。
過去、ハクガンを見た場所を回ったが、姿が無かった。

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↑希少といわれるタゲリ。体長は30㎝少々、頭上の飾り羽が
珍しい。
色々聞いていたが見るのは初めて。車を停めるとこちらを見て
いる。チドリの仲間だというが、歩き方、飛ぶ様子など確かにチ
ドリに似た雰囲気がある。ミュー、ミューと鳴いて可愛い。

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↑飛翔するタゲリ。10羽くらいの群だった。背面に褐色や緑
など玉虫色の光沢部分があるらしい。しかし本日はそれが分
からなかった。
とてもおしゃれな鳥で魅了された。また会えるだろうか。

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↑モズ
小動物を狙うモズ、多くの場合彼らは単体で居る。

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↑アトリは大きな群で忙しそうに移動していた。

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↑マガンとオオヒシクイ。二番穂の雪の枯田で雁たちのベー
ジュのグラデーションが軟らかで美しい。

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農道を北に向かって眺める。
白い雲と黒い雲がせめぎ合い、めまぐるしくお天気が変わる。

この日、ハクガンに出会わなかった。気品ある鳥の群を見て
みたい。

上越市大潟区の寒波の日の海、通り、池、山茶花。

2017年1月13日(金曜日)

今冬最大という寒波が来ている。北日本や県内内
陸の各地では大雪となった。

幸い仕事場の大潟区など沿岸は風のせいか、気温
の関係か大雪を免れている。

午後、海岸と在宅の回り先である大潟区内雁子(うち
がんご)の往き来でコンパクトカメラを取り出して写し
た。

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荒れる日本海(夕陽の森駐車場から)。

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↑仕事場の通り。

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↑近くの国道沿いにはアパートがよくあります。

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↑先日訪れた大潟水と森公園

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↑先日雁のねぐら入りを見た朝日池に沿って行く。
正面の米山は雪雲にけぶっている。

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↑目指す内雁子集落の西側の森。

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↑集落で見た山茶花。

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↑集落を後にする。

さて今夜から明後日までさらに強い寒波が来る。
私の所は例年雪は少な目なので往来はやや恵まれ
ている。

だが今後夜半に風が止み静かになった朝など、びっ
くりするほど積もることがあろう。
時には浜雪などと呼ばれ山間部より降ることもある。

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