頸城野点景

来たる11月7日からラッセル・ジョケラさんの展示会 晩秋の花 近隣のコハクチョウ

2024年10月31日(木曜日)

今年最後の催事は「ラッセル・ジョケラ オリジナル オーダーメイド家具展」です。妙高市在住、当地で親しまれるジョケラ氏のオリジナルな家具と人気のクリスマス向き「アーサツリー」なども展示されます、どうかご覧下さい。
絵画ホールを中心に一部陶芸ホールにも置き、倉石隆、齋藤三郎作品はそのままにして温かな展示会を期待しています。

“ジョケラさんの自己紹介
1963年に、アメリカのカリフォルニア州、サリナス
という所で生まれました。
母は佐世保出身の日本人、父はフィンランド系ア
メリカ人です。
父は学校の教師をしていました。
フィンランドからアメリカに移住してきた祖父母は、
農業やクリスマスツリーのモミの木を育てたりして
いました。
私も十五年間この小さなクリスマスツリーを作って
います(笑)。
シアトルのカレッジで芸術学と英語学を専攻してい
ました。その後シアトルの日系会社で、インテリア
デザインと住宅施工の仕事をしていく中で、より木
工のことを深めたくて住宅内装や木製の船づくり、
オーダーメイド家具、美術館とオフィスのインテリア
を手がけました”

さて慌ただしくしているうちに11月3日は文化の日の講演会「良寛さんに学ぶ」が目前となりました。晩秋の日に聖僧とい呼ばれる良寛さんのお話を全国良寛会会長・小島正芳先生からお聴き出来るのは幸せです。お陰様で予定した80人ほどの参加になり、感謝しております。

夏の長い暑さで庭の花は乏しくなっていたのですが、ここへきてホトトギスとリンドウや西王母椿が咲きはじめました。

話変わり、近隣にコハクチョウが沢山来ていると聞いたいましたので、午後から夕刻に見に行きました。

白鳥は昼間は朝早くから田んぼで食餌しますが、暗くなり始めるとねぐらの湖沼に入ります。現在鵜の池と朝日池をねぐらにしているようですが、本日は鵜の池には数百羽が来ました。

路傍の花 木村茶道美術館のお茶 サブリーユの夕食。 

2024年10月3日(木曜日)

本日木曜日は休診日だが、午前に急患に相当する方が来られ、症状から病院に連絡、急遽紹介状を書いて向かっていただいた。どんな返事になるのか気になる。

終えて美術館へ。道中の花を見ながら向かった。

「ヤブマメ」という花らしい。

タムラソウ。

ツユクサ。

あるお宅のシュウカイドウ。
沢山咲いて羨ましい。

竹林とススキ。

いつも楽しみな「カンナ」。

美術館に毎年東京から見えるお客様の姿があり、お話の後柏崎市の木村茶道美術館へご一緒した。

雨上がりの坂道を歩き
最後の石段にさしかかる。

午後2時からの席に座り、15人ほどのお客様で賑わった。私達三人は七客からで私の茶碗は松井康成、客人は田村耕一、妻は藤原啓だった。いずれも人間国宝の一級品で創始者木村翁の眼力に驚かされる。

広やかな志野の菓子器(桃山時代)。
描かれている松島の文も達者。
上辺の織部風の文様の区切りは
芙蓉手が意識されているという。

拝見写真:いつも趣向ゆかしい
お道具で茶が飲める。

 皆さんの目を惹いていた志野
向こう付けの見立て茶器。
お正客に長次郎の楽茶碗が。
宗旦の繊細な茶杓が用いられた。

夕食は客人と大潟区は近くの野菜フレンチ「サブリーユ」をご一緒した。

サラダ。

 マコモとエビの料理。
マコモの料理は初めてだった。

いずれも健康的でいっそう創意工夫された料理を美味しく食べ、長い一日が終わった。

皆さまの「お声」から 当地も梅雨開け。

2024年8月2日(金曜日)

美術館内のノートに残された皆さまのコメントを一年に二度前期後期に分けてホームページの「お声」欄に掲載させて頂いています。3月~7月の前期がまとまりましたので来週月曜日にホームページにアップ予定です。

本日はその中から幾つかを上げさせて頂きました。

○友人と二人で訪れました。上越にこんな素敵な美術館があるなんてびっくりし、優雅なひとときを過ごせました。素晴らしい作品とお庭、カフェも素晴らしく日常から離れゆったりできました。

○愛知から来ました。隠れ家的な美術館とカフェで、近所にあったら、いつも来たいくらいです。また、機会あれば来たい場所です

○四月より神奈川から単身で犀潟に来ました。想像とは違いとても暖かく暑いくらいで驚きました。近くにこんなに素敵な美術館とカフェがあり、時々立ち寄りたいと思います。

○・倉石さんの作品、今でも何てモダンなのでしょう。全体に男も女も細くて精神まで研ぎすまされている感じ。それでいてロマンチックさもあるところが好きです。いや、自分の体型がゴロンとしていて、こういうシャープさに若い頃から憧れていたから?が大きいかな。  七十一歳で右半身が不自由になられたとのこと。「めし」1953作が、おもしろくて気に入りました。ガリガリの体に魚一匹。はしと椀を持つ手は大きく。そして、左利き!です

○結婚する前から来ていた樹下美術館カフェ。今日は旦那とお腹の赤ちゃんと来れて感慨深いです。今つわりで食べられるものが限られてますが、ここのピクルスが最高においしいです。ノンカフェインのハーブティーもあり、とてもありがたいです。水浴びしている小鳥と庭のお花を見ながらいい気分転換でき、とても良い時間でした。

○初めて美術館に来ました。これからたくさんの美術館を巡りたいと思っていて、その一番がここでよかったです。

○とても心地が良い空間でした。東京にも出店してください。

○私はカレーを食べるぞ!→カレーがおいしすぎた!またカレーを食べに来たいと思います。

○緑色的庭園、紅茶的茶、彩色的午餐、視覚、味覚、心炅都得到了享受和満足!
(翻訳:緑豊かな庭園、赤い紅茶、色とりどりのランチ、視覚、味覚、心がすべて豊かになり、満たされました)

○苦しい時にこちらに来ると落ち着きます。もう少し頑張ります。また伺います。

○人生ツライです。来てよかったです。

○勉強がんばります!目指せ不老不死!

○7東京からK氏、高田からもK氏来られ、5年前買われた当館グッズのボールペンを今もお使いになられ、それで書いています。

○ここは、本当にいやされます。無になれます。山に行ったのと同じくらいのパワーがあります。ありがとうございます。

樹下美術館は小さな美術館ですが、皆さまのコメントに励まされます。
見ていますと、樹下美術館には明日に向かう力強いパワーと今日を癒やす静かなパワー両方があるようです。
また初めて訪ねる美術館が当館だったとは嬉しい限りです。訪れた場所には様々な美術館があることでしょう。旅をし美術館を巡ることは人間と地域の宝に振れることで、楽しみながらする成長の旅でもあります。「出発おめでとうございます」と言いたい気持です。

新潟県は昨日が梅雨明けでした。例年より9日遅いということ、確かに降っては晴れるを長く繰り返えしました。必要な雨と晴れ間により稲は素人の私にも良く育っているように見えます。昨年は異常な不成績でしたが今年はとびきりの豊作を期待したいところです。

本日近隣の水田と空。

樹下美術館の柿も沢山実をつけています。

雨と晴れ間に恵まれ、
徹底除草を行い良く育った芝生。

1週間の予報を見ますと毎日マークが出ています。まだ40度近くにはならないようです。

週末は「オオウバユリ祭」 蜘蛛ケ池のオニユリ 四ツ屋浜で自撮り 長峰のカカシ。 

2024年7月28日(日曜日)

昨日27日午前、再びA氏が二貫寺の森のオオウバユリの写真を送って下さった。10数個の花をつけた豪華な写真だった。

 場所はもう1枚から二貫寺の森の
「ともだちハウス」広場のようだ。

同じ日の午後、A氏の写真にせかされるように二貫寺の森へ。すると前回11日の初回より沢山の株が目に付く。県道から入るや駐車場までの間に何株も開花している。

これはツル草に絡まれ喘いでいる。

道ばたのクズもそうだが、ツル性の植物は陽当たりの良い場所で威力を発揮する。そのため道路際の草木は、松の苗さえ絡まれて消えてしまうことが容易に起こる。道路が多いのは良いのだが代わりに苦しむ草木を見るのは辛い。

早くもハグロトンボの出迎え。

駐車場の周囲にも何本か映えていて、入り口から11本を数えてともだちハウスへ向かう。

途中次々に現れるオオウバユリ。
前回よりずっと数が多い。

ともだちハウスの広場に出た。

広場で。
一番目のA氏の写真はこれか。

近くに4,5本集まっている。

同じ陽当たりでも広場の花は良く育ち背が高く沢山花を付けている。下草から突き出ているので余計に目立ち、特に上掲の花は豪華で根元に近い茎は驚くほど太い。

ちなみに握ってみた。

握るとまるで木のようで、これが「ゆり」だとは!すぐ上に草履のように大きな葉がほぼ同じ高さでぐるりと茎を取り巻いている。

ともだちハウスの方向にも
立派な花が。

二貫寺の森のオオウバユリはその数において想像以上で本日の目的は十分に果たしたとして引き返した。
以下は駐車場までの帰路です。

林中にはまだ蕾のものも。

森の奥に目をやると向こうに沢山花が見えたので入ってみた。

群生するオオウバユリ。

林間のものはさらに葉を大きく広げているが、花数は少なく貧弱に見える。陽が当たらないせいであろう。その近くにも群れ咲く場所があり、この森にはどれだけのオオウバユリがあるのだろう。

二貫寺の森を辞して美術館にもどるとなんとA氏がカフェに。話は当然オオウバユリで盛り上がる。ブログに書くとA氏が反応され二貫寺の森へ行き私に状況を知らせてくださり、私も心奮わせて出かけた。
驚いたことに氏は黒姫の童話館の途中で撮りましたと、素晴らしい花が複数並んだ写真を見せてくれた。国道のすぐ脇、路傍である。こちらではジメジメ「し場所で見るものが、高原では国道際にも生えるのか。本当に驚き、まだまだこの花には驚くことがありそうだ。

さてこの日雲が盛んで夕刻には美しい夕空になった。四ツ屋浜で記念に自分を入れて撮った。2021年心筋梗塞から回復したあと同じように四ツ屋浜で自分を撮った。この度は白内障手術の終了記念にした。

ここまでは昨日27日の分、以下は本日28日日曜日の種々(くさぐさ)です。

午前は溜まっている医療や福祉の書類を書き午後から周辺へ出かけた。大潟区は潟湖が多い。ジメジメした場所の一つ蜘蛛ケ池を思いだし、ウバユリが観られないか出かけた。池に近づける場所には無かったので、周囲の雑木林の小さな流れを探してみた。

草刈りが行われたばかりの流れ。

刈られたオオウバユリが淵にあった。

辺りに目を凝らすと遠くに2本の花。

潟が多い大潟区では、私が知らなかっただけで昔からオオウバユリが案外多く咲いていたことが考えられる。開花直前に急に伸び、咲くとすぐ枯れるなどから目立たなかっただけかもしれない。

蜘蛛ケ池の帰路、同集落手前でオニユリが沢山咲いているのを見た。

セイタカアワダチソウの中で
咲いている。

その後吉川区長峰の田で見たカカシが面白かった。

スズメはともかく私達には
十分楽しいカカシでした。
ビニー製のようです。

最後ですが、週末は「ウバユリまつり」と言うべきものでした。花を間近でみたのは初めてで、色々変わった花だと思いました。
流れなど湿気の多い場所を好むこと、スカシユリ風の切れ長で波打つ形状、ほぼ同じ高さで360度茎を囲んで展開する広い葉、開花直前に一気に延びる茎、日光の条件に合わせしぶとく生きるらしいこと、あっという間に枯れるなど独自の性質をもっていることが垣間見られました。

みすぼらしいものから威厳に満ちたものまでバリエーションに富み、それは長い間の巧みな生存戦略によるものではないかと考えられ、この花の古さを想像しました。

二貫寺の森で匂いを嗅いでみますと、ほんのかすかですがやはり百合の匂いがしました。

長くなりました。

「二貫寺の森」へ、オオウバユリを見に初めて行った。

2024年7月11日(木曜日)

およそ小雨模様の本日、晴れ間も見えた午後、姥百合の状況を大潟水と森公園に電話して尋ねた。すると、現在1カ所で確認されていますが、「二貫寺の森」では何カ所かでつぼみがみられているようです、という返事。
二貫寺の森は初めて聞く名前だった。さっそく調べてみるとおおよその場所が解った。上真砂の交差点の東、(株)コスゲに隣接する森一帯がそうだった。着くと駐車場と管理棟(施錠されていた)があり、如何にも湿り気の多そうなフラットな場所で、植物と樹木が濃密に茂っていた。

管理棟

薄暗い森を、ここなら姥百合(オオウバユリ)があるかも知れない、と歩き始めた。

間もなく現れるツリーハウス。

ガマズミの赤い実がきれいだ。

気持ち良いくらい茂るシダ。

スマホの歩数で3000歩ほど歩き、10本前後のオオウバユリを見た。

背の高さに違いはあるが大潟水と森公園の電話どおり眼前にする事が出来た。おそらく先端のつぼみに見える部分は更に伸び、そこにいくつもの花を着けるものと思われる。

姿は崇高で、うす暗い湿地の中に繁茂する無数の植物を代表するかの如く真っ直ぐに堂々と伸びていた。
開花はいつ頃なのだろう。まず1週間おきくらいに来ては眺めてみたい。

以上が一回目の二貫寺の森歩きでした。初めて歩く湿った場所は何が出てくるのか少しく緊張するが、随所でひらひらするハグロトンボに心なごまされた。

ハグロトンボ

普通であればこのような場所は荒れ果てて一歩も踏み入れることが出来ないのだが、珍しい事にここはクズやクサギの繁茂も全く見られず、かって読んだ閉鎖林を想像させる望ましい森林環境が保全されている印象を受けて驚いた。

二つの河川による永年の作用でこのように豊かな自然が形成されたとある。しかし関係者の維持管理努力は並大抵ではなかったのでは。「公園」と名付けられていないのも良いと思った。

汗をかきかき夏の大潟水と森公園、新たな出会い。

2024年7月6日(土曜日)

7月第一週の土曜日。何も予定が無い日の午後は大潟水と森公園か大池いこいの森公園に足が向く。行くまでお目当てがあるわけではないが、行けば新たな出会いや興味深い再会がある。

自生するオカトラノオ。

同じくヒヨドリ草。

ジャノメチョウとドクダミ。

数年ぶりのコムクドリ。

冬は雪、夏は亜熱帯。

マムシグサの実。
次第に赤くなる。
(ヒロハテンナンショウを訂正)

 

賑やかなホタルブクロ。

湿地に黒いアゲハが一頭
すでに来ていた。

目の前を横切った
明らかにモンキアゲハ。

モンキアゲハは上掲のように印象的な飛翔を目にして驚くだけだったがこの度はちゃんと撮った。この蝶を見るのはいつもこのゾーンだった。調べるてみると通り道が決まっているらしい。

眼前に降りた。
日本最大のアゲハだという。

二頭いて並んで吸水
左の個体にも前翅に隠れて白斑がある。
色あい違いは春型と夏型?又は雄と雌?

暗い木立の中にキビタキ。
カメラを向けると飛び立った。

芝生の広場で沢山のネジバナ。

暑くて面倒でも、行けば何かに出会え、次の楽しみも生まれる場所、自然公園。大潟区の大潟水と森公園や頸城区の大池いこいの森公園はそんな場所だと思う。
この度は汗を掻き掻き、特に数年ぶりのコムクドリ、まさかのモンキアゲハとキビタキの後ろ姿、賑やかなネジバナなどを目にした。
望遠レンズを着けずに歩いたがちゃんと撮るために次回は装着して行きたい。

夕ご飯の茄子の煮浸し。

春麗しかった頸城区大池憩いの森、大潟区新堀川の桜。

2024年4月14日(日曜日)

春らしい温かな日が続く。本日は上越市頸城区の大池憩いの森公園の東側、ビオトープがあしらわれた部分を歩き、一旦美術館に寄り大潟区犀潟の新堀川公園の桜を観た。

ほくほく線大池憩いの森駅に駐車するとメジロの群がソメイヨシノに来ていた。

先日の大潟水と森公園同様、沢山の群は蜜を吸うと急いで次へと去って行った。

初めて観た鳥「ビンズイ」。「腹に線の模様がある鳥」で検索すると見つかった。地味な感じの鳥で、鳴き声は聞けませんでした。

ミズバショウが咲きそろっている。

 頭上にヤマガラ。

ほくほく線が下り。

路傍にはユキツバキ、ショウジョウバカマやスミレが咲いていた。

 水上回廊は歩けないそう。

 帰路のムシカリ。

平地に下りてくる。

麗しい鯉のぼりとお花のお宅。

麗しいお宅を見て美術館に戻った。お茶を飲みサラダを食べた後、すぐ近くの大潟区は犀潟、新堀川の桜を観に行く。

好天の里は麗しかった。新堀川の桜はこれ以上咲けないという風で、明日あたりから始まる落花もまた見どころではないだろうか。
Joetsu City may be one of the most “Beautiful Countrysides”in Japan だと思った一日でした。

昨日の休診日は公園と池を巡った。

2024年4月12日(金曜日)

薄曇りの昨日木曜日、午前中から出てカメラを手に大潟水と森公園を歩き、天ケ池。と蜘蛛ケ池にも寄った。

県立大潟水と森公園では高齢のご夫婦に混じって、乳母車に一人、背中に一人お子さんを連れた若いお母さんが芝生広場に現れた。おんぶしたお子さんを降ろす時お子さんは滑り落ちてしまったが無事だった。お母さんは再びその子を背負うと乳母車を置いて勢いよく芝生を駆けだした。乳母車の子が足をバタバタさせるのが見え、走る二人から笑い声が聞こえ幸福な情景だった。

以下当日の自然の様子です。

軽やかな空色、オオイヌフグリ。

水辺のハンノキに新緑の気配。

しだれ桜。

駐車場の桜に何十羽ものメジロがやって来て、花の蜜を吸いました。


 

西口駐車場への道の往き来の光と影は魅力的。大潟水と森公園は「潟の里ゾーン」を歩いた。
その後、天ケ池と蜘蛛ケ池へと出向いた。

路傍のヒメオドリコソウの群落。
全体が焼き物の辰砂のような色。

野道に下りていたカワラヒワ。

小さな流れに居たホオジロ。

蜘蛛ケ池の堤にいたハクセキレイ。

戻った美術館に車が一杯。

展示も観てもらっていた。

ベンチ脇のソメイヨシノ。

お腹が空いたのでホットサンドを食べた。

その後ベンチへ来られた二人のお客様と
お茶を飲みお話しした。

前庭のコブシが満開。

日が長くなり閉館後溜まっていた庭仕事をした。過日植えた花に水遣りし、苗木を1本植えた。

本日は前庭の右側に過日求めた90センチほどの啓翁(けいおう)桜を植えた。付近に早咲きの箒桜があるが、深く虫が入り危うくなっている。今回、成長は早いがあまり大きくならない種類ということで植えてみた。もう1本あり、奥の方に植える予定。

今まで植栽時、過剰に肥料を遣っていたのを大反省。赤く小さな花が沢山咲くこの桜の生長を楽しみにしたい。

表現と愛着。

2024年2月7日(水曜日)

本日も雪模様。積もることは無かったがびしゃびしゃ水っぽい雪が降ったり止んだりしました。
何度も書きましたが毎水曜日は特養の回診日。早めに終了したため、また冬鳥、特にハクガンの探鳥に辺りを走りました。

何カ所か見当をつけた場所はいずれも外れ、一羽のハクチョウも雁も、当然ハクガンも見ませんでした。こんなことは珍しいですし数日降った雪が鳥たちをどこかへ追いやってしまったのでしょうか。

柿崎からの米山。
いっとき雲が切れました。

外出時はなにがしかのカメラを持参し、面白そうなチャンスがあればレンズを向けます。本日は天気が悪く肝心な風景も今一でした。

当地は特別風光明媚な観光地はないので見た目良い写真を撮るのは簡単ではありません。それでも自然や雲など季節ごとの情景や電車あるいは花鳥を写すことで満足している次第です。
本当は妙高山が近くに見える地域であればなあと思っていますが簡単な事ではありません。

ところで地域の景観の美しさは、そこで生まれ育った人であれば他をあまり知らなくても、ここは素晴らしいと自覚するのではないでしょうか。
さらに世界的に風光明媚な所の人が自ずと「ここは世界一」だと考えるのはそう外れていないのも不思議な事です。

私の場合は特別な場所ではないのですが、愛着というのでしょうか、微妙なことですが何かしら心に響く光景や風光に出会えれば撮ってみているだけ。たまたま当たりのようなことがあれば、いつか又と単純に期待してレンズを向けるという風です。


ヴィヴァルディの四季から
「冬」。本日は第2楽章です。

最後に一つ、もし風光明媚な所へ行って撮ったとしても、どこか平板で心こもらないものばかりだったという経験も不思議といえば不思議なことです。表現の場合、何かに付け愛着というようなものは大切な要素の一つかもしれません。

今後行ってみたい所は東北の名山が見える里のような所で、その次は山陰で、果たしてどんなでしょうか。

雨が小降りになって ピクルス 柿崎海岸 夕暮れの潟町駅。

2023年12月2日(土曜日)

何日も雨降りが続いていたが午後から小降りになった。日ごと気温が下がり雨も冷たくなってくる。本日午後車が示した気温は6度だった。外出すると頬の冷たさが冬のそれに変わっていた。

午後は美術館に寄ってから柿崎海岸を歩いた。

美術館の厨房で鮮やかで美味しそうな食材を見た。ピクルスの下ごしらえだった。以前は妻の仕事だったが今はみなが作る。

大きくて赤いブイが上がっていた。漁網を吊すものか。

かって浮かんでいた海を見ている。
空は今どきの鉛色。

荒れた直後のためシーグラスが上がっていた。

ありきたりの青色が殆ど。
かって僅かだが赤や黄色も
あった。

帰路、夕暮れの潟町駅
学生時代までお世話になった。

潟町駅は小さな御手洗池に接している。小学時代、釣り竿をもって正面線路側の土手から釣り糸をたれた。釣り糸、ウキ、釣り針、重りなどは近くの丸八さんでよく買った。
餌のミミズは家の排泄溝の脇か近所の豚小屋の周囲を掘って採った。
釣り場の土手は機関車の石炭がらの捨て場だった。土手は急で下手するとずるずる池に向かって足元が崩れるので用心しなくてはいけなかった。

深いと言われた池の向かって右には杭と板をあしらった場所があり、かって中学校の水泳部が練習場にしていたと聞いた。
いま池の真ん中に蓮が咲くのをみるとそれほど深くはなかったようだが、子供の頃は「底なし」と言われて怖かった。

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