拙(歌、句、文)
梅雨の宝石アジサイの盛り
ひどい降りを交えて長雨の気配です。今日は肌寒いくらいの低温、貴重な節電日だったのかもしれません。
樹下美術館隣接の庭でアジサイが賑やかになりました。いくら雨に降られてもしっかり花を保つ優しくも根性の花、アジサイ。西洋名ヒドランジアとは水を入れる器ということですので、たしかに雨に強いわけです。
これから花色を変えて行き、最後ははやり痛みます。盛りの花を見ていると、けなげで美しく“梅雨の宝石”と呼ばれるのが分かるような気がします。
降られてもまだまだと言ふ紫陽花
![]() ダルマバノリウツギ、向こうに濃い甘茶 ![]() クレナイ ![]() 堂々としてきたカシワバアジサイ ![]() ダルマバノリウツギ |
![]() 普通?のヤマアジサイ ![]() ベニガクアジサイ ![]() 藍の空?紫姫? ![]() 清澄(キヨスミ)サワアジサイ |
“藍の空”は植えて3年目、大変小ぶりなアジサイです。花の脇にあった札に辛うじて藍の空と読めたのですが、業者さんの名付けかもしれません。
清澄山は千葉県にあるそうです。
アジサイの名の同定はとても難しく思いました。
花々は夏の夕べも見頃なり
花々は夏の夕べも見頃なり宵に浮かぶも溶けるもありて
先日、樹下美術館隣接の庭の白花を掲載しました。ほかにも色々な花が日一日と移ろい、いよいよ最も賑や時期を迎えます。
間もなく夏、日は長くなり凪いで、夕刻の庭には昼間とひと味ちがう、ほっとした時間が流れるようです。
![]() オオツユクサ・盛りです ![]() ツキヌキニントウ・しばらく続きます ![]() シャクヤク・和物、洋物盛りです |
夕凪の水田 畦道にハマエンドウやジシバリ
二日続けて吹いた風が止んだ。 用事がたまっていてずっと家で過ごした。三時のお茶で寝ている母を車いすに移動させると、はぁはぁと息切れが始まった。何日か食がいい日が続くと、このような症状がでてくる。頂くおまんじゅうなどは控えないと。
念のため注射をして間もなく収まった。3月で母は96才になった。
熱いお番茶と甘納豆を少々出して、好きな石川遼が出るはずのテレビをつけた。
少々遅い午後、美術館へ行った。ゆっくり過ごされるお客様が何組かいらしていた。ボタニカルアートを教えてほしいとおっしゃる方に、まだまだ苦労している最中ですので、とお話した。
5時過ぎて庭の草花に液肥を遣り、終わって芝の草取り。暮れる前後、代掻きが終わり田植えを待つ水田はなんとも静かだった。
明日にでも田植えでしょうか、右端に樹下美術館の影があるのですが。
![]() 畦道に可憐なハマエンドウ |
![]() 同じく畦道、ジシバリという花らしい |
田が動く 知事には間違いのない判断を
午後、田を通って往診した。上越市大潟区の田は一斉にという様子で耕耘機が入っていた。
耕して田が黒くなる強くなる
それにしても原子力発電所の問題をいわゆる地元自治体だけに大きく任せるのはおかしなことだ。
県民が託せる最後の砦は知事であろう。泉田知事は賢い人とお聞きしている。今際の折りはどうか間違いのないご判断をお願いしたい。
冷たい雨の日 静かな梅
先日とは打って変わって冷たい雨の日。
梅は静かでますますあざやかだった。
※色々あった三月、遅れに遅れる図録を進めています(本当に恥ずかしいのですが)。
甘やかな春の雨 ジャガイモ
一月さんざん二月さんさん三月さんざん4月さんさん、、、。
今年のお天気は一ヶ月おきに善し悪しを繰り返している。
好天が続いていた四月、今日は久しぶりの雨。
会う人ごといい雨、と仰った。
始まった畑にちょうどよいタイミングだったらしい。
老いも若きも早春の畑はジャガイモが人気
砂地のジャガイモは暑さにに左右されて結構難しそうだ。
難しいのに少し温かくなると待ちかねたように一斉に始まる。
種芋を切って伏せ、芽が出たら畑にイレる。
なぜか私の所では植えるといわない。
今日の上越市・大潟区の朝日池。内雁子(うちがんご)新田の急患の帰りに。
甘やかに岸辺をぬらす春の雨
この時期の雨は花や樹木の芽に静かにそそぐ。さあ目覚めてと促すように。優しく降るので甘味があるのではないか、と感じる。
御礼 拙画展の終了 水仙
ご報告が遅くなりましたが、2月18日からの拙画展が一昨日3月30日に終了いたしました。
主催いただいた新潟市・知足美術館様の知らせでは697名のご入場者ということ。皆様には大変お世話になりました。心から御礼申し上げます。
夕方の冷気とともに自分たちの香りも下りてきてみな満足そうでした。
日暮れても素顔の気品水仙花
新潟の作品展最後の日曜日 国道116号 良寛
新潟の拙作品展最後の日曜日。雪の上越を発つと午後の新潟は晴れ間が見えていた。毎週末手伝いをしていただいたIさんご夫妻、本当にお疲れ様でした、感謝しています。今日はかなり賑やかだったということでホッとしました。
さて帰りは高速道路をやめて国道116号を使った。道中は寺泊、出雲崎、与板、刈羽、柏崎と良寛ゆかりの土地が続く。もう少しヒマだった昔、よく一帯をウロウロし、「良寛の里美術館」を何度も訪ねた。
春浅き和島(わしま)の里の夕まぐれ ふいの良寛夢か幻
さわらじのみ足冷たく春暮れて 畦の家路に歌如何ならむ
歌は歌 我が身は我が身 春寒むの 手足そぬくめ 息そ暖め
空(から)よりも 君のいませば 草の家も げに温かき 五合庵かな
良寛のせいか土地柄なのか、山裾を巡る里の風情はゆかしく、詩情を感じる。随所にまずい歌をお許しください。
少し話変わりますが、過去をさかのぼって、三人の誰かと会えるとしたら誰がいいでしょう。あえて言えば、私は曾祖父玄作と良寛、それに信者ではありませんがキリストです。玄作とは話をして、後者二人は遠くからひと目だけでも見てみたいと思っていました。
樹下美術館も館内の照明を半分に落としました。
花の命を描く展の搬入 新潟空港に流れる時間
花の命を描く展に向けて午前にスタッフと妻は知足美術館へ50点の作品と配布物を搬入した。午後の休診日を利用して自分も駆けつけた。
館長で(株)キタック社長中山輝也さん、副館長佐藤和正さん、ほかスタッフの皆さんにはとても親切にしていただいた。素晴らしい会場で、小生の絵は幾分上がり気味、おいおい大丈夫か、と心中つぶやいた。
とにかく始まる。ご来場者さんに少しでもお楽しみ頂ければこの上なく、ご期待外れの段は何とかお許し頂きたい、と思う。
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展示作業を終了して夕刻の空港を見に行った。飛行機は変わっている。静かに洗練されていたかと思うと、轟音と共に飛び立つ。発着を中心に空港は緩急の時間がほどよく流れ、到着の機体に春の香。
昭和50年代以後、飛行機に乗ったことがない。しかしそれ以前7,8回の搭乗はいつも胸踊った。
しばし港に佇めば
かたや入り船はた出船
ひととき船が絶えたなら
思い出などが出入りする
場内で妻と夕食を食べて帰ってきた。さすが新潟だった。
※以前のノートで知足美術館の位置を県庁の西200メートルほどと記しました。しかし本日伺ってみますと4、500メートルはありました。謹んで訂正させていただきました。
暇そうな海
2月になって1月のそれを裏返したように穏やかなお天気が続いている。午後の休診日、暮れる海を見に行った。ひと休みの表情は期待通りだった。
暮れる二月の海は赤シャツに着替えたものの
だれも相手をしてくれなくて
暇そうに潮だまりを行ったり来たり
本当は荒れたくないんだ、などと言っていた
(2月14日、手を加えました。)
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- 週末は名古屋と豊田市へ 本日は名古屋の分です。
- 自然の末席で。
- 三月にして真夏日 初ゴルフ アイスクリーム 啓翁桜 雪割草 内山雅子さんのCD。
- 春の公園、過日の大潟水と森公園と本日の大池いこいの森公園 その付近でクジャクチョウ。
- 大好きな濱谷浩作「ホンヤラ洞で歌う子供たち」とその絵はがき。
- 小林古径記念美術館「生誕110年記念 濱谷浩展」と講演会。
- 春分の日、肌寒いが日が長くなった 啓翁桜はいつ咲くか。
- 柏崎から佐藤さん、明静院の大日如来坐像 いしだあゆみさんの訃報
- 宮崎俊英さんとあらためて倉石隆を観た。
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