空・海・気象

波浪と時雨とヤブコウジ。

2014年11月14日(金曜日)

連日の季節風は台風並み、というより当地では台風以上の強さ。
叩くような時雨(しぐれ)も容赦ない。
いっとき、あられも混じったという。

庭の傍らのヤブコウジはほっぺを真っ赤にして集まり、
固い葉っぱを傘にかかげ身を寄せ合い、吹き寄せる枯葉を抱えて暖まる様子です。

 

防波堤の波2まるで獣の如く小さな漁港を襲う昨日の波浪。

ヤブコウジ真っ赤な実を沢山付けていた先日の樹下美術館のヤブコウジ。
今年は例年より実が多いと思われます。
わずか15~20㎝ほどの背丈ですが、草ではなく樹木なのですね。
荒れる空の下、こびとのようなヤブコウジたちは怠りなく冬仕度です。

明日はいよいよ蓄音機によるレコードコンサート。悪天候かもしれませんが、会場は皆様の熱気で暖かくなることでしょう。

季節風の一日 育つ野菜 ひと安心のバラ。

2014年10月28日(火曜日)

気温が下がった強風の日、雨が降らない分だけ助かった。
沿岸の空はひゅーひゅーと鳴りゴーという海鳴りが続いた。

気温は下がってきたが、一帯で夏の終わりに除草し耕し肥料を入れ、種を撒いた家庭菜園で野菜が育っている。

1荒天の海岸。

2白菜。
ニケ月ほどで立派に育った。
腰や膝が痛くても畑に行くと気分がすっきりするので止められない、という皆さんの気持ちが分かる。

3荒天の日、花瓶に入ってひと安心のバラ。

明日のお天気は回復に向かうようだ。

快適だった柿崎海岸の夕刻。

2014年10月18日(土曜日)

良く晴れた週末の夕刻近く柿崎海岸へ行った。
砂浜は快適で、台風が色々なものを残していた。

1緑色のシーグラス。

2瀬戸物のかけら。

3美しい貝を見つけた。

4ダンスのつもり。

5台風が残した彫刻。

6見事な湾曲、ぜいたくな背景。

7世界を独り占め。

8暮れる妙高連峰 上下浜の高速道路高架橋から。

 

消えた台風 秋ばらは昭和美人のイメージ。

2014年10月14日(火曜日)

西日本に大きな水害をもたらした台風19号。当地新潟県上越地方の沿岸はさほど被害もなく済んだ。
台風は急に勢力を弱めたのか風雨は過酷なものではなく助かった。

雲低い灰色の雲が足早に流れた午後。

秋バラ傷まずに済んだバラ。

秋のバラはどこか懐かしく、思いを秘めるようであり、小ぶりで品良く、しゃんとしている。
年のせいでしょう、田中絹代、八千草薫、乙羽信子さんらのイメージが浮かびます。
(昨年も似たようなことを書いたかもしれません)

9月の天地 美田なかりせば国も無い。

2014年9月17日(水曜日)

今年厳しい残暑はなく、日中晴れ間が多かった。
しかし全国の状況と同じように激しい雨にも見舞われた。

雨は主に夜間から早朝に降った。
急な降水によって、せっかくのコシヒカリの刈り入れには苦労が多いようだ。

いつも強気の農家の方が、いやー参った参ったと仰っている。

140908尾流雲去る9月8日、髙積雲が降る如く尾を引いた。
「尾流雲(びりゅううん)」と呼ぶらしい。

140914ぬかるむ田ぬかるむ田。根元が水にひたっている稻も多く、刈り取りを見合わせている田圃もある。

水田の美しい景観(環境)は田舎(地方)において特筆に値する価値を保っている。
それを維持する農家の人々の苦労は大変にちがいない。

田で出会う人々は若者から中年まで想像以上に若く、言われるほど高齢者の生業ではない。
水田(美田)なかりせば日本に国も地方もない。

連休最後の日の旅情 大きな秋、小さな秋。

2014年9月15日(月曜日)

私は旅情という言葉が好きで当ノート(ブログ)で何回か使っている。
写真を撮るときもそのような光景に目が行きやすい。

ああいいなあ、と感じる情景や場面でよぎるのが旅情(のような)感覚。
この言葉が印象的だったのは檀一雄の小説「火宅の人」だった。

そこで旅情は何度か使われていて、かなでも「天然の旅情」に出会った時は、はっとした。
具体的な説明は厄介だが、言われてみれば分かるような気がした。
小説の主人公は、かなり悲劇的な出来事までも「天然の旅情」として受け入れていたと思う。

ほかの人は勿論、少なくとも自分の影法師くらいはどこかに絡んでいる情景、目の前を過ぎ行く時間、、、、。
いわく言いがたい旅情にはそんな旅人感覚がある。

さて9月の連休最後の日の旅情です。

コスモス樹下美術館の近くのコスモスはもう満開。

くびき野の田と雲米山、尾神岳と雲。

四ツ屋浜四ツ屋浜の夕陽。直前、空一杯に広がった群雲も見応えがあった。

大きな秋、小さな秋、ともに過ぎて行く
見送る私たちは旅人でしょうか。

本日ご来場のお客様、とても感謝してます。

9月の長峰池 ミゾハギ フジバカマ 夜、凄い雨音。

2014年9月12日(金曜日)

昼食後近隣の長峰池へ出かけ湖畔を歩きました。
今日の日中も雲ゆたかに湧き、また浮かんでいました。

米山と雲湖畔から東方、米山方面。口角レンズで撮りました。

西の方角向かって右へ散歩道が続きます。口角レンズです。

ミソハギミソゾハギ。湿地でおなじみ「盆花」ですね。
咲く環境、真っ直ぐな姿、濃い花色、、、好きな花です。
通販で安く購入しましたが、普通の庭で咲くでしょうか(沢山水やりをするにして)。

フジバカマ七草の一つ、フジバカマ。品良く咲いていました。

記載している時間の21時45分ころ、非常に激しく降ってきました。
東の雲にわずか明るい部分が見えて、月の場所でしょう。
それなのにここは大雨、局所的豪雨というのでしょうか、凄いです。

-長峰池は新潟景勝100選の第16位に選ばれた、美しい景観の長峰池。
古砂丘層からの湧水池で、水生植物や昆虫たちの貴重な生息地でもあります。
周囲を巡る散策コースは、春は桜、秋は紅葉と季節のうつろいが楽しめます-
以上上越市ホームページから

※駐車場は道を挟んで池の反対側にあります。そこから米山、尾神岳が良く眺められます。

見応えある雲の日 ジャンゴのNuage。

2014年9月11日(木曜日)

国内では様々に大雨が報じられている。
しばしば凶暴でもある気象、、、
当地新潟県上越地方の私たちの所も作夜から朝はカミナリと激しい雨。
しかし日中は穏やかで、雲は非常に見応えがあった。

頸城野の田圃は早稲が終わりまもなく最後のコシヒカリが刈られようとしている。
先日、農家の方はそのお米のことを「ヒカリ」と仰った。

今日の雲と車10年近く乗っているプログレと今日の雲。

 


ストーケロ・ローゼンバーグのギターは「Nuages(ニュアージュ・雲)」
以前に掲載しましたジャンゴ・ラインハルトの曲です。

実る頸城野、几帳面なほくほく線特急「はくたか」。

2014年9月6日(土曜日)

雲涼しい一日、あたりの水田は刈り入れの盛り。
美術館のデッキに隣接する田ではドードーと幾つものコンバインが鳴り、
受け取るトラックが忙しそうだった。

ご来場頂き熱心に展示をご覧になりカフェに降りられた皆様、有り難うございました。

コブシその2 070頸城野の水田と本日の雲。

コブシその2 037実りの頸城野を行くほくほく線特急「くはくたか」。
最後の秋を几帳面に走る姿の立派なこと。

こうして秋は深まっていくのだろう。

美しい朝焼け 早起きの人達。

2014年9月4日(木曜日)

今朝5時前に目覚めた。
窓に降ろしたスクリーンが赤く染まり、開けると東の空が華やかな雲に覆われている。

日頃見ているのは夕焼けばかり。
カメラ片手に米山と尾神岳が見える近くの中谷内池に行った。

気温が上がっていて蒸し暑かったが、日の出前の空はきれいだった。

002こんな朝焼けはいつ見たか覚えていない。風景は山や水で一層ダイナミックに感じられた。
左米山、右尾神岳。

008 - コピー間もなく日が昇る。現在当地の日の出は5時15分すぎらしい。

夜明け前から散歩に向かう人達がいた。この時間静かに歩く人には、どこか崇高さが感じられた。
定年退職後アルコールが急増し問題になっている人の姿があった。
頑張ってください、胸が熱くなりました。

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