空・海・気象
昼過ぎのお客様 夕刻の月を邪魔した雲。
本日土曜日昼はカフェに来られる方、展示だけご覧になった
方、展示とカフェの方、あるいは庭を回られた方など、一時賑
やかにお訪ね頂いた。
庭は樹木の濃い緑を背景にテッポウユリとカシワバアジサイ
の白い花が涼しく咲いています。
夕方のの月は雲に隠れては〝いないないバー〟を繰り返した。
雲は芸達者でよく楽しませてもらうが、月との相性が悪く意地
悪をされているような事もままある。
明日の満月は晴れ晴れと昇ってもらいたい。
チェット・ベーカー、「Look For The Silver Lining」。
本日晴れ間が見られ澄んだ空の雲は白く気持ち良かった。
昼近く緊急の往診があり、その時すでに車外温度は31度を
示していた。
終日風が吹いたものの蒸し暑い一日、夕刻には雲が増え暗く
なると降り始めた
ところで5月の当ノートにYouTubeにあったチェット・ベーカーの
歌を掲載した。
すると何日かして館内のノートに〝自分もチェット・ベーカーが
好きで、記事の音声動画を再生して聞いている〟という記載が
あった。
60代の女性だったが、夕暮れの帰り道で懐かしい人に出会った
ような嬉しさを覚えた。
彼のレコードを買ったのは学生時代の1967年(昭和42年)頃
で、録音された12曲のうち気に入った何曲か覚えて歌えるよう
になった。
口ずさんでいると、何か変な歌だな、と友人が言ったのを覚えて
いる。
梅雨空が続くようですが、先日に続いて彼の曲から「Look For
The Silver Lining」を掲載させて頂きました。
silver liningはことわざ〝Every cloud has a silver lining〟から
とられていて、
〝どの雲も銀色に輝く裏地を持っている〟という主旨に沿って歌
われています。
※lining:服の裏地
「Look For The Silver Lining」
ところで日本では世代でいうと、シルヴァーは老人やシニアのイメ
ージが定着しています。
しかしそれは日本だけのことでシルバーシート以来そうなってしまっ
たそうです。
外国では高齢世代はゴールド、あるいは灰色と呼ばれるようです。
色としてのシルヴァーは銀色のほか輝く色、澄んだ色、高級、など
使われていますので、日本の感覚と少し異なっているようです。
シルバーシートの先例がなければ、今日日本の高齢者はゴールデン
世代と呼ばれていたかもしれません。
(シルバーは控えめで渋く、それなりに良いのですが、、、)
今もレレコードケースにある「CHET BAKER SINGS」
「Look For The Silver Lining」、先日の「That Old Feeling」などが
入っている。
〝憂うつな色をした雲を見たら反対側は銀色に輝いている
ことを思い出そう。
喜びや優しさ一杯の心は悲しみや争いを追いやってくれる。
だからいつも人生の輝く側を見つけるようにしよう〟
などと歌われていると思われます。
夜半、時折激しく降っていて明日の川が心配です。
清々しい日中は巻雲のパレード。
春秋に多く見られる巻雲が、日中様々に形を変えて高い空を移動した。
一万㍍にも達するという高層の巻雲は良いお天気の前兆ばかりではなく、
崩れていく前触れでもあるという。
昼休みに産業医をしているある工場の巡回とケース相談に行った。
工場の南西に毛羽だった巻雲が見られていた。
ところで古くからここの工場の衛生担当者は実質を大切にされ、作業
環境や従業員の心身健康管理に熱心だ。
担当者が交替しても代々の熱意が引き継がれているのもとても良い。
遅い昼食を美術館で摂って出ると、動きのある雲が北東の空を縦横
に飾っている。
上掲の方角よりやや西方面からは流れるようなスジを伴った巻雲のパレ
ードが現れた。真っ青な空に白いスジ雲の造形が刻々と変わり、胸が空く
ような眺めを呈した。
夕焼けを期待したが、夕刻には全体が雲に被われ青空も姿を消した。
明日雨マークも見られるが再び天候は持ち直しに向かうらしい。
芝生がきれいになってきた 月は長いカウンセラー。
美術館の館長なのに連日庭いじりのことばかりで、恐縮を禁じ
得ない。
その庭で一昨日は男性スタッフに芝刈りをして貰った。
建物の周囲400㎡ほどある芝生は、随所に円形の抜けや、
白っぽいまだらを生じ、時間を見つけて手当を繰り返してきた。
一回目なので軽めに刈って頂いた。
昨年は最初から強めにお願いして失敗した反省がある。
こざっぱりと刈られ、弱りの見えていた場所も青々として気持ち
良い眺めになった。
刈ってみると今後の手当が必要な場所がよく分かるので、仕事
後夕食まで肥料入りの土(とても便利)をくべて撒水した。
終えてふり仰ぐと、間もなく満月となる月が東の空に昇ってい
る。
今日は飛行機雲が賑やかだったので、午後からずっと彼らと
ちょっとしたインスタレーションの構成で忙しかったようだ。
さて月には色々と仕事があり、中でも地上の悩みや不満や
願い事、あるいは呟きなどを聴くのが重要な役目になってい
る。
三日月の頃は「ああそうなのね」と小声でうなづき、
半月の頃は「うん分かる、分かる」と相づちを打ち、
満月の頃は「本当!大変だったんだ」と心こめてねぎらう。
月はその昔らか聴き上手なカウンセラーだったにちがいな
い。
お天気や月齢によって気まぐれな所もあるが、無料なので
問題なく続けてこられたのだろう。
第7校の図録 柿崎海岸のカモメと海岸植物 美術館のホットサンドと食器。
間もなく校了となる第7校の図録が印刷屋さんから届いていて過
日
点検後、陶齋のご子息齋藤尚明氏に最終の監修をしてもらった。
末尾に立派な仕上がりを期待しています、としたためられていた。
午前中直しが入った校とともに、最後にしたい原稿シートを直した。
昼過ぎていつもの柿崎海岸(中央海水浴場)へ行ってみた。
本日やや肌寒く昼の浜は人気が無かったが清々しかった。
コウボムギの群生。海岸植物の中で最も海の近くて繁殖できる。
荒れた日はまともに波をかぶることもあろう。
↑ハマボウフウの花。この段階はつぼみと言えば良いのだろうか。
美術館で遅い昼食(半分サイズのホットサンド一イッチに2杯分のポット
珈琲で750円)。10周年を記念して使用しているシェリー社のアールデ
コ調デザインであるクインアンタイプの食器はとても人気がある。現在5
客だけですが、それぞれ柄が違っていて楽しめます。
写真は「サンライズ&トールツリー:朝日と高い木」という柄です。
昨日に続いてほど良くご来館いただき、皆様に感謝いたしてます。
晴れ間を交えた悪天候の日 米国の谷間に三つの鐘と年代。
仕事前の朝、大きな雷が幾つか鳴り、中でドカーンと大音響を轟か
せたのがあった。
強弱を付けて降った雨は午後から上がったが、昼などは明るい日
射しの中で激しく降ったりもした。
風も強く、夜も弱まる気配が無く、海は荒れ模様だった。
混乱のお天気の中、近い区内で火災が発生した。
「地震、雷、火事、おやじ」
「皆さんの親父(夫)さんは優しいはずですから、本日あと怖いのは
地震でしょうか、気を付けなければ」
という事になった。
気温も下がり寒さを感じたが、明日はさらに下がる模様、もう一度スト
ーブが必要になった。
但し明日から当分晴れが続くという予報、しのぎやすいお天気が期待
される。
さて昨日の谷間に三つの鐘が鳴るの続きを少々。
私が中高生などで聞こえていたのはエディットピアフの歌ではなく、ブラ
ウンズというグループのものだった。
ブラウンズによる「谷間に三つの鐘が鳴る」 1960年代らしい。
自分の学生時代に流れていたのはこのグループによる曲。カントリ
ーミュージック風に歌われている。
時代も違うが昨日のエディット・ピアフのステージは素朴で、歌わ
れる内容にとても良く合っていた。
さらに時代が下ってブラウンズの1999年の映像らしい。
皆さん晩年となり歌われている三つ目の鐘を聞く年令に近づいている。
三人とも自然で、老人ならではの味わいを深めているように思われた。
強風の夕刻、ダイナミックな雲のパフォーマンスを観たが本日も無料だった。
晴れたが風がありやや寒かった土曜日午後は再び庭の手入
れめいたことを行った。
草を摘まみクリスマスローズーを中心に粒状の固形肥料をくべ
た。今年花を終えた後のクリスマスローズは、例年になく株が
ボリュームを増しつつあり、来年が楽しみとなった。
夕刻、陽が傾いた時間の東の空が黒みを帯びている。
風も強まり、こんな時の雲は見応えあることが多い。
ダイナミックな雲が撮れそうな予感で上下浜へ向かった。
強風に研がれたような雲がオレンジの世界に現れ、様々に色
や形を変えていく。
日本海沿岸の丘の上は西風で、20数㍍以上は吹き続けた事だろう。
石のオブジェと建物VS雲の造形は暮れるまでおよそ20分、互の主
張をやり合って見応えある現象を目の当たりにする事が出来た。
スケールの大きなパフォーマンスだったがやはり無料だった。
芝生は雑草に妥協したら終わり 見事な夕焼け 奇跡を気にしないで生きている。
昨日から今朝へかけて雨降りとなり、作物や草木の恵みになった。
例年草木にも増して芝生の善し悪しが気になる。
遠目は青々としているが、近くで見ると随所にムラを生じている。
昨年も同じ事を感じ、目土をしたり肥料をくれたり苦労をした。
張り替えるなどとなったら大金が掛かると考えられ、出来るだけ現行で
粘りたいところ。
昨日の雨を幸いとして、本日肥料を含むという目土を買って弱りを生じ
ている部分を中心に撒いて撒水した。
それから午後休診の時間を使ってツヅジなど花が終わった木にハイポ
ネックスをくべてこれも撒水。
その後、この雨で芝に似た浅黄色の雑草が急にはびこった場所がある
ので、一本一本抜くという方法で処理をした。
始める前はいやけがさすような眺めだったが、まだ根が浅く摘まむとよく
取れた。
500、600と引き抜いたことだろう。苦労だが芝生への雑草は妥協した
ら終わりという観念がある。芝生を維持するとなったら、大事にならない
よう早めの手入れは絶対に必要になる。
そうこうしているときれいな夕焼けが始まっていた。
ほくほく線の下りが18時50分ころ近くの頸城区の田を走るので、それを
撮ろうと向かった。
たまたま自分が生まれのが小さな星の地球で、それは奇跡的に大気と水を
生じていた。
美しい夕暮れがあるのも、それに出会う自分がいるのも出来事としては信じ
難い偶然が積み重ねられた奇跡。
だが普段そのような奇跡のことなど忘れて暮らし、年取れば何か恐れおののく
ようになるかと思えば、大してピンと来ていないとは全くもって情けない。
ああ今日の空今日の雲。
今日は雲が精一杯おしゃれをしてとても清々しい日だった。
日没は大潟キャンプ場がある四ツ屋浜の空。
入り陽を撮っていると車が来て停まってくれた。
美しいコーラスが聞こえてきそうな時間だった。
今日の空と雲はゴージャスで何と気前が良かったのだろう。
こんなに素晴らしい眺めを黙って無料で提供してくれるとは。
みどりの日は良い祝日。
緑の日の祝日は清々しく晴れ、当地でもそれぞれ戸外
を楽しむ人達の姿が見られた。
夕刻の上越市大潟区はいつもの四ツ屋浜の林間にあ
る数カ所の大潟キャンプ場のサイトは所狭しとテントが
張られていた。
普段散歩をしている海辺の林間がこんな風景になるのを
初めて見た。
住んでいると何の変哲もない海辺へこんなに人が来て
くれるとは驚きだ。
樹下美術館がある上越市頸城区城野腰ののどかな通り
も緑と花。
そして樹下美術館の昼前、中高生男子6人の仕度が出来
ていた。
生徒さんたちは庭を回った後しっかり展示を見てから食事を
したり、お茶を飲んだと言う。
水が入った田んぼ脇のベンチで若い女性がゆっくり過ご
された。
若い人達を中心に伸び伸びと休日を楽しむ様子は素晴し
かった。
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