空・海・気象
高積雲の日 標識を利用するカラス。
本日の空には大きめの高積雲が気持ち良く広がった。
大潟区は鵜の浜温泉海水浴場の空。
今夏は晴れに恵まれ温泉は賑わい、助かっていますと
旅館のおかみさんが仰っていた。長野、群馬、山梨各県
および八王子、多摩など東京の車が一杯。
忙しかった木曜日 望郷の流木たち。
庭に面したカウンターにずらりとお客様が並ぶ時間が
何度かあり、賑やかにして頂いた木曜日。
カフェでお休みして庭の作品へ、あるいは庭からカフェ
へ、皆様には思い思いに過ごして頂いた。
前山忠さん、関根哲男さんは堀川紀夫さんのご友人。
熱い気骨を漂わせる作家の皆さん。
シューマンのオーボエソナタ、ハイフェッツはサンサーン
スのロンドとカプリチョーソ、男性の歌などを楽しんだ。
戦前の名手たちの演奏は端整そのものであり、曲ととも
に聴く人を如何に大切にしていたかが分かる。分けても
カフェに響いたオーボエの音色は抜群だった。
夕暮れはすぐ近くの渋柿浜へ。
浜の流木たちは揃って望郷の念に駆られている風だった。
いずれもかなり大きく、一体いつ漂着したのだろう。
台風が去り、再び暑さに晒されている。例えはおかしい
が、激しい気象の前に私たちはマナ板の鯉のようだ。
「渇水」についての警報や注意報が必要ではないだろうか。
連日の厳しい日照りで大切な田畑が渇水し干害がクローズア
ップされている。
一度枯れた後では水を遣っても蘇らないので深刻であろう。
草花や芝生が辛くなっているのとは訳が違う。
過日お会いした方は中山間で水争いが起きるのでは、と心配
顔だった。
夕立でもいい、雨が待たれるのに、連日西部劇のようにカン
カンとした蒼い空。雲といえば薄く小さなのが頼りなげに現れ
ては消えるばかり。
そんな日が続いた昨日夕刻、西の空に黒々としたかなり大き
な雲が現れ、こちらに向かってきたが結局降らなかった。
一応現れた黒雲。
雲の端が毛羽立っている様子が覗えた。上空で雨が降り始め
ても、途中で蒸発しているのではないかと思った。
さて夜のニュースに続く天気予報は相変わらず晴れを伝えて
いる。
最後に「注意報ですが、特にありません」とNHKの新潟放送が
伝えた。
ちょっと待って、深刻な干ばつ被害が拡大している最中であ
る。何も無いではなく「小雨」「渇水」についての警報や注意
報があってしかるべきではないだろうか。
それも早め迅速な情報が必要なのでは。
以下は気象庁が示している各種の警報、注意報。、
●特別警報 | 大雨(土砂災害、浸水害)、暴風、暴風雪、大 雪、波浪、高潮 |
●警報 | 大雨(土砂災害、浸水害)、洪水、暴風、暴風 雪、大雪、波浪、高潮 |
●注意報 | 大雨、洪水、強風、風雪、大雪、波浪、高潮、 雷、融雪、濃霧、乾燥、なだれ、低温、霜、着氷、 着雪 |
警報、注意報はおよそ降り過ぎ、吹き過ぎが取り上げられる。
異常高温、異常日照、小雨、渇水など干ばつに直結する日照
り気象が除外され、情報としては十分とは言い難い。
日本一高かった当地の昼さがりの気温 異常に暑く長い夏?
上越市大潟が三条市とならび本日午後の最高気温は全国一位
だった模様。
昼過ぎ、むっとする暑さを感じながら陽陰となった所の撒水
をしていた。
すると来館された常連さんが、大潟が39,5度で日本一位ら
しいですよ、と教えてくれた。
ついに来たか、しかし40度近い気温はこんなものか、と思
った。
少々むっとするものの普段とそれほど強い異常を感じなかっ
た。
年のせいで鈍感になってしまったのでは、と思ったが、動き
回っていた妻も普段より少々暑い程度くらい、と言う。
妻も年なのか。
鉄砲百合→カサブランカと終わってカノコユリが咲き出した。
例年の順序だが、遅くなってゴメンネと謝っているように見え
る。下向きで咲く花は詫びている風情が共通している。
謝らなくても、みな素敵で歓迎されているのに。
およそ南風が吹いていた午後、直江津のスーパーセンターへ
買い物に行った。随所にヴェール状の大きな高い雲が見られた。
花のテンセグリティに水を遣っているのではなく、作品を避け
ながら芝に撒水。
美術館の周囲からキリギリスの鳴き声も聞こえてくる。
これだけの暑さ続きなら普段正確な自然時計も狂ってこよう。
そういえば早春から草花の移ろいは急ぎ足で、早く咲いては
急いで散ることを続けてきた。
結局これらはみな夏を長くするために行われていたのか。
なるほど梅雨もあっさり上がってしまったではなかったか。
ススキが慌てて穂を出したが、秋が早く来るのではなく、異常
に暑い夏の兆しがそうさせているのだろう。
上越市は節水を呼びかけるほど水不足にならない、と公言して
いる。
但しお盆までは、ということ、本当に大丈夫なのだろうか。
美術館は地下水のくみ上げポンプがあるが、かってあった診療
所の井戸はとうの昔に潰した。
今夏各地で井戸掘りが盛んだと、テレビが伝えている。
所で夜遅く異常に喉が渇き、スポーツ飲料を700ミリリットル
ほど次々と飲んで、ようやく収まった。
こんな事は初めてであり、やはり日本一39,5度の威力なのか。
暑さのため不要不急の外出は控えて、とメディアが伝えている。
美術館へ行くのは該当するのだろうか、本日来館された20名の
お客様、本当に有り難うございました。
一応現れる雲 待たれる堀川展。
連日異常で一種災害レベルの夏晴れを書いている。
それでも雲が見えれば田畑や庭が渇望している雨が期待出
来る所だがつかの間であり、降ることはなさそうだ。
夕方、新たな屋外作品を搬入された堀川紀夫さんとしばしお茶
を飲んだ。
外にほの明かりが残るガラス窓にカメラを向けてみた。すると芝
生の向こうの百合とカシワバアジサイに、こちらの人物たちが重
なり、何か映画の回想シーン風に撮れた。
さて堀川展の搬入は2メートル50㎝余りの大作ほかの搬入を残
すだけになり、準備は順調に進んでいる。
熱心に制作された作品は造形美とともに作者の魂や力がこもり、
それがひしひしと伝わる。
26日開場の展覧会は、庭(自然)及び常設展示作品とが溶け合
い、新鮮で楽しいものになることでしょう。
夕焼け小焼け。
毎日続く暑さだが日暮れ時に美しい夕焼けがよく見られてい
る。
以下は本日上越市大潟区は雁子浜と潟町の夕焼け。
美しい詩、美しいハーモニー。
演奏はインターカレッジ男性合唱団
VOCES VERITAS(ヴォーチェス ヴェリタス)。
こうしてみると、譜面なしで歌うことの大切さが分かる。
“子供がかえったあとからは まあるい大きなお月様
小鳥が夢を見るころは 空にはきらきら金の星”
暑さの中の蝶 うなぎをテレビで見ただけの土用丑の日。
一週間は晴れて暑さが続いている。
庭の草花は渇きがちで撒水は欠かせない。
井戸はあるがポンプの力不足を否めず、もう少し大きなもの
を急いで付けなければならない。
ヒメヒオウギズイセンにアゲハチョウが来て、如何にも夏の風
情。紙のように軽く乾いている蝶たちだが、暑さを気にする様
子は見られない。
以前の夏、長峰池の岸辺で湿った土にくるくるした口吻を伸ば
し、吸水をしているアゲハを見たことがある。わずかの湿り気に
もかかわらず蝶にはそれで十分らしかった。
うなぎはニュースで見るだけだった土用の丑の日。最初はそう
でもなかったが、何度も見せられているうち、次第に食べたくな
った。うなぎは不足していて高いらしい。
暑い。
この暑さ、出来れば“日中表へ出たくない“が正直な所
だろう。
そんな本日7件の往診と在宅訪問があった。
訪ねるのは仕事だとして、寝ている人はさらにつらい。
クーラーの無い人は、もう暑いとも言わない。
連休の週末、長男達がやってきた。
余りの暑さに旧盆?と錯覚したほどだった。
いずれ水不足を伝えるダムのニュース映像が出てくる
のか。
まさか越後は干害などという話にはならないと思うが、
連日の天気予報は厳し過ぎる。
炎天下、中国、四国の水害地の様子は胸が痛む。
夕雲の東西
今夕刻、四ツ屋浜でうろこ雲が広がる澄んだ空を見た。
あかね色に染まるかもと思われたが、およそ白色のま
ま暮れていった。
日没直後から5,6分間、東の空に赤味を帯びた帯状
の雲が現れた。
厳密には現れたのではなく、元からあった非常に高い
雲が沈んだばかりの陽に照らされて輝きだしている。
火柱の如く地上から立ち上がっているように見えるが、
実は同じ高さでずっと向こうへ何キロ、何十キロと続い
ているのであろう。
特別なことが無くても水田、山、海、雲、まして虹や電車があればもう。
台風7号が発生し沖縄に近づいている。
当地が影響を受けるのはせいぜい3日夜半かららしいが、本
日夕刻、早くも慌てた雲がざわついているように見えた。
18;27頃の南の空。これが胃腸の内視鏡なら小さくても質
の良くない粘膜ヒダの集中所見に似ているものがあった。今夕
の雲はおよそ灰色のような紫のような赤味をおびるような何と
も言えない怪しげな色をしていた。
18:45頃、東の方角に虹が架かった。日没が近いのでとて
も高い。
虹が架かった場所は煙っているが夕立だったのだろう。居た場
所でもいっときパラパラと降った。虹の間に右の高架橋に電車
が来ると良いのだが。
18:57頃、残念ながら虹は消え、怪しげな雲が手を繋いで
作ったトンネルへと電車が通った。
特別なことがなくても水田、山、海、雲、まして虹や電車があ
ればもう十分という日が時にはある。
さてこのたび世界文化遺産に島原・長崎市が潜伏キリシタン関
連の地として世界文化遺産に登録された。
この春、妻ともにまことに珍しく旅行をし、訪ねた先が同地で、
思い出深く、遠くからこの度の登録を祝福させてもらった。
満員だった懐かしい島原鉄道はさらに賑わうことだろう。
それにしてもまだ19才の女子ゴルフ選手、畑岡奈沙は素晴ら
しい。
16年日本オープンをアマチュアで,17年はプロで2連覇する。
17年から米国を主戦場とし、先日米国でのウォルマートNWアー
カンソー選手権で優勝するや、このたび全米女子プロゴルフ選手
権のメジャーでプレイオフの末2位に入り、世界ランクを12位
にまで上げた。
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