空・海・気象

今朝方の雷雨 その昔、台風直後の上野駅から大潟町へタクシーに乗る。

2025年9月3日(水曜日)

深夜の寝床で激しい雷鳴で目覚めた。音はゴロゴロ、ゴロゴロと遠く近く鳴り続けた。ウトウトしているといつもと違い恐怖感はなく壮快な打楽器のようだった。同じことが早朝にもあって似た感覚で聴いた。その後目覚めたのは激しく降る雨音で、ザーザー、ザーザーひっきりなしの土砂降りだった。

仕事が始まると直江津に近いスタッフが出勤の模様を興奮気に話してくれた。激しい雨中、家まわりから国道を含め相当に深い水を跳ね分けながら走り、とても怖い思いをしたということ。朝寝坊の私が知らないだけで、外はそんなに酷かったのかとびっくりした。

昼のテレビニュースで上越市、とくに直江津一帯の豪雨被害の状況が大きく取り上げられ、あらためてその凄さを知った。氾濫と違っていずれの映像もあふれ流れる水が澄んでいることで何故か余計に恐ろしく感じた。

当地頸北地域で近隣の水害をj直接目にすることは滅多に無い。ところで昭和40年代のある日父が腸閉塞症状で緊急入院した。一般に腸閉塞は重病、急遽当地実家へ駆けつけなければならなくなった。
当日は台風が去ったばかりだが雨風は続き、夕刻の上野駅ではほとんどの列車が運休になっていた。意を決して駅前に並ぶタクシーに、どうしても直江津方面まで帰らなければならない、出してくれないかと聞いて回った。

何台も断られた後、ある運転手が燃料と距離を計算し、待つ事しばし、行きましょうと言ってくれた。サイフには2万円ほどあり、足りなければ家に着いてから助けてもらうつもりで乗車した。

さて大変申し分けありません、時間が来ました。
続きは明日掲載するつもりです、どうか宜しくお願い致します。

厳しい残暑のなか頸城野の稲刈り。

2025年9月2日(火曜日)

9月になっても酷い残暑が続いています。このところ当地域の最高気温が35度前後で推移、本日の髙田は36、3℃で、在宅訪問時の暑さは大変でした。

気象庁は1日、今夏三ヶ月の全国平均気温は平年より2.36度高く、統計のある1898年以降で最も暑かったと発表しました。異常で特別な暑さだったということになります。

今夏はコロナも多く拙医院でも毎日のように、日によっては何人も診ました。5類になりかつ軽症化しているとはいえ高齢者では症状が長引く方もいて重症化を心配しました。夏の発熱感染症は消耗がきついのでこの先まだ油断は出来ません。

暑さ寒さも彼岸までと言われます。これまで暑さが遠のいたと感じるとお彼岸だった事がよくありました。今年は9月いっぱい暑いという報道がありますので本当に参ります。

そんな猛暑でしたが近隣の田では稲刈りが始まっています。刈り入れは朝露を避けるようですので日中暑さの中でも果敢に行われるのですね。

以下は昨日の頸城野です。

 

 

10年前にくらべると機械は大型化しかなりの処理が自動化されているようです。また運転席はしっかり囲われエアコンが効いていると聞きました。

中にはエアコン無しのコンバインや上掲のように手作業で草刈りのような仕事をする方も見られました。

多機能、自動化するコンバインの操作法などを聞くと高齢者にはもう現場は無理という気がしました。

一方米の買い取り価格が今年も飛躍的に上がるようです。儲かる農業として従事者の若返りが生じるならそれはそれで良い面かもしれません。でも高騰しすぎて消費者の米離れが広がらなければという生産者の正直な心配も聞きました。

どんな分野も常に平坦という事ではないのですね。

明日夕方は満月。

2025年8月8日(金曜日)

雨をもらった庭は生気を取り戻している。しかし芝生の壁際の一部など例年焼けたような感じとなる場所が数カ所ある。本日はそんなところに撒水した。

ひんやりした井戸水の撒水は癖になりそうで、今日も夕食後に出て芝生の一部に遣った。

終わってふと見るとまん丸の月。

 

調べると明日夕方が満月だった。


昔は生活の一部にもなっていた
グレンミラー楽団「ムーンライト・セレナーデ」

やっと降った雨 江戸千家の皆さまの来館 海上のカナトコ雲。

2025年8月6日(水曜日)

ようやくいわゆる雨が降った。今朝方本降りの雨音がしたが仕事が始まる頃には上がってしまい,皆さんは“湿り足りない”と口々に仰った。
しかし今夜から明朝にかけ当地で100ミリの降水が予報され下越地方では水害の懸念が指摘されている。さらにその後の空は雨が続く見通しがあり一帯の渇水事情は改善されるのではないだろうか。

そんな午後上越市の江戸千家の皆さまが来館された。展示を説明させて頂いたが絵画、陶芸とも大変熱心に見て頂き嬉しかった。説明では出来るだけ作家さんの人柄や時代とともに見られる変化をお伝えするようにしている。

最後に記念写真を撮ったが、実はSDカードが入ってなく折角の皆さまの笑顔が残らなかった。私のカメラではカードが入って無くてもうっかりするとシャッターがどんどん切れてしまい、大切な写真に限ってそれが起きる事がある。実に反省と悔やみを禁じ得ない。

幻の写真を悔やみつつ美術館から仕事場に向かうとき、海岸方面に「カナトコ雲」が出ているのが見えた。

山と違い海上にカナトコ雲をみるのは
比較的珍しいと思う。

※カナトコ雲は積乱雲(入道雲)が発達し高度を増し続ける時、成長限界であるオゾン層の直下に到達した場合、先端が横に広がる状態になる。その形が金属加工で用いるカナトコに似ることから命名されている。高さはおよそ1万メートルに達している

因みに以下の写真は2018年6月に見られたカナトコ雲です。

2018年6月のカナトコ雲
すぐ下に次の雲が発達している。

本日久し振りに水溜まりを見ました。

いつもの場所に水溜まり。
思ったよりも小さかった。

今夜これからかなりの雨が降る模様。
気象は難しい。

一見世界的アスリートには見えない山下選手 昨夜半の雨。

2025年8月5日(火曜日)

昨日ゴルフの山下選手の全英女子オープンにおける優勝を記した。彼女は世界メージャー大会の優勝について「これまで長かった」と語っている。わずか24才の人がその道程を「長かった」と述べたのにはとても驚いた。

驚きの一つは、その若さで「長い」と感じるほど厳しい試練を越えていること。二つめは私自身を振り返って「長かった」と言えるほどの達成感などは皆無であり、その人生の雲泥の差に驚かされた。

一つの目標をを得て全力で取り組み、若くして成功を手にすることは誰にでも出来る事ではない。まず素質と信じがたいほどの鍛錬と反省の繰り返し、そして家族一丸のサポート、最後に謙遜を交えて付け加えられた「運」もあったことだろう。

一見育ちの良い普通のお嬢さん。
とても世界的アスリートには見えない。
少し痩せたようなのも良かったのか。
【Photo by Morgan Harlow/R&A/R&A via Getty Images】

さて昨夜遅くブログを書いているとポツポツ、ザーッと雨音がした。しかし間もなく止んでしまい、どうもそれっきりだったらしい。だが明日、特に明後日はそれなりの降雨が期待できそうだ。最高気温が低めに出ているのも待ち遠しい。

本日も仕事終わりに芝生などに撒水した。暑かったので冷たい地下水はホースから思いっきり飲みたいところだが、飲み水としてはダメだという。浅い地下水はバクテリアなどの混入の問題もあり気を付けたい。

今夕の四ツ屋浜。
昨日辺りから雲の厚みが増してきた。

大潟区の湖沼も水不足 来週には雨が降りそう。

2025年8月3日(日曜日)

去る7月19日に樹下美術館の庭や鵜の池とチョウトンボをここに記した。その時鵜の池の旧舟着き場を載せて“水は満々”と記した。しかるにその数日後来院された農家の方が、“雨不足で朝日池も鵜の池も水が減っている”と仰った。

あれ、数日前に見た時は満々にみえていたが、、、と思った。それで一昨日8月1日午後見に行くと鵜の池の舟着き場の両岸の土手はかなり露出していて、水位低下は明らかだった。

 

7月19日の船着き場。

 

8月2日の眺め。
段状の部分の下まで下がっている。

2019年6月の眺め。
1メートルほど水位は高い。

このおじいさんから船着き場のかっての賑わいなどを聴いた。この方はその冬に倒れ、数年後に看取った。

それ以上に顕著だったのは鵜の池の後で回った朝日池だった。

コンクリートの護岸壁が
1メートル半ほど露わになっている。

池を見ている人にとって雨不足は池の水で明瞭に分かり、溜め池は浅いので深刻。

しかるに平成6年は全国が渇水に見舞われ朝日池も水量がゼロとなった。池は向こう岸まで底が顕れ完全に干上がった。この年の四国讃岐地方の記事をネットでみたが、昔ながらの切羽つまった給水状況が書かれていた。
・線香水:線香一本分の時間だけ順番に水を配る(実際は時計で)。
・やかん水:やかんの水を直接稲株にくべる。
・走り水:ポンプ車で田の表面だけをサーッと濡らす。
水一滴、米一粒を思って行った最後の手段だったようです。

※四国平野部の常態的な干ばつと溜め池について、高校時代の山崎先生(ロングさん)から習いました。用いられるプリントは左から災害や産業の呼び名、その地域、地理および気象の特徴が書かれ分かりやすく、独特の読みやすい字も忘れ難い。

さてようやく雨マークが予報に現れ始めました。

来週5日(火)に雲が出て翌6日(水)、7日(木)と雨マークが出ました。その後10日、11日、12日と傘が続いています。多少外れることがあっても70ー80%の降水確率なので一定量は降ってくれるでしょう、期待しています。

あのポツポツポツ、ザーッという懐かしい音を聞いてみたい。

逃れられない暑さ 高齢者の熱中症。

2025年7月22日(火曜日)

今日も熱い日だった。美術館で庭仕事をしたり本日のように緊急の往診で出るようなことがあると真剣に「暑い」と口に出る。

同じ「暑い」と言う人でも炎天下で仕事をする人や空調の無い室内仕事は最も暑さが嘆かれよう。しかし一日中クーラーの家にいる人でもやはり「暑い」と言うし、クーラーの車を運転する人もしかり、何軒も回るなら「暑い」は相当しんどいことになる。

つまり昨今の天気は誰にとっても何処にいようとそれぞれに暑く、それから逃れられないということになる。

本日の頸城平野の雲。

本日の往診は高齢者の熱中症だった。たとえクーラーの家に居ても、じわじわと暑さの影響を受け続けると水さえ飲めなくなることがある。文字通り逃げ場の無い暑さになった。

土用丑の日の庭 蜘蛛が池 期日前投票 ウナギ。

2025年7月19日(土曜日)

当地も梅雨が空けたと報じられる本日土曜日は今年の丑の日。北陸三県とともに当地の気温も35℃近くあり暑かった。一般に梅雨開け十日という言葉ものがあり向こう10日ほど晴天が続くらしい。晴天とあるが酷暑であろうし農家さんの水田や畑、不肖私には庭が心配。

そんな日の写真を以下に並べました。

熱心に庭の写真を撮っておられたお客さま。
とても姿勢の良い方でした。

この花を撮られたのでしょうか。
黄金オニユリですね。

庭の入り口の赤のカノコユリ。
急に咲いてきました。

雑草「スズメのカタビラ」を克服して
芝生がきれいになりました。

旧知の方とお会いした後大潟区は長崎地区から入って鵜の池に行きました。県立大潟水と森公園の対岸を走ることが出来ます。砂利道の片側は田圃ですのでお訪ねの際は砂埃を立てぬようそーと走って下さい。

鵜の池の水の引き込み口。
一帯の渇水が心配されますが、まだ満々でした。

ツバメが沢山飛んでいました。

 

お目当てのチョウトンボ。

夕方期日前投票に行きました。大勢の来場者さんに出会いました。戦中生まれの私は生きてきた通りの信条に従い心広く、理想や平和を尊びそうな人を思って投票してきました。

投票所で合った妻が今夜はウナギにしましょうか、とこちらが思っていたことを言いましたので、以下の夕食になりました。

宮崎県の国産だそうです。
ちょっぴりのご飯が見えません。

冷えた漬け物。

 

冷や奴。

暑かった本日、外来でお天気の話など。

2025年7月14日(月曜日)

作日のゑしんの里も暑かったが本日の暑さはそれどころではなかった。
朝からムッとする暑さは大変なもの。太平洋岸を進む台風5号の影響らしく、逃げ場のない暑さのなか外来に来られる方たちから以下のようなお話をお聞きし、お話もしました。

・日記によればもう10日以上雨がありません。
・大きな台風が近づいているようです。明日か明後日に降るらしいですね。
・家からたった5分なのに倒れそうでした。
・私)あなたはレースをあしらった服が好きなようですね。
女性)アハハ、そうなんです。昔のや何年も前のを繰り返し着ています。
※特に女性の皆さんは好みの色や模様などがはっきりしている方が多いようですね(紫色、グレー、ピンク、原色、派手好みなど長く見ていると分かってきます)。
・水分補給をしすぎて下痢しました。
私)本当ですか?
・糖尿病の男性)食後にカリントウを5個食べる癖がついてしまいしました。
私)今日から3個にしましょう。1週間したら2個にしていきましょう。
・私)この暑さは畑に致命傷ではないでしょうか。
畑好きの男性)はいはい仕方ないです。畑はお天気次第、仕方ありません。水分が必要な夏野菜、ナスはまだしもキュウリはもうダメです。
私)貴方は畑の哲学をお持ちですね。
畑好きの男性)いえいえ好きなだけです。

ところで地元上越市大潟の本日の最高気温が37,7℃で本日の日本最高気温だったようです。上越市髙田は37,6℃ということでした。暑かった訳です。これも太平洋岸の台風によるフェーン現象のようでした。
ぐったりしがちな庭が心配ですが、今夜半から朝方に小雨が降ると予報されています。気温も下がって欲しいところです。

近くの海岸、午後遅くの空。

本日ご来館の方々、猛烈な暑さのなか有り難うございました。
妻とスタッフは昨日の茶会の道具片付けで忙しくしていました。本当にお疲れ様でした。

言い訳出来ないお茶の点前 懐かしい風 となりのトトロ。 

2025年7月9日(水曜日)

本日休館日の水曜日。午後いっとき美術館で来たる日曜日の薄茶点前の稽古をした。この度は御園棚(みそのだな)を使ってする立礼。あらためて茶室に座る点前と違うように感じる。

30年も経つだろうか、渡辺宗好先生の許に通っていた時に行われた催事ではなん無く出来たのに、今日あちこちでつまづく。仕方が無い、遠ざかりや年のせいもあろう。

だがいかなる訳があっても人前での点前は心だけでは通用しない。有り難い試練と考えて残りの日を稽古に励みたいと思う。


「風の通り道」(となりのトトロから)
 STUDIO GHIBLI INC.
Compose: Joe Hisaishi Arranger: Maho Fukami

7月の庭のひと隅。

本日午後気温は32度前後あったが北風が吹いていた。そのためムッとする暑さではなくどこか子ども時代の夏に似ていると感じられ懐かしかった。

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