樹下だより
今年の齋藤三郎(陶齋)の展示。
樹下美術館の冬期休館は早々と中ばを過ぎました。ようやく齋藤三郎(陶齋)と倉石隆の展示のテーマが決まり、数日かけまず齋藤三郎のホームページバナーやポスター、チラシ原稿が出来ましたので本日とりあえず掲載致します。
今年の齋藤三郎は「齋藤三郎の文様」に致しました。昨年上越市立小林古径記念美術館で「生誕110年 齋藤三郎展」が開かれまし。その期間中、ギャラリートークでお話しさせて頂いたテーマの一つです。
文様は齋藤三郎お得意の「椿」「梅」「牡丹」「ざくろ」「秋草」はじめ「スイセン」「コブシ」「ぼけ」「竹」「どんぐり」「露草」「芙容」「ドクダミ」「野イバラ」ほか「トロロアオイ」や「葉っぱ」などの草花や「松」などの植物。さらに民家、山などの「風景」、「雪華」及び「麦わら文」や「文字」がモチーフとなったものなど、多岐にわたります。
椿やざくろ、あるいは秋草などを沢山集めて出しますとスペースが全く足りません。それで相当ごちゃごちゃすると思いますが、多くあるものは数を絞り、出来るだけ多様なモチーフを並べたいと考えています。
文様は50種類前後の予定です。古径美術館ではプリントでお話ししましたが、この度は器をご覧頂くことになりました。初めてお目に掛ける作品も混じりますのでどうか宜しくお願い致します。
倉石隆作品は「赤ちゃんから老人まで」という風な趣向で考えています。来週末にはご紹介させて頂く予定です。
ホームページにおける「齋藤三郎の文様」のお知らせは連休明けになりますので宜しくお願い致します。
さて第3、第2楽章を載せましたヴィヴァルディの「四季」から「冬」。残り第1楽章は晴れた雪景色の写真と一緒に載せたいと考えていました。何とか妙高山が見える日に三和区のお目当ての場所へ行き、良い感じに写せればと思っている所です。
本日誕生日だった。
本日2月1日は不肖私の誕生日。今年1月の人口推計では日本の人口は1億2409万人ということなので同じ日の生まれの人は一先ず365日で割って約34万の方がおられることになる。
するとこんなに大勢の人と同じ誕生日ということで何か心強い気持がしてきた。しかし同じでも最も高齢に属する方なので一番尻尾にくっついている、というかお邪魔している感じがする。いずれにしてもあらためて精一杯頑張ろうと思ったし、それ以外無い。
上掲は去る1月29日午後5時頃、美術館の庭にあったウサギの足跡。ウサギは冬眠をしないようだがこの辺りで巣穴を見たことがない。どう寒さを凌いでいるのだろう。
お客様が通る庭を今はウサギが行き交っている。悪くないと思った次第です。
昨日の夕食は宮城の弟から届いたマダラだった。弟も2月生まれで1才しか違わない。いや今や同じ年のようなもの。この一、二年は「さん」付けで呼ぶようになったし、長年、年長ぶっていたことを詫びたい気がする。
上掲写真は本日運転免許の更新で行ったセンターで使用される立体駐車場。以前は豪雪のことも度々あり駐車場で苦労し、更新には良い思い出が無い。
2月生まれの人に会うと年は違っても普通以上のシンパシーを感じる。「同じ星のもと」という感じなのだろうか。
正月の西国旅行 一日目京都。
昨年正月は隣県長野の別所温泉の一泊旅行をした。安楽寺の国宝三重の塔は静寂の中、夜半に降った僅かな雪で各層の縁が白く染まり、それは美しかった。
今年はせっかくだから温かい地方へということで、京都、倉敷、高松に一泊ずつして西へ向かい、4日午後最後に備中玉島へ赴き、江戸時代に若き良寛さんが修行した円通寺を訪ね、何とか無事な正月旅行を終えた。
一日目の午後京都で知った能登半島地震。終始気をもみながらの旅だったが、間もなく82才を迎える旅行記念として本欄上に拙い足跡を残すことにしました。
京都の宿は駅に繋がったホテルで移動には便利だった。
早速のめあてを訪ねる
「泉涌寺(せんにゅうじ)」の長い参道。
同寺は数ケ寺の塔頭を有する皇室の菩提寺。
初めに左手前の「戒光寺」
寺院の正月花はいずれも見事だった。
大きさと美しさに圧倒された
「戒光寺」の「丈六釈迦如来立像」
運慶・湛慶親子の作とされる。
戒光寺を出て長い参道を歩くと深閑とした山あいに「御寺 泉涌寺(みてら せんにゅうじ)」の大きな伽藍が現れる。
宗代の「楊貴妃観音菩薩」
異国情緒の表情と宝冠。
(絵はがきより)
泉涌寺の水源である「泉湧水屋形」。
左手に清少納言の歌碑があった。
歌「夜をこめて鳥のそら音ははかるとも、よに逢坂の関はゆるさじ」は百人一首に。
泉涌寺を出て歩くと右側に「即成寺(そくじょうじ)」。境内裏手に那須与一の大きな墳墓があった。
数日後、高松往復の海上で源平合戦の那須与一にまつわる屋島が繰り返し見え隠れし、旅情を誘われた。
即成寺の高札を観ているときに頭がくらくらとして、何か発作が起きたと思った。間もなく東京の長男から電話があり、能登地震を知らされた。
京都は泉涌寺とその塔頭二ケ寺を回った。
雪はこの程度にしてもらいたい。
ノンアルで酔う。
年末年始はお酒の季節です。過日のこと、初めての方を交えた食事の席で少々変わった事が起りました。
総勢5人の夕食会、普段アルコールを口にしませんので私一人メニューのノンアルにあった巨峰の葡萄ジュースを頼みました。初めてお会いする人もいて緊張も楽しみもあり、巨峰ジュースもとても美味しかったのです。
時経るに従い一同和気藹々となりました。若き日のこと、趣味、文化芸術など話が弾みます。ところがどうでしょう、座が興じるにつれ私の胸は高鳴り、顔が火照るのを感じましす。
たまにはこんなことがあったかも、と思いながら、あるいは皆さんのアルコールが漂い、なにかしら私にも効いているのでしょうか、酔い心地のような気分を覚えるのでした。
「私、赤くなってない」と傍らの妻に訊きました。
「あら、真っ赤よ」と妻は言い、皆さんも口々に「赤くなっている」と言いました。
ほっぺたを触ると熱く感じます。これはノンアルでは無いと確信し、お店の人にグラスを渡し、確かめてと言いました。
ややあってその方が来ました。
「済みません、注文されたジュースの隣のアルコール入りをお持ちしてしまいました、本当に申し分けありません」
と言って別のグラスを持参されました。
同じ赤色でしたが、ずっと薄い色になっていました。
だがそれも冷たくシンプルでとても美味しく、今度は安心とばかりゴクゴクと飲みました。
こんなことがあるんだね、と話が盛り上がり、宵を薄めるため水も沢山飲みました。時間が経つと顔のほてりが薄らぎ気分は次第に元に戻りました。
楽しい食事が終わると帰宅です。店の方は、私達の責任ですからと仰り、車を二台用意し店の人が代行運転をして家に送り届けて下さって一件落着となりました。
以上ですが、私はアルコール検知器のように正直に反応すること、葡萄ジュースはアルコールが入るととても美味しくなることが良く分かりました。
ところで今どきの若い人や外国人の中には食事でアルコールを飲まず、水にする人が時々います。外食なら妻はビールなどを少し飲みますので、飲まない私は喜んで行き帰りの運転手をします。
但し記念の祝賀会などの宴席では、水だけだとどうしても居心地が悪く、落ち着きません。
宴会は酔ってのんぼのものですから、しらふだと時間とともに興ざめし、相手の方にも申し分けなく恐縮至極の気持を否めません。初対面の方にはなおさらです。
そもそも私はADHDといってアルコール分解酵素がほとんど無い体質です。アルコールが強く悪く作用するのです。その結果食道癌発生率が通常の70~150倍も高いのです。そのためでしょう、6,7年前に食道に前癌状態の小さな異常が発見され経過観察となりました。また21年の心筋梗塞ではビールを飲んでいる最中に動悸とともに失神して倒れました。
それでは宴会はどうすれば良いのでしょう。一つは、親しい人たちや仲間の会ではノンアルを飲む。もう一つ、知らない人が混じる会、特に祝賀会・宴会は欠席することです。もう年ですから十分ですということも理由として通りはしないかと思っています。
ちなみに、
「少しいかがですか」
「済みません、車で来ましたので」
「いいじゃないですか、代行を頼めば」
ここで体のことなど持ち出せば興ざめですし、ただ「申し分けありません」としか言いようがないのです。
宴会で飲まないのも困りますが、飲まなければ楽しくないのは困りませんか。
新たな年になって。
2024年になりました。
正直者や弱い立場の者が報われる世の中に近づきますように。
このことは政治と社会の第一の課題として、何度でも何度でも繰り返し取り組まれるべき問題ではないでしょうか。何度でも 何度でも 何度でも。
“個々人の幸せこそが国を愛し国を強くする底力となるのではないでしょうか”
今年を振り返る。
本日大晦日。ますます月日は早くなりますが、どうしようもありません。それについては深く考えず、ぼかかしながら身を任せるのでいいのではないでしょうか。そのなかで何か新しめいたことや、人の情けに出会うことがあれば喜ぶ、そんな毎日と一年でした。
本日はざっと一年を振り返りました。
美術館の催事としまして、3月15日「齋藤三郎の壺点」「倉石隆のお嬢さん展」から開館し、途中から上越市小林古径記念美術館で「齋藤三郎生誕110年展」があり、当館から30点近く出品しました。そのこともあって陶芸ホールでは「洋食器展」、「館長の写真展」、「館長の絵画展」、「篠崎正喜展」、「絵付け陶芸三人展」を次々に開催しました。
めまぐるしかった企画展。消耗もしましたが結果として無事開催させて頂きました。お世話になった皆さま、ご来場の方々には心から御礼申し上げます。
そのほか何かと忙しい年でした。
3月、「裏千家今日庵新潟支部総会」
総会後茶会の有沢先生のお席
この日何か表彰を受けた。
9月、髙田文化協会60周年記念祝賀会
特別講演された堀口すみれ子に花束
齋藤尚明作陶50周年記念祝賀会で
今年は何度か記念の会があり挨拶などをさせられました。81才になり賞味期限が過ぎた証しにほかなりません。
当館の催事では10月の篠崎正喜さんによる「生成AIと美術」の講演会を致しました。篠崎さんらしい独自の感性とトレンドに対する的確な指摘は大変に有益でした。
個人的には
正月に別所温泉の一泊旅行で始まりました。初めて訪ねる信州塩田平は清々しい場所でした。
5月に随分久し振りに軽井沢で友人と、春秋の2回タッフのご主人とルフをしました。8月は患者さんの倅さんが出たこんにゃく座の二人芝居を観て、婚約者を連れた甥っ子と食事、10月は上京し六義園と護国寺を訪ね東京芸術劇場で同郷の先人汐澤安彦氏指揮の白金フィルを聴き、大潟区でチェコ在住の吉川区出身ピアニスト市村幸恵さんとチェコフィルのコンマス・バイオリニストとオーボエ奏者のアンサンブルを聴き、10月にある医師の開業20年コンサートを聴きました。今年春・夏に木村茶道美術館でお茶を飲み、そちらのスタッフさんからも当館へ訪ねて頂きました。
鳥では冬の田で沢山ハクガンを撮り、柿崎のシロチドリに接し、くびき憩いの森でなんとかエナガを撮り、先日は今年初ハクガンの大きな群と出会い幸運でした。
医療では軽症化し5類になったコロナの例数は減らず、一方インフルエンザが紛らわしく混じった。在宅と施設で6人の看取りもあり夜間や深夜に出かけた。お一人は不在にしたため他の先生のお世話になり本当に申し分けなく思っています。
買い物では初めて百均とユニクロに行きとても新鮮でした。
知人友人に闘病する人が何人かいます。懸命な取り組みによって良好な状態ですが、心から応援をしています。
一年間お世話になったお客様患者様、当院、当館のスタッフ、心から感謝申し上げます。
沢山お世話になった上越市立小林古径記念美術館館長さんとスタッフの皆さまに深く御礼申し上げます。
どうか良い年をお迎え下さい。
日中美術館あと片付け 夕刻齋藤尚明さん作陶満50周年記念祝賀会。
昨日日中は今年度最後の展示「倉石隆のお嬢さん展」と「絵付け陶芸三人展」の後片付けとミーティングをした。
片付けに専念するスタッフとともに作品たちにもご苦労様でした、とねぎらいたいと思う。
昨日赤々と実をつけていた
ヤブコウジ。
昨夕髙田はデュオセレッソで「齋藤尚明 作陶満50周年記念祝賀会」があった。早めのつもりだったが、受付は長蛇の列。師走のこの時期200人に達しようという参加者というから大変な会である。
私のテーブルで齋藤尚明ご夫妻、発起人の渡辺隆氏ほか市長はじめ齋藤氏親子二代に亘る関係者の方々と同席だった。アルコールを口にしないのは自分だけという肩身の狭さに加え、記念品目録贈呈と祝意挨拶のプレッシャーを負っていた。
挨拶では、尚明氏幼少の折、父三郎氏とお子たちと甥姪のご一行が訪ねてこられ、母の餃子で満腹したこと。過日東京、神奈川の三人さん来越の時、師団長官舎で食事した際、何品目かに出た器が尚明氏作椿の美しい蓋物でみなで感激し、幸福な食事になったことを述べ、今後も長く作陶し私達を幸せにして、と述べた。
お隣の岩の原葡萄園の遠藤社長は甲子園球児ということでびっくり。過酷だった今夏、根が深く入る葡萄の特性で無事夏を越えたことなどお聞きし、石州流茶道をされる市長とは茶の話をした。
終わった会場。
齋藤尚明氏の人脈と支援者の多さにとても驚いた。このような機会からさらに人の輪が広がっていくのだろう。
私達のテーブルと幹事諸氏が居残って同会場の一角で簡素な反省会を行い帰路に就いた。
今年最終日の小さな赤ちゃん 女子高生の「特定の時」 エターナリ-。
本日は今年度最終日の樹下美術館。小さくとも一応公共的な施設なので色々な人に来て頂くのは勿論ですが、名残を惜しむ方々にお出で頂き有り難うございました。
予定している旅行の参考にと美術館の本を、あるいは靴下まで頂き、心から御礼申し上げます。
文化施設やカフェとしてこの一年どれだけお役に立てたか自信は無く、反省ばかり沢山ある年でした。
また夏のあの暑さには本当に参りました。お客様が減り庭は弱り、ひどい暑さの中しんとした美術館に耳を澄ますだけでした。それでも秋は一応姿を整えてやってきましたのでほっとしました。
ところで本日午後展示室に若いお母さんがいらして、コートの中に赤ちゃんを抱っこされていました。ご挨拶してコートを覗きますと、何と小さな、まだ何ヶ月目かの赤ちゃんがいて、閉じていた目をぱっちり明けニッコリ笑ったのです。天使!これでいい、今年はこの赤ちゃんを見れたので十分だと思いました。
それともう一人、小さい時のワクチンであれほど泣きわめいていた女の子が、高校の制服を着て本日咳でみえました。“普段たいした事がないのですが、走ったり、寒いところへ出るような「特定の時」にかなり咳き込みます”と言うではありませんか。
“ああ、あのNちゃんが「特定の時」なんて難しい言葉を使うようになったんだ、すごいね”と言ってしまいました。
ダイナ・ショア「エターナリ-(永久に)」
これもチャップリン作曲ですね。
皆さま、一年間本当にお世話になりました。樹下美術館が皆さまに愛されていることをあらためて知った一年でした。来年は18年目です。文字通りみなで初心に返り、皆さまに甘えることなく常に新鮮な場所であるよう頑張りたいと思います。
来年2024年は3月15日(金曜日)開館です。毎年書いていますが、あっという間にその日が来るのでしょう。
冬休みの間もブログは続けますので、お暇をみてまたお寄り下さい。
あらためて「皆さま本年も有り難うございました」。
そろそろ来年、80過ぎてのミニ同級会。
本日木曜の休診日。日中降らず、寒さはまあまあ、風もなく過ごしやすかった。
午前雑用をして昼に美術館へ顔を出した。ほど良く来館者さんに恵まれ喜んでいます。
来年のカレンダーを持参されたSさん、ありがとうございました。今年はアントニオ・ガウディの書いた諸数字から採り、来年はマティスなのですね。カフェ入り口の壁に良い雰囲気が続くことになりとても感謝しています。
「友情」と「愛情」を大切に生きたマティス。「幸福」とともに我々が有し目指すべきものでありながら、近頃では、たとえ先のことであっても「愛情」や「幸福」と聞くと冷笑する人がいる。人間、なかんずく先祖の長い苦闘と希望を否定するようなものでまことに情け無い。
さて今夕は何度か本欄に登場した中高時代の同級生U君夫妻と食事した。同級会などはもう止めようという年になって、初めてする食事会。いつまで続くか分からないが、もう少し人を増やしてやろうという話にもなった。
奥様ともどもU君は良い人で、県の教育畑で高いポジションにいたので力を秘めているに違い無い。だが実際は伏流水のように磨かれていて気が楽なのだ。
以下はぐるっと回った今夜の髙田駅のイルミネーションです。
いつものように私は終始ノンアル。そんなことなど気にせず3時間近く和やかに失敗談を話した。先は短いが、何となくまだ残りがあると思えたことが嬉しい。
訴えと反応。
樹下美術館は2007年6月10日に開館しましたので今年は17年目でした。
ところで現在ブログを書いていますが、当初は「樹下だより」として、ホームページにイベントやふとしたことを載せ、月に1,2回掲載していました。しかし「一年ほど過ぎると内容がブログに近いということで「日頃草子」と名付けてカテゴリーを独立させました。
出来れば毎日の更新ですが、初めからそれは無理と考え、三日以上は空けない程度の気持で、何とか今日も続けている次第です。
途中2018年だったでしょうか、タイトルの「草子」が偉そうな感じで気になってきましたので「樹下のひととき」に変えました。
その時色々考えた中から「樹下の一時」、「樹下のひと時」などに絞りましたが字面の柔らかみがいまいちで、髙田のブロガー丸山智慧子さんにメールで相談し、「ひととき」を勧められ、即座に決めた経緯がありました。
話変わりますが、何度か登場している現在展示中の鈴木秀昭さん作「色絵金銀彩天空茶碗」です。この茶碗に何人かの方が感想を述べられ、12月4日の当欄で「尾形光琳の紅梅白梅図屏風の雰囲気」や「エゴンシーレを思わせる」などの感想があり、それを聴いた私は「宇宙琳派」と言わせてもらいました。
ところがほかに「クリムトのよう」と言った人がいて、先日来館された良寛研究家・小島正芳さんは「加山又造を思わせる」と仰いました。いずれも「なるほど」と感心しました。
五つのたとえをもらっている
「色絵金銀彩天空茶碗」
この件に関して時間がある私は宇宙琳派からついに「天空琳派」へ変えさせてもらいました。
さて斯く色々な方に意見や感想を聞くのは楽しくかつ有意義なことで、思えば難題山積だった不肖上越医師会長時代のこと、いよいよ解決や実行に行き詰まると会議を開きました。何度も何度もです。すると理事や委員から良い意見や方法が突然のように飛び出し、解決の突破口になったことをを少なからず経験しました。
三人寄れば文殊の知恵ではないですが、忙しい皆さまに集まってもらうのですから、予め真剣に考え課題を整理し心から訴えることは常に必要でした。
上記の茶碗の感想は会議ではありませんが、良く出来た作品には静かに訴える力があり、ご覧になった方は思わず反応されることがあることを知りました。
以下は1936年製作のチャーリーチャップリン主演映画「Smile」のテーマ音楽で、後年の演奏です。
チャップリン本人の作曲ですから
本当に驚きです。
映画の「Smile」は歌無しでしたが、1950年代に歌が作られナット・キングコールが歌い、後年マイケル・ジャクソンがダイアナ妃の追悼音楽会で歌ったようです。
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- 先週末の種々。
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