樹下だより
館長の絵画と写真展から その2絵画展 カラスとコチドリ 人間の歴史とは。
一昨日2月21日の館長の写真展に続いて本日は「館長の絵画展」のお知らせです。
かって絵は透明水彩で花や実を描いていました。油で描き始めたのは2014年の上越市遊心堂さんの作品展のころからでした。
水彩は上手く行けば完成時の気分は大変良かったのですが、塗り重ねなどの過程で神経をすり減らしました。そこである時期から油絵に変わったという訳でした。
●7月13日(木)~8月15日(科)「館長の絵画と写真展」より「館長の絵画展」。
自分の絵が樹下美術館でどのように見えるのか、かなり心配です。観て頂ける作品になるよう制作途上の作品などを出来れば楽しみながら仕上げて行きたいと考えています。
本日午後少々庭仕事をし、妻は部屋の片付けだった。
庭仕事のあと柿崎海岸へ行った。その途中でカラスのケンカを見た。高速道路のフェンスとコンクリート壁に挟まれた狭い所で噛みつきあいを続け、仲間たちも駆けつけていた。
狭い場所で飛び立つこともできずひたすら絡みあう。その後どうなったのでしょうか。
海でシーグラスを探したが見当たりません。近時多くの人が探すのでなかなか難しくなっている。
海の折り返しにコチドリを見た。
人間の足跡に隠れるようにして私が去るのを待っている。もしかしたら私の足跡かもしれない。
カラスやムクドリは仲間同士、時に執拗に諍う。コチドリなどにはそのイメージが全く湧かない。
ロシアが主導しウクライナで行われている残酷な戦争がある。諍う鳥でも殺すことは無いそうだが、人間は優れた道徳や哲学をかなぐり捨てて殺しに徹することを繰り返した。世界の存在の頂点を自負しつつ残忍このうえ無い。
悲しいことだが人間の歴史とは互いの殺戮の歴史であり、殺すゆえ人間と言われかねない。だがいつまで惨めな立場に留まるのだろうか。 存在頂点の大いなる価値が殺しなら、その上に絶対的頂点として殺さない価値世界があっても良いのではないか。
殺しを止めるために際限ない欲求と憎悪を伴うプライドを捨て、欺瞞や盗みの衝動を抑え善悪の二面性を緩和させる。
考えてみると、晩年になるに従いこれらが自然と身近なものになってくる気がするのである。
世界や社会の平和のために「心の老化」が取りざたされても良いかも知れない。
「館長の絵画と写真展」のお知らせ その1写真 孫たち。
連日お伝えしている2023年度樹下美術館の企画展。
本日は「館長の絵画と写真展」です。
ところでいざ作品を選ぶ段になりあれもこれもとなってしまい、迷ったすえ写真と絵画を別け、全館で約一ヶ月ずつ行うことに致しました。
※かって両者一緒で約二ヶ月の開催とお伝えしました。訂正してお詫び致します。
●本日はそのうち写真の部6月15日(木)~7月11日(火)のおしらせです。
それまで縁が無かった写真を始めたのは美術館が開館しブログ(最初はお知らせ)を始めた2008年ころからです。主に生活の一コマ、その後雲や鳥および乗り物などへ目が向きすっかり虜になった写真。素人丸出しですが、構図を何とか意識して撮っている次第です。
少し先ですが、お暇をみてご笑覧頂ければ嬉しく思います。
次はその2絵画の部をお知らせする予定です。
さて再び寒くなり一帯は白くなりました。
午後、今春大学のデザイン科を卒業する孫が友人たちと訪ねてきました。
コロナのあおりをまともに受けた世代です。
お互いはリモートで十分に知り合っていたが実際に対面する際、本人を目の当たりにしてとても奇妙な感覚を覚えたということでした。
卒業研究が終了し就職も決まり、志を同じくしているせいかよく気があう。箸が転ぶたびにアハハアハハと笑いその後はムサシへ行って爬虫類を見るということでした。
洋食器展のお知らせ。
過日は気持ち良い2月の晴れ間を早春と褒めたら、一両日空は荒れて雪模様。本気を出したのか、やはり空は手強い。
開館に向けてホームページとブログ向けにお知らせ資料を作っています。
本日は、
●陶芸ホール4月20日(木曜日)~6月13日(火曜日)「洋食器展」のお知らせです。
上掲の器で大小を判別出来ませんが、クラウンデヴォン、ミントンなど、ロイヤルウースター、そしてリモージュはデミタスカップでやや小型の器です。
開館が近づきました、開館時展示のお知らせです。
3月15日開館まで暦は一月を切ってきました。
昨年12月16日以来の冬期休館で皆さまには申し分けなく思っています。過去に3ヶ月後の開館まではあっという間に過ぎると書いたことがありました。
休暇中少々のんびりもしたが、これまでを振り返ると2月半ばを過ぎれば何かとバタバタしながら当日を迎えるに違いありません。
休館中は次期の展示テーマ決定と構想、展示作品と写真の確認、未額装作品の額装、ホームページ&ブログ告知Jバナーとファイル制作、来館者向け作品説明書制作、展示向キャプション制作、そして最後に展示作業です。
一方本業もあるため、冬期休館はむしろ開館中よりも忙しいのが実状です(冬鳥の写真も撮らなければなりませんし、、、)
過日お知らせバナーをお出ししましたが、本日は以下それに付けるお知らせファイルを作りましたので掲載いたします。
●3月15日(水)~4月19日(火)の陶芸ホールは藤三郎の「壺展」です。
陶芸ホールはその後の企画展で使用しますので、「壺展」は4月19日で終了の予定です。
陶芸ホールはその後他の企画展で使用しますので、「壺展」は4月19日で終了致します。
●3月15日(水)~6月13日(火)の絵画ホールは倉石隆「お嬢さん展」です。
「お嬢さん展」は6月13日をもって一休みし、8月17日~12月15日まで再度開催致します。
クリスマスローズが咲いて現れた。
2月は寒く、自分の誕生月でもある。何かと印象に残るせいか、普通の月より日数が少ないにも拘わらず同じ月生まれの人は案外多いと勝手に感じている。
以前にもコメントしたが二月になると明るくしっかりした晴天の日が訪れる。これまた以前触れたと思うが、何かとぐずぐずモヤモヤする3月を考えれば2月を早春としても構わない気がするほどだ。
さて樹下美術館の庭の雪消えは早く、本日休日は芝生でゴルフボールをコツコツ打った。見ればいつの間にかクリスマスローズが咲いている。
このくらいの出芽だと3月15日の開館ころにちょうどよく咲くはず。早くも咲いた上段の花はどうなるだろう。
去る2月6日の庭。つい1週間前とは思われない雪。雨と気温上昇作の作用は甚大。
2月は早春と書いたが、2月豪雪という年もあったようなのでそうなった節はお許し頂きたい。
年令と共に気がせくようなり、何かと早めに事を進めたがる。そのせいか時に余裕のようなものが生まれる気がしないでもない。
本日、壊れてしまったキーボードを買い換えた。大きめで、以前使っていたものに近いので操作がしやすい。
2023展示紹介、バナーでその2。
温かく晴天だった月曜日。
2月に大雪になる年があり油断は出来ない。だが次第に日が長くなり、時に晴れて気温が上昇する日が訪れるようになる。
本日はまさにそんな日で、美術館のスタッフが集まって作品の収蔵整理を行った。
久し振りに集まったスタッフが仕事に勤しむ様子はとても嬉しく頼もしい。今年も宜しくお願いし、良い年にしたいと思った。
さて前回は今年前半三つの催事をバナーを掲載してお知らせしました。本日はその後の展示についてお知らせ致します。
●8月17日~10月17日 陶芸ホール「篠崎正喜展」
鮮やかに緻密に描くファンタジーの人。篠崎正喜さんを知ったのは花の精密画に苦労し始めていた頃です。技法を調べているうち氏のホームページを知り即ファンとなり、メールを交換しながら作品を集めはじめました。
樹下美術館カフェの大作「午睡」は、設立前から希望をお伝えして描いて頂きました。当初洋食器と一緒の展示を考えましたが、篠崎作品のみをご覧頂くことにしました。いつ観ても「うっとりする絵」にご期待下さい。
●10月19日~11月21日 陶芸ホール
九谷の陶芸家・正木春蔵さんを知ったのは、お茶を始めた昭和の終わり頃、ある陶芸家名鑑にあった抹茶茶碗を観て気に入り、ブルータスや婦人雑誌の紹介記事から港区飯倉の「サボア・ヴィーブル」で作品を購入したのが始まりでした。
鈴木秀昭さんと黒岩卓実さんはいずれも雑誌で知り、全国で開催される展示会のDMが届くと店に連絡などして集めるようになりました。
鈴木さんは色絵金銀彩で器を埋め尽くし、曼荼羅の世界観で紋様を描く驚くべき技と心の持ち主。黒岩さんは手びねりと、速筆の赤絵でざっくりした風合で用向きの陶器に徹底されています。
三人とも色を自在に操り柔軟なフォルムと着想が素晴らしく、どこか浮き世離れして、かつ優れた作品の割りにリーズナブルなところが立派。嬉しいことでした。
●2回にわたってお知らせしました各催事(展示)の入館料は「館長の絵と写真展」は無料。
そのほかは300円になります(申し分けありません、100円値上げしました)。
●カフェのみのご利用は入館無料です。
2023展示紹介、バナーでその1。
冬期休館中の樹下美術館は、3月15日の開館まで残り38日となりました。
一時大雪を思わせましたが今融雪が進んでいるところです。この先のお天気には、どうかほどほどにして、という気持です。
さて今年の展示は開館から齋藤三郎の「壺展」、倉石隆の「お嬢さん展」で始まります。
その後6月13日まで陶芸ホールは樹下美術館が収集した「洋食器展」です。
本日は作成した告知用のバナーが出来ましたので前半三つの展示をご案内させて頂きました。
●3月15日~4月19日の陶芸ホール。
齋藤三郎の「壺展」
白磁、染附、色絵、鉄絵、赤絵。大小様々な齋藤三郎の力作をご覧下さい。壺だけの展示は初めてで、20数点を展示致します。洋食器展の関係で4月19日までの開催ですが、年頭にあたりどうか齋藤三郎の四季をお楽しみください。
●3月15日~6月13日の絵画ホール。
若い女性が描かれた油彩から版画およびデッサンの展示です。少々おどろおどろしい絵が多い倉石隆ですが、幼年や少年も上手く、若い女性も熱心に描きました。初めてのデッサンのほかこれまで展示された油彩も含まれます。
●4月20日~6月13日陶芸ホール
1800年代のアンティークから1930年前後のアールデコ、1950年前後のミッドセンチュリー、そして比較的新しい洋食器の展示です。
当館カフェで一部を使用していますが、長く愛用され、今なお明るい器たちをどうかご覧下さい。
●6月15日からの後半には拙「館長の絵画と写真展」を、次ぎにカフェの大きな絵でおなじみの画家「篠崎正喜展」を、その後はこれまでおよそ30~40年収集した正木春蔵、黒岩卓実、鈴木秀昭三氏の作品を展示する「色絵陶芸三人展」を開催致します。
次回はバナーでその2として後半三つの展示をご案内する予定です。
先ずはブログで。
来週になりましたならそれぞれの紹介ファイルを付けてホームページでお知らせ致します。
多様な展示ですが楽しバリエーションにご期待ださい。
初フキノトウ 夢のカリフォルニア、「武器ではなく花を」の時代。
予報によれば本日日中は晴れ間があり温かだということだった。その通りになったので美術館うら手の土手でフキノトウを探した。
私は少しだったが、妻は幾つも見つけ20ヶほど採れた。
過去のブログではおよそ1月末に初フキノトウが書かれている。本日はそれよりずっと早く、いえ、早すぎてまだ小さかったのでした。
洗ってきれになったフキノトウ。
夕方にはいつもの風雨に戻りましたが明後日からは数日晴れる模様で、また土手を見ようと考えています。
ザ・ママス&パパス
「夢のカリフォルニア」
寒空の下でかって自分が幸せだった温かなカリフォルニア{ロスアンジェルス)への思慕を歌っている。歌われた1960年代は若者を中心に「ラブ&ピース」や「フラワー・ムーブメント」など公民権運動や反戦運動の時代で、カリフォルニア州はその中心になっていった。
当時学生の私は実習グループの友人宅に勉強と言って集まり、声の良い妹さんやギターの上手な義理の妹弟たちとP・P・Mなどの歌を歌った。今や良いお爺さんやお婆さんになっていると思うが元気でいてほしい。
「武器ではなく花を」はかって若者の時代的な空気としてあり、今も心の底に染みるように残っている。
終日描いてちょっぴり進捗。
正月2日、相変わらず風雨の日。
一件のコロナの電話を受けた以外終日外出もせず絵を描いた。花などの彩色は細い筆でチマチマと描くので、6時間行い6枚進んだだけ。
水彩でやっていた時もこの程度の進捗なので特にイライラもせず、描いた絵の具をあっちへやったりこっちへ戻したり、ぼかしたり、消したり。絵を描くというより奇妙な工芸を行っている感じ。
花、がく、枝、しべ、などを描き込んだ。この先葉に青みを付け陰影を強調し、枝を強化し、しべを描き込み、接点と接線など細部に筆を入れ、最後にバックに取りかかる予定です。
拙写真は6月15日から、絵画は7月半ばから、それぞれ一か月半の展示予定です。絵は美術館支援のため売るつもりで描いていますので丁寧にリズムよく進めなければ。
但しストレスにならないように楽しく取り組みたいところです。
明けましておめでとうございます。
明けましておめでとうございます。
当地大潟区の朝日池はハクガンが飛来する数少ない場所です。賀状の鳥はハクガンで、昨冬2月、水田で憩っていた群の中の一羽です。
さて今年は樹下美術館17年目の年に当たります。
2007年開館当時、全国に多くあった個人美術館で、現在閉館している施設は少なからずあるということです。今年も新鮮を心がけながら楽しく運営に勤しみたいと考えています。
○今年の開館は3月15日(水曜日)です。
○例年水曜は定期休館日ですが、今年は15日に開館致します。
○スタッフともどもどうか宜しくお願い申し上げます。
- 花頭窓、二十三夜塔、庚申塔、社寺
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- 木村茶道美術館の寒月茶席に伺った 素晴らしい本阿弥光甫のお茶碗。
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- 再び良寛椿の苗。
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- カフェのノート、スケッチブックの絵、ブログ展その3。
- 本日ジョケラさん初日。
- 明日からジョケラさんの展示会 高宮あけみ展のご来館有り難うございました。
- 別れ。
- カフェのノート、スケッチブックの絵、ブログ展その2。
- 講演会「良寛さんに学ぶ」が無事終了した。
- カフェのノート、スケッチブックの絵、ブログ展その1。
- 来たる11月7日からラッセル・ジョケラさんの展示会 晩秋の花 近隣のコハクチョウ
- 先週末の種々。
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