樹下だより

篠崎正喜作品、南国の海辺の二作品 暑かった高田の午後。

2023年8月14日(月曜日)

本日は前回に続いて来たる篠崎正喜展の作品紹介です。今日の暑さにちなんで夏らしい作品を載せてみました。

作品の額はフォトスケープで付けました。

「のいばら」〔枠内画面20×26㎝)。

「海風」(35×49㎝)。

宮崎県の海辺の町ご出身の篠崎氏。いずれも南国の人らしい鮮やかな色彩と海風が吹き抜けるのを感じさせる絵です。

以下「海風」の細部です。具体的にどうされているのか私にも分かりませんが、何らかのスクラッチ技法を用いられるようです.。遙かな背景、色構成、絶妙な陰影とグラデーション、そして可愛い動物にはひたすら脱帽です。

 

2010年12月樹下美術館のカフェで
ご自分の作品「午睡」の前の篠崎氏。

さて本日は柏崎からのお茶人お二人と木村茶道美術館のお話を沢山して勉強になった。

その後、髙田本町は遊心堂さんへ出向き大きな皿立てを一個求めました。リーズナブルなものがあって助かりました。但し降りた髙田の暑かったこと。40度に迫る気温のうえ、地面の照り返し、熱風が重なり悩まされました。

篠崎氏の絵皿(トールペインティング) 鮮やかな絵画。

2023年8月11日(金曜日)

8月17日(木)から10月17日(火)までの「篠崎正喜展」が近づいた。精緻で美しい絵を描かれる東京在住の篠崎氏を知ったのはボタニカルアートを描き始めて苦労していた2000年少し前頃だったと思う。

ネットで知り交流し始めたのだが、氏のホームページには夢見るような作品が沢山掲載されていた。我慢出来ずにやり取りしたうえポツリポツリと譲って頂くようになった。当初作品を皆さんにも見て頂きたくて2002年上越市大島画廊の拙初作品展の際特別に1点展示した。

さらに2007年の樹下美術館開館に際し、カフェに飾る「午睡」を描いてもらった。若い女性がピアノにもたれて眠っているという150×180㎝の超大作はカフェのシンボルとして今も皆さまに楽しんで頂いている。

いつか氏の展覧会をと考えていたのだが、不遜にも今年私が写真と絵の前座をし、夏の本番二か月の開催へトントンと決まった。信じがたいほど色鮮やかな作品はいずれも夢に出て来そうな不思議さが漂い、ある種デジャブ感覚を覚える独特な作風。中でもまだ手にしたことも無い絵皿のような丸い作品は魅力的だった。

昨日氏のご好意としてあこがれの皿型トールペインティング作品「6月の花嫁」が届けられた。モチーフが夢のようなら、送られてくるのは夢の又夢。

「6月の花嫁」
直系は40㎝、かなり大きいのです。

作品写真は氏のホームページから拝借しました。画中でライオンがピアノを弾き、周囲に熊、リス、小鳥、兎がいます。氏の作品には細部の到るとこと眼をやる楽しさががあります。

このたびの作品には以下の様な説明が添えられていました。

最初に西洋の主婦のお遊びトールペインティングを画材に選んだとき、芸術まで高めることを目指しました。

銀座で個展をすると、それはすぐに認められました。
美術手帳や主婦と生活などから広くインタビューを受け、取り上げられました。
最初は画材屋が米国から輸入した木製のお皿を使っていましたが、大きさなどに不満がありました。それで自分独自の素材を作ることにしました。

40年近く前、日暮里に江戸轆轤(ろくろ)職人が生き残っていていました。そこを訊ね30枚を挽いてもらいました。仕事が暇になっていたいたころでしたので、彼は大変喜んでくれました。

使ったのは外国の桐に似た木材で、削りにくいと話していました。木材だけでは弱いので、裏表に2枚、キャンバス地を凸凹に合わせて伸ばしたり縮めたりしながら、しっかりと貼り合わせました。キャンバス地にはジェッソを幾度も塗り重ね、サンドペーパーで仕上げました。乾漆のように軽くて丈夫なものです。

以上から氏の作品、なかんずく描く素地(マチエール)から、制作過程へのこだわりの一端が窺える内容がしたためられていました。

本日の最後はいっそう鮮やかな「この森に天使はバスを降りた」です。

「この森に天使はバスを降りた」
写真は氏のホームページからお借りしました。
当館収蔵では最も小ぶりな作品の一つです。

当作品は虹よりも鮮やかな小鳥、夜空の月と星と雲。わけても中心部に影がある雲など氏ならではの観察と表現です。夜なのに眩しい色彩。俯瞰された赤いバスから人(天使?)が一人降りたようです。

この先、当ブログでもう少し作品を掲載させてください。会期中は当館収蔵の24点を展示する予定です。

※トールペインティング:欧米でブリキ、鉄、木などの薄い素地に絵を描くこと。教会の装飾品、家庭の家具調度品に用いられ、趣味としても広がりました。語源のトールはブリキなどの薄い金属を指し、現在彩色には主にアクリル絵の具が用いられているようです。

森のトマト畑第3版 当県の暑さ。

2023年8月9日(水曜日)

8枚の挿絵が入る24ページの自作絵本「森のトマト畑」。1983年(昭和58年)、原稿用紙に手書きし挿絵を挟みホッチキスで止めた粗末なものだった。その後文字を活字に直し10年ほど前から樹下美術館で販売した。時々手にする方がいてお陰様で200部ほど出た。

トマトを咥えたカラスが逃げるページ。

前回の外観。

手がけて40年が経ち、この度表紙などを替えました。

相変わらすのホッチキス止め、
製本テープのままですが、
少しシャキッとした感じになったのか。

これまで一冊700円(税込み)でしたのが、今年ビジネスプリンターにしてインク代が安くなりましたので500円になりました。ご自分用やお孫さん用など、宜しければお手に取ってご覧下さい。

本日も酷い暑さ。髙田、大潟はじめ新潟県の9カ所の観測地点が本日の全国最高気温10位に入りました。
ところで学生時代、テニス部に入部しましたが、前年の夏合宿が新潟市であったそうです。入部早々、先輩達から「去年の合宿は暑かった」「新潟は暑い」と何度も聞かされました。

たびたび当県の夏の暑さは全国トップや上位になります。しかしそれは近年だけのことでは無く昔からそうだったのではないでしょうか。

関西出身の方。

2023年8月5日(土曜日)

もう5年は経つだろうか、かって上越に赴任されお付き合いをさせて頂いたご夫婦が久し振りに顔を出された。ご主人はダイエットをされ軽々とした身体になりお顔もおお若くなった印象。

色々と植物の話をしながら絵をご覧いただいた。アグリの大手役員をされる人だけあって非常に詳しく、専門的な話も出来てためになった。
展示を見終えてカフェに下りお茶を飲んだ。大阪、東京など任地を変えられているが関西のご出身。同じ日本人のお顔ながら話していると異文化に接するような錯覚を覚える。

日頃遠隔の人ほど、異業種のひとほど興味を覚える。幼少や学生時代の話をし、延暦寺は京都口から行くのと近江坂本から上るのではどちらが面白いですか、などと他愛もないこともお聞きした。上場会社で長く鍛えられた方なので何事も洗練されているが、突然挟まれるユーモアも可笑しかった。

何時でも会える方では無いので別れの名残は尽きない。年令を重ねるごとに名残惜しい事が多くなる。そんな時は“健康に留意し少しでも長生きしよう”という気持がよぎっては飲み込むことになる。今日もそうした。

私のデンドロビウムの絵。
蘭が特に好きと仰った。

 ネジバナも欄ですね、と仰った。ここの前に柏崎市の木村茶道美術館に寄ってきたということ、何から何まで嬉しい。

懐かしい2002年初個展の作品など。

2023年7月31日(月曜日)

8月15日で終了する小生の絵画展。連日の猛暑のなかご来館頂き有り難うございます。本日昼、お見えになったお二人と話をする機会がありました。

お一人は今日で絵画展三回目の来場ということでとても恐縮した。
もう一人の方は2002年5月に上越市本町の大島画廊で初個展をした際、販売した水彩画「姫桧扇水仙(ひめひおうぎずいせん)」を持っていると仰りスマホの写真を見せて下さった。

同画廊の作品展からもう20年は経っている。大方の作品はパソコンに入っているが、見せて頂いたものはそこに無くすっかり忘れていた。
球根とヒゲ根が花の脇に描きこまれ、一瞬やる気満々の頃が蘇って懐かしかった。大切にして頂き有り難いと思った。

大島画廊では販売作品と非売品を分けて展示した。初日の昼近く、画廊にいた妻から“ある方がどうしても非売の2点がほしいと仰り、帰ろうとしない、早く来てくれませんか”と電話が入った。仕事を終えて出かけると、良く知ったご年配の方が待っていた。
「竹にからまるえびずる」と「栗」が欲しいと仰る。えびずるは自分が持ち、栗は世話になっている長野県小布施の栗店に贈りたいという。2点とも私自身最も気に入り非売にさせてもらっていた。
いくらなら売って頂けますか、とずっと切なそうな顔をされているご老人。うーんとしか言えない私。しかし根負けしてしまい、根拠も無しに5,6万では、と口にした。
「では6万で、有り難うございます」と老人が笑顔になった。
今度はその絵と別れる私が辛くなる。
“但し今後個展をするような場合、お貸しいただけますか”と言うと、もちろんです、と応じられ商談?が成立した。

以下は代替わりした同家からお借りして展示中の「竹にからまるえびずる」。

入り口正面の「竹にからまるえびずる」
絵画サイズはA3です。
影もしっかり付けていました。

以下二カ所の細部です。

 

画材エビズルは患者さんが持ち込まれ、当時左の笹に巻き付いていました。それを右に竹を描き加え、笹には更にしっかり巻き付けて「共生」の意味を込めた経緯があります。

ちなみに以下パソコンにあったその時の「栗」です。

実が一つだけの栗。イガの1本1本を描きました。

三度目と言う方が以下「キレンゲショウマ」を指して天才的と仰ったではありませんか。これだけは返事に困りました。

「キレンゲショウマ」

上掲の部分です。
葉脈に囲まれた区画ごとに陰影を付けました。

現在朝ドラ「らんまん」で牧野富太郎翁のことが放映されています。「そのことで観に来られる人がいるのではないでしょうか、良いタイミングでしたね」とお二人。

自画自賛はしないつもりでしたが、結果はそうなりました。
何かと皆さまにはお世話になっています。

水彩を描く二人の若者。

2023年7月29日(土曜日)

一昨日日と昨日、たまたま私が美術館にいる時間に20代と思われる方が見えられた。一昨日は女性、昨日は男性だった。お話すると二人とも水彩を描いているという事で色々お話しして楽しかった。

キリッとした感じの女性は某校で絵画の臨時講師をされているという。スマホをタップして作品を沢山見せて頂いた。それぞれテーマが明瞭で独自の世界を作りつつあるように感じた。色使いは明解だったがさらに深みを持たせればより魅力が増すのではと感想を述べた。

その色彩に関して、かって非常に美しい絵を描く画家が、
“私は○○は何色と決めることはせず、あえて汚いと言われる色や補色を意識しながら色に深みを持たせるようにしている”と述べたことをお話した。また展示中の倉石隆のデッサンを例に、大切な構成や構図のためにもデッサンのトレーニングの効果をお話しさせてもらった。真剣な眼差しからさらに伸びることが期待された。

昨日はより若い青年だった。倉石隆のデッサンから時間を掛けて熱心に観ている。背がとても高く、訊ねると大谷と同じくらいだと仰った。お洒落なハンチングを被った容貌は大谷をさらにあどけなくした感じで好感が持てた。
話をしたところ水彩の難しさを口にされた。先の女性に対しても同様、私はあくまで素人だが、それでも水彩なら描く苦労と喜びは共有できる。

水彩に於ける“直し”や“上塗り”の難しさは誰でも経験することで、彼もそれを口にした。
水っぽい絵か、ある程度しっかりした色づけをするかで用紙から異なる。多彩で明確な絵を望むなら乾かし乾かし描いてはどうかと勧めてみた。
彼はまた具体的には、描くにしたがい用紙がゆがんだりボロボロと紙が傷むことがあるとも訴えた。どうやらしっかり描きたい派のようだった。
それならと、私も植物水彩画で同じ苦労し自分なりの対応尾の一端を話した。

画用紙やコピー用紙でも良い、まずしっかりデッサンした後習作として描き、工夫カ所を絞ってから3㎜厚などのボード紙を本紙として用ればボロボロは避けられる。その際も乾かしては加筆する。試行錯誤を重ねたすえ、乾かしながら薄く薄く色を重ねたことも告げた。

同じ水彩でもそれぞれ目指すゴールは異なろう。技法などは教則本やネットに数多く出ている。しかし最も肝心な事は出ていないため、やはり自分なりの研究は必須だと思う等色々話した。

帰り際にそれでは、と言うと、今日は画家さんから直接聞けて良かったとニッコリしている。私は画家ではなく医者なのです、と告げ、どうか楽しんで続けてくださいと述べると、また来ますと明るく返事された。

外に出ると彼が乗ってきたと思われる自転車が止めてあった。

何とも気が利いた感じの自転車。
こんなすっきりした自転車は初めて。

油彩作品を大幅に値下げ。

2023年7月28日(金曜日)

去る7月12日の当欄で油彩に価格を付け販売する記事を書きました。それが数日すると素人の作品にしては高すぎると実感されました。
そこで「春の畑」は37000円→20000円に、「秋の畑」25000円→18000円、西王母(椿)17000円→10000円、10×10×5cmの「椿あるいは辛夷」5000円→2500円にそれぞれ値下げを致しました。

過去の様々な作品展からどの程度の価格ならば売れるかを見てきましたので、落ち着いて眺めた私の絵は高すぎると判断した訳です。
常々、如何なる作家のものであろうとも、“美術作品は買える範囲で気に入ったものがあれば、一人でも多くの人に持ってもらいたい”は大げさですが美術館を営む者の悲願の一つでした。

そんなこんなで本日の油彩の様子を以下に掲げてみました。
作品下のが付いたものが売約作品です。

「西王母」SMサイズ。
左下もお求め頂きました。

小型3Dキャンバスの「椿」と「辛夷」。
既に数点売れ新たに6点の注文がありました。

「春の畑」 F6号。
真っ先に求めて頂き驚きました。

「秋の畑」F3号。
上方の作品をお求め頂いています。

額が品薄で展示が遅れている「土底浜の秋」は間もなく展示できる予定になりました。

さてすっかり商売人のような話になりました。勝手に値を付けては下げるなど、不躾なことを致してしまいどうかお許しください。
一般に販売を前提にした個展では、一日いくらの有料で会場を借り、売り上げの数10%を店側に支払うなどのため、作品価格を決めるのはかなりの難題のようです。

それに比べ支払いの無いこのたびの作品展は私自身の会場でしたので、利益は少なくなりますが早々に価格を下げご要望に応えることが可能となり、幸いな事と喜んでいる次第です。

写真展に続く絵画展は概ね好評で、お陰様で普段の倍近い皆さまにご入場頂いています。作品を求められなくても全く構いません、ご自由にご覧頂ければただ有り難く、感謝している次第です。

この先に植物の水彩画について記そうと考えています。

物凄い暑さになりました。本日のニュースでは「地球温暖化」ではなく、もはや「地球沸騰化」と呼んでもよいと伝えていました。それにしても気象とは別に大谷翔平選手の活躍は驚くべき現象になっていますね。

今夕の冷やし中華でした。

充実している「生誕110年 齋藤三郎 展」 興味深い「染付楼閣山水図菓子器」と署名。

2023年7月20日(木曜日)

最近ブログを空ける日が多くなり、過日といい中4日サボってしまった。写真に続き自らの絵画までも展示する初めての試みのストレスは想像以上で、今になって疲れが出てきたものと振り返っている。

本日はこの間二度訊ねた小林古径記念美術館の「生誕110年 齋藤三郎 展」を書いてみた。

今月中ばから10月9日まで続けられる同展はロングランである。
齋藤三郎について、当地では何年に一度没後あるいは生誕などのメモリアル展がどこかで開催される。いずれも立派な展覧会だったが、この度の生誕110年展は同館開館後初めての齋藤三郎であり、作品内容、展示方法、作品および人物の解説キャプションが充実し、図録も良く掘り下げられ氏に関するこれまでの展覧会中、群を抜く充実を感じた。

準備したスタッフは大変だったろうと考えられる。だが優れた芸術家とその作品に熱く関わることの得がたい幸福が想像された。

入り口の垂れ幕。

 

新潟県立近代美術館収蔵の名品と目前で再会する喜びと多方面から見る齋藤三郎の世界を堪能。中で最も眼を奪われたのは以下昭和12年ー13年作で長瀬幸夫氏所蔵の「染付楼閣山水図菓子器」だった。

まず器類では見たことが無い雪輪文の造形に虚を突かれる。さらに驚くほどの速筆のうえ、図柄は直前まで師事していた同時代の富本憲吉の染付作品と完璧に同一化、あるいはそれをも凌ぐばかりの趣と自信が感じられ、三郎の修行の凄まじさを思わない訳には行かなかった。

同作品の裏面。
上下に竹林が描かれている。

驚きの一つ、落款(署名)。

この「齋」の署名は後の髙田におけるものからみると非常に奇異に見える。書も秀でた三郎を思えば何という風変わりな署名だろう。一方樹下美術館が収蔵する戦前および戦後髙田時代のごく初期作品にも以下のように上掲のものと似通った署名がある。だが染付楼閣山水図菓子器のそれは特に変わったものとして心に残った。

樹下美術館収蔵作品の戦前時代の署名。

 

戦前の別作品の署名。

 

戦後髙田開窯初期の署名。

以上の3署名も、言葉は悪いが後に比べれば変わった形状をしている。もしかしたら能書家の三郎なりに我ただ一人のサインを研究してのことだったものか。いま存命なら、どのような訳でここに到ったのか是非訊ねてみたいところだ。

参考までに、以下の2写真は髙田に於ける昭和20年代作品によく見られる署名。

 

素早く流れるように揮毫されている。

以上はなはだ僭越でしたが「染付楼閣山水図菓子器」の驚きと感想を書かせて頂きました。

 

同展帰路の南掘のハスにしばし清涼を覚えました。

蒸し暑さの中で香る花 拙写真展17名の方々が28点を。

2023年7月15日(土曜日)

梅雨の終わり、洪水や土砂災害をテレビが伝えている。本日は秋田県の惨状に胸が痛んだ。毎年のことだが予報は出るけれど、いざその時を迎えると手も足も出ないのが辛い。予め脆弱な所は把握されているはずなので国にはもっと積極的に関わってもらい、国全体として被害が縮小されることを願うばかりだ。

拙絵画展初めての週末の本日、かなり賑やかにして頂きました。ご来場の皆さままことに有り難うございました。

さて本日も蒸し暑く昔でいう不快指数は相当高かったに違いない。そんな日の庭で夏の花は交替を続けながら、涼しげに我が世を謳っている。

 カフェ正面のキキョウ。

 キキョウの脇の黄金オニユリ。

西にまわるとカサブランカが強く香っている。

もうふた月近く咲くカシワバアジサイ。
今年は猛烈に咲いた。
そろそろ摘花をはじめなければ。

11日に終わった拙写真展で作品を求められた方が取りにこられている。17名の方々が28点お買い上げ下さった。私の写真が売れるとは、何とも有り難く感謝に堪えない。この先もまた楽しみながら写真を撮っていこうと励みになりました。

額に入れたら。

2023年7月12日(水曜日)

館長の絵画展を明日に控えて本日総出で展示作業を行った。植物画20点油彩及び同一モチーフの売り絵20点弱を入れ合計40点になった。

このたびようやく額が揃い拙絵にも額ということで、お出ししてみました。
以下はこの度の作品展向けに描いたものです。

「西王母(せいおうぼ 椿の一種)
バック白
SMサイズ(ハガキ2枚より少し大きい)

「西王母」
ベージュ系バック
上掲2作品は沢山あり、
※お売りします〔17000円→10000円に)。

「秋の畑」
※お売りします(25000円→18000円に)。

かなり苦労した「菊」

「土底浜の秋」
この作品は1週間後の展示になります。

満開の梅の花「春の畑」
※お売りします(37000円→20000円に)。

上掲のほか10×10×5㎝の小さな箱形キャンバスに椿とコブシを20点ほど用意しました。常時7,8点ずつお出ししますので宜しければお求めください、助かります(一個2500円)。

以下は2015年前後のかっての出品油彩で、みなSMサイズです。

文芸髙田の表紙になった{みかん」

以前水彩で描いた「ほうずき」

「イモケンピ」
ブルースカイプロジェクトに出品。

仕事が幾つか残っていますため本日はこの辺で。

後日追記販売している絵画の価格を7月20日から大幅に値下げ致しました。

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