樹下だより
妙高市はいもり池の近く「ギャラリー峨々」を訪ねた。樹下美術館も紅葉。
本日、午後から妙高市は池の平にある「ギャラリー峨々」を訪ねた。多くの画家達が描いた妙高山の絵画はじめ古布、道具や機器類、ガラス、陶器あるいは漆器などの個人コレクション館である。
一貫したコンセプトは「手作り感」や「時代感覚」あるいは「不思議」や{愛着」と言ったもので、あるじ夫妻の郷土や自然へ愛情が色濃く感じられた。
多岐のカテゴリの中から本日は特に印象的だった猫をあしらった古布作家・なー猫さん作品のコレクションから一部を掲載しました。
翼が付いた猫を二つ求めました。
往診鞄に付ける予定です。
ラベンダーの香袋を付けて頂きました。
最後は玄関の看板と李朝の壺です。壺は茶壺でしょうか木製の蓋がついていました。とても良い風合いでした。
あるじの藤田ご夫妻、本日は貴重なお時間を有り難うございました。家に帰ると椅子に座っていた木製の猫ちゃんを美術館のカフェに置きたくなりました。
晩秋の妙高山と落ち葉が美しい午後でした。
館内にそっと流れていたジブリの音楽も素敵でした。
再び良寛椿の苗。
今年正月、京都、倉敷、髙松を巡り最終日には良寛修行の地である倉敷市玉島の円通寺を訪ねた。
当日時間が詰まっていたが親切に円通寺へと案内して頂き、帰りは新倉敷駅まで送って頂いたのが新潟県ご出身の早川正弘氏だった。
氏は同地に於ける良寛さんの顕彰に尽力され、円通寺境内の覚樹庵(かくじゅあん)に長年咲き続けたすえ、樹勢が衰えた白椿を「良寛椿」として挿し木で蘇らせる運動をされている。成果は実り、円通寺公園の広い一角に「良寛椿の森」として多くの苗木が植樹され管理されるようになった。
春になると氏から良寛椿の苗が届けられ、喜んで美術館の庭に植えた。
植えた日の「良寛椿」
植えて半年経ったが苗はじっとしているばかり。成長が止まっているのは夏の長い暑さのせいなのか、ずっと心配していた。
そんな折、昨日倉敷から早川氏が来館された。ご自分のふる里である当県和島村へ赴く途中お寄り下さり、わざわざ5本の良寛椿の苗木を持参された。
早川氏は和島で福祉活動にも関係され、折々遠隔を往復されている。短い滞在時間だったがお聞きした高齢者や認知症の方の接遇の話はとても感銘深かった。
11月は中ばになりました。明日は晴れるようですが当地らしく寒い日、荒れる日へと移る時期です。仕事の方はインフルエンザワクチンと一部コロナワクチンに押されるような忙しい日もあり、本日はそんな日でした。“来週は荒れるから今日来ました”と仰る方たちからこの先のお天気を聞かされた次第です。
カフェのノート、スケッチブックの絵、ブログ展その3。
ご好評の高宮あけみ展が終了し、ラッセル・ジョケラ展が始まっています。本日は遠路横浜から高宮ご夫婦が来館され作品を戻すべく梱包をされました。
こちらへ届ける時と終了して撤収するときではどちらが大変ですか、とお訊ねすると返す方が大変と仰っていました。このような事はやってみないと分からないことの一つですね。
皆さまにはとても感謝している、と仰っていました。ご夫婦も本当にお疲れ様でした!
さて掲載を続けている館内のノート、スケッチブックからです。“穏やかで想像以上にとても美しい美術館”とお書き下さいました。Wow!も絵もWow!です。
カフェと芝生を褒めて下さり
有り難うございました。
高宮あけみ展の丁寧な感想を有り難うございました。クィーンアンのカップと珈琲、そして桃が幸せそうです。有り難うございました。
明日のお天気も良さそうですね。
本日ジョケラさん初日。
本日ラッセル・ジョケラさんの「オリジナルオーダーメード家具展」の初日。切れ目無くお客様が見え、昼近くには上越タイムスさんのインタビュー取材があった。
素地を活かし一段と大きくなった
アーサツリー。色々な
パターンにアレンジされていました。
明日からお天気は持ち直しそう。どうか思い思いにおでかけ下さい、お待ち申し上げております。
明日からジョケラさんの展示会 高宮あけみ展のご来館有り難うございました。
9月5日~11月5日までの「透明水彩 高宮あけみ展」が終わりました。近隣の皆さまはじめ横浜、東京からも大勢さまにご来館頂きましてとても感謝しております。
午前に撤収作業を、午後は明日から始まる「ラッセル・ジョケラ オリジナル オーダーメード家具展」の展示作業を行いました。
本日R・ジョケラさんがお友達のマイケルさんと搬入をされ、皆で楽しく展示作業を行いました。
お二人がいるだけで
がらりと雰囲気が変わる。
長いバーカウンター、椅子、
灯り付きテーブル。
倉石隆、齋藤三郎作品をそのままに展示しました。
アーサ・ツリーも用意されました。
手前は手作りのお弁当箱。
くつろいだ会場になりました。
●期間: 11月7日(木)~12月15日(日)
●入館料:大人200円、中高生以下無料
●カフェのみご利用 無料
●休館日::毎週水曜日
●開館時間:10時~17時
●作品の購入:参考作品以外 可
今年の閉館日12月15日までの開催です。これから当地らしく荒れた空の日もあることでしょう。クリスマスの雰囲気が漂う今年最後の催事をどうかお楽しみください。
カフェのノート、スケッチブックの絵、ブログ展その2。
樹下美術館のカフェにある丸テーブルに置かれた小さなスケッチブック。思い思いに描いて頂き、その時の気持が伝わってきて、楽しく拝見させて頂いてます。
本日は去る11月2日に続き二回目の掲載です。名付けて「カフェのスケッチブックの絵、ブログ展その2」としました。
7日から家具展が始まるラッセル・ジョケラさん。ムーミンの国ジョケラさんのお父様の故郷フィンランドの詩情が漂っていませんか。樹下美術館にならって樹下のジョケラさんです。とても良い雰囲気ですね。
軽やかな動き、楽しい時間。
本日は朝から遠くへ出かけ、遅くなりました。皆さまの絵を掲載していましたら疲れが和らぎました。本当に有り難うございます。
本日横浜から来館されたご家族様、遠路、あり難うございます。「森のトマト畑をお求め頂いたそうで喜んでいます。
講演会「良寛さんに学ぶ」が無事終了した。
秋の催事全国良寛会会長・小島正芳さんによる講演会「良寛さんに学ぶ」が、本日午後終了しました。会場いっぱいにご来場頂いた皆さま、本当に有り難うございました。
23年WBCの優勝監督である栗山英樹さんは「栗山ノート」を付けておられ、良寛の95ヶ条の「戒語」が記されているという話から始まった。
95ヶ条のいさめは『多弁」「口を挟む」「自慢話」などなどで、みな良いコミュニケーションを妨げる。一方それらの自己顕示を控え傾聴を心がけ、信念が伝わるようにするならむしろ言葉なども要らなくなる、というノートの主旨が述べられた。
人間関係における誠実さの相互認識は有害な雑音を取り除き、望ましい結果をもたらすということであろう。全くその通りではないだろうか。
また人は大人になるほど複雑で濁りを有するようになる。隣人を思い利他を意識し、春夏秋冬の面白みを楽しむ幸せ。それこそ良寛が生涯を通して体現し、また世界で一番幸福度が高いといわれるフィンランドの国民性に表れている態度だという。
「人間関係」と「人生の楽しみ」は生きることの根幹の課題にちがいない。本日そのことについて良寛を通して語られ、「良寛に学ぶ」は幸福論だった。
10分の休憩を挟んで前後40分ずつの講演は心に染みあっという間だった。A3が3枚綴りの資料を用意され、綿密な下準備のもと意義深いお話をされた小島正芳先生に深く感謝申し上げます。
明日の天気が気になります。
カフェのノート、スケッチブックの絵、ブログ展その1。
樹下美術館の丸テーブルには小さなスケッチ帖と色鉛筆および数本のカラーボールペンが置いてあります。
時々めくっては観て楽しませて頂きますが、今年は例年よりも沢山描いて頂いています。
いちど春に4,5点載せましたが、本日から日々のブログの間に2回に亘って残りの15枚を掲載させて頂くことにしました。
絵からカフェに座られた皆さま思い思いお気持が伝わり、幸せになったり、お話も出来るような気がします。
この先飛び飛びになるかもしれませんが、三回かけて描かれた24点を掲載させて頂きたいと思っています。
お描き下さった皆さまには、心幸せにして頂き本当にありがとうございました。
来たる11月7日からラッセル・ジョケラさんの展示会 晩秋の花 近隣のコハクチョウ
今年最後の催事は「ラッセル・ジョケラ オリジナル オーダーメイド家具展」です。妙高市在住、当地で親しまれるジョケラ氏のオリジナルな家具と人気のクリスマス向き「アーサツリー」なども展示されます、どうかご覧下さい。
絵画ホールを中心に一部陶芸ホールにも置き、倉石隆、齋藤三郎作品はそのままにして温かな展示会を期待しています。
“ジョケラさんの自己紹介
1963年に、アメリカのカリフォルニア州、サリナス
という所で生まれました。
母は佐世保出身の日本人、父はフィンランド系ア
メリカ人です。
父は学校の教師をしていました。
フィンランドからアメリカに移住してきた祖父母は、
農業やクリスマスツリーのモミの木を育てたりして
いました。
私も十五年間この小さなクリスマスツリーを作って
います(笑)。
シアトルのカレッジで芸術学と英語学を専攻してい
ました。その後シアトルの日系会社で、インテリア
デザインと住宅施工の仕事をしていく中で、より木
工のことを深めたくて住宅内装や木製の船づくり、
オーダーメイド家具、美術館とオフィスのインテリア
を手がけました”
さて慌ただしくしているうちに11月3日は文化の日の講演会「良寛さんに学ぶ」が目前となりました。晩秋の日に聖僧とい呼ばれる良寛さんのお話を全国良寛会会長・小島正芳先生からお聴き出来るのは幸せです。お陰様で予定した80人ほどの参加になり、感謝しております。
夏の長い暑さで庭の花は乏しくなっていたのですが、ここへきてホトトギスとリンドウや西王母椿が咲きはじめました。
話変わり、近隣にコハクチョウが沢山来ていると聞いたいましたので、午後から夕刻に見に行きました。
白鳥は昼間は朝早くから田んぼで食餌しますが、暗くなり始めるとねぐらの湖沼に入ります。現在鵜の池と朝日池をねぐらにしているようですが、本日は鵜の池には数百羽が来ました。
高田高等学校創立150周年の秋 いたくら桜園 近隣の秋。
今年は県立高田高等学校創立150周年に当たり、10月26日に式典と祝賀会が行われる。
それに関連して25日(金曜日)~27日(日曜日)の三日間、上越市本町の大島画廊で同校出身者のが開かれる。主宰者から卒業生である倉石隆作品と不肖小生作品を出品してと告げられていた。
倉石隆(倉石孝壽たかひさ、中40・昭和8年卒業)。
美術展のDM
旧職員の村山陽氏作品
「私の新学期」が用いられている。
マゴマゴしているうちに初日が明日に迫り、本日昼過ぎ画廊に2点を搬入した。一人一点ずつ物故者を入れておよそ50人の展覧会、会場は作品でいっぱいだった。
場内に展示でご苦労される上越美術協会 小関育也会長と髙田文化協会事務局長の宮崎俊英さんがいらっしゃって、あとは架けるまでに作業が進んでいた。
一渡り観て歩いたがジャンルの幅広さに大変驚いた。
当館からの倉石隆は「黄昏のピエロ」で、ひいき目もあるがあらためて氏の訴求力を感じた。
比べて私の「ほおずきと山芋の実」などは吹けば飛ぶようなもので、恥ずかしい限りだった。
会場の小関、宮崎両氏。
これから作品の壁掛け、
キャプション付けがある。
明日から三日間、お暇を見てどうか大島画廊にお寄り下さい。
搬入の後、近隣のコスモスを観みに足を伸ばすうち、かって母がショートステイでお世話になった板倉区のいたくら桜園まで行った。
同施設は遠かったが母は窓外の風景が佐賀県の故郷に似ていると言ってここばかりお世話になった。送迎はもっぱら私の車で行った。当時上越地区の医師会長を仰せつかっていたが、不思議な事に母といる時間だけはそのストレスを忘れることができた。
桜園のそばのお宅の花。
ショートの間をみて施設に行き、
車椅子を押して近隣の花を見た。
もう遅いのか期待したほどコスモスを目にする事はなかった。帰路頸城区で今年初めて白鳥の群に出会った。
あちらこちらでモズの高鳴きが聞こえ、時節は晩秋となりいよいよ時雨れてくる。
そんな折、樹下美術館は11月3日に全国良寛会会長、小島正芳先生の講演会「良寛さんに学ぶ」があり、11月7日からラッセル・ジョケラさんの木工展が開かれる。外は荒れても樹下美術館だけは温かく居心地良くありたいと願っている次第です。
病気により高校を4年かけて卒業したこともあり、普段母校の行事などに疎い自分。この度ばかりは関係諸氏および我が倉石隆氏のためにも髙田高校150周年美術展、どうか宜しくお願い申し上げます。
- 花頭窓、二十三夜塔、庚申塔、社寺
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- 齋藤三郎(陶齋)
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- 小山作之助・夏は来ぬ
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- 館長の作品。
- かって認知症だった人、晩年の「ありがとう」は「好き」だった。
- 妙高市はいもり池の近く「ギャラリー峨々」を訪ねた。樹下美術館も紅葉。
- 再び良寛椿の苗。
- 1本の木にキンカンとカラタチの実が。
- 秋晴れの日のゴルフ。
- カフェのノート、スケッチブックの絵、ブログ展その3。
- 本日ジョケラさん初日。
- 明日からジョケラさんの展示会 高宮あけみ展のご来館有り難うございました。
- 別れ。
- カフェのノート、スケッチブックの絵、ブログ展その2。
- 講演会「良寛さんに学ぶ」が無事終了した。
- カフェのノート、スケッチブックの絵、ブログ展その1。
- 来たる11月7日からラッセル・ジョケラさんの展示会 晩秋の花 近隣のコハクチョウ
- 先週末の種々。
- 高田高等学校創立150周年の秋 いたくら桜園 近隣の秋。
- 「ラッセル・ジョケラ木工展」 可愛いお子さんとおじいちゃん。
- 本日今年最後の同業ゴルフ。
- 今夜のコンサート カッチーニの「アヴェ・マリア」。
- 信州は須坂で江戸時代の料理を食べる 満月、私達の奇跡。
- 失った1枚 栗。
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