明け暮れ 我が家 お出かけ
糸魚川市上覚の普済寺へ灯籠画を見に行った
今日は盆送りの16日。今日は客が無く、今夏25人の出入りに奮闘する妻に貴重な中休みの日となった。
あまり出掛けない私たちは、夕刻に妻の慰労で糸魚川へ行った。そこでお寿司を食べて日暮れを待った。今朝の上越タイムスで知った糸魚川市上覚の普済寺(ふさいじ)へ、本日までの灯籠画を見に行くためだ。
山道を4㎞ほど入った月波山普済寺は曹洞宗の寺。車を降りると深い闇の中、近くに川音がして稲の香りに包まれる。普済寺はかなり大きな寺で、荘厳な本堂の処々に美しい灯籠が配されていた。
![]() ほの暗い一角に大きな灯籠(露出がうまくいきませんでした) |
![]() 弁慶でしょうか、卓上の灯籠 |
灯籠画は同寺の奥様で僧侶・響さんの作品。響さんはねぶた絵師でもあられるという。輪郭線の要所に蝋を用いて、鮮やかな色彩と印象的な透光効果がもたらされていた。あたりの雰囲気も良さそうなので、ぜひ日中も訪ねてみたい。
月が架かる寺を後に里へ下ると盆踊り。思い思いの浴衣と仮装で歌と太鼓のやぐらを回っていた。やぐら踊りの詩情は他に代え難い。
妻は少し休めただろうか。私の盆休みも今日で終わり、遅れていた図録が前進した。
出るほど家は栄えるのか、DNAのおぼしめし
今晩は妻の実家で17人の食事だった。そのうち平成生まれが8人で、一家は壮観のうちに栄えている。何がそうさせるのだろうと、帰りの車で考えた。
「家を出る→異質(多様性)の受容」、もしかしたらこれは栄えの要点かもしれない。代々閉すればいずれ心身に近親相姦原理が働き、衰退が想定される。このことは純血のもろさ、母系志向の危うさと同一に見える。今から18年前までの悲しい13年間の読書で、かってそのことに触れたような気がした。
今夜訪れた家は確かに皆が家を出ている。また夫婦、兄弟姉妹みな非常に多様で、かつそれぞれ曲がりなりにも夫や父親をありがたがっている。異質の原点は父であろうことまで物語るような光景だった。
言うまでもなく永遠はDNAの悲願だ。好むと好まざるを問わず異質(多様性)を価値としている。結果としてその受容が力と幸福のチャンスをもたらすのだろう。試練とともに王者DNAはご褒美も用意しているように見える。
中学2年生くらいまで親は子を文字通り思いっきり抱きしめる。そしてある年齢(これはさまざま)になったら上手に放す。
「家とは実家や家屋ばかりでない。離れている親族がくったくなく集まることを家というのだろう」。
最後にきむぶーさん、いつも有り難うございます。今日はお父様にもお目にかかれて嬉しかったです。そしてお子さんの宿題で訪ねて下さった長岡のお客様、とても詳しく見ていただいたそうですね。うまくまとまったでしょうか、美術館冥利でした。
本日は沢山お訪ねいただいて有り難うございました。
パリ国立高等音楽院教授。そしてMia Moslie(ミアモーリエ)。
美術館を営んでみて、上越は沢山の才能を生んでいるこをを知らされます。直接お会い出来ない方がほとんどですが、色々新しいことを知ることが出来て幸せです。
今日は上越ご出身でパリ国立高等音楽院教授がお見えになりました。女性の方で、ノートにお褒めのコメントを頂き有り難うございました。
はや上越もお盆。向こう約一週間は大小の親族25人の出入りがあります。なにしろ妻が大変で、小が次第に大になってきましたので最近は要所を外食にするようになりました。
今夜は樹下美術館の近く、上越市犀潟のMia Moslie(ミアモーリエ)で夕食でした。サラダ、ピザ、パスタ、お肉、リゾット、デザート、エスプレッソ、みな美味しかった。何気ないペペロンチーノが美味しいのもなによりです。
カップル、ご家族、お仲間で賑わっていました。 リーズナブルな料金、樹下美術館でもよくお世話になります。
見納めでもいいという夕焼け
今日は雨を待って空が気になっていた。夕食中、カーテンを開けると東の空に小さな虹が出ていた。以前、不安定なお天気の夕刻に虹が出て、素晴らしい夕焼けがあった。
「海へ行ってみよう」と妻に声を掛けて食事を中断した。車で着いた近くの四ツ屋浜はまあまあの夕焼けだった。それでも妻は喜んで、今度ここで夕焼けを見ながら食事をしたい、と言った。
日も沈んで、そろそろ帰ろうというころ、佐渡の方がきれい、という声で振り向いた。北側が赤々と染まっている。出て写真を撮り、車に戻ってカメラを片付けていた。
「凄くなってきたわ」、とまた妻。
見れば一面の群雲に鮮やかな陰影が付き、強くオレンジ色に輝やいている。わずか1,2分だろうか、息を飲むような夕焼けが展開された。
「これなら末期(まつご)の眺めでもいい」。
三人の老親の間で何かと多忙を極める妻は、まじまじと夕焼けなど見ることが無かったのだろう。食事を中断して見に来てよかった。
夕焼けならこれからもっと素晴らしい日があろう。そんな日にこの丘で食事をするのはいいかもしれない。私は飲めない口だが、その時は代行を頼もう。
帰って食卓に戻ったが、もう十分だった。
今日は小千谷からもお客さんがお見えになった。私の植物画やシーグラスの絵はがきが一週間で150枚ほど出たと聞いた。
三人のお客様、そしてセキレイ
驚異的な(歴史的な?)暑さが続いています。午後のなかば、美術館へ行くと今日のお客様は三人だけだったということ。しばし静かなカフェに座って外を眺めていましたら、懐かしい時間を思い出しました。
その昔、夏休みの終わりが近づき、上京する時の信越線です。軽井沢と横川は機関車を取り替えるために長い停車時間がありました。クーラーなどありませんので停車中の窓はたいてい開けたままです。
晩夏の高原の風に当たりながら窓外の草や線路をぼんやりながめて出発を待ちました。ヒマワリも咲いていたような気がします。
ピーッと警笛がなってゴットンと走り出すまでずーとぼんやり。当時直江津から上野まで7時間くらいはかかっていたのではないでしょうか。時間がゆっくり流れた青春時代、神経は敏感でぼんやりした時間でも濃厚に感じていたように思います。
気がつくと目の前の芝生にハクセキレイ。樹下美術館が出来て以来の常連さんです。夏ふと訪れるすき間のような時間にひと時心任せました。
あまた蓮咲く夏の外濠、そして木村茶道美術館から
珍しく今日は二つも催しを回って楽しかった。
最初は高田図書館のBlue Sky Project2010。微笑~深刻、単純~複雑、多数の作品を見て久しぶりに多くの人と会った気がした。作品が手頃なサイズに規格されていて見やすく、共通テーマが平和なので自然と心暖められた。
会場周囲では外濠から吹く風が湿った蓮の香りを含んでいた。広大な濠全体が花と共に匂って、盆を前にあまたの仏を迎える支度を始めている。毎年訪れるスケールの大きい夏景色だ。
どの花が尊き人を泊めたやら あまた蓮咲く夏の外濠 sousi
次が筑波進さんの同プロジェクト協賛イベント「青の世界展」へ。No More Warの青による鎮魂は際限なく心に滲みる。小ぶりな裸婦のほか残像として画面に時間を与えた作品も魅力的だった。そしてお仕事場が昔の病院のようで、懐 かしくもあり心地良かった。
※今秋予定の司修(つかさおさむ)氏の講演案内を頂き有り難うございました。非常に楽しみです。
一方樹下美術館では、開館早々に柏崎から木村茶道美術館の関係者がお見えになった。お当番に留守を任せて来られたということで、ゆっくりしていただいた。同美術館へはもう二十年以上通わせていただいている。
「我が心の美術館の皆様、あらためて有り難うございました。貴美術館は茶道が生きている貴重な施設です。 心遣い、しつらえ、密かにお手本とさせて頂いています。近くに良い美術館があることを幸せに思い誇りを感じます。
間もなく秋、皆でまたお伺いすること楽しみにしています。」
南摩羽峰の屏風に紅茶
降ったり止んだりしながら雨脚が強まっている。気温も下がり、生ける者みな一息つける。ただ降りすぎだけは許してもらいたい。
夏の午後會津藩士の屏風引き 冷えた紅茶を影に浮かばす sousi
南摩綱紀(羽峰)の屏風を居間に置くようにした。二曲一双を開くと藩士の静かな高揚感に包まれる。こうすることも先日朴斎記念館を訪ねたお陰か。それにしても再三のアイスティーで恐縮です、逆光が気に入りました。
雨、そして暦のアクセル
今日夕方の空は四方から雲を集めて、雨の支度をしているように見えた。すでに山沿いはどこも厚い雲に覆われ、イナヅマも光っていた。牧区では夕方に15分くらい降ったらしい。
予報によると明日昼頃から一日半ほど雨模様となり、気温も4,5度は下がるようだ。これで体も田畑も庭も、ダムも一息付けるだろう。
お天気の都合もあると思うが、洪水にならない程度にして、しっかり降って欲しい。なによりも予報が外れないことをお願いしたい。
※睡眠を確保しながら図録作成を進めています。図録は倉石隆と齋藤三郎それぞれ一冊ずつの予定です。年代同定が少々難しい齋藤氏の分を先にしています。余裕があれば、秋の終わり頃、小生の拙絵についても小さな画集が出来ればと思っています。
それにしてもどうして暦はこんなに強くアクセルを踏むのだろう。
異常な暑さ
まったく異常な暑さが続く。お年寄りたちを中心に発熱される患者さんが急増していて点滴が続く。熱中症は室内で過ごしている方に多いという報道は真実みがある。
やや奇異なことだがCRPや白血球が著しく増加し、単純に熱中症だけとは考えにくい方も混じる。普段潜んでいる感染症が、疲労と暑さにあぶり出されて急襲するような実感さえある。
比較的若い何人かにも数日の点滴が必要だったし、全体で少なくとも3人の方は緊急入院を余儀なくされた。糖尿病の方は特に用心が必要なようだ。
その昔、クーラーの有無がお年寄りの運不運を分けたような夏があった。しかし広く普及したはずの今年、それを越える脅威を感じる。この猛暑、なんとかひと休みしてくれないだろうか。
午後アイスティーが出ていて、しばらく飲まずに眺めた。
背振嶺(せふりね)に
背振嶺に腰うちおろし居し雲は 夕方負けて流れ染めつつ
(母の覚えのママ)
昨日の車中でもう一つ母から話を聞いていました。連日で恐縮を禁じ得ませんがどうかお許しください。
昔話:背振嶺に
弟を背負って登校していた母は後に九州大学の看護部に進学した。寮生活は思い出深く、小野寺内科の実習は充実していた。
病院のことと言えば、内科の医師に背が高く若いA先生がいた。足を大きく振り出してゆっくり廊下を歩く姿が印象的だった。
A先生から自作の短歌を見せてもらうことがあった。その中で背振嶺の一首をよく覚えている。背振山(せふりさん)は霊峰で、佐賀県と福岡県境にあったという。
以上が昔話である。掲げた歌にはもしかしたら垢ぬけなさはあるかもしれない。しかし南国のとある日に、山と雲が織りなした旅情は鮮やかだ。同時に、その日窓外に目を転じていた若い医師がいたことや、彼の時間などに不思議なリアリティを感じる。
時代は昭和7、8年頃か、深刻な不況と中国進出、軍国化など背景は穏やかではない。A医師はその後どうされただろうか。母のほうは学校を出ると時代に押されるように満州へ渡って行く。
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