明け暮れ 我が家 お出かけ
春は近いか 雀も軒端にやってきた。
大荒れの週末から本日は晴れ間が見えた。日差しの中のカモメ、冬木立の先の青空、春の気配だろうか。
例年のように軒下で数羽の雀が夜を過ごすようになった。繁殖を控えて、雀(鳥たち)は春に敏感にちがいない。
どか雪の昨日JAFに助けられた。
昨日からの寒波で上越市大潟区は今年一番の雪に見舞われた。
その昨日、筆者は田んぼの中の一本道でのすれ違いの際、土手へ脱輪し走行不能となった。
大きな車をよけようと路肩に積んである除雪された雪に近づくとそこはすでに土手。積まれた雪は柔らかく斜面は急で、前後の左タイやがずるずると滑り落ちた。四駆ながら前進もバックもアクセルを踏むほど落ちていき、脱出出来ない。
お世話になっているスタンドは人手が無いということ、JAFに電話した。場所の説明に手間取ったが35分後に到着すると知らされた。
近くに同級生宅があり、訪ねてJAFの到着まで待たせてもらった。お茶を頂いた後、時間なので出るとちょうど車が来るところだった。
若いスタッフが一人、状態の観察や作業、私への指示も寸分無駄なく行われた。搭載のウインチでゆっくり引き上げてもらい、損傷のチェックなどのアドバイスも丁寧だった。
悪天候の中、迅速な対応にも拘わらず会員だったので無料だった。JAFは不安な急場を丸ごとレスキューしてくれ、本当に助かった。
当初車中に居る時、すれ違う車が止まったり、スピードを落として心配そうに見て行った。二次の事故につながらず胸をなで下ろした。
今朝、このあたりから来た方が、近くに沢山車が落ちていましたとおっしゃった。その一号が私だったのかもしれない、本当に恥ずかしい。今冬の沿岸は小雪だったが、一昨日から今朝にかけての雪はひどかった。
夕刻、柿崎の海を歩けば バレンタインお干菓子。
晴れ間が多かった日、休診の午後は柿崎の海へ行った。
昨年3月下旬に新潟空港から福岡まで何十年振りにジェット機に乗った。その時の母の故郷を訪ねる一人旅は思い出深い。見上げた飛行機雲で旅が思い出された。
「お前も来たのかい」
私が死んだら天国の母はそう言いそうだと思った。シーグラスを拾おうとしゃがんだらメガネに涙が一つぶ落ちた。
天国の母は祖先達の食事の仕度に忙しそうにしている。
「これをお食べ」
ちゃぶ台にご飯と味噌汁、生卵と野沢菜が置かれていた。
死んだ親のことを考えるのは自分だけの自由時間。
妻が茶の先生から頂いたお年玉である巳年のお茶碗。
それにまた頂き物のバレンタインのお干菓子を食べた。
薄茶に軽々した風味が新鮮だった。
恥ずかしいきっかけ スフレの誕生日ケーキ。
前回のノートに体重の事を書き、後からかなり恥じています。しかしこの度のことは本当に恥ずかしいきっかけがあり、我慢をせずに補充いたします。
以前ノートに書きましたが昨年10月日6日、えちごくびき野100㎞マラソンがありました。
夕暮れの大潟関門を訪れた際、そこに同じ年の患者さんが運営ボランティアとして参加していました。長く体重だけで血糖コントロールを試みている方です。
近づいて話しかけるとすぐこう仰いました。
「先生も結構出てますね」
彼は私のお腹を触ったのです。
ああなんと言うことでしょう、あわてて引っ込めましたが間に合いませんでした。
その日の夕刻からこっそり食事を減らしはじめ、11月末、階段昇降とともに妻に宣言して全体として取り組み始めたという次第でした。
職業柄、分かり易い見本にならなければ、、、。100キロマラソンの夕刻の一言は恥ずかしくも貴重でした。
「忙しく、遅れてゴメンネ」。本日若い身内から頂いた手作りの誕生日ケーキ。
「おじちゃんの顔だよ」というクッキーが嬉しい。
美味しいふわふわのスフレ、明日はスタッフにも上げよう。
さあ、階段、階段。
「もうだめ」「ありがとう」の日まで。
さて本日は71才の誕生日。
半分だけ食べたケーキ。
思えば昨年70才になった途端、“いよいよ後が無くなった”と震えるように実感した。
70才ショックは電撃の如く突然だった。昔のそれは還暦が相当したのかもしれない。
しかし神仏の思し召しだろう、人は慣れるようにできている。ショックは一年かけて薄らいできた。
ところでこれまで何百人という方を老後まで診たり看取ったりした。
こんなに悪いのに笑顔を見せた、不平を言った、辛いのによく頑張られる、という畏敬の日が最後に続く。
それが衰弱のある日、苦しい息の中から「もうだめ」あるいは「ありがとう」、とかすかにつぶやかれることは希ではない。たとえ口にされなくとも、終わりがそこに来ていることを実感される瞬間があるにちがいない(少しでも意識がある限り)。
私たちはその時まで、苦しくとも生に安んじ「今日、あるいは明日がある」、あるいは「少し目をつむって休もう」と心の隅に灯を点すのだろう。
気がついて年や病を実感するのはショックだ。しかし私より年配の方たちは聞けば愚痴を仰るが、黙っていれば一見淡々とされているように見える。
いつか暗く遠い意識に包まれる日が来るまで、それを忘れさせようと働くのは授かっている命の気遣いであろう。
しかしこれに逆らって自ら作る病(生活習慣病など)のなんと多いことだろう。健康に留意することは貴重な宝物を磨く立派な行為だと思うのだが。
Roland Hanna ・ローランド・ハナのアルバムから「From This Day On」(今日から)。
このレコードは音が小さい。ユーチューブも小さな音でしたので少しボリュームを上げてみてください。
その昔、カセットに取っていつも車で聞いていました。
晴天の日、新井柿崎線で柿崎の海へ。
思わぬ晴天が訪れる。午後スーパーで角封筒などを買って、新井柿崎線で柿崎まで行き海岸を歩いた。
道中右手に超有名な「三階節」の米山。山頂に薬師堂と山小屋。
山小屋へ初登山した人達の道跡が見えませんか。
キャノンEOS60Dに200㎜の望遠ズームで撮り、トリミングしています。
(300㎜が欲しいのですが)。
砂浜のある場所へくると千鳥と出会いますが、とてもすばしっこいのです。
(300㎜のレンズ、、、)。
青いガラスの浮子玉(うきだま)。浮かんで海中の漁網を吊します。
今も使われているのでしょうか。
すでに日没は冬至の前から遅くなっているといいます。逆に日の出は今頃がもっとも遅いようです。
寒い日。
連日大雪注意報が出るがドカ雪は免れている。予報がオオカミ少年化して、不意な大雪にならなければいいのですが。
本日が仕事始め、気になったいた方たちも無事年を越えられました。
夕暮れのカラスたちも寒風を楽しむ風情。私は寒い寒いと言っていた一日でした。
大晦日は本の整理にキーボードの掃除 昔はご馳走を配った。
強風に見舞われたが上越市大潟区はまだ雪は少ない。昨夕今朝と二件の在宅の看取りをした。長年手を尽くした介護、ご本人ご家族とも本当にお疲れ様でした。
さて日中の時間をデスクワークに費やし、夕刻から本棚の整理をした。混み合って見にくくなる本棚。思案の末80余冊に決着を付けた。かなり本棚が見やすく(取り出しやすく)なった。
時代を過ぎたもの、二度とみないであろうものを中心に選んだ。
32㎏の人を抱っこするのは簡単だが、本は重い。
夕食後、なぜかキーボードの埃が気になり基板と離して掃除を試みた。
トゲ抜きで埃をつまみ、ハンドクリーナーで吸うと幾分すっきりした。
柔らかい樹脂で絶縁されている基板は覗いただけ。
当地では年越しの夕ご飯からご馳走(おせち)を食べる。その昔、大晦日の夕刻に当家でこしらえたご料理を何軒かの家に配っていた。
私のまさに子どもの頃、黒いおか持ちに品を入れて父の乳母だった人、女中さんだった人、何の縁か屋根屋さんの家などを廻っていた。もちろん歩きで。
ある年の夕暮れ、母に付いて行った。母は姑に叱られていたのかもしれない。何度かに分けて黙々と歩いた記憶がある。訪ねた家の人はとても喜んでいた。昆布巻き、黒豆、野菜と鶏肉の煮もの、数の子、赤青の寒天などがあったと思う。今となっては古い昔ばなしであろう。
皆様、本年は大変お世話になり有り難うございました。来る年が生きがいに満ちたより良い年でありますように。
クリスマスの映画だった「遙かなる国から来た男」。
弟が書いた本「ピアニシモな豚飼い」の223ページで著者は訪ねて来たフランス人に次の様な歌詞の歌を歌って聴かせる。
「ル・プレド・ドゥジュビアン」
「ル・プレド・ネヴァ・コオッセエ」
「ダァレ・ダァレモ・アラマン・・・・・・」
聴いたフランス人は、その歌を知らないと言い、歌詞は古いフランス語のようだとも言う。
弟が歌ったのは以下の映画「遙かなる国から来た男」の主題歌の冒頭部分だった。映画は1956年に作られ、シャンソン歌手のジルベール・ベコーと女優フランソワーズ・アルヌールが主演している。
動画を見ると映画はクリスマスの物語だと分かる。うろ覚えの弟の歌詞もまあまあだ。
主題歌「遙かなる国から来た男」を当時よく父がレコードを掛け、機嫌の良いときに歌った。いつしかレコードは無くなり、弟は本の中で父から歌を習ったと書いている。
私は教わった記憶はないが、気に入っていて学生時代の帰郷の際も自ら掛けて聴いた。今年you tubeで見つけた時にはタイムカプセルを開けた気がした。こんな映画だったんだ、とも知った。
一つ違いの弟が50数年経って書いた一節は、遠い日と父母への懐かしさを特別なリアリティをもってよみがえらせた。
その頃のクリスマスイブ、鳥を焼き赤玉ポートワインを一口飲んで赤い顔して上機嫌だった母の顔も浮かぶ。
嬉しい東京新聞、足温器と電気敷き毛布。
年を取って意見、見解などについてより感覚的になった。合う合わない、しっくりくる、こない、という風に。
それで、おそらく私が生まれた時から当家で取っていた中央の大手A新聞を止めた。上から目線、特定人物への忌避、原発事故の矮小化、など作為や誘導を感じ、ほとんど読まなくなっていた。
その結果東京新聞にした。紙面に余分な感じがなくシャキッとしている。なにより真摯に伝えようとする気持ちが伝わる。
昔在京したころにこの新聞を取っていた。東京のこともよく分かるし、妻は「公平な感じがする」とも言った。
地元新聞店の取り継ぎがないので一日遅れの郵送。当面朝刊だけだが、一日遅れとも気にならない。
ところでこのところ足が冷える。本日は足温器と初めてとなる電気敷き毛布を買った。両方ともあっというほど安く、毛布は早く寝たいほど暖かい。
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