明け暮れ 我が家 お出かけ

もうすぐ初雪 上越市牧区の干し大根

2016年12月14日(水曜日)

最高気温が5℃前後に下がり、冷たい風がほのかに
雪の匂いを含んでる。

例年だと今頃までに初雪が見られるが、今年はまだ。
昨冬がまれに見る小雪だったので、多くの方が大雪
ではと、恐れをまじえて仰るが、この所のお天気は
予報よりやや緩めに推移している。

六方焼きと抹茶
↑昼休みのカフェで雪囲いされた庭を見ながら織
部の茶碗で熱い抹茶を飲み、六方焼きを食べた。
銘々皿は二代陶齋尚明氏の白磁、六方焼きは上
越市に昔からある素朴で風味ある可愛いお菓子。

干し大根
この日上越市牧区の縁者から届いた冬の便り、干し
大根。
大きさと言い干し加減言といいい絶妙で、今冬も美味
しいハリハリ漬けを沢山食べられる、本当に有り難う
ございました。

“良いお年を”の季節 素晴らしかったオーケストラアンサンブル金沢の上越公演。

2016年12月2日(金曜日)

12月の足が進む。
本日、在宅の回診で「先生も良いお年を」と言われた。
暖かな気持ちを感じながら、あと少し、今年も大禍なく
過ぎて、とかえって気持ちが引き締まる。

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夕刻に訪れたグループホームの街灯。

仕事が終わって慌てて上越文化会館へ向かった。
18:30からオーケストラアンサンブル金沢の公演がある。
1988年創設当時、日本初のプロによる室内オーケストラ
としていっそう金沢市と石川県の名を全国に知らしめた。

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コンサート会場への階段。

創設間もない頃一度聴いたことがあったが、当時より
団員数、音ともにスケールアップされたように写った。

1.歌劇「どろぼうかささぎ」序曲/ロッシーニ。
勇壮なマーチ風の序曲は左右の小太鼓の連打が本
日の開演をも高らかに告げる。

2.ピアノ協奏曲第26番ニ長調「戴冠式」/モーツア
ルト。
今日人気実力ともに日本を代表するピアニスト・菊池
洋子さんを迎えてのコンチェルト。
繋いでは離れ、離れては出会う両手、スケールを追っ
て鍵盤を走る指が流麗に音を紡ぎ、フィナーレまで耳
を捉えて放さない。

2’アンコール  ワルツ/ブラームス
赤いドレスをまとったすらりとして美しい菊池さんは本
当に優雅で滑らか、ステージにふわりとワルツを浮遊
させる見事な演奏だった。

3.歌劇「ウイリアム・テル」序曲/ロッシーニ
チェロのソロから6人のチェロパートへ、低音部が朝を
告げて始まる序曲は、嵐、牧歌を経て勇壮なギャロッ
プへと高らかに入って行く。
各部は映画、ドラマ、アニメ、コマーシャルなどを通し
てさまざまに耳にしていたが叙事詩的序曲を全て聴く
のは初めてであり、とても幸運だった。

4.交響曲第36番ハ長調「リンツ」K425/モーツアルト
結婚の報告で故郷ザルツブルグに滞在の帰路、リンツ
の伯爵家の歓待に応え、わずか5,6日で仕上げたとい
う交響曲。
金の波銀の波、金の渦銀の渦、寄せては返す音の芳
醇さに圧倒される。

ビロードの音と称されるオーケストラアンサンブル金沢。
年の終わりにふさわしい豊かな音楽で心満たされた。

40人もの演奏家が来越して披露した素晴らしい演奏、
もう少しお客様が入っていればと、いささかの残念を禁
じ得ない。

切符を世話して下さったKご夫妻、本当に有り難うござ
いました。

ロイヤルドルトンのカップ 前日の五智訪問。

2016年11月27日(日曜日)

寒いとはいえ本日高田で最低気温7度代、最高13度代、
終日雨ふりだったがこごえる程では無かった。

そんな日にご来館頂いた皆様誠に有り難うございました。

閉館近くお客様がお一人の時間カフェで紅茶を飲んだ。
ロイヤルドルトンのタンゴのカップは今では懐かしい。
10数年前、まだ開館前の頃、ポットも付いたセットで求
め、艶やかな乳白色の地にシャープな1930年代のア
ールデコ調のデザインが新鮮で気に入っていた。

現在カフェでご利用頂いています。

ドルトンのタンゴ
↑おせんべいをかじりながら太宰治の文庫本の一節を読んだ。
短い「ヴィヨンの妻」は10回目だが、酒飲みでいい加減な詩
人の妻として営まれるどん底生活が人情話風に語られる。
年末の一話はもの悲しくも着陸は絶妙で、読了すると不思議
と再読したくなる。
このカップの頃の太宰は波に乗れず強く苦悩している。

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さて前日土曜日午後、直江津は五智国分寺と本願寺国府
別院を訪れた。
本当は、落ち葉を踏んで歩く五智の山道は気持ちが良い、
と聞いて訪れたものの、遅かったせいで二つのお寺を見て
いるうちに日が暮れてしまった。

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↑さわやかな五智国分寺本堂。

 

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枯れ木の季節のため姿が良く見えた三重の塔。

塔は消失後10年の歳月を掛けて、慶応元年、
1865年に再建され、軒下には浮き彫りの十二支
の木彫がある。
作者は高田の名工、石倉正義という人らしい。
写真を拡大してみると大変繊細で滑らかな作風。

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旧歴11月の子(ね・鼠)には松と大根があしらわれている。

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丑(牛)は旧歴12月で梅が。

十二支いずれも木目を美しく活かしてあり、添えられて
いる季節の草花なども深く見事に彫り出されている。
またその上層には中国24孝の説話から12孝が彫刻
されているようである。
薄暗くなった時刻のコンパクトカメラだったので、上手く
写らないものが多く、年内にもう一度訪ねて来年の酉
(とり)なども見つけてしっかり撮ってみたい。

その後薄明かりの残る中、近くの本願寺国府別院へ足を
運んだ。

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重厚かつみやびな寺院の雰囲気は京都にいるような錯覚
へといざなわれる。

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本堂の東に続くお堂の唐門。
ここは京都本願寺からこられた要人が出入りする玄関、
とお聞きした。

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上掲の唐門の軒下に掘られた優美な鳳凰。

五智は古代、中世、近世の歴史の重みを如実に伝え、直
江津の人が地元を愛し自慢するのがよく分かる。
一帯がもっと整備される事が望まれるが、上越市は常に課
題山積でいくらお金があっても足りない。

 

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通りすがりに拝見したお宅の美しい菊。

年内の晴れた日に、かって「野菊にも配流のあとと偲ばるる
と高浜虚子が詠んだ光源寺も入れてもう一度五智を訪ねたい。

暮れても人が行き交う通りを歩きながら、一帯のどこかにいさ
さかの風情を有する甘味処でもあればいいのに、と思った。

19日の上京 展覧会 食事。

2016年11月20日(日曜日)

昨日11月19日土曜日は午後早く上京した。
20年ほど続けている二人の級友と夫婦で食事
をするためだった。

着いてすぐ国立新美術館の「ダリ展」に行った。
それが混雑していて30分待ちの行列だった。
幸い隣で「日展洋画部門」が開催されていたので
そちらに回った。

天下に名をとどろかす日展だが、実際入場する
のは初めて。
大きな作品が何室もある広大な展示場を埋め尽く
している。
一つの壁面に5,6点掛かっているが、妻と気に
入ったものを指さしながら回った。

以下はショップで求めた出品作品のポストカード
から。

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長野県中野市出身、三沢忠氏の「妙高山」

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東京都出身、石川實氏の「カサ松雪に立つ」

比較的親しみ易い作品が多かったが膨大な大作
に少々疲れて、カフェで一休みした。

夕刻の級友夫妻ら8人での会食は異なる味わい
の白ワイン二種で始まり、赤は野うづらのパイ包
み焼きに登場、一層料理を引き立てた。
チーズは出来るだけ匂いのきついものを5,6種
選んで、貴腐ワインで味わったが、どうしても駄目
なものが一つあった。

1年8ヶ月ぶりの酒なので体が驚かないようにゆ
っくり味わった。
セレクションはいつものようにKがソムリエとやりと
りしてリーズナブルかつ変化を楽しめるように決め
てくれる。

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どこかダリの作品を思わせる「野うづらのパイ包み焼き」

私の長男が以前からKに憧れていて、今回初め
て夫婦で特別参加した。
幾分緊張の面持ちだったが、終わって私たちの
ことを羨ましいと言ってくれた。

年取って胃もアルコール認容力も半減する。
それでも食べ物の事、ビートルズ来日の日の事、
志賀直哉、太宰治、シャルル・アズナブール、エ
ディット・ピアフ、互いの病、京都のことなどが語
られ、長男はインドでの失敗談を話した。

当日逸したダリ展は翌日20午前に変更する事に
した。

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2016年11月20日(日曜日)

昨日は国立新美術館のダリ展が混んでいたため、隣
の日展洋画部門を観たことを書かせて頂いた。
そこでダリ展の方を20日日曜日の午前、観に行った。

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「ポルト・ガドの聖母」の表看板。

幸いなことに行列せずに済んだが、館内は混んでい
て4重5重の列にまぎれて観た。

同時代の一般的な観点から出発し、激動の時代
に鋭敏に反応しながら変化していく仕事の流れが
よく分かる。

その結果作品は多岐で、穏やかな風景画、人物
への超接近、精神分析的な手法、大スペクタクル、
量子力学的な視点、商業デザイン、舞台、映像、
そして時代の寵児として自身が商品にまでなる。

ベラスケス、グレコ、ゴヤ、ピカソ、ミロ、などなどス
ペインは多くの画家を輩出しているが、個性的であ
る。
中でダリの乾燥した空と大地の透明な背景はカタル
ーニャの人ならではのものなのか。
これによって主要な部分が一層迫り出る。
だが注意深くしていないと、遠く小さく、あるいはすぐ
間近にテーマが補完されたり隠されているなど、一種
だまし絵の如く意図されていることもある。

意味と視点は重要だが、込められた記号や寓意を見
つけたり考える楽しさは一種エンターテイメントとして
も独特の魅力になっている。
難解としか言いようがないものも結構あったが、それ
らもダリ的と言えばいいのかもしれず、幸福な芸術家
ではないかと思った。

入館者の多くが若い人だったのも印象的だった。

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展覧会カタログ裏表紙のサルバトール・ダリ。
ぎょろりとした目とカイゼルひげ、見た目がまず
「芸術的」で、奇行やエピソードにこと欠かなかっ
た人は、実はとても繊細だったという。

見終えてカフェのテラス席で飲み物を飲んでいると
下にあるケヤキ落ち葉の道を思い思いに行き交う人
が見えて心なごんだ。

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展覧会を後にして、過日樹下美術館のコンサートで素晴
らしい演奏をされたチェリストの竹花加奈子さんがセット
して下さった昼食をご一緒した。

虎ノ門にある超高層ビルは51Fの広々としたレストランだっ
た。

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レストランのアプローチにあった巻いた板と鋼鉄の網
による椅子のオブジェはちゃんと座れる。

スペインで充実した音楽留学をされている竹花さん
の世界は豊かで、2時間の昼食を楽しませて頂いた。
午前はダリ、昼食は竹花さん、スペインゆかりの昼で
した。

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51階はさすがに高く、自分が知っている都心部は
すっかり様変わりしたが、まだ変わるのだろうか。

現在東京で建築中の建物はすべてオリンピックまでに
終わらせなければならない、という。

北陸新幹線のお陰で上京は便利になり、行きに寄った
西口の駅駐車場はこの度も満車だった。

二日にわたり長くなりました。

不調だったという野菜 そして我が草花。 

2016年11月17日(木曜日)

ニュースでしばしば野菜の高騰が報じられる。
東京の状況では、葉野菜を中心に、平年の数
割増しから数倍といものもあるらしい。
動物園の餌不足も深刻らしく、さらに畑では
キャベツなどの盗難被害が発生しているという
からひどい。

原因として特に北海道の夏の長雨と、秋に繰り
返して上陸した台風の影響を曳きずっているこ
とが挙げられていた。
但し10月は好天だったので、今後持ち直すら
しい。
北海道の状況がこれほど東京に強く影響する
という事に驚かされた。

わが地元もはやり不出来だったようで、過日の
野菜祭は品不足、すぐに売れるが新たに農家か
ら持ち込まれる数も少なかったと聞いた。

患者さんたちが丹精している野菜畑は大抵不調
で、「大根なんてこんなものですわ」と言って
指で小さな輪を作って見せられた。
夏の終わりに早く種蒔きをした人くらいが平年
並みで、多くは日照不足がたたったという事だっ
た。
樹下美術館の庭は何回か書かせて頂いたように
変で、春から花は早く咲いては早く散るということ
が続き、調子が出なかった。
もしかしたらエルニーニョ現象で暖かかった昨年
が良すぎたため、今年は反動の疲労が出ている
上、日照が不足したということなのだろうか。
台風も無く一見極端な気象ではなかったようだっ
たが、植物には変わった1年だったと見える。

一方、お米の作況は例年を上回り、等級も高かっ
たのは台風の影響がほとんど無かったこともあり、
不幸中の幸いだった。

今夕閉館近く、来年の事を考えて、明かりを点けて
一部に肥料を混ぜた土をくべた。
今後も続けるつもりだが、気温は8度まで下がっ
ていたものの、不思議なことにさほど寒さを感じ
なかった。

 

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庭の丸い明かりにモミジが貼り付いていた。

 

 

昨日は「都寿司」で送別会。

2016年11月15日(火曜日)

昨夕は8年間お手伝い頂いたスタッフの送別会があった。
明るい彼女にはとてもお世話になった。

皆で上越市は大潟区土底浜「都寿司」へ伺った。

風情ある料理や貴重なお酒を1年半ぶりに少しだけ
口にして、本当に美味しかった。

歌なども出て、気がつけば3時間が経ち思い出深い送別
会だった。

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お得意の柿釜はお豆腐の和え物だった。

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マグロのひれ焼き。

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親方の手さばきも美味しさの一つ。

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見事なちらし寿司。

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忘れるほど沢山お料理が出て最後は甘い焼き柿を食べた。

終えて出た外の夜気は冷え、いよいよ迫る年末を実感した。
Nさんとてもお世話になりました、またお会いしましょう。

 

 

木の香りの久保田建築 大橋秀三展 柿崎海岸。

2016年10月27日(木曜日)

大潟区の久保田建築の社長・久保田さんは小学校の同
級生。
私の住居も樹下美術館も久保田さんに建てて貰った。

氏は長く地域との交流貢献に熱心で、工場・事務所に接続
して「住みつぼひろば」を設け、イベントや展示会向けに開
放されている。

このたび30日まで同ひろばで「上越の建築家 大橋秀三
家展」が催されていて、出かけてきた。
大橋氏は樹下美術館の設計責任者として本当にお世話に
なった。

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↑久保田建築の外観。
緑に沿ってエントランスと「住みつぼひろば」がある。
中は古材を実にうまく使って和める雰囲気を出している。

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ひろばの看板。

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展示会の案内プレート。

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エントランスの壁面はこどもたちが作った楽しげな木工細工
があしらわれている。

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エントランスの先に開放的な円形のベンチ。

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↑上記の場所から左は事務所、右に展示会場。

大橋秀三展は氏が設計した建築物の設計図、
詳細な俯瞰図あるいはスケッチとともに模型
が展示されている。

 

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樹下美術館の図面や写真とともに模型があった。
樹下美術館は来年開館10周年、「誰の設計ですか」と
皆様によく尋ねられる。

 

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手書きによる詳細な3Dスケッチ。
大橋氏は感覚と手筋の良い人で、樹下美術館の時に
「格好良い建物にしましょう」と何度も仰った。
建築家としてフランクな姿勢を有され、ひらめきと
ダンディズムのセンス溢れる人だと思っている。

展示を観た後、棟続きの事務所に向かってみる。

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↑木材モザイクの壁面から木の香りが溢れる。

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事務所への途中のシンプルな坪庭は、限定された空間を活か
してなんとも気持ちが良い。
こちらは久保田氏のデザインらしいが、とても上手く作ってある。

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事務所入り口。

ノーベル賞受賞者の多くは幼少を濃厚に自然と親しみなが
ら過ごしている。
本日、大橋展で久保田建築を訪ねたが、創造された木の家
は自然の力が内包された素晴らしい環境であることをあらた
めて知らされた。

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これから当地の気候は荒れて、そして雪になる。
晴れ間は貴重で、本日よく晴れた午後休診の日、展示会の後
柿崎海岸へ足が向いた。

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日向ぼっこのカモメ、向こうに鉢崎。

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今日も千鳥と出会った。
過去何度も書いたがこの鳥をみると母を思い出す

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暮れてゆく海岸。

秋の日は短く早く、ついて行くのに少々骨がおれる。

 

えんぴつの会の皆様 今を生きる子どもたち。

2016年10月25日(火曜日)

風強く時々雨が吹きつけた日、文芸に勤しまれるグループ
えんぴつの会から14名の皆様が来館されました。

児童文学作家、杉みき子さんを囲みまた薫陶を受けられて
いる皆様。
大潟区の小山作之助の足跡を訪ねてその墓所や、大潟町
中学校にある資料室を見学、同区の「魚蝶」で昼食の後、お
寄りになりました。

作之助の孫の一人が当館の展示画家倉石隆の夫人であり、
作之助の弟直次郎の孫の一人が不肖館長であることを写
真と共に説明させて頂きました。

作之助兄弟と孫

左・明治20年頃の作之助と直次郎兄弟。右・倉石氏アトリエ
における2002年の夫人と小生(資料としてお配りしました)。

齋藤三郎の陶芸では氏の鮮やかな赤、シンボル的な椿、味
わいある文字、年代に於ける作風や父との交流などをお話さ
せて頂きました。

作品を観た後でカフェでお茶になりました。

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カフェで。

皆様の熱心な視線、生きた個性、軟らかな人柄、なによりグ
ループとしてのまとまりに強い印象を受けました。

カフェでは松本竣介や司修の話題も出て私自身楽しませて
頂きました。

杉先生は何度も来館されていますが、とてもお元気で、美味
しそうにお茶とケーキを楽しみ、談笑されました。
皆様のますますのご活躍をお祈りし、ご来館に感謝いたしま
す。

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本日、午後1時から園医をしている保育園の健診に赴いた。
春より明らかにみな大きくなっている。
疾病や事故などを克服しながら成長するこどもたち。

この子たちは良い大人になるためではなく、かけがえの無い
今を無心に一生懸命に生きいている、それだけでいいんだ、
とふと思った。

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強風の空に大きな白鳥が飛んでいるような夕刻の雲。

 

季節のお品。

2016年10月14日(金曜日)

日頃何もしないのに皆様にはお世話になるばかり。
患者さんやご近所さんから季節の品を頂戴して、
恐縮しまた感謝致しています。

 

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↑上手に作られた生姜。

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↑上越市大潟区の名物いちじく。

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↑ギンナン畑を営農されている方のはとても大粒。

晴れ間が訪れるようになり、皆様のお顔が明るく感じられます。

2016えちご・くびき野100キロマラソン 柿崎ー鵜の浜間の上下浜 日本海の荒海を撮るランナー。

2016年10月9日(日曜日)

本日はこれまでに無く多くの写真を掲載させて頂くことにな
った。

本日第11回、2016年えちご・くびき野100キロマラソンの日。
雨交じり強風の日、当初の気温18度はさらに下がり寒かった。
午後遅く、前回も撮影した上下浜へ行った。
この場所は野山と田園を走った後、突然海が見える地点。

悪天ながら前回よりも海を撮ったり、自撮りをされるランナー
さんが多い印象を受けた。
不思議な事で晴天ばかりが人を惹きつける訳ではない。
荒れる日本海、そしてわずかに現れた夕陽の情景は、90キロ
を走った皆さんの目をも奪う魅力を有しているように思われた。
そして信じられないほど長く走られた後、なおカメラを操作され
る皆様も非常に魅力的だった。

整形外科医のランナーが取り出されたカメラで海を背景に撮ら
せて頂いた。
静岡県から参加と仰った。

沢山撮りましたが、海を撮影される方達を中心に掲載させて頂
きました。
二年ごとの開催、再びここへ来てみたい。

数多くのピンぼけをお許し下さい。

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午後3時頃の上下浜。

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16時すぎの1枚、暖かな応援をされていたご家族。

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海上の雲間がわずかに赤味をおびてくる。

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時には皆様のカメラをお借りして、海を背景に記念撮影の
シャッターを切らせて頂きました。

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ドローンも参加していた。

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夕陽を眺めていた女性

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日没は17:20頃であり、この時間帯は近くの最終関門の制限
時間17:55には、まだ余裕がある。

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カメラを取り出される方達はお元気に見えるが、長く綿密な練
習のたまものに違いない。

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すっかり暗くなり制限時間が迫ってくる。

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17:55、92キロ地点にある鵜の浜温泉の第5関門が非情にも
閉じられる。

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鵜の浜で最初にカットされ、メディアの取材を受ける女性。
コースの9割以上を達成し、わずか数秒の事でカットとは。
何度か挑戦され最後の参加だったようで、無念さが全身に
にじんでいた。

100キロは「参加されること自体が凄いこと」なのだが。

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