明け暮れ 我が家 お出かけ

糸魚川でゴルフがあった 6月の庭 宮里藍選手。

2017年6月11日(日曜日)

同業のゴルフがあり糸魚川へ行った。15名で参加して
104の成績はハンディのお陰で6番目。
20才ころから始めたゴルフは、その昔は80で回るなどして
何度か優勝した。
だが現在100を切れず、特にパッティングが駄目になったが、
戸外でボールを打ちながら半日を過ごすのは貴重で楽しい。

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ニアピン賞と当月賞を頂いた帰り道、路傍のアザミ。

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駒ヶ岳を見るのに帰路寄り道した。右方の雨飾山の上部は雲
の中だった。
このように迫力ある山に囲まれた暮らしとはどんなものだろう、
平坦な自宅周囲で過ごす自分にはまるで外国のように見える。

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樹下美術館へ帰ると花が迎えて呉れる。

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花を撮っていると近くに下りたハクセキレイがこちらを見た。

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夕刻のニュースは今季で引退を発表した宮里藍選手の国内最
後?のツアー終了を報じていた。
試合終了後のインタビューではインタビュアーの男性が泣き
出すシーンがみられている。

宮里選手は沖縄の小さな村の出身。仙台の高校へ進学、高校
選手権2連覇、高校生でプロ入り、国内では通算15勝、米国で9
勝、ヨーロッパで2勝という偉業を誇っている。
とても小柄なのに技術は勿論、強靱なメンタルの持ち主だったに
ちがいない。
マナーも抜群で如何なる時も不快な表情を見せなかったといい、
頭が良いのだろういつも明瞭な言葉で語っていた。
後輩ばかりではなく先輩からも称賛や尊敬を集めるという選手(
人間)はそうそういるものではない。

去る人はまた美しい。
華やかなウエアばやりの昨今、本日のテレビの通り静かな服装
が多かったし、アクセサリーはいつも可愛くチャーミングだった。


引退発表後のダンロップトーナメント最終日、バーディを取った
1stホールの様子。

「子供に見せるならこの人」、あの解説者森口祐子プロが明言し
ている。

庭仕事は楽しい チェット・ベーカーの曲はお掃除に合う歌だった。

2017年5月26日(金曜日)

昼休み美術館に行くとお客様が途切れていて二人のスタッフ
が芝生で雑草取りをしていた。

昨日の私のノートを見て、雑草取りに精出してたようだった。
時々庭仕事のことを掲載すると、それを読んだスタッフが続
きを行ってくれたり、範囲を広げてくれて助かるこことがある。

庭造りは一人でおこなうと没頭できて、それはそれ良いので
あるが、同じ思いの人が加わると元気と能率の次元が全く上
がって楽しくなる。。

そもそも庭の管理は美術館の展示以上に手が掛かる。一人
で行うのと二人では効果が全く違う。

中々思い通りにできないことだが、倒れそうな花に予め支柱
でささえ、終わった花は早めにつみ取りお礼肥を施す。他を
を被うほど旺盛なものは処理して日射しを作ってやり、栄養を
奪う雑草は徹底して取る。
樹木の足許の雑草やひこばえは取り去り、足許や幹をきれ
いに見せるようにする。
夏に向かって芝の撒水のほか、半日の日射でくっだりする花
も出て来るので気が抜けない。

張り合いある庭仕事は大好きであり、出来れば朝から晩まで、
夜も電気を点けてでもやりたいくらい自分の性に合っている。

20年以上も前、夜の庭でスコップを持ってうろうろしていたら
通報され、パトカーが来て職務質問をされたことが二回あっ
た。

さて以下のチェット・ベーカーの曲はが学生時代によく聞いた。
テンポの良い軽めのジャズで、当時聴いた人が「これはお掃
除の時のハタキ掛けで聞くとはかどりそうですね]、と言ったこ
とがあった。


That Old Feeling
〝昨日貴方をひさしぶりに見て目と目が合い、突然なつかし
さがこみ上げ、心臓がとまりそうになった。
昔のあこがれの灯火が消えていないのだから、新たな恋など
生まれる訳はやはり無いんだ〟と歌っているようです。

歌が庭仕事に合うかどうか、わかりませんが、10年ほど前、あ
る若いお医者さんご夫婦の新居にお呼ばれした時、、奥さんが
これいいでしょ、と言って突然チェット・べーカーを掛けた時、少
々びっくりした。

芝生は雑草に妥協したら終わり 見事な夕焼け 奇跡を気にしないで生きている。

2017年5月25日(木曜日)

昨日から今朝へかけて雨降りとなり、作物や草木の恵みになった。
例年草木にも増して芝生の善し悪しが気になる。
遠目は青々としているが、近くで見ると随所にムラを生じている。

昨年も同じ事を感じ、目土をしたり肥料をくれたり苦労をした。
張り替えるなどとなったら大金が掛かると考えられ、出来るだけ現行で
粘りたいところ。
昨日の雨を幸いとして、本日肥料を含むという目土を買って弱りを生じ
ている部分を中心に撒いて撒水した。

それから午後休診の時間を使ってツヅジなど花が終わった木にハイポ
ネックスをくべてこれも撒水。

その後、この雨で芝に似た浅黄色の雑草が急にはびこった場所がある
ので、一本一本抜くという方法で処理をした。
始める前はいやけがさすような眺めだったが、まだ根が浅く摘まむとよく
取れた。
500、600と引き抜いたことだろう。苦労だが芝生への雑草は妥協した
ら終わりという観念がある。芝生を維持するとなったら、大事にならない
よう早めの手入れは絶対に必要になる。

そうこうしているときれいな夕焼けが始まっていた。
ほくほく線の下りが18時50分ころ近くの頸城区の田を走るので、それを
撮ろうと向かった。

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↑大きな夕陽が沈んだ方角から現れた上り列車。

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日暮れた潟川。

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田も夕焼けを写している。

たまたま自分が生まれのが小さな星の地球で、それは奇跡的に大気と水を
生じていた。
美しい夕暮れがあるのも、それに出会う自分がいるのも出来事としては信じ
難い偶然が積み重ねられた奇跡。
だが普段そのような奇跡のことなど忘れて暮らし、年取れば何か恐れおののく
ようになるかと思えば、大してピンと来ていないとは全くもって情けない。

保育園の健診で天使たちに出会う 生きとし生けるものへ昼と夜の絶対支配。

2017年5月23日(火曜日)

本日は保育園の春の健診。
ゼロ才児はヒナのように眠っていて、1歳児は天使のよう
にあどけなく、5才児はすぐにでも小学校へ行けそうだっ
た。

終わって遅い昼食に美術館へ。
連日の晴天に配慮して庭に撒水をしていると、近くの枝
で雀の幼鳥が休みなく鳴いている。

レンズを向けているとすぐに親鳥が来て、私から遠ざけ
るべくヒナを遠い枝へと誘導した。

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親を襲わんばかりに餌をねだるヒナ。
これだけの飢餓にも拘わらず夕暮れから明け方まで睡眠す
るのもまことに不思議。

生きとし生けるものは昼と夜の支配から逃れられないのだ
ろう。
本日も遅くなった、私も寝なければ。

声を出せない鍵の切なさ。

2017年5月4日(木曜日)

キーホルダーが消えて一ヶ月ほど経ち、何
かと不自由をかこって来た。
家で往き来をする場所をくまなく探したが見つ
からなかった。

諦めた訳ではないが、溶けて無くなったかもしれ
ないとまで考えはじめていた。

それが本日長男一家が訪ねて来て、仏壇を参り
たいと言う。
予め仕度のため段前に座ろうとすると、座布団の
脇に夢にまで見た鍵があるではないか。

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ああ懐かしや我が鍵、、、。

命日でもないのに気が向けばたまに線香を上げ
る仏壇。
前回お参りを済ませ鍵を脇に置いたまま立ったに
違いない。
嬉しさもあったが、ひと月も仏壇に放りっぱなしに
された鍵はぞかし寂しかったことだろう、と詫びた
くなった。

時計や鍵や財布などは大切で便利だが、自ら物
言うことが出来ない。
そこへ行くと本日現れた孫は疲れて馴れない部屋
に寝たはいいが、途中で目を醒ますと、「助けてー」
などと言って泣き叫んで親を呼んだ。

妙高サンシャインゴルフ倶楽部から見えた雪形「跳ね馬」。

2017年4月29日(土曜日)

本日妙高サンシャインでゴルフをした。

このコースでは、壮大な雪の妙高山を背景に咲
き誇る桜も春の名物だが、この時期外輪山に出
る「跳ね馬」と呼ばれる雪形にも目を奪われる。

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午前9時過ぎ、4番ティーから振り返って見た「跳ね馬」
(矢印のところ)。コースでは正面からではなく、やや西
側からみる格好であろう。

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午後のインで見た「跳ね馬」。上がる頃から天候が崩れ
風雨が強まり、雷も鳴った。(写真はいすれもかんたん
スマホです)

プレイの最中は見てばかりもいられないが、ホールバイ
ホールの移動中に見える馬形は実に良い。
自分の干支でもあり、うつむくのではなく、跳ねているか
ら元気をもらえるし、毎年忠実なのも好感が持てる。
そもそも実物?はどのくらいの大きさなのだろう。大きい
ので遠くからでも、周囲をかなり移動してもちゃんと見え
る。

一月ほどしたらまた近くへ行く予定だが、残っている事を
楽しみにしたい。
本日スコアは50,50で、次回アップもまた期待したい。

二代陶齋 齋藤尚明氏を訪問 間もなく妙高市で作陶展。

2017年3月6日(月曜日)

昨日夕刻、上越市は高田寺町の齋藤尚明氏(二代
陶齋)をお訪ねした。
不思議な事に訪問は寒い時期ばかりで、いつもスト
ーブを囲んでお話する。
昨日は色々写真を撮らせて頂いた。

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↑展示室の外壁に掛けられた椿の辰砂陶板額。

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↑展示室仕事場へ向かう通路。田舎風また大陸的
で非常にダイナミック。

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↑仕事場(ろくろ場)。
向こうにあるのは酒瓶ではなく成形をする道具です。

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↑素焼きの後乾燥中の作品。これからうわぐすりを掛け
たり、絵付けなどを施して再度焼いていく。

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↑尚明氏の電気釜。

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↑先代が築いた登り窯を説明する尚明氏。
最初の窯は昭和23年で当窯は昭和50年に完成。
火を入れ窯を乾かし温めてからの二晩は、不眠不
休で薪を焚き続け、窯全体を最大千数百度にも熱
して器を焼き上げた。
陶芸は格闘家の如き体力と、創造の感力知力の限
界に挑む総合芸術。

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↑窯場に貼ってあった大原三千院のお札。
面白いが魔除けではないだろうか。

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↑格調高い展示室の作品。

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↑トイレの前に掛かるのれんは「此の男云々」の文
に椿が入った壺の絵がある。

氏は博識なので当館満十周年行事に関すること、
図録の事、焼き物の事、世間話などなど、必ず長
居になる。
夜ならば日をまたぐこともしばしば、本日は美味し
い珈琲とお菓子を頂きながら4時間過ごした。

今月、3月10日(金)~13日(月)まで妙高市西条
438-1「かんずり」本社2階で氏の作陶展が開催
される。
(有)「かんずり」のお電話 0255-72-3813

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↑作陶展の案内。
唐辛子を網状に繋げた「色絵唐辛子繋文水指」(い
ろえとうがらしつなぎもんみずさし)のデザインは非
常に斬新で美しい。
この様に精緻な仕事が出来るのは尚明氏くらいで
あろう。

寒さ緩みお天気は回復に向かうようです、多くの方
に足をお運び頂きたいと思っております。

茶の稽古。

2017年2月28日(火曜日)

暦は今日で冬を終了し明日から春、まず三寒一温などで
進むのだろうか。
それにしても本日は朝寒く良く晴れ、皆様のお顔に明るさ
が現れている。

さて今春、ある席で茶の点前をすることになった。
しばらく人前で行うことが無かったのでお稽古を始めてい
るところ。

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不思議なもので茶に向かうと心が引き締まり、爽やかさ
を感じる。昭和62年に始めた初心時代の希望のような
気持ちがよぎる。

多くの方のお世話にもなり、しくじらないように勤しもう。

新潟市西大畑界隈

2017年2月24日(金曜日)

昨日午後所用で新潟市は西大畑界隈を訪ねた。

 

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↑新潟市立美術館で同館発行「全所蔵品図録」を求めた。
外国作家ではボナール、クレー、レジェ、ピカソほか網羅
されているが、カリエールの充実は特に目を引く。
国内は新潟県出身者はじめ主要な画家が収蔵されている。
時代を築いた作家たちの基礎への傾注と新しさへの挑戦
の足跡が横溢する一冊。

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↑1995年に開催された倉石隆展にちなみ、氏の作品19点
が収められている。ほしいなあ、と思うものが何点もある。

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↑行形亭(いきなりや)と旧齋藤家別邸が続く一角は新たに
石畳が設えられ、さらに格調高くなっていた。

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↑一心に春を待っている旧齋藤家別邸の庭から。

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↑庭の椿。

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↑用が済み、近隣のイタリアンレストランでランチコースを
食した。
店の名は「ネルソンの庭」。イタリアンでネルソンは珍しい
ことだが、イギリスの人、ネルソン提督へのシンパシーか
ら名付けられたらしい。
いずれも美味しい前菜、パスタ、デザート&珈琲で1500
円はリーズナブル。
庭にイングリッシュローズが咲くという店は最大100人の
ゲストが可能だという。バラの季節にも来てみたい。

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↑雛飾りの展示期間に入った新潟市。旧副知事公舎だっ
たというレストランの一角に和室が保存されている。
北洋漁業で財をなしたという田代家のおひな様が飾られて
いた。

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↑雛飾りのある部屋で見られたとても変わった照明。

海運、港湾、米で発展した新潟市は各所に往時の面影を
保存しようとする気運を感じる。
西大畑界隈には、會津八一終焉の地に建てられた北方
博物館の新潟分館、および旧日本吟行新潟支店長役宅
である美術館・砂丘館もあり、辺りは風致と歴史、文化が
結び付いた爽やかな一角になっている。

寒波は終わったようだ 先輩のお通夜。

2017年2月12日(日曜日)

鳥取県や兵庫県など山陰の豪雪も垰を越えたに違いない。
それにしても多い所で例年の10倍も降ったというから、現
地の混乱はひとしおだったことだろう。

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本日入り陽時の四ツ屋浜。
来週は暖かい日も混じるようだが、まだ春の気配は見当たら
ない。

 

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四ツ屋浜のカモメ。

さて今夕ある先輩のお通夜があった(享年90才)。
長野県ご出身で読書と俳句を好まれ、常に穏やかな先生
だった。たまに書店に寄ると必ず先生の姿があった。

沈黙は金と言われるが、書店にすっと立たれるご様子は印
象深く、今は尊い仏のイメージで浮かぶ。

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