花鳥・庭・生き物

蒸し暑さの中で香る花 拙写真展17名の方々が28点を。

2023年7月15日(土曜日)

梅雨の終わり、洪水や土砂災害をテレビが伝えている。本日は秋田県の惨状に胸が痛んだ。毎年のことだが予報は出るけれど、いざその時を迎えると手も足も出ないのが辛い。予め脆弱な所は把握されているはずなので国にはもっと積極的に関わってもらい、国全体として被害が縮小されることを願うばかりだ。

拙絵画展初めての週末の本日、かなり賑やかにして頂きました。ご来場の皆さままことに有り難うございました。

さて本日も蒸し暑く昔でいう不快指数は相当高かったに違いない。そんな日の庭で夏の花は交替を続けながら、涼しげに我が世を謳っている。

 カフェ正面のキキョウ。

 キキョウの脇の黄金オニユリ。

西にまわるとカサブランカが強く香っている。

もうふた月近く咲くカシワバアジサイ。
今年は猛烈に咲いた。
そろそろ摘花をはじめなければ。

11日に終わった拙写真展で作品を求められた方が取りにこられている。17名の方々が28点お買い上げ下さった。私の写真が売れるとは、何とも有り難く感謝に堪えない。この先もまた楽しみながら写真を撮っていこうと励みになりました。

行水の花 柿の実 ジェントルレイン。

2023年7月5日(水曜日)

あちらこちらで極めて旺盛に繁殖するヒメヒオウギズイセン(姫桧扇水仙)。あまり増えるので度々大所を処理しせざるを得なかったが、数日前ふと見ると最初に植えた場所の近くで一輪赤々と咲いていた。

この花の事はかって「行水の花」として本欄に書いたことがあった。調べると樹下美術館が開館した2007年6月のわずか一ヶ月後のブログだった。あれから16年、記事の発端となった母も亡くなり随分昔のことになった。

行水の花の話は母の若き日(もしかしたら幼年)のごく簡単な内容だが、この季節に見合ったものだった。

見慣れたよりも赤い色だった。

母が晩年に話したのは佐賀県の生家における以下のような事だった。
“子どものころ夏になると行水をした。その時よくこの花が脇に咲いていた”という単純なものだった。
だがありふれた赤い夏の花と幼少の母の行水。人生の、特に初々しい時代における夏の情景は貴い詩のように私の胸に残っている。

話変わり、美術館の東脇で柿が実をつけている。パリパリとした美味しい甘柿なので秋がまた楽しみだ。昨年は10個少々獲れて何人かのお客さんと一緒に食べた。現在盛んに余計な実を落としているが、今年は是非昨年に倍する数を実らせて貰いたい。

 


アストラッド・ジルベルト「ジェントル・レイン」

去る6月5日アストラッド・ジルベルトがに亡くなっていた。

1950年代ブラジルで生まれアメリカで熱せられ瞬く間に世界を席巻したボサノバ。アストラッドはその黎明の役割の一端を担った。


無機質なアストラッドに比べ
てこちらの歌手は歯切れ良く軽やか。

私の中でボサノバは1960年代から今日まで長く親しい音楽としてある。

本日も暇さえあれば絵を描いた。気分転換に母のことやボサノバを挟みました。記載時間と内容がぎくしゃくしましたことお許し下さい。

有り難い百均 梅雨の庭 京都からお客様。

2023年6月11日(日曜日)

昨日からの宿題、写真展の台に作品を乗せるイーゼルの不足分12個を買うべく百均へ行った。調べてみると上越市に同様の店は多くあり、近い順から四店を選び巡ることにした。
それが最も近い店(車で10分)に沢山あり、不足の全部を購入できた。昨日の品よりシンプルだったが十分でしかも安価、一軒目で用が済み大変助かった。

雨模様の本日、庭はいよいよ冴えている。

芝生は何とか緑を取り戻し、カシワバアジサイはさいっそう白く目立っている。あちこち5本のバラで園内はほど良い香りがしていた。

毎年記載するクレナイアジサイ。白→ピンクになった。これからルビー色に向かって変わる。

気にされなくてもひっそりと必ず咲くホタルブクロ。白、赤紫、青紫色々あるがいずれも思案げで、とても良い。

バラに幸せなコガネムシのカップル。

さて、まる3年のコロナ禍を経た今日。春の移動と連休、開かれた海外への門戸が心配されたが、幸いなことにかってのような感染禍になっていない。このまま済むのか判然としないものの、用心しつつ美術館は図書やお客様に書いて頂くノートを再開した。

初めは躊躇される様子だったが何人かお書きになるとどんどん記載が増えてきた。

驚いたことに最も新たな記載は“京都から美術館の名前に惹かれて初めて訪れ、カフェで読書をして過ごした”という旨が書かれ“名前の由来が気になっています“とあった。

本当にこんな事があるのですね。

お答えしますと、樹下美術館の名は美術館を始めるに当たり、ある種即座に決まりました。自分は樹木が好きなこと、樹の下では人が憩うこと、お釈迦様が座られたこと、樹下美人図等々良いイメージばかりです。なにより「樹下美術館」の語感と字ずらが良かったことで他を考えることなく決めました。

以上のような訳ですが、いかがでしょうか。
それにしましても館名に惹かれて訪ねられたとは、それだけでやって良かった事の大切な一つになりました。

展示や庭は如何だったでしょうか。列車で来られたとお聞きしましたが遠方から本当に有り難うございました。

本日樹下美術館開館17年目の日。百均の写真立て 芝生の雑草 弟の鱒。

2023年6月10日(土曜日)

午後から美術館に顔を出すとスタッフが「17年目の開館おめでとうございます」と言った。
そう、確かに2007年6月10日のよく晴れた日の午前、樹下美術館は開館していた。当地には珍しい個人美術館、念には念を入れて始めたがあらためて歳月の早さに驚かされる。

おしなべて苦戦する個人美術施設にあって、当館も決して例外ではない。しかし今日まで維持出来たのは理解あるお客様と努力するスタッフの存在の賜物であり、それらにより幾ばくかでも地域の幸せに寄与したいという自身の必死な歩みを支えてもらったと言える。

さて拙写真展が正に目前となった。昨日のこと、ご協力頂いているフジフォートさんはわざわざ髙田から当院まで足を運ばれ、写真の調子の確認に来られた。

本日午後、展示用の小さなイーゼル(写真立て)を買いに今春覚えた百均(ダイソー)へ行った。ネットよりずっと安価で安全に角が丸く面取りされた良品があった。

まだ数が足りないため明日ほかの百均へ行ってみるつもり。百均は本当に便利だ。

 

カフェ前の芝生が目土と施肥で青さを増してきた。

が、良く見るとかなり雑草が混じっている。上掲はツメクサ。すで沢山つぼみをつけているので今処理しないと増える。這うように生えるため簡単には取れない。

芝そっくりなスズメノカタビラ。これは案外抜きやすい。

閉館後いっとき雑草取りをした。

いずれ除草剤の世話になるのか。

つい春のころ、皆さん一斉に植えたジャガイモがもう採れ始めている。

昨日訪問したお宅の玄関に置かれた新じゃが。頂きものだというが、とても美味しそうだった。

先日写真無しで書いた南三陸町で豚飼いをする弟から届いた鱒。昨夕はフライになった。長年の厳しい労働によって杖が必要な弟。電話の声が私よりも元気に聞こえたのはなにより嬉しい。

夏は来ぬ。

2023年6月2日(金曜日)

本日6月2日。ウロウロ過ごしている間に暦はさっさと夏に変わった。庭で3本のヤマボウシが白い花をつけている。この花は少し可哀想で、皆を向いて咲くl。それで気を付けて見るか、幾分上から見るかしないと上品な白い花が良く見えない。

大抵すでに開花している木なのに、ああ、もうヤマボウシが咲いたということになる。先日の軽井沢では、近場の山という山、新幹線の沿線は白い花でいっぱいだった。

庭の奥の方のヤマボウシ。この木はまだ背が低いため花を間近にみることが出来る。山の木なのでどんどん大きくなり日陰を広げるので毎年下枝を切っていく。その結果花は上へ上へと行ってしまい、余計気づきにくくなる。

そして卯の花。当市大潟区ゆかりの小山作之助作曲の代表歌の一つ。やや北側の庭と駐車場脇で咲き始めた。

 

ヤマボウシや卯の花の白い花は初夏の清々しさにぴったりだ。エゴノキの白さも美しいがこれも大木になるのでもう美術館では植えられない。繁殖力が強く低木の卯の花。挿し木やヒコバエから採って駐車場に沿ってもう少し増やしてみたい。

先日上越妙高駅で下車すると、ホームのチャイムが夏は来ぬの一節を奏でた。耳をそばだてる人は少ないと思うが、作之助の母トヨは当家の人。縁者の一人として雑踏のなかでチャイムを耳にするのは密かな喜びだ。

夏とはいえ一日中しっかり雨が降り肌寒かった。過日のこと、日陰で伸び悩む小さなカシワバアジサイをさらに二つに分けて陽が当たる二カ所に移植した。その時一緒にタイワンホトドギスも一部分けて移した。今日の雨はこれらの草花には恵みの雨だった。

大きな鯛 芝に施肥。

2023年5月16日(火曜日)

一昨日は鯛ソーメンを書いたが、その日別に同級生から鯛を頂戴していた。50センチ以上あろうという大きなもので桶からドンとはみ出た。冷蔵後、妻はスーパーの魚売り場で捌いてもらった。

2カ所の大手のスーパーで、持ち込みが多く手が回らないと断られ、近くのしみず屋えびす浜店で、どうぞ、と言って対応じてもらったという。魚部のそのお爺さんは、15分もあれば出来ます、と言って切れ味鋭く美しく捌いてくれたと妻は喜んでいた。

頂いた直後の鯛。

昨夕食の潮汁。コンブのダシも良く、何回も箸が止まるほど美味しかった。

安塚がご実家のIさん宅から頂いたタケノコとワラビが卵とじで出た。

鯛はまだ身もアラもあり楽しめそうだ。

さてその日仕事後、前回の続きで美術館の芝に施肥をした。

一回にこの程度の量を4回撒いて終わった。

向こうに張った2本のロープの間に撒いていく。一列終わると1本を隣に移して出来るだけ均等に撒く。これがなかなか難しいが、本日でカフェの前が終った。今後さらに全体に目土もして、梅雨の頃にはもっと青々と蘇ってほしい。

忙しかった先週の種々。

2023年5月14日(日曜日)

先週末から本日日曜日までの空は晴れから雨へと変わった。
先週月曜と金曜は小学校の健診、水曜日に高齢者施設で第6回目のコロナワクチン接種の問診、当院でも土曜日から接種が始まり、忙しい週だった。
ワクチンは今後約40日間毎日10人ほど接種する予定。看護師が仕度し私が接種をするが、毎日10人は以前の半分程度なので助かる。

さてさる11日金曜日はよく晴れ仕事場のカーポートの屋根を被うナニワイバラは満開だった。およそ20年前、たまたま入った新潟市内の小さな花屋さんで買った6,70センチほどの小さな苗がぐんぐん伸び、カーポートの屋根へと誘導した。それが肥やしも遣らないのにあっという間に屋根一面を被い、数年前随分刈り込んだのもつかの間ふたたび溢れんばかりになった。

5月11日、愛車ハイブリッドカローラを美しく飾っている。

ところで一帯の海で鯛がよく獲れているらしい。

5月12日(金曜)夕食は買った鯛で「鯛ソーメン」、向こうは新じゃがの炒め煮。

食後に鈴木秀昭さんの器でコーヒーと好物のカリントウ饅頭を。饅頭は半分し次へ残す。

さて昨日の夕飯は焼きそばど水餃子のスープ、それに鳥取湯町窯のエッグベーカーで焼いた卵がついた。

向こうにあるのが鳥取県の湯町窯の名品エッグベーカー。1960年代に父は民藝の店「銀座たくみ」を時々訪ね、よく一緒した。スリップウエア風の愛らしい器はバーナード・リーチが指導した。昔家族でよくこれで卵を食べた。
今回、10年くらい前に買ったものを久し振りに使った。卵を入れ直火で温め半熟から完熟まで風味よく食べられる。

そして本日日曜日は髙田大嶋画廊で絵筆と紙パレットを買い、ゴルフ5で出来上がったシャフトカットとグリップ交換を取りに寄り、ムサシで芝の肥料30坪用を8袋求めた。
今年の芝の生育が良くなく、閉館後4袋を撒き撒水した。小雨が降っているが肥料にはよく滲みこんでもらいたい。

今年は早くも樹木の伸びが旺盛で、みるみる庭に陰を広げている。細かな枝は自分でなんとかなるが、大きなものは専門家に頼まなければならない。

あっというまに夏になる。絵画と写真の作品展も迫り気ぜわしく、上手く出来るのか心配。

連休中の一日。

2023年5月4日(木曜日)

後半の連休はお天気に恵まれている。昨日午前から午後のひと時は絵を描いた。
この度はさらに向を変えて畑の絵に取り組んだ。

秋の畑の練習作。実った柿、赤い自転車、畑仕事の人、などを描きたいところ。散漫な絵になっているので、本画は中央部を中心にして、冗漫な背景を直し、畑の野菜をちゃんと描いてみたい。秋の絵なのに全体が青々としているのも気になる。

その後花火の絵を手がけた。この先花火や手前の人物を描くつもり。

午後は大潟水と森公園講演を歩いた。

 

歴史ゾーンの入り口。ここの入り方がとても良い。

 

蕾のアザミはこの先が楽しみ。

 

こもれびの一灯、キンラン。

古墳の島へ渡る手前のアヤメ。植栽されたものだが地味が合うようで元気よく咲いている。

島に渡るとすぐの巨大なプラタナス。その昔地主さんが植えたもの。

良い匂いがすると思ったら沢山のフキ。

ミズキの花がてっぺんまで。

すれ違ったワンコちゃん。

公園の後美術館に戻る。

ベンチに三人の小さなお子さんと親御さんがゆっくりされていた。

風景画が楽しくなったきたのが収穫だった。

新緑と山とゴルフ よく訊かれる庭の花 一生懸命のエビネ。

2023年4月29日(土曜日)

本日妙高サンシャインGCで23人のゴルフコンペに参加した。上から2番目の年長ゆえ最も前から打たせてもらい、ドラコンとニアピンの賞をもらった。お天気と良い仲間に恵まれ、タンポポ咲くコースを無事回り貴重な一日だった。

今朝のゴルフコースと妙高山の眺め。

大毛無山(おおけなしやま)とコース。

6位賞というものがありそれも頂いた。

美術館に戻ると洋食器展が好評のようで忙しかったと聞いた。

以下今夕の庭からよく名を訊かれる花を二つ。

少なくとも4,5カ所で咲いている八重咲きイチリンソウ。

 

丁字桜(チョウジザクラ)。
風が無い時ほんのり良い香りがします。

次ぎは何カ所かのエビネです。

 

 

 

エビネはいつも一生懸命に見え、とても好きな花です。

以下は過日摘んだクリスマスローズ。

2月下旬から次々咲き続けたクリスマスローズ。例年より早く何回かに分けて切りました。今夕この水鉢で雀が水浴びをしていました。

ご来館いただいた皆さま、本日はまことに有り難うございました。

誇らしい花々 長野県の人たち。

2023年4月15日(土曜日)

温かな冬は時折巡ってくるが、今冬の雪の少なさと温かさは特別だった。花々は早く訪れ一段と盛大に咲いている。

大潟区潟町の仕事場の椿。今年の花数は特に多く見える。私の幼少から既にあった椿で、すぐ下のヤマブキとともに目を惹く。本日訪ねた方が見て驚かれていた。

午後からはホームセンターへ行き。トレーシングペーパーほかアヤメやラベンダーおよび園芸用土と肥料を購入した。広い園芸館で花などを選ぶ大勢の人を見ると幸せな気持になる。

美術館でお茶。

庭の花にカメラを向ける長野県から来られた女性三人組とお会いした。
挨拶すると庭を褒めて頂き、新潟県は良いと長野の人らしいお言葉。“いえ、長野は空気が澄み自然が美しい”と言うと“山ばかり”と謙遜される。それではと“長野の人は頭が良く勉強熱心”と話すと、“新潟の人は親切”と返された。
こんな風に他県や県内の遠方の方たちと話をするのはとても楽しい。

美術館の前の道路に咲いていたノスミレ。繁殖力の強いスミレとはいえこんな場所をものともせず、誇らしげに咲くとは。

終日の曇り空。アヤメとネットで購入した松本センノウなどを植えて撒水し、今日も暗くなるまで庭にいた。

来週4月20日木曜日から初めての試み「洋食器展」が始まる。

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