花鳥・庭・生き物

朝日池に白鳥(コハクチョウ)は来るのだろうか。

2023年11月6日(月曜日)

本日は南気の風が吹き、当地大潟区の最高気温は27,3度にも上昇し夏日と報じられ、今どきこんな高温が見られるとは、この先暖冬なのか逆にひどい厳冬になるのか見当が付かない。

昨日夕刻は10月29日に続き白鳥を見るため当地大潟区は鵜の池へ行った。これまで鵜の池はシーズン終わりに西国から帰国する鳥の休憩地か、豪雪時の避難場所くらいにしか.見えていなかった。しかし過日の夕刻、朝日池は空で鵜の池にはすでに多くの鳥がいたのに驚いた。

昨日夕刻の鵜の池は以下の様にねぐら入りしたコハクチョウと降りてくるガン類で賑やかだった。

薄明かりの中のハクチョウ。
数百かそれ以上いたのでは。

憩う白鳥。奥の○囲みでたまたま二羽がハートの形を作っている。

暗くなって続々ねぐら入りするガン類。
池の白鳥と降りる雁の鳴き声で
池は歓喜にあふれる。

さて朝日池と鵜の池は最も近い場所で僅か200メートル足らずの距離しかない。大きさは朝日池の方が倍ほど広く、これまで冬期の水鳥の飛来地として知られていた。それが今鳥たちは朝日池を避けて鵜の池をねぐらにしている。

去る10月29日の空っぽの朝日池。水量が少ないのと枯れ蓮がまだ多いため鳥が避けているのか。

上は昨年12月3日の朝日池。白鳥が見られ対岸の米山水源ゴルフ場ホテルの灯とともに賑やかだった。
この写真を撮った日、それにしても案外鳥の数が少ないな、と思っていたが、すでに一部の水鳥は隣の鵜の池に居たのかも知れない。

今冬果たして朝日池に鳥が戻るのか。そしてハクガンは来るのか、来るなら何時だろう。

好天の樹下美術館 大池いこいの森。

2023年11月3日(金曜日)

本日文化の日の祝日はよく晴れて温かでした。切れ目なく来館して頂き、外のベンチで休む方もいらっしゃいました。

午後の前庭。

 

前庭のベンチで。

田んぼ際のベンチで。
私と同年配のワンコさん。

お天気に誘われて午後遅く大池いこいの森へ行ってみました。

途中のコスモス。

ビジターセンター脇から橋を渡って対岸の森へ。

橋から西を見る。

お目当ての一つオヤマボクチ。
独特の表情は見飽きません。

イノシシが出ることがあると看板がありましたので奥へは行かないようにしました。

もう一つのお目当て
ツクバネウツギ。

コンパクトカメラで狙ったシジュウカラとエナガの群は高く素早くて上手く写せませんでした。ここは鳥たちの通り道のようでしたのでカメラを変えてまた来てみます。

上越市髙田で午後1時30分ころの27,5度が最高気温。向こう数日はまずまずのお天気のようです。

ご来館の皆さま、まことに有り難うございました。

美術作品を観て気を失うことがあるらしい 夕刻の施肥 夕食。

2023年11月2日(木曜日)

先日のNHK-BSで「フェルメールに魅せられて“史上最大の展覧会”の舞台裏」が放映された。予告と途中からではあるが本放送を観た。その前半に主要な関係者が「かってフェルメールの作品を観て気を失った」と述べていた。

絵画作品を観て気を失う。普段耳にしないことだが、今から50年ほど前のこと、それと同じ事を言った人の話を聞いた。当時はまさか大げさな、という感想を抱いたが今回の放映の談話を聴いて、かって語られた話は本当だっのかと思い直した。

その人は東京大学出身の若い男性だった。旅行か仕事だったかでスペインに行った折りプラド美術館でゴヤの「裸のマハ」を観た瞬間、衝撃を受けて気絶した、と帰国後私の知りあいに話している。

音楽や美術には信じがたく素晴らしい作品は多い。だが鑑賞者にも感応性と言うのか上述した二人のように強く反応する人が希にいることも確かなようだ。
ただ極めて素晴らしい作品でもあまねく人を失神させる訳ではなく、倒れた人の感受性に加え作者、作品に対する深い尊崇などの個人史と、当日の体調などの複合的な側面があったのではないかと推測された。
満一ケガが無かったのかは案じられるところだった。

一方音楽と失神はかってよく聞き、ロックやグループサウンズのステージで倒れたり、若い女性客が失神するコンサートがたびたび知らされた。倒れるプレーヤーの詳細は分からないけれども、観客の失神は興奮と絶叫による過呼吸がもたらす反応のように見えていた。
確かに音楽は強い感情反応をもたらす。もしかしたら私が知らないだけで、クラシックコンサートではあまりの美しさや突然のティンパニーで、椅子に座っているため人知れず失神している人がいるかも知れない。

さて本日は昨日に続き暮れてから草花中心に施肥をした。クリスマスローズとアジサイはやや丁寧に、ホトトギスになどにはざっと行った。ホームセンターで求めた軽い用土にリン酸カリを含んだものを混ぜてくべた。来年の元気な庭を想って、もう一日、雪の前に残りの草木と芝生に遣りたい。

クリスマスローズの一部。

ややミニのカツ丼。

テレビで観た温野菜とイカの料理。

ご馳走様でした。

嬉しい短歌 秋の庭 田と池のコハクチョウ。

2023年10月29日(日曜日)

本日日曜日、午後美術館に寄り来られたお二人と一緒に作品を見てカフェでサンドイッチとサラダを食べた。

昨日のことAさんの短歌が8月の新聞に載っていたと言って、Bさんがそのコピーを持参されました。樹下美術館を詠んだ一首でした。

草一本幹一本愛深き聖地なりし樹下美術館

ああ美術館を草木の一本から愛深い聖地とまで詠んで頂き、何と御礼を申して良いやら。
開館以来長くお訪ね頂き当館を愛しておられること、良く伝わっていました。あの熱い夏、弱りの見える庭に温かな眼を向けていただき、本当に嬉しく思いました。
コピーを持ってお知らせくださったBさん、有り難うございました、とても感謝しています。

さて昨日は雨ザーザー。今日は大きな雲がありましたが時おり陽が射しました。以下はBさんに詠んで頂いたその庭です。

昨日、雨降る窓越しの庭。

以下本日午後の庭です。

開館して17年目、
まるで山道のようになりました。

数日前に患者さんからコハクチョウ(以下ハクチョウ)が来ていると聞いていましたので田んぼへ行ってみました。

途中の中谷内池。小さな池ですが米山が見えて良い眺めです。

頸城区はほくほく線に沿った田んぼで二つのハクチョウの群に出会いました。
思った以上の数で合計100羽ほどいました。渡って来たばかりのせいでしょうか、真っ白です。雁もいましたのでこの先ハクガンの到来が待たれます。

傍らのほくほく線に上り電車がきました。

温かそうな薄にくるまれるようにして行きました。

新柿線に出て東へ走ると朝日池の東側の田に200羽ほどの群がいました。

暮れ始めましたので朝日池で鳥たちのねぐら入りを待ちました。

ところが待てど暮らせど一向に鳥は降りて来ません。群は来るのですが皆通過するではありませんか。
水がすくなく枯れた蓮が多いせいで嫌われているのでしょうか。

すると隣の鵜の池から水鳥の鳴き声が聞こえてきます。
行ってみました。

すっかり暗くなっているのですがいました、いました。盛大な鳴き声とともに沢山いました。

おなかいっぱい食べ無事ねぐらに入った鳥たちには、眠りまでのいっとき自由で幸せな時間があるようです。
周囲にはキツネやタヌキ、ともすればハクビシンなどプレデター(捕食者)がいるはずですが、鵜の池や朝日池なら安心なのでしょう。

私にすれば例年よりも早く、しかも沢山来ているように思いました。この先約先5ヶ月、さらに数を増やし皆でゆっくりしてもらいたいと願っています。

晴天の日曜日の感動音楽会 庭の花。

2023年10月22日(日曜日)

しっかり二日間降ったあと本日日曜日は爽やかに晴れた。
午前に少し本を読み、来週予定されている高齢者の認知症検査のトレーニングをしてみた。
時間の無駄遣いにも思われるが、少しは脳トレに寄与するのかなと思いながら試行した。本番はどうなるのだろう。

さて本日午後は吉川区出身、プラハ在住のピアニスト市村幸恵さんのコンサート。2019年秋共演されたチェコフィルの第1バイオリン奏者ヴィクトル・マザーチェクさんに、このたびはプラハ音楽院教授・オーボエ奏者ヤン・トゥーリさんが加わった。

会場の大潟区コミュニティプラザホールは何脚も椅子を足したほどの満席。

ドヴォジャーク、スメタナ、スーク、モーツアルト、ショパン、ショスタコーヴィッチのブログラム。知らない曲が何曲もあったが、三人がソロ、デュオ、トリオと変えながら楽しませてくれた。
これまで市村さんが何度か話されたように、チェコでは集まってはアンサンブルを「楽しむ」という。この度はまさにそれで、ある意味即興性まで感じられ、陰影の濃いスリリングな演奏会だったのではないだろうか。

市村さんの至近距離によるショパンのワルツ7番嬰ハ短調は素晴らしく、モーツアルトのドレミファソラシドの妙に驚き、三人で演奏したショスタコーヴィチ5つの小品やチェコ民謡などでは心ゆくまでスラブの情緒を聴かせてもらった。

ヴィクトルさんが編曲した「家路」、アンコールの小山作之助「夏は来ぬ」は場内に歌唱とハミングが満ちた。わけても「夏は来ぬ」のコーダが非常に良く、振り返ると同行した美術館の若いスタッフが感動のあまり涙で目を赤くし、ハンカチで拭いていた。
音楽を聴いて惜しみなく涙をこぼすのは何にも増して素晴らしい事で、私達はそれを観てまた感動したのでした。

会場は旧議場で音楽向けホールではなく、演奏者は苦労したのではと想像したが熱演でカバーし心に残るコンサートになった。

終わって市村さんと少し話す機会があった。次回は現代音楽を1曲とお願いしてみた。良いですね、というお返事だった。

このたびの音楽会を開催された頸北の吉川、柿崎、大潟各区の文化と地域振興グループの皆さま。熱意とご努力に心から感謝申しあげます、まことに有り難うございました。

美術館の庭で秋の花が日射しを浴びていた。

 

 

健康的で良い日曜日だった。

連休の事々。

2023年10月9日(月曜日)

晴れたり曇ったりの昨日と小雨の本日月曜日は連休だった。

昨日はひごろお世話になっているお二人と柏崎市は「石地シーサイドカントリークラブ」でゴルフをした。

初めての同コースは緑濃く起伏に富み難しい。誘って下さったA氏は同クラブのかっての選手。新潟県の選手権で何度もクラブチームを優勝に導かれている。

氏とは二回目だが、驚くほど飛ぶ。少し曲げても後のリカバリーが良く、同伴のB氏と終始目を丸くした。
各ホールの急所を説明しながら後半のアウトなどは38で回られた。同じゴルフでも私達とは次元が異なり、こちらは観客目線で楽しむというような感じだった。

変化に富み楽しかったコース。
54-50の成績でした。

本日月曜はスポーツの日の祝日。小林古径記念美術館で7月15日から行われていた「生誕110年 齋藤三郎展」が本日で終わる。
とてもお世話になっている小島正芳・日本良寛会会長さんがお見えになるので同展に行った。
ちなみに樹下美術館からも出展したこともあり三度目の訪館となった。

館長はじめスタッフ一同の努力によって充実した展覧会となり、本日も賑わっていた。発刊された図録も充実し、愛すべき一冊だった。
二代陶齋・齋藤尚明氏ご夫妻、宮崎俊英館長さん、コレクターの長瀬幸夫さんのお顔も見え、ひとしきり齋藤三郎を懐かしみ最終日を過ごした

尚明氏と小島先生が會津八一が揮毫した書き入れ陶器の皿を観ている。

一渡りした後美術館を辞して髙田駅まで小島先生をお送りした。道中先生の若き日、お勤めされた安塚の学校や、お住まいされた浦川原の話を興味深くお聴きした。

ところで樹下美術館は酷暑の真夏に比べ秋になり入館者さんが増えた。日中の外出を控えてと勧められるほど危険な暑さが続いたのだから仕方が無い。こうなると今後“芸術の秋”はますます鮮明になるかもしれない。

本日裏手の小さな水路が愛らしいミゾソバで被われていた。


みぞそばの陰にちろちろ水の音

 

 

行く秋を惜しんで花に取りつく蝶たち。何とは無しにその蝶と花を惜しんでいる自分。なぜだか「春秋」とは良く言ったものだとふと思った。

ムクゲ、パガニーニの本 悪天候のゴルフ。

2023年9月28日(木曜日)

暑くてどうしょうもない部屋からドアを開けて涼しい部屋に入ったような突然の天気の変りよう。今夏35度あたりを中心に外は病に匹敵する世界が続いた。庭や草地は焼け、私にはキリギリスやアブラゼミの声も乏しく蚊までも少なく感じた。それが4,5日で一変した。

一旦雨が降ると焼けた草地にもこもこと草が生え、心配した芝生に緑が戻った。暑さのせいなのか、美術館の若い柿は当初20数個実をつけていたのが夏の間中ポトポトと落ち続け、今7個まで減った。いくら雨が降っても戻らないので7つに掛けるほかない。

花を減らすのかと思ったムクゲが満開になっている。

去る24日、カフェで朝昼兼用の食事(妻が家で作ったもの)をカフェに持参して食べた。
立ててある本は「悪魔と呼ばれたヴァイオリニスト パガニーニ伝」。2018年の新潮新書で調べが詳細であり、著名な諸音楽家との接点や時代背景との絡みが勉強になり、面白く退屈しない。例によって気に入った本は何度も読むので、すらすら読める先がたのしみ。

さて本日休診の木曜日、A氏と米山水源でゴルフをした。どんよりした曇り空は午前なかばまで持ったが、途中から強風ときつい雨に変わり、午後終了まで続いた。
氏とのゴルフは、ほかの組が止めて帰るような荒天でも大抵続ける。お金と時間がもったいないのもあるが、とにかく好きでボールを打つのを止められないのである。
スコアは103。しかし最後はパー、パー、ボギーで上がったので、すべて良しとなった。

異常な酷暑の夏。果たしてこの先の秋冬はどんなだろう。

柿崎海岸で一羽の千鳥に出会った。

2023年9月24日(日曜日)

昨日午後遅く柿崎海岸を歩いた。賑やかな所が苦手なので海水浴が終わりシンとなったはずの海を見たくなった次第。
大抵はシーグラスを探しながら歩くが、採る人が沢山いるようで見当たらない。お目当ての雲も平凡で波はぽちゃぽちゃと退屈そう、釣り人も少なく写真向きの眺めでは無かった。

東の方向の眺め。

何かあればと西の方、柿崎川河口を目指した。

沢山の足跡。

ほぼ真っ直ぐなのは散歩する人や釣り人の移動か。色々曲がるのは犬を連れた人やビーチコーミング(打ち上げられた漂流物の探索)の人なのか。足跡一つ一つの向きも真っ直ぐもあればひどいガニマタの人もいた。それに行きも帰りもあるので面白い。

私の足跡はあっちへ行ったりこっちへ来たり。右足が少し開くのは何年か前に確かめた通りだった。ひどいがに股の人は長い間過酷な労働をされたのではと想像した。

河口まで来て折り返すとシロチドリが一羽前を走った。

 

写真が示す時間をみると上掲写真の間、4,5分まったく動かずにじっとこちらを見ていた。その間、立ったりしゃがんだりしてアングルを変えた。

しばらくすると僅かずつ移動、こちらもそっと動く。

 

ずっと私を見ているようだが、時折視線を外し向きを変えたり歩いたりする。

 

およそ鳥の顔は(生きものすべてかもしれないが)正面は少々怖く威嚇的な表情に設計されている。宜しければ大きくしてご覧下さい表情がいっそう変わります。

穏やかな横顔。

後で写真の時間表示をみると40数分、立ったりしゃがんだり、少し移動して撮った。鳥の夕ご飯時間だったかもしれない、迷惑を掛けたようだった。

すっかり暗くなったので離れた。普段は群れている千鳥が一羽だけ。今春だったか、もっと何羽も見た。どこかに群がいるのか、酷暑で数を減らしたのか、一羽だけは寂しそうだった。

振り返ると海藻などを
突っついていた。

陽が沈み。

河口でボラが沢山跳ね。

没した陽が飛行機雲を染め。

もう鳥も見えなくなった。

何も撮るものが無いと思っていた海岸。やはり歩けば何か、ある意味特別な何かさえある。そう言えば私の写真はずっとこんな調子だったように思う。

ところで以前母が亡くなってしばらくの間、柿崎海岸のチドリは母の化身かもと勝手に想像していた。
昨日、長時間目の前にいるのを見て、小さな声で「母さんですか」とついに言ってしまった。すると驚いたようにピクッとしてからまたこちらを見ていた。チーと鳴いて返事でもしたらそれこそ大変なことになる所だった。


樹下美術館で長く流れている「浜千鳥」。

庭の水盤と鳥。

2023年8月27日(日曜日)

異常な高温の今夏、昨日午後こんにゃく座を観た夕刻近くの南の空が俄にかき曇った。

近隣の田んぼから見た雲。

向かって中央から右の部分(南西方向)で稲妻が光り降水雲も見えた。まるで前線通過の様相であり、この後一帯に一時間ほどの夕立がやってきた。しかしそれもつかの間、上がるとたちどころにむっとする暑さに戻った。

樹下美術館の庭に水盤がある。暑さを凌ぐように鳥たちが水浴びをしに来る。以下最近目にした水盤の様子です。

メジロ。

二羽の雀

三羽。

六羽。

水を浴びたメジロ。

水浴びするシジュウカラ。

スズメは沢山来たが水浴びをしなかった。もう少ししたら浴びると思う。
野鳥の水浴びはとても慌ただしく行われ、浴びた後はあどけない表情になるのが面白い。水浴びは無防備な時間なので警戒しながら行っているように思われる。

昨日の雨を忘れたように本日再び暑くなった。次回篠崎作品「6月の花嫁」で作品の細部を観てみたい。

炎天下の大潟水と森公園 修行?するチョウトンボ。

2023年8月7日(月曜日)

36度もある暑い午後春先以来の大潟水と森公園を歩いた。お目当てはクサギにとり付くクロアゲハ、水上のチョウトンボ、ほか何か花でもと思って出かけた。

大きなクサギに数頭のクロアゲハかカラスアゲハが忙しく舞うが一向に花に止まらない。かなり粘ったが上手く写真が撮れず諦めるほかなかった。

ある場所を歩いているとガリッと靴が何かを踏んだ。

木の実が落ちていて

見上げるとエゴノキの実だった。

実を一つ拾い舐めないよう気を付けて噛んでみたところ、全く歯が立たない。この実をバチッといわせて野鳥が食べるというから嘴の強さには凄いものがある。

 

 

ミソハギ

ヌマトラノオ

いつもは居るはずのチョウトンボが見当たらず、公園を出て鵜の池の向こう側に回ると堤にそって沢山いた。
このトンボの翅の色は黒、茶系のものから青色、紫のメタリックまで色々あって面白い。

 

 

不思議な外観のチョウトンボは炎天下でじっと水草に止まっている。

夏安居(げあんご)は室内で行う夏の修行だが、外で熱波にあぶられながらじっとしているチョウトンボはあたかも修行をしているようであなどれない。
不謹慎かもしれないが、眺めていると一生懸命さと頭の格好から六波羅蜜寺の空也上人像が重なって離れなくなる。

一時間少々のあと美術館に寄って何杯も水を飲んだ。

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