花鳥・庭・生き物

燕を撮ってみる 田植えの暖。

2024年5月9日(木曜日)

曇り空から昼には晴天となった本日、大気は清々しかったが寒さを感じた。美術館裏の田んぼに水が入り、代掻きが始まっている。

見ると燕が田の上を往き来している。彼らの飛翔は非常にスマートで、パタパタした羽ばたきなどはほとんど目に付かず、大変な早さでスイスイと飛ぶ。

かっては燕を撮影たが、このところ何年も撮っていなかった。素早い燕を撮るのは結構大変だったことを思いだし、いままだ写せるだろうかと試みた。

遠くから素早く上下左右ジグザクにやって来る燕をファインダーで見ながら写すのはまず無理。そこで10メートルほど先にピントを合わせておき、ファインダーを覗かずに、やって来る鳥の動きに合わせてカメラを向け連続シャッターを押すという、いい加減な方法で行った。

多くは写っていなかったりピントが合っていないのだが何枚かはまあままという結果だった。

後でpcの鳥ファイルを見ると燕を撮ったのは2020年以来だと分かった。かっての写真はもっと沢山上手く写していて、やはり年だなと落胆したが、気を取り直しこの先また試みたいと思い直した。

ところで田の燕は遠くへ行ってしまうこともあるため待つ時間が生じる。それもあり農道で風に吹かれて立ち続けるのは結構寒い。
切りを付けてカフェに入ると知っている方がおられ、ご一緒した。幼少に山間の農家で過ごされているので田植えのことなどを色々お聞きした。

田にいると冷える、とよく耳にしていたので、伺ってみると、「田植えでは時にワラを焚いて暖を取っていた」と仰った。はじめて聞く話だったが、やはり田は冷えるのだ。特に山の田は水が冷たく余計寒かったのではと思った。

夕食の餃子。

この餃子の皮はご近所の方の手作り。この人は蕎麦、ラーメンなど麺類を大変美味しく作られる。このたびは餃子の皮だった。ちゃんとした厚みとなんとも言えない香りがあり、野菜いっぱいの妻の具も美味しく、今後の楽しみの一つになった。

ハマダイコンの道。

2024年4月25日(木曜日)

美術館からほど近い雑木林に添った農道は花大根(ハナダイコン)が満開です。今冬が温かく雪が少なかったせいでしょうか例年以上、盛り上がるように咲いてます。

行きに見た眺め。

帰りの眺め。

泡立つばかり咲き誇るハマダイコン。遠目にはあたかも白い帯のように見えますが薄紫も混じっています。もともとは紫系だったものが同じ場所に咲き続けた場合、次第に白っぽく変化すると書かれていました。

紫色を帯びた花に近づいてみました。

この場所で次に咲くのはアザミです。今それらしきものは全く見当たりませんが5月中ばには沢山現れることでしょう。

初めて見た金柑の花。

2024年4月23日(火曜日)

かって定期的に来院されるAさんにご趣味は何ですか、とお訊ねすると柑橘類を育てることと仰った。その時私は実とともに白い花を思い浮かべることは出来たが、実際にミカンやカラタチなどの花をまじまじと見たことは無かった。

そんな私も仕事場の庭に金柑を植えていて、過日黄色の小さな実を沢山採った。柑橘類を植えたのは、蝶を呼ぶためだったので実を食べたのは正直「ついで」のようなものだった。

ところで先日から白く可愛い蕾を沢山つけているのを目にしていた。それが本日突然のように真っ白に咲いているのに気がついた。花は木の南側に大きく伸びた枝を中心にして咲いている。
自分が植えて言うのも何だが毎年アゲハチョウに食されて伸びずにいたのが、昨年急に樹勢を増し食害を越えて大きくなった。それで今年は旺盛に咲いたのだろうと思う。

仕事場の金柑の花。
妻は携帯の待ち受けにしていた。

例年蝶のことばかり気にしていたのでちゃんと花を見るのは初めて。柑橘類は白い花と聞いていたが、その一つ金柑がこんなに綺麗なのだから他の柑橘類も美しい事だろう。A氏が夢中になるのも分かる。


幸田浩子さんの
「からたちの花」

金柑は場所によって年に数回開花が可能らしい。美術館の西の庭にレモンの苗を移植したが、今年の梅雨のころ金柑も一苗隣に植えてみたい。

ソメイヨシノからヤマザクラ、そして新緑の季節へ。

2024年4月17日(水曜日)

昨夕美術館の閉館後西の空が赤く霞むようになるとゴロゴロ、遠くで雷の音がした。春雷だ。すると夜からしっかりした雨が降り初め朝まで続いた。

乾きがちな庭には良い雨だった。本日午後、美術館の庭の土は湿り、草花は鮮やかな色を見せていた。この所数本の木の苗を植えていたので余計に有り難く感じられた。
以下本日の庭です。桜はソメイヨシノからヤマザクラへ、ミツバツツジが満開となり、ジューンベリーが白い花を付けている。

クリスマスローズはまだ
頑張っている。

 裏手のソメイヨシノが散り
始めヤマザクラが満開に。

 ベンチが座り頃。落葉広葉樹が新緑に
なって来た。

庭は桜から新緑へとかわっている。
The garden has changed from cherry blossoms to fresh green.

春麗しかった頸城区大池憩いの森、大潟区新堀川の桜。

2024年4月14日(日曜日)

春らしい温かな日が続く。本日は上越市頸城区の大池憩いの森公園の東側、ビオトープがあしらわれた部分を歩き、一旦美術館に寄り大潟区犀潟の新堀川公園の桜を観た。

ほくほく線大池憩いの森駅に駐車するとメジロの群がソメイヨシノに来ていた。

先日の大潟水と森公園同様、沢山の群は蜜を吸うと急いで次へと去って行った。

初めて観た鳥「ビンズイ」。「腹に線の模様がある鳥」で検索すると見つかった。地味な感じの鳥で、鳴き声は聞けませんでした。

ミズバショウが咲きそろっている。

 頭上にヤマガラ。

ほくほく線が下り。

路傍にはユキツバキ、ショウジョウバカマやスミレが咲いていた。

 水上回廊は歩けないそう。

 帰路のムシカリ。

平地に下りてくる。

麗しい鯉のぼりとお花のお宅。

麗しいお宅を見て美術館に戻った。お茶を飲みサラダを食べた後、すぐ近くの大潟区は犀潟、新堀川の桜を観に行く。

好天の里は麗しかった。新堀川の桜はこれ以上咲けないという風で、明日あたりから始まる落花もまた見どころではないだろうか。
Joetsu City may be one of the most “Beautiful Countrysides”in Japan だと思った一日でした。

苗の植栽、庭で採れたたもの、弟の豚肉。

2024年4月13日(土曜日)

良く晴れ、暑いと言うほどでもなく気持ち良い日が続いている。そんな土曜日桜は満開で美術館はほどよくお客様に来館して頂いていてありり難いことと感謝に堪えない。

本日閉館後、もう1本の啓翁桜と一冬仮植えしていたレモンの苗を植えた。

桜の苗。

レモンの苗。

場所はいずれも庭の西奥、雑木林風(手抜きぎみ)の一角にした。庭に色々植えて30年、何かと肥料のやり過ぎを反省し昨今は単純な用土を心掛けている。

この年になって木の苗を植えるとは無謀と思われても仕方が無い。何とか美しく育ち後年も可愛がって貰えるよう願っているというのが「言い訳」。

所で数日前、仕事場のキンカンが黄色くなっていた。若い枝をアゲハ蝶に食べられ続け、中々大きくなれなかったのがようやく事情を越えて沢山実をつけるようになった。数日前、実を採り食べたところ中々美味しい。

かなり食べた後の写真です。
優しい甘さでした。

閉館まぎわ、裏のベンチ脇に生えているタラの芽を採った。背の高い木の芽は堅くこれからか。

以下は宮城県で豚を育てている弟から買っている肉の料理です。

マッシュルームポテト、野菜、
ガーリックライスが尽きました。

毎日雑多な記事で申し分けありません。しばらく良いお天気が続くようです。

昨日の休診日は公園と池を巡った。

2024年4月12日(金曜日)

薄曇りの昨日木曜日、午前中から出てカメラを手に大潟水と森公園を歩き、天ケ池。と蜘蛛ケ池にも寄った。

県立大潟水と森公園では高齢のご夫婦に混じって、乳母車に一人、背中に一人お子さんを連れた若いお母さんが芝生広場に現れた。おんぶしたお子さんを降ろす時お子さんは滑り落ちてしまったが無事だった。お母さんは再びその子を背負うと乳母車を置いて勢いよく芝生を駆けだした。乳母車の子が足をバタバタさせるのが見え、走る二人から笑い声が聞こえ幸福な情景だった。

以下当日の自然の様子です。

軽やかな空色、オオイヌフグリ。

水辺のハンノキに新緑の気配。

しだれ桜。

駐車場の桜に何十羽ものメジロがやって来て、花の蜜を吸いました。


 

西口駐車場への道の往き来の光と影は魅力的。大潟水と森公園は「潟の里ゾーン」を歩いた。
その後、天ケ池と蜘蛛ケ池へと出向いた。

路傍のヒメオドリコソウの群落。
全体が焼き物の辰砂のような色。

野道に下りていたカワラヒワ。

小さな流れに居たホオジロ。

蜘蛛ケ池の堤にいたハクセキレイ。

戻った美術館に車が一杯。

展示も観てもらっていた。

ベンチ脇のソメイヨシノ。

お腹が空いたのでホットサンドを食べた。

その後ベンチへ来られた二人のお客様と
お茶を飲みお話しした。

前庭のコブシが満開。

日が長くなり閉館後溜まっていた庭仕事をした。過日植えた花に水遣りし、苗木を1本植えた。

本日は前庭の右側に過日求めた90センチほどの啓翁(けいおう)桜を植えた。付近に早咲きの箒桜があるが、深く虫が入り危うくなっている。今回、成長は早いがあまり大きくならない種類ということで植えてみた。もう1本あり、奥の方に植える予定。

今まで植栽時、過剰に肥料を遣っていたのを大反省。赤く小さな花が沢山咲くこの桜の生長を楽しみにしたい。

桜の季節になって。

2024年4月8日(月曜日)

冬から春へ寒暖入り乱れて迎えた今春、桜はそこそこ例年並みの開花になった。温かかった二月、寒かった三月、花のつぼみも、どう備えるか悩んだことだろう。

以下樹下美術館の箒桜と近くの新堀川公園の花模様です。

樹下美術館の箒桜(ほうきざくら)。
小ぶりな寒桜の一種です。

 5,6分も歩けば観られる新堀川の桜。
本日5分咲きという感じでした。

樹下美術館裏庭のソメイヨシノも間もなく満開です。この桜は根が盛り上がり石垣を崩す怖れがあるため昨年泣く泣く太い枝を2本切りました。果たしてどのように見えるのか近く掲載させて下さい。

日中温かかったのが夕刻からシトシトと降り始めました。畑仕事が本格化したこの時期には良い雨ですが、観桜には都合の悪いことになり、例年のことながら悩ましいところです。

本日のジョウビタキ。

2024年4月2日(火曜日)

薄曇りの日、今どきはこのくらいが普通かという日和。
本日は特記すべきことはありませんが、相変わらずコロナもインフルエンザも見られました。思えばこの4年、春の連休のたびに「感染拡大」の懸念に気を揉んだ変わった年月でした。

さて以下は本日昼下がりの美術館庭に来ていたジョウビタキです。

向こう向きになりながら
こちらを気にしている風。

昨日と同じ個体でしょうか。メスですが品良くチッ、チッと鳴きながら誘うように美術館を一周しました。同じ場所で地面に下りたのは少々不思議なことでした。

何時になったら赤いオスを撮れるのでしょう。

相手をしてくれるジョウビタキ ミニ親子丼。

2024年4月1日(月曜日)

本日4月1日はエイプリルフール。吹いていた風は少々寒かったが日射しもあって、まあまあのお天気だった。

午後カフェに寄ると柏崎の方がお二人見えていた。小村峠の難工事にご主人が携わった方と高名なお茶人のもとで稽古を積まれる方。柏崎には庚申塔や社寺に親しみを覚えるのでお話は興味深かった。

その方たちが「先ほどからきれいな小鳥がよく来ますよ」と仰る。
ジョウビタキにちがいない。

車にカメラを取りに行き庭に出ると、南の木立にいた。
赤味の強いオスはチョンチョンと尾を上下するたび、あるいは飛び立つたびにオレンジ色の羽がきらめく。何枚か撮ったところでモニターを見るとカードが入ってない。
昔から私には良くあることで初めてでは無い。電車、鳥、夕焼けetc、気がついた時は非常に残だが忘れるようにしている。
車に予備のカードがあるので取りに行き、再度探すと居たのはメスだった。オスより地味だが可愛い。

ジョウビタキのメス。

 後ろを向いてもこの程度。

不思議な事にジョウビタキは10メートルもあるような高い枝にはまず止まらない。もっと低い、例えば私達の背丈か、せいぜい数メートルの所を好む。追ってみると同じような高さに止まり、あまつさえ地面にも下りる。

さらに面白いのは人の気配の方に向くことが多いことで、案外近距離も平気なため写真を撮るのに重宝する。今後日射しの良い時は出来るだけカフェに出て、オスが撮れることを期待したい。

夕食のミニ親子丼。

明日も晴れ間がみられるようです。かって学生時代、帰省すると親たちは天気予報ばかり観ていた。何が面白いのかと思っていたが、今や自分も完全にそうなっている。それを不自然とも思わず、時には悪天候を愚痴りながら喜んでいる。

本日は特養から離れた1日目。もう相談の電話が無いと思うと有り難い。反面引き継がれたDrには申し分け無い気持を払拭できない。安穏な日が多い事を願うばかりだ。

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