医療・保健・福祉・新型コロナウイルス

右足が外を向いていた自分の歩行 足跡が欠点とは。

2018年3月6日(火曜日)

昼休みの海岸ウオークで、砂上に付いた自分の
足跡を見て少々がっかりした。

2
矢印が右足跡。左足に較べ、かなり外に開いてい
る一種のガニマタ。

 

3
出合ったどなたかの足跡。左右ともに私より外を向
きジグザクになっている。
年上の人か、長く足腰に負荷の掛かる仕事をされた
人ではないだろうか。

 

海に沿った舗装道路が砂に覆われそこを工事用車輌
が行き交ってキャタピラーの跡がついていた。歩く
と足跡がくっきり付いた。

4
↑右足を真っ直ぐになるよう意識して歩いてみた。
(この写真では向こうからこちらへ2回歩いていま
す)。しかしまだ右足は外向きで急には直らない。

先日平均台を歩くようにしているなどと偉そうに書
いたものの、全く出来ていなかった。
果たして矯正できるものか。自分が股びらきで歩い
ているのに気づいたのは30代初めだった。
両足だと思っていたのが左足だけ開いていたとは。

幼若のころから右股関節あるいは内転筋などに問
題があり、この傾向が生じているのかもしれない。

年を取って初めて出合う良い事がある一方で、初
めて知る自分の欠点もままある。
足跡がそれとは、非常に象徴的。

春の海 私なりのロコモティブ対応。

2018年2月24日(土曜日)

午後は9度ほどになり、暖かく感じられた昨日、い
つものように柿崎海岸を歩いた。
なぜ柿崎かと言えば、広い砂浜が残っているのと、
砂浜歩きは脚、私の場合右股関節のために良いから
と思っている。
もともと歩行の際、右足を出す時に痛みを感じていた
が、砂浜で敢えて右を大きく振り出して歩いた後には
楽になることが分かった。

関節や筋の痛みは休めるか、使うか(ストレッチやト
レーニング)の判断は原因によって別れる。
私のは加令現象で、休めると固まり、朝方の歩き始
めに痛みを伴うものだった。
それで砂浜では特に右股関節を支える筋と腱を伸ば
すよう意識して歩くようにした。
今の所1800~3000歩(風の有無で変わる)く
らいが、ちょうど合っていると感じている。

いずれにしても、少なくとも数年前には何の問題も無
かったことだった。

 

1
変化のある潮だまりが殺風景な砂浜を楽しくしてくれる。

 

2
波には強弱があり、時折大きな波がやってきて、潮だまり
に海水を補給する。西の方角は日射しによって銀色に輝き、
とてもきれいだった。

 

3
駐車場の東端が雪捨て場になっている。

 

4
どんどん解けていた。

 

さて老人の円滑な動作にはアキレス腱の柔軟さも重要で
あり、室内で十分だが、ストレッチは大切だ。
続ければ初めのころよりも痛み無く伸ばせるようになる。
中腰や前屈も制限されてくるので、屈伸や軽めのスクワ
ットは効果がある(軽いダンベルも役立つ)。
自分の各動作は、20回が過不足ないように感じている。

屋内の歩行はなるべく平均台を歩くように中心を決めて行
い、後ろ向き、斜め向きなどは階段昇降とともに役立つ。
やってみて少しでも痛みを感じる動作は、止めるのではな
く、体がストレッチの必要箇所を教えていると考え、そこ
の強化に取り組むと良いのではないだろうか。

但しいずれも疾患ではない老化を主因と仮定した対応なの
で一概に勧められるものではない。またそれぞれ年令によ
っても工夫が必要だと思われます。
私の場合、目的は少しでも仕事を続けたいのと、庭いじり
やゴルフができれば、ということで行っています。

こうなると自分の年令が問題になりますが、本意ではあり
ませんが、2月1日に76才になりました。

冬の道と除雪。

2018年2月6日(火曜日)

予報をなぞるように昨夜から静かに雪が降って積もった。
昨年11,12月に樹下美術館は3回降雪し、胸騒ぎが
して急いで除雪機を購入した。
海が近いせいか例年雪は多くて40㎝程度で済んでいた
のが、1月半ばからどんどんそれを越えて降る。
朝夕2回の日もあり、仕事場の駐車場の除雪にすでに機
械は何度も活躍している。

IMG_6267
今朝の様子。

昨夜からの雪で道路事情がさらに悪化した。
公の除雪車は通る度に道路両脇に除けた雪を大量に置いて
行くため、ちょっとした路地などは入れなくなることがし
ばしば生じる。

 

IMG_6273
在宅訪問の一コマ。
本日の訪問と往診で二度引き返しを余儀なくされ、最後は
空いている場所を借りて車を置き歩いて伺った。
このような日、救急車はどう対応しているのだろう、問題
があるに違い無い。

平成になってこんなに降った年があっただろうか。

食生活の側面。

2018年1月6日(土曜日)

昨日夜、夕食の写真を一枚載せ、ノートに食生活の事
を書いた。
それが、いざ公開の時にボタンのタッチを間違えたら
しく、一瞬にして記事が消えた。
本日は以下思い出しながら昨日のを書いてみた。

何度か記載したがこの数年、食事は夕食をメインに、
朝、昼はごく簡単にするようになった。
そもそも日中の心身活動は交感神経が、睡眠や消化吸
収は夜間に副交感神経が引き受け、二つの自律神経系
は主として昼夜分業し役割を果たしている。

普段一日2500~3000歩の歩行(一種のストレッ
チを交え)と机仕事が主なので、日中に必要な栄養は
前日夜間に蓄えたもので大方足りると考えている。

IMG_4420
昨夕の鍋。鶏肉団子と野菜の鍋に小一束のラーメン
が入り、およそ850Kcal。これを良く噛み、ニュース
を見ながら4,50分掛けて食べる。

 

そして本日朝食は以下の野菜と果物サラダに牛乳で済ま
せ、昼はクッキーと珈琲を摂った。日中の摂取はせいぜ
い400キロCal前後だが、眠気も無く仕事が出来る。
少々カロリーが少なめだが、クリスマス~正月の10日
間で1,7キロ肥ったのを戻すため、敢えて試みている。
(短期間の1,7キロ増は多少敏感な人が見ればすぐに
分かる)

 

IMG_4431
朝食のサラダと牛乳。私は以前から腎臓機能がすれす
れなのでタンパク質と塩分、カリウムに一定の配慮をし
なければならない。

 

ところで食事は消化器だけでなく、内分泌、脈管、心肺、
さらに神経、脳も参加する全臓器総動員の一大イベント
である。
精一杯交感神経を働かせて仕事をしている日中、出来れ
ば休ませたい副交感神経と消化器に何度も大イベントを
科すのは酷な気がする。

これまで食事後半で心臓発作を起こしたり、時に死亡す
る例を何度かみた。
特に老人では食欲が旺盛となり、元気になった、という
時にこれらのアクシデントに見舞われることがある。

あるいは朝や昼の食後に往々眠くなるのは副交感神経に
過剰な出動要請が掛かり、あわてた身体が「夜」のシス
テムに移行しようとするからであろう。

食事時間と生活パターンについて、かってアンダルシア
で暮らした弟の話が興味深い。
彼の地の人は十分な昼食をゆっくり食べると、店などを一
旦閉じて長々と昼寝をするという。
夕食はお茶とおやつ程度で軽く済ませ、そそくさと再開
した町へと繰り出し、夜遅くまで知人友人とおしゃべりし、
大人は酒も楽しむらしい。

これらは長年、強すぎる昼の太陽熱射を避けるため、一
日に二度の仕事と、二度の睡眠という分割された生活サ
イクルになっでいるのであろう。
自律神経のそれぞれも二つのピークを形成していると考
えられる。

斯く環境あるいは職業に合わせ、生活様式と身体リズム
が形成される。
しかしその中にあって、各自の身体特性と疾病、あるいは
年令により必要なバリエーションを採用することは極めて
重要なことである。
私は夕食メインにしているが、糖代謝の位相に影響しかね
ない爆弾的投下だけは慎むようにしている。

 

文化と名打つ限り食にもデリケートな側面があろう。

 

IMG_4456
午後の晴れ間の上下浜マリンホテル・ハマナス。ほどなく
アラレとともに強風に見舞われた。

本日の仕事収め 牛乳石鹸の匂い。

2017年12月29日(金曜日)

本日で診療所のほうも仕事収めにさせて頂いた。
1年間、病院さんには守備を越える方達をお願いして
大変お世話になった。
看取りでは在宅、施設で7人の方を見送った。
みな深夜か早朝だった。

12月の外来でインフルエンザが増えたが、例年今頃
はまず見ないB型が多くて驚いた。

 

IMG_3738
懐かしい牛乳石鹸。パソコンと記念撮影。

いつも手を洗う所に牛乳石鹸が出ていた。
何かとても懐かしい。
仕事を終えこの石鹸で手を洗った。
良い匂いだった。
その昔の若かりし日、どんな女性が好きかという話
では、多くの人が「石鹸の匂いがする人」と答えた。

牛乳石鹸の匂いはとても良い。

激しく変わるお天気 インフルエンザワクチンが不足しているらしい。

2017年11月15日(水曜日)

11月は半ばとなり、お天気は激しく変るようになった。

 

IMG_2236
昨日の四ツ屋浜で鮮やかに染まった雲。風も無く静かだった。

そして本日は次第に風が強まり、つかの間の晴れ間と雨が激しく交
替した。

2
午後、施設帰りの美術館の庭。

 

3
雨と日射しが激しく交替しまた重なる。

 

4
美術館から東方面に掛かった虹は気まぐれな気象のプレゼント。

午後の在宅回りのころ風雨は強まり、出来るだけ車を玄関に近づけ、
看護師と走ってお宅に飛び込むように三軒を回った。

インフルエンザワクチン接種の真っ最中だが、見知らぬ方がよく受け
に来られる。今期全体にワクチンが足らず、賑わう機関で断られた方
が空いている当院に回られるのかも、と聞いた。

 

半年に三回の健診 68年かかっている野菜。

2017年11月7日(火曜日)

本日午後、来年度就学園児の健診があった。かってこの
年令の園児は、秋の健診として10月に他の年令の園児と
ともに診た。

だが一ヶ月後、もう一度就学前と称してこのたびのように健
診を受け、さらに来年入学すると5月に学校健診がまたあっ
た。

同じ児が半年余に三回もの健診を受けるのである。
丁寧といえば丁寧だが、本当に意味があったのだろうか。

同じ時期に秋期健診と就学前健診、名は違うが内容は同じ。
健診が心身に悪いというわけではないが、さすがに多すぎる
と、学校、保健所に伝え、医師会でも取り上げた。そのせい
か、いつ頃からか年長の園児は秋の健診を止め、およそ一
ヶ月後の就学前健診を行うことで済ませるようになった。

私が当地へ帰った昭和50年から担当した小学校の生徒数
は1000人を越えていた。就学予定者は170~180人いて、
もうお一人の先生と、延々診た。
医師もそうだが、園、親御さん、園児?にも余計だったので
はないだろうか。
こどもたちがちゃんと小児科医にかかるようになったことも大
きい。
私が言ったせいでもあるまい、堅苦しい制度の堅苦しいお役
所が、よく変えてくれたものだと、今にしてつくづく感心してい
る。

 

1
数日大変よく晴れた。明日から崩れる予兆か本日午後の雲。

 

3
さる11月4日、お訪ねした妙高市は大洞原のSさんから帰り際
頂いた白菜。皆さんとお分けしました。一昨日、朝日の中あまり
に美しいので撮りました。お漬け物になるのを待っているところ
です。

 

4
本日夕食は一緒に頂いた大根が出ました。妻の作ですが本当に良
いお味でした。

ご不自由なのに玄関先まで出て見送って頂いたSさん、貴重なお野
菜を美味しく食べています、本当に有り難うございました。形式でなく、
ひたすら実を追求した開拓地の野菜が美味しいのは頷ける。

保育園の健診 雁行。

2017年10月24日(火曜日)

昨日一日中、強い風雨をもたらした台風21号が去った。
強風で家屋が傷み、来院された屋根屋さんは忙しかった
と仰った。

当院では道路に面したガラス戸に物が当たって壊れ、修
理をしてもらった。

台風一過、よく晴れた午後、保育園の検診があった。
以前と違って肥ったお子さんはまずいない。
アトピーや喘息も少なく、あっても軽症だった。
環境と意識が向上しているならとても良いことだ。

1
きれいに魚をこしらえてある。

 

2
ペットボトルを使ったバスケットに松ぼっくりが入っていた。
園児達の工作はリサイクルのアイディアがいっぱい。

自分たちの小学校時代は紙パックもプラスチックも何も無く、
時折きれいなテープや紙など、業者が持ち込んだような材
料が出て来ることがあった。

 

3
雁行。今年は早めに見られている。

雁や白鳥など大型の水鳥たちの鳴き声は心動かされる。
それは幸せそうであり、時にはもの悲しく、秋冬の詩情へ
と誘われる。

今年も色々な鳥たちにお目に掛かりたい。

JCVの取材を受けていた 17年前の新潟日報社。

2017年10月21日(土曜日)

去る10月10日、在宅医療についてJCV(上越ケー
ブルビジョン)の取材を受けた。
来る22日の上越市長選挙に向けた番組で、医療福
祉の課題を取材したいという事だった。

何故私なのかよく分からなかったが、かって1999年
秋、新潟日報の一面で月~金曜日まで「きしむ老い
のささえ」として医療介護の特集シリーズが組まれた。
ある週、自分が取材された。
月曜から五日間、午前の外来と午後の在宅回りに記
者とカメラマンが付いた。

翌年3月、介護保険施行直前に「きしむ老いのささえ」
を中心に、欧州の取材を交えた書物「豊かな年輪 高
齢・少子化の時代に生きる」が新潟日報社から出版さ
れた。

326ページの本には関係者、取材者双方の熱意が
あふれ、いま手に取っても今日的な課題が全て先取り
さた力のこもった一冊になっている。

このたび17年ぶりの取材を受けてると、根底は当時
と変わらないが、一層進んだ高齢化と家庭の介護力
の低下、それに伴った施設介護の急増など、やはり
時代による如何ともしがたい多様化と変貌をあらため
て実感させられた。

このたびの放映は15日だった。

1
「アリとキリギリスではないが」などと言って、老後につ
いて若いうちから考えておくことは良い、と話している。

拙宅にケーブルビジョンの設備がないので美術館のスタッ
フが自宅で放送を撮っていてくれた。
この年でTVに写されるなど、本当に恥ずかしいことだが、
年と共に何を言うかは迷いが無くなってきた。

IMG_0122
101才と間もなく100才になる方のお宅の訪問も取材
された。
ふだん看護師さんには6キロの往診カバンを持っても
らい、患者さんの抱き上げや体位変換、導尿、浣腸、
褥瘡や傷の処置などで色々助けてもらっている。

選挙に関連した番組であり、数分の場面だったが良くま
とめられていたと聞いた。

以下は2000年3月に発行された「豊かな年輪」からです。

 

3
「豊かな年輪」新潟日報社発行。
プロのカメラマンの撮影で、非常に高度な写真になっ
ている。

書物から小生の一部を載せました。

4

 

5
以上17年前当時の回診の一コマ。
介護保険施行前夜の時期であり、寝たきりあるいは
それに近い人を対象に70件ほどの訪問先があり、
看護師さん二人について貰っていた。

当時私は58才、紙面を見た先輩の先生から「おまん、
もう58かね、早いもんだねえ」と言われた。
その先生はすでに亡く、私は当時の先生の年令にな
っている。
高齢者の問題は正に自分のものになった。
書物表題の「豊かな」は今日も重要な課題であろう。

長峰池のトンボとアゲハチョウ 夏の痛風。

2017年7月20日(木曜日)

じりじりと暑い陽が照り続けた日、草が焼け畑でキリギリスの鳴き
声がするのを聞くともう晩夏かと錯覚しそうだった。

休診の午後近くの吉川区は長峰池へトンボを撮りに行った。

IMG_1972
↑駐車場でさっそく出会ったチョウトンボ。背景の緑は水田の色。

IMG_2001
青味を帯びたコフキトンボのオス。

IMG_2006
ギンヤンマ。

IMG_2100
コシアキトンボ。

IMG_2144
ショウジョウトンボ。

IMG_2154
↑アゲハチョウが池のふちの湿った所で吸水する風だった。
フレッシュな感じの蝶は飛んでは戻るを繰り返した。

炎天下の水辺を忙しそうに行き交うトンボたち。
頭が丸い彼らが枯れ草に止まって休む様子は、小さなお坊さんが
瞑想しているようだった。
暑さの中成人で60パーセントもの水分を有する湿って重い私たち
からすれば、トンボやチョウの軽くて乾いた感じは驚異的。

さてこの所の急な暑さで痛風を発症される方がいる。
戸外のきつい運動や労働、大量の発汗、関節へ強い負荷、アルコー
ル摂取、血糖値上昇、血液濃縮などが関係して尿酸値がそう高くな
くても突然発症する。

この時期ビール(アルコール一般)とそのお供の料理(枝豆、もつ
類、干物ほか)はプリン体増加に繋がり、一般の熱中症とともに男性
には痛風にも用心が必要なようだ。

2024年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

▲ このページのTOPへ