食・飲・茶・器

良いお彼岸でした。

2013年3月20日(水曜日)

穏やかな薄曇、今頃らしいといえばそのようなお彼岸の一日でした。

上越に良いところがあると聞いたからという新潟市のカップルさん、二時間以上もゆっくりされましたね。

 

お客様

お近くの青年さん、市内のカップルさん、多くの皆様、丁寧に作品を見て頂き感謝しています。

 

線路母の故郷佐賀県を訪ねたのは昨年の今頃で、お彼岸の連休。思い出深い感傷旅行でした。
ところで樹下美術館の行き帰りによくこの踏切を通ります。ほくほく線と信越線が通過する広い踏切にはいつも旅情が漂っています。(向こうは犀潟駅です)

おはぎ友人ご夫婦からおはぎを頂きました。お二人ともいつも忙しいのに美味しいおはぎでした。

かつて医師会長のころあまりの忙しさに頭がおかしくなりそうでした。
「用事は忙しい人に頼め」か、なるほどなと思いました。

「忙しい人ほどちゃんと作る」
これは本日おはぎを見た妻の感想でした。

午後からお客様の相手をさせて頂いたり、裏の芝生の草取りや、チューリップの植栽、実生で育っている松苗の移植などして暗くなるまで美術館で過ごしました。明日は一転荒れて寒くなるという予報です。
※チューリップは、前年秋に慌ただしく(時には悪天候も)支度するより、春にスーパーで苗を買う方がずっと便利と知りました。

上越市は高田 友ずしさん。

2013年2月24日(日曜日)

三日雪に吹かれた週末の日曜夕刻、高田へ行った。

以前、上越市のぶろぐ「みやっちのひとりごと」さんで寿司屋さんの記事を見ていた。

上越市高田は東本町3丁目の「友ずし」。昔ながらの町内のお寿司屋さんの雰囲気をそのままに、見るからに美味しそうな気配が伝わっていた。

人の良さそうな親方のお顔も引力だった。

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とても美味しくお値段もリーズナブル。町の一角ににこうした昔ながらの店が残るのは本当に貴重なことだ。

 

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しばしば猛烈な地吹雪の夜、帰りは飲まなかった妻が案外平気な顔して運転しました。

 

夕刻、柿崎の海を歩けば  バレンタインお干菓子。

2013年2月14日(木曜日)

晴れ間が多かった日、休診の午後は柿崎の海へ行った。

 

シーグラス
シーグラスを拾って。

 

飛行機雲
夕刻、雲の切れ間に飛行機雲。

 

昨年3月下旬に新潟空港から福岡まで何十年振りにジェット機に乗った。その時の母の故郷を訪ねる一人旅は思い出深い。見上げた飛行機雲で旅が思い出された。

 

「お前も来たのかい」
私が死んだら天国の母はそう言いそうだと思った。シーグラスを拾おうとしゃがんだらメガネに涙が一つぶ落ちた。

 

天国の母は祖先達の食事の仕度に忙しそうにしている。

「これをお食べ」

ちゃぶ台にご飯と味噌汁、生卵と野沢菜が置かれていた。

 

死んだ親のことを考えるのは自分だけの自由時間。

 

バレンタインお干菓子
妻が茶の先生から頂いたお年玉である巳年のお茶碗。
それにまた頂き物のバレンタインのお干菓子を食べた。

 

薄茶に軽々した風味が新鮮だった。

恥ずかしいきっかけ スフレの誕生日ケーキ。

2013年2月13日(水曜日)

前回のノートに体重の事を書き、後からかなり恥じています。しかしこの度のことは本当に恥ずかしいきっかけがあり、我慢をせずに補充いたします。

 

以前ノートに書きましたが昨年10月日6日、えちごくびき野100㎞マラソンがありました。
夕暮れの大潟関門を訪れた際、そこに同じ年の患者さんが運営ボランティアとして参加していました。長く体重だけで血糖コントロールを試みている方です。
近づいて話しかけるとすぐこう仰いました。

「先生も結構出てますね」

 

彼は私のお腹を触ったのです。
ああなんと言うことでしょう、あわてて引っ込めましたが間に合いませんでした。

 

その日の夕刻からこっそり食事を減らしはじめ、11月末、階段昇降とともに妻に宣言して全体として取り組み始めたという次第でした。

 

職業柄、分かり易い見本にならなければ、、、。100キロマラソンの夕刻の一言は恥ずかしくも貴重でした。

 

誕生日ケーキ
「忙しく、遅れてゴメンネ」。本日若い身内から頂いた手作りの誕生日ケーキ。
「おじちゃんの顔だよ」というクッキーが嬉しい。

美味しいふわふわのスフレ、明日はスタッフにも上げよう。

 

さあ、階段、階段。

減量 ソフィーさんの“あわゆきシュトーレン”。

2013年2月10日(日曜日)

年令は若くはならないが、体重を若い頃に戻すことは出来る。

思い立って昨年11月末から食事カロリーを少なくとも10%は減らし、間食を半分以下にした。現実には食べ残しをしながら減らしていった。

また10段ある階段を一回につき2~5回昇降し、現在一日400~500段の昇り降りをしている。胃が小さくなり、階段昇降は増えた。

およそ70日経って58,5㎏の体重が53、5㎏まで減少し、30代の体重に近づいた。小がらな筆者は当時163㎝で体重は52㎏前後だった。この二ヶ月半でBMIが22,6→20,5になり喜んでいる。

 

このことで変わったこと、変わるであろうこととして、

①歩くスピードが早くなった。

②組織の老化ベクトルにいくぶんのブレーキが掛かるはず。

③おなかがへこみ、昔の衣服が着られるようになった。

 

経験上、定年前後からおよそ10年間の比較的若い人が、突然重篤な脳血管障害や心筋梗塞に襲われることがある。。私の先は分からない。しかし遅れぎみながら念のための備えをすることにした。

昔から小太り(例BMI:25-30!)のほうが寿命が長いという発表が時々あります。しかしこれには乗りすぎのリスク、人種の特異性、糖尿病の無視、足腰負担の無視、心肺機能低下の無視、メタボへの反動などを感じます。あるいは長生きしても多く疾病を抱えることが危惧され、筆者はあてにしないことにしています。

近時お腹が空くことを実感でき、ああ昔はこうだったなと懐かしい。午後おなかが空く頃、髙田はソフィーさんの“あわゆきシュトーレン”を食べた。

 

外見
クリスマスに食べるドイツ菓子(パン)シュトーレンが“あわゆきシュトーレン”になった。
味は濃厚、イラストも愛らしい。

切って食べる
賞味期限が3ヶ月とあり、ラップにくるまれて少しずつ熟成する。
およそ週に一度スライスしながら美味しくなるのを試そう。

白い砂糖のコーティングは淡雪そのもの。これは“春待ちシュトーレン”でもあろう。

魚津の雪だるまカマボコ。

2013年1月30日(水曜日)

寒気が緩んでいて雪は降らず足許が楽になった。

 

夕食に魚津産の雪だるまのカマボコ。美味しかったが食べるのに気が引けるほど可愛いい。

 

雪だるまかまぼこ
角瓶のコップが出ていますが、私は氷に炭酸水です。
カマボコはご主人の実家が富山県の方から頂きました。

雪が無い2013年の正月 その食事など。

2013年1月2日(水曜日)

元旦から東京の縁者が髙田に見えているので昨夕の食事をホテルで付き合った。先日“家の食べ物が一番美味しい”と大見得を切った妻も、正月の外食と聞くと嬉しそうにしているので現金だ。

 

驚いたことに、昨夜の髙田はほとんど雪がみられず、海沿いの大潟がずっと多い。

 

相客は心理学の教授。専門分野のほか、旅、酒、料理、音楽、歌舞伎まで実に詳しく、楽しかった。

 

髙田
夕刻6時の髙田。
まもなくこの先に16階建ての建物ができる。髙田はかなり変わる予感がする。

 

ノドグロとハイボールホテルの食事は“のどぐろ”の一夜干しからはじまった。妻と教授は結構飲む。
私はビール少々と、文字鮮やかな山崎のグラスで飲んだハイボール一杯で十分に有り難くなる。

 

 

雑煮
本日2日は朝食なしでお昼に田舎雑煮。 

山里、里山の幸 庭仕事。

2012年12月29日(土曜日)

寒くなって上越市牧区の縁者からジャガイモや里芋、豆などを頂いた。山間の野菜はやや小振りだが実に美味しい。違うでしょう、と妻の言う通り新鮮かつ濃厚な風味は一口食べれば分かる。

サトイモ
旧牧村の里芋。

豆
同じく赤インゲンと思われる豆。

現在ストーブに掛かっている美味しい黒豆は妙高市の方から毎年頂くもの(頂き物ばかりで本当に恐縮しています)。

先月ある患者さんからのお米は驚くべきものだった。何気なくご飯を口に含むと手が止まった。香り滑らかさ弾力、まじまじと見た米は見事な輝きだった。

どこのお米ですか、と次の診察でお尋ねした。実はあまり知らない人からの頂き物なのです、三和村かもしれません、と謎めいたお返事だった。なるほど三和区には「米と酒の謎倉」という食の施設がある、農家が分かればぜひ取ってみたい。

本当に美味しいものは家の食事、とは妻の哲学。自分でも小さな畑を作っている。“どこか美味しいものを食べに行きましょう”と誘われると困るらしい。

今夕の妙高連山
庭仕事の合間に見た今夕の妙高連山。左から妙高山、火打山、焼山。

さて本日午前で今年の診療を終えた。お天気は雲一つ無い晴天。午後3時15分から5時半まで腐葉土と肥料を混ぜた土を作り庭に撒いた。慣れない仕事で一時右腕が挙がらなくなり、夕食で握った箸の小指が戻らなくなった。

ここへ来て一転、暖冬を思わせる気配。冬本番はこれから、果たしてどうなるだろう。

デンマークの器 オラランティのお菓子 冬を工夫して。

2012年12月26日(水曜日)

クリスマス寒波と予報されていたが、幸い本日寒さのわりに雪はさほどでなかった。

 

冬の本番はこれから。しかし春を待つだけでは人生が短くなってしまうような気がする。貴重な人生、それなりに何かと意欲をもって過ごしたいと思う。

 

スタンド本日のR8沿い大潟区潟町にある同級生のGS&メンテ工場。

 

カップとお菓子寒い夜、デンマークの器が二つ。フルーツケーキでお茶を飲んだ。
左がプレゼントされた器。
美味しいフルーツケーキは南高田のオラランティさん。

 

随分昔の事、デンマークに留学されていた医師が当方を訪ねて来られた。お出ししたカップをご覧になると、なつかしいなあ、と仰った。その後残念なことにニケあった一つを割ってしまった。

 

その医師の奥様が今年から美術館の庭を手伝ってくださる。器を壊したことをお聞きになったと、ご夫婦からクリスマスの器が届けられた。

 

平和の国の品らしくゆったりして肌は雪よりも白く、デザインはまことに愛らしい。

鍵善良房のお干菓子 森橋丈明さんのお茶碗。

2012年12月18日(火曜日)

幾分恥ずかしくも、「館長のノート」には「頂き物」というカテゴリーが必要かもしれません。

 

新潟市のお茶人から京都みやげ鍵善良房(かぎぜんよしふさ)の干菓子をいただいていた。格調の包装を開けると「おちょま」と名付けられた愛らしくも味濃い和三盆(わさんぼん:日本古来の砂糖、あるいは砂糖菓子)が出てきた。

 

お菓子良房のお干菓子。

 

お茶とお菓子おちょまをお伴に、上越市の陶芸家・森橋丈明さんの白釉茶碗でお茶を頂いた。
明瞭なカイラギが浮き出た立派な筒茶碗だった。
純白は冬の透明感、お茶の緑が遠い春を想わせる。

 

おちょま: おちょぼ口と云うように小さく可愛いの意味があるらしい。祇園では舞妓さんの見習いを「おちょま」と云うとも。
小さな半鐘型のテッペンに赤い点があしらわれている。雑誌BRUTUSの「おみやげグランプリ」干菓子の部でグランプリに輝いている。
カイラギ:焼き物の厚いうわぐすりがかもし出すでこぼこのまだら模様。
筒茶碗:筒型の深めの抹茶茶碗。保温を考えて冬を中心に用いられる。

 

この森橋さんのお茶碗を来年のカフェにお出しする予定です。

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