食・飲・茶・器

お年寄りたちの畑、山の畑浜の畑。

2018年7月30日(月曜日)

上越市は西南、牧区の縁者から野菜が届いた。
元気なお年寄り夫婦が営む山の畑で採れる野菜は力がこもっ
ていてとても美味しい。

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色々なものを加えて複雑に調理せずとも味濃く体に優しい。

ところで患者さんたちの畑は砂地の所が多く、この暑さでひど
く焼ける。
菜園が家に隣接するほど近ければ十分に水やりが出来、何とか
収穫が出来ている。
しかるにかなり遠くの人もいて、その人達は一輪車などで水を
運ぶが焼け石に水のようだ。
そんな畑のおばあさんが仰った。
「いくら水をやってもほんの上っ面だけ、ナスもキュウリももう
駄目です。
家族は手伝ってくれませんし、こうなれば私が食べるトマト一本
だけ残して水をやることにしました。それなら何とかなるでしょ
う」。

笑いながらどこかほっとしたお顔だった。

食べなかったと書いたらうなぎが届いた 夏野菜。

2018年7月21日(土曜日)

昨日書いたうなぎの事など知らない若い親族が、浜松
へ行った来たと言ってうなぎを持参してくれた。
世の中便利になったとは言え、かなりびっくりした。

1

 

2
丑の日明けのうなぎ、ご馳走様でした。
野菜とともに美味しく頂きました。

 

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今年の夏野菜は順調に始まっている。
この後、長い暑さの影響がなければ良いが。

庭の雑草取りと撒水をするとすぐにシャツが一面に透けるほど
汗だくになった。

傍らで芝も刈って頂き、散髪したように庭がすっきりした。
26日からの夏の特別展「堀川紀夫 展 夏庭のテンセグリティ」
が目の前に近づいた。
ぜひとも多くの方にご覧になって頂きたいと願っています。

食卓に春の野山の恵み。

2018年5月1日(火曜日)

年取って皆様から何かと頂き物をするようになった。
今夕妻は色々頂戴した山菜を料理してずらりと食卓に
並べた。

時間をかけて心ゆくまで皆様のお気持ちと野山の幸を
味わった。

 

1

 

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3

 

4
おしなべて塩気は控えられているようです。

残った分は後日の昼食にも回される事でしょう。

今年は野も庭も足が速い。

2018年4月26日(木曜日)

今冬、上越市北部の当地は何度もドカ雪に見舞われ、
豪雪の趣きだった。
それで3月15日の今年度開館には除雪作業を覚悟し
ていた。
しかるに3月上旬に大風が吹くと雪は手品の如く消え、
無雪で開館を迎える事が出来た。

以後、クリスマスローズで始まった庭は春の椿、イチ
ゲ、ヒトリシズカ、水仙、ハクモクレン、桜、チューリ
ップ、ジューンベリー、ミツバツツジと花が移り、現在
八重咲きイチリンソウ、アメリカハナミズキ、二種のス
ミレ、キバナホウチャクソウ、一部でクレマチス、エビ
ネ類が咲き、今やスズランまで始まろうとしている。

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もっと見ていたかった可憐な黄花カタクリ。

 

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慎ましいヤシオツツジの落花。
咲き残っている花たちもあるが、花の足はあたかもコマ落
としフィルムの如く早く、あまりのことにめまいがしそう
だ、かってこんなことがあっただろうか。

 

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本日ご近所の方から山菜を頂戴した。
例年ながら見事な山の幸。今年は一週間から十日ほど早い
と仰った。

日は長くなり、閉館して一時間余、ホームセンターで求めた
キキョウの苗を二つ植え、発育が停まっているクリスマスロ
ーズ6株を掘り、土を作った軟らかな場所に移植した。

これだけの事だがこの季節、野や田畑で仕事をする人が如
何に喜んで出向くか、分かるような気がする。
終われば腰は痛むが月が昇っているのである。

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いっとき賑わった午後の樹下美術館。

明日は開花か美術館の桜 SAKURAというワイン。

2018年3月30日(金曜日)

春に三日の晴れ無し、という言葉があるそうだが、当地
では昨日ちらりと降った程度で、連日晴天が続いている。
今後の週間予報もずらりと晴マークが並び、こんな年は
珍しい。

樹下美術館には箒桜(ほうきざくら)が一本、ソメイヨ
シノが二本、ヤマザクラが10本ほどあり、シーズンが
始まりだした。

 

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樹下美術館で1番に開花する箒桜が咲き始めた。

 

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南裏のベンチの桜も待ちきれない感じになっている。

 

 

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本日知人から頂いたSAKURAという美しいラベル
のワイン。ブドウはシラー100%。
「ウインダウリ」というオーストラリアのワイナリーと
いうことだった。
夕食に開けて飲んだところ、弱い私が美味しくて、
どんどん飲めそうな気がした。

 

スズメが帰ってきた 美味しい弟の豚肉 自ら命を絶った人の苦しみとは。

2018年3月9日(金曜日)

スズメが軒下にやってくるようになった。雪が消え、
ぺアも成立しつつあるのだろう。
軒下でチュンチュンさえずる声は、厳しかった冬を越
えて迎えた春の喜びが感じられる。

以下に、本日仕事場から見えた土手のスズメたち。

1
スズメたちは枯れ草の土手にうまく同化している。
この写真に何羽がいるかわかるでしょうか。

 

2
簡単だったと思いますが、5羽いると思います。
写している時はよくわかりませんでしたが、モニターを拡
大して数えました。(写真を大きくしてご覧下さい)

本日は夕食に弟から届いた豚がソテーされ、、熱いオニ
オングラタンスープとともにテーブルに並んだ。


3
弟の丹精による豚は絶品。

 

さて、本日政治がらみの事情が原因ではないかといわ
れる国家公務員の自殺があった。
一生懸命勉強し、国のために尽くそうと志を燃やしたで
あろ人が道半ばで自ら命を散らす。
本当に痛ましい。
上層の事情で追い詰められたのなら何と理不尽なこと
であろう。
生きていられないほどの苦しい立場とは、どんなものな
のだろう、恐ろしい世界だ。

魚のアラ料理。

2018年2月26日(月曜日)

アラ料理は美味しい。
大抵は子供のころ煮物が苦手だったと思うが、私も親や
年寄りがそれを喜ぶのを不思議な目で見ていた。

ところがアラ煮だけは別で、箸を運んだ。
骨から直に味が滲みているので、子供にも美味しかった。
アラ汁も同様に美味しかった。

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本日の鯛のあら煮。

ところで魚一匹から頭部分は一個しかとれない。
大家族だった子供時代では、多分上等な頭は父親と祖母
が独占し、子供と母は一生懸命背骨などをひっくり返し、
身を探しては食べていたことだろう。

今、核家族化して頭半分を心ゆくまで食べられるのは、長
生きと、何かそれなりのおまけみたいなもの、に思われる。

免状拝受の茶会 春の夕の海。

2018年2月25日(日曜日)

本日、長年の稽古によって茶道裏千家の准教授免
状を戴いた方達が師を招いてお礼の茶会をされた。
不肖私も参席させて頂いた。
お炭の後に食事、お茶は続き薄茶の流れで進められ
た。

1
白酒には桃の花びらが散らされていた。

2
手まり寿司は大潟区土底浜は都寿司さんのお世話。

3
解良正敏さんの三彩の器に漬け物。

4
お菓子は上越市黒井「さかづめ」さんの引千切り。

 

5
何とも滑らかだった濃茶。

7
春を飲む趣がした薄茶。

 

床は「春入千林所々鶯」の一行書から椿とトサミズキの
蕾へと変った。

雑木が混じる庭の雪は50㎝ほどに縮まったのか、陽光
色を増し、雪解けの雨だれがずっと聞こえていた。
暖かな窯の湯気、桃、鶯、さわらび、春風、おひな様な
ど春の趣向に包まれて上気するのを覚えた。

温かな先生の眼差しと、お弟子さんの一生懸命さが一番
のご馳走だった。

本日お茶と厨房に精魂こめられたお二人様、お目出度う
ございました。そして本当にお疲れ様でした。個々隅々
楽しませて頂き、有り難うございました。

 

8
お茶を終えて今日も海へ行った。おぼろ風な夕陽が波と
遊ぶのを飽かず眺めた。

 

暖かかった日 空腹の鳥たち フードロス。

2018年2月10日(土曜日)

気温が10度を少し越えた本日、雪消えが進んでいた。
午後の海は柿崎を40分ほど歩いた。

海を離れ、新-柿線の周囲で鳥を探した。

1
海は穏やかだったが、時折強い波が来てはこの様に砂浜
に上がってくる。

2
おすのキジが道路を横切った。

3
道路で餌をあさっていたホオジロ。

4
水田の鳥マガンが舗装した農道に集まっているとは、と
ても驚いた。近くに農場の作業所があり、そこの人が鳥
の空腹を見かねて飼料などを撒いたものか。

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白鳥の群がじっとしていた。

6
電柱はタカたちに人気がある。可愛い目のこの鳥はチョウ
ゲンボウでしょうか、私にはノスリなどと区別が付きませ
ん。この距離なら飛び立ってもいいのに、じっとしていま
した。

8
道路に近づこうとして立ち止まったキジの雌。

水田も野も林も深い雪に被われてしまい、鳥たちは餌を
探せず困っている。
空腹の彼らが地面が露われている道路や家の周囲に向か
おうとするのは仕方がないことだ。
おしなべて動作や反応が鈍く感じられたり、細く見えたり
するのも食べていないからであろう。

一方で、売れ残った恵方巻きを前に、もうこんなことは止
めよう、と言った業者の呟きは色々な意味で聴くに値する。

諸事情により、ピント外れが多くて申し分けありません。
キジは直近でしたので、かなりピントが合いました。全てコ
ンパクトデジカメ(いつものパワーショット)でした。

あのトキはどこに居るのでしょうか。

冬の食卓

2018年1月21日(日曜日)

タイトルに叶うほどではないが夕食などに、ああ冬だ
な、と感じる献立が時にある。

本日はフキノトウの天ぷらが出た。樹下美術館の南
の土手から採れた。現在雪が全く無くなっているの
で簡単に採れたらしい。
夏が近づくと蕗を採って食べる。

 

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右の碗はけんちん汁、向こうはメギスと豆腐の天ぷら。
汁は少し頂いた後なので減ってしまいました。

先日は魚の煮付だった。冬は煮物が似合うと思う。

 

180118メバル煮付け
アイナメメバルとカブ。赤っぽい色調に青い野菜を見る
と絵を描いてみたくなる。だが色々やることがあって中
々絵筆が執れない。

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