明け暮れ 我が家 お出かけ
雨だったが楽しかったゴルフ。
朝から寒かった日曜日、同業のゴルフがあった。
妙高サンシャインゴルフ倶楽部は冷たい雨がずっと降
った。
11人が参加し、コンディションは悪かったものの、パー
トナーに恵まれて楽しかった。
スコアはともかく70才以上のA氏が優勝し氏よりも1年
上の拙生は準優勝だった。
ずぶ濡れになり、用意した雨用のウエアがちぐはぐで、
撥水も効かず少々苦労した。
帰宅してから一昨年用意した上等?でピッタリのウエア
が見つかり、来年はそれを着て何度でも雨中のゴルフ
をしてみたい。
桜が見事なこのコースは落ち葉も美しい。
帰りに売店で求めたマグネットのボールマーカ-。
中郷区のゆるキャラ「さとまる」が可愛い。
同区の縄文土器と桜をデザインしたという。
もっと休みを、はブーメラン?
はや8月も下旬、学童の夏休みもわずか、宿題はどうなっ
ているのだろう、人ごとながら心配してしまう。
かっての自分の夏休みを思うと、一生懸命遊びながらふと
宿題が気になっては残りの日数を数えていた記憶が蘇る。
今でも休みの過ごし方が上手く行かないような気がしてい
る。
何かしらいつも用事が溜まっていて、それをするのが休日、
いやいや用事など忘れてのんびり過ごせばいい、とせめぎ
合う。
現実の正月やお盆には5,6日休みを取らせて頂いている
が、図録などの宿題から逃れられなかった。
図録だけではない、重症者を抱えたままの休みというのも
ままあった。
いずれにしても、自分には休みが足りていないと思っている。
だが待てよ、では一家の主婦という人はどうなのか。
週末、盆暮れ、、、むしろ忙しいのでは。
休みは自分または男だけのものではなかろう。
ブーメラン、批判不満をぶつけるとそれが自分に跳ね返って
くる、という現象語が流行って?いる。
もっと休みを、はブーメランなのか。
佐渡島って人が住んでいるの? 石田三成 鬼平犯科帳 仙台育英の長谷川投手 平富の料理 ポルケッタ・ボーノ・モルト ラ・ペントラッチャ。
世の中には変わった家族がいて、そんな一家と昨日食
事をした。
行きの車で佐渡の話になった。
「え!佐渡って人が住んでいるの?」と一家の中学生の
妹が言った。
順徳天皇が佐渡島に流されたのは習ったけど、いま佐
渡に人が住んでるなんて習ってない、というのだ。
「そんなこと言ったら佐渡の人に怒られるよ」
「いいよいいよ、Fちゃんは天然だから」
周りの誰かがフォローする。
その妹はいま小栗旬に夢中だ。
一家の家にはテレビはあるが一切放送番組を見ない。
何十年来見るのはビデオ、DVDだけで、現在「天地人」を
全巻見終わった所だという。
そこで石田三成を演じている小栗旬が好きになったらしい。
「そんな役者知らないと言ったら本当に馬鹿にされたよ」と
父親が嘆く。
父親とはこの度宮城県から来訪した私の弟だ。
彼は何十年も前一時期スペインで暮らし、その後イタリア
へも行った。
私と違って昔から猛烈に食にこだわる。
スペインでは豚を、イタリアでは鶏を研究し、宮城県でそれ
らの生産を仕事にしている。
昨夜イタリア料理の「ラ・ペントラッチャ」へ一家を誘った。
食事が始まると地元の仙台育英が勝った知らせが入った。
中高生の姉妹はハイタッチをして喜んだ。、育英の長谷川
投手が特に好き、と姉が言う。
なぜなら、一家はDVDの鬼平犯科帳が大好きで、中村吉右
衛門演ずる鬼平の苗字が長谷川だから余計好き、ということ
だった。
鬼平犯科帳といえば、しばしば劇中登場する「平富」の料理、
わけても鯉の皮の酢の物にうす焼き玉子の千切りと針生姜
をあしらった料理などは本当に美味そうだ、日本料理も素晴
らしいと父親。
テナガエビの生パスタなど次々美味しく食しながら弟は店員
をからかい食や仕事への情熱を促す。
オーナーも弟に興味を持ったのか、品のたびに顔を出し、な
にやらイタリア語を交えて話をする。
「ポルケッタ、ボーノ、モルト!」と突然弟が口走ったのは以下
の料理の時だった。
ポルケッタはローストした豚肉。
香辛料や香草が巧みに仕込まれ非常に濃厚な肉料理。
弟は口にするなり、しばらく黙りこみ涙を浮かべた。
「ポルケッタ、ボーノ、モルト!」
オーナーが厨房のスタッフ達に大声で叫んだ。
スタッフも声を上げて応えた。
ああこういう世界のために弟は苦労してきたんだ、幸せ
ではないのか、とこちらも目頭が熱くなった。
それから二本目のワインを飲んだ。
ラベルに買い付け主のオーナーの名が入ったワイン。
イタリアの土と情熱が高く香った逸品。
これをかけると余計おいしいもんね、と姉妹はデザートの
アイスクリームとジェラードにバルサミコ酢を一杯掛けて
食べた。
弟はポルケッタを一切れ残し、オーナが来ると持って帰って
もいいか、と尋ねて包んでもらった。
ああそれにしても我が佐渡島を無人島とは。
この家族は料理上手な奥さん以外みな天然で、時代遅れ
で、のどかで真剣だ。
熊本からの人。
昨日今日の雨ゆえ、まだ梅雨?と錯覚するお天気だっ
た本日8月13日、熊本市から医師ご夫婦が訪ねて下さっ
た。
ご主人は大学時代の1年先輩、互いに軟式テニス部に所
属した。
人柄が明るくストレート、話しやすさもあって親しくして頂い
た。
当時の若く狭い了見ながら、九州、広島,高知などの人
達が有する気の置けない率直さが好きで、その方面の同
級先輩と親しくさせてもらった。
西国へのシンパシーは自分の母が佐賀の人間だった事
が多分にあるように思われる。
本日お訪ね頂いた先輩とは50年振りだった。
きっかけは、先般の熊本地震直後、こしひかり60キロを
届けた事だった。
先方は高齢者福祉施設併設の医療機関だったため、パン
ではなく米飯やかゆが必需食で、喫緊の不足物資だったと
いう。
当時病院へは一般の方達も大勢避難され、米は有り難かっ
た、と何度も仰った。
肥後もっこすと称されるように熊本の人は一本気で情に厚い
県民性があるという。
この度もかねてから支援のお礼と言って遠くから訪ねて来
られた。
本日樹下美術館で熱心に展示を見、カフェと庭を喜び、灰
色の日本海に感激し、雨中の濠の蓮と三重櫓に目を留め、
長養館の料理と「吟田川(ちびたがわ)」と「かたふね」を絶
賛された。
50年振りの出会いも、互いがそれなりに健康に気遣い、何と
か生きながらえた因果の一つと振り返られる。
普段禁じていたお酒を美味しく飲み、来年は是非熊本と、手を
握ってお別れした。
雲ふたつ 幸あれJ・M君。
雲が盛んに形を変え、昼近くの往診で31度はあった。
そんな日の昼、東方に見える米山で奇妙な雲をみた。
上越市大潟区は朝日池の向こうに米山、その右上方にほぼ垂直に
伸びている不自然な感じの細い雲が目を引いた。
拡大して写真。気象はそう不安定でもなく竜巻ではなさそうだ。
上下二つの大きな雲の間にかかった飛行機雲かもしれないと考えた。
午後の美術館上空に現れた高積雲(ひつじ雲)は秋の空を思わせる。
このような雲はすぐに層雲などとなって消えてしまうらしい。
なるほど20分後には、鮮やかに見えていた羊たちはすっかり消えて
いた。
さて22年前17才のニュージーランドの高校生が柿崎のA氏宅へ交換
学生としてステイし、1年間吉川高校へ通った。
剣道も学びよく頑張り、私どもの所へも数ヶ月ステイした。
頸北や日本の家庭が気に入り、その後日本を中心に祖国と往き来し
ながら環境や防災の分野で研究、活躍した。
このたび久し振りに訪ねて来て、祖国で本格的な仕事をするため挨拶
と言って寄ってくれ、お寿司屋さんで食事した。
自然の申し子のような真面目さの中にユーモアを解する好青年。
J・M君の前途に大いなる成功と幸を祈らずにはいられなかった。
妙高高原のゴルフ場にイワガラミ 夕暮れの庭で花の声を聞いてみる。
ゴルフに行った。
成績はともかく本日は特に、ゴルフは自分にとって検診か
体力測定に似た面があるように感じた。
スコアは54,48、カートで回ったが歩数は16000歩を越え、
そこそこの運動となり、なにより同業の皆さんと話が出来る
ので心癒やされた。
さて妙高高原のゴルフ場の林間に自生するヤマアジサイを見
かけ、以下の様な花を初めて目にした。
イワガラミ。イワカガミではなくガラミ。
大きな額アジサイに似た白い花を沢山つけつる状になって
杉の木に高く巻き付いている。
見た目の通りアジサイ科の植物だという。
植物の多様性は驚くばかりだ。
イワガラミの拡大。よく似た花にツルアジサイがあるらしい。
これはアジサイ同様に萼片が4枚、一方イワガラミは1枚だ。
フジもそうだが巻き付かれてこんなに沢山花を咲かせられて
は樹も大変だろう。
からみながら20㍍近くも上って行くくらしい。
(以上の写真はスマホでした)
さて無事に帰ってみると美術館は昨日同様賑わったという。
終了してから雑草取りをして、水を欲しがっている草花に撒
水した。
半ばぼんやり撒いていると耳元で私に話しかけてくる声が聞
こえた。
〝ねえ、私たちもそのうちに終わるのでしょう?〟
〝楽しいのでもっと咲いていたいです〟
〝出来れば来年も咲きたいのです〟
声を掛けたのはテッポウユリで、花はすぐ耳もとにあった、
「ご心配は良くわかります。一つだけいいですか、やはり花の
命は短くて苦しきことのみ多いのですか」と、
今度は私が聞いてみた。
すると一番姉さんか母親のユリが
〝シー、みんな黙って、余計な事を話してはなりません〟
と言い、ユリたちは静かになってしまった。
背の低いテッポウユリが終わり、今背が高い花が咲き誇っ
ている。
数日間雨が止んでいたのでどれも皆生き生きとしている。
何も考えないで喜んで咲くだけで良いでしょう、ということなの
か。
「では記念写真を撮りましょう」ということで園内を回った。
ユリに混じって強い香を放っていたクチナシ。
私もしっかり撮ってね、と言っている。、
夕暮れの庭は風が止み花が話をしながら香り、鳥も加わるの
でとても良い。
昨日金沢へ行き懐かしい大和で買い物をした 本日はI氏の花束。
2012年秋に減量を始めて以来当時よりも6キロは減って推移し
ている。
大昔の服が着られるようにはなったものの、多くは幾分ブカブカ
した感じを否めなかった。
せめて人前で着る一着くらいは新調しようということで、新潟や長
野、あるいは金沢か東京のデパートを考えたが、大和に行ってみ
たいと思うようになり、金沢に決めて昨日午後出かけた。
13:17に上越妙高駅のはくたかで往き、17:20には帰ってきた。
黒部川は下流でも清流。新幹線は遮壁が多く風景を楽しめない
が、一瞬だが川だけは何とか見える。
10分ほど時間が余ったので金沢港口(旧西口)を眺めた。
ここから港までは近いということ、いつか行ってみたい。
ああ懐かしい大和の買い物袋。
上越大和の開店は昭和50年7月。
まさに自分が東京から当地へ帰った時だった。
一軒のデパートが希望の星のように写り、開店記念
に齋藤三郎の個展が開催された。
だが平成22年4月、惜しまれながら34年の営業を終了。
年を取ったが私は大和を超えて何とか仕事をしている。
7年が経ってその店は香林坊でとてもきれいになっていた。
一階のフロアは甘い香水の匂いで一杯だった。
金沢で再会した大和はとても懐かしかった。
その昔、上越大和の紳士服売り場で式服やスーツをあ
つらえたことがあったが、メーカーのものはトロージャン。
今回の売り場もトロージャンで上越時代と同じ店だった。
上越大和のことを話すると、想像以上に喜んでくださり、
値を引いてくれた。
このたびは、
13:17に上越妙高駅のはくたかで往き、17:20には帰ってき
た。
時間が無く大和のある香林坊は遠いのでタクシーを使い、デパ
ートだけの時間しかなかった。
金沢のタクシードライバーさんは新潟と違って声が大きく元気
が良い。
〝金沢といっても実際は小さな街なので、新幹線で賑やかにな
ったが、観光客はみな歩く。
年寄りは100円の巡回バスに乗るので、タクシーはそれほど忙
しくなったわけではない。
また金沢でも家族や若者は車で郊外の大型店に行くため、観
光以外は伸びていない〟などと休み無く話して貰った。
街は人が多くきれいで、まるで銀座か渋谷にでもいる錯覚を覚
えたが、恩恵にムラがあるとは考えてもみなかった。
さて本日6月18日は日曜日でその夕刻、10周年お目出度うご
ざいます、と言ってI氏が花束を持って見えた。
5周年の時も花束を頂いた氏は専業の畑農家。
その昔一緒にヨットに乗り佐渡にクルージングをしたり、レースに
参加した。
強くて敏捷、クルーはどんな時もスキッパーだった氏を信頼して
いた。
体を酷使しているはずだが、私より一回り若い氏はにこやかでス
マートなままだ。
閉館まで一緒にお茶を飲んだ。
「次は15年ですね」とI氏。
「そうだね、本当に有り難う」と私。
糸魚川でゴルフがあった 6月の庭 宮里藍選手。
同業のゴルフがあり糸魚川へ行った。15名で参加して
104の成績はハンディのお陰で6番目。
20才ころから始めたゴルフは、その昔は80で回るなどして
何度か優勝した。
だが現在100を切れず、特にパッティングが駄目になったが、
戸外でボールを打ちながら半日を過ごすのは貴重で楽しい。
駒ヶ岳を見るのに帰路寄り道した。右方の雨飾山の上部は雲
の中だった。
このように迫力ある山に囲まれた暮らしとはどんなものだろう、
平坦な自宅周囲で過ごす自分にはまるで外国のように見える。
夕刻のニュースは今季で引退を発表した宮里藍選手の国内最
後?のツアー終了を報じていた。
試合終了後のインタビューではインタビュアーの男性が泣き
出すシーンがみられている。
宮里選手は沖縄の小さな村の出身。仙台の高校へ進学、高校
選手権2連覇、高校生でプロ入り、国内では通算15勝、米国で9
勝、ヨーロッパで2勝という偉業を誇っている。
とても小柄なのに技術は勿論、強靱なメンタルの持ち主だったに
ちがいない。
マナーも抜群で如何なる時も不快な表情を見せなかったといい、
頭が良いのだろういつも明瞭な言葉で語っていた。
後輩ばかりではなく先輩からも称賛や尊敬を集めるという選手(
人間)はそうそういるものではない。
去る人はまた美しい。
華やかなウエアばやりの昨今、本日のテレビの通り静かな服装
が多かったし、アクセサリーはいつも可愛くチャーミングだった。
引退発表後のダンロップトーナメント最終日、バーディを取った
1stホールの様子。
「子供に見せるならこの人」、あの解説者森口祐子プロが明言し
ている。
庭仕事は楽しい チェット・ベーカーの曲はお掃除に合う歌だった。
昼休み美術館に行くとお客様が途切れていて二人のスタッフ
が芝生で雑草取りをしていた。
昨日の私のノートを見て、雑草取りに精出してたようだった。
時々庭仕事のことを掲載すると、それを読んだスタッフが続
きを行ってくれたり、範囲を広げてくれて助かるこことがある。
庭造りは一人でおこなうと没頭できて、それはそれ良いので
あるが、同じ思いの人が加わると元気と能率の次元が全く上
がって楽しくなる。。
そもそも庭の管理は美術館の展示以上に手が掛かる。一人
で行うのと二人では効果が全く違う。
中々思い通りにできないことだが、倒れそうな花に予め支柱
でささえ、終わった花は早めにつみ取りお礼肥を施す。他を
を被うほど旺盛なものは処理して日射しを作ってやり、栄養を
奪う雑草は徹底して取る。
樹木の足許の雑草やひこばえは取り去り、足許や幹をきれ
いに見せるようにする。
夏に向かって芝の撒水のほか、半日の日射でくっだりする花
も出て来るので気が抜けない。
張り合いある庭仕事は大好きであり、出来れば朝から晩まで、
夜も電気を点けてでもやりたいくらい自分の性に合っている。
20年以上も前、夜の庭でスコップを持ってうろうろしていたら
通報され、パトカーが来て職務質問をされたことが二回あっ
た。
さて以下のチェット・ベーカーの曲はが学生時代によく聞いた。
テンポの良い軽めのジャズで、当時聴いた人が「これはお掃
除の時のハタキ掛けで聞くとはかどりそうですね]、と言ったこ
とがあった。
That Old Feeling
〝昨日貴方をひさしぶりに見て目と目が合い、突然なつかし
さがこみ上げ、心臓がとまりそうになった。
昔のあこがれの灯火が消えていないのだから、新たな恋など
生まれる訳はやはり無いんだ〟と歌っているようです。
歌が庭仕事に合うかどうか、わかりませんが、10年ほど前、あ
る若いお医者さんご夫婦の新居にお呼ばれした時、、奥さんが
これいいでしょ、と言って突然チェット・べーカーを掛けた時、少
々びっくりした。
芝生は雑草に妥協したら終わり 見事な夕焼け 奇跡を気にしないで生きている。
昨日から今朝へかけて雨降りとなり、作物や草木の恵みになった。
例年草木にも増して芝生の善し悪しが気になる。
遠目は青々としているが、近くで見ると随所にムラを生じている。
昨年も同じ事を感じ、目土をしたり肥料をくれたり苦労をした。
張り替えるなどとなったら大金が掛かると考えられ、出来るだけ現行で
粘りたいところ。
昨日の雨を幸いとして、本日肥料を含むという目土を買って弱りを生じ
ている部分を中心に撒いて撒水した。
それから午後休診の時間を使ってツヅジなど花が終わった木にハイポ
ネックスをくべてこれも撒水。
その後、この雨で芝に似た浅黄色の雑草が急にはびこった場所がある
ので、一本一本抜くという方法で処理をした。
始める前はいやけがさすような眺めだったが、まだ根が浅く摘まむとよく
取れた。
500、600と引き抜いたことだろう。苦労だが芝生への雑草は妥協した
ら終わりという観念がある。芝生を維持するとなったら、大事にならない
よう早めの手入れは絶対に必要になる。
そうこうしているときれいな夕焼けが始まっていた。
ほくほく線の下りが18時50分ころ近くの頸城区の田を走るので、それを
撮ろうと向かった。
たまたま自分が生まれのが小さな星の地球で、それは奇跡的に大気と水を
生じていた。
美しい夕暮れがあるのも、それに出会う自分がいるのも出来事としては信じ
難い偶然が積み重ねられた奇跡。
だが普段そのような奇跡のことなど忘れて暮らし、年取れば何か恐れおののく
ようになるかと思えば、大してピンと来ていないとは全くもって情けない。
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