花鳥・庭・生き物
静かな実力、雪に埋もれたヘレボルス・ニゲル(クリスマスローズ)。
去る1月13日に記載した雪中のクリスマスローズ。
その後先日の寒波で雪に埋もれ、まったく見えなくなっていた。
本日40㎝ほどの雪をスコップで掘ると再び姿を現した。
花は全くしおれることなく元気で、さらに赤味を帯びていた。
雪の中から掘り出した本日のクリスマスローズ(ヘレボルス・ニゲル)。
蕾からおよそふた月、開花して一ヶ月、
ヘレボルス・ニゲルというクリスマスローズは雪の中でも頑張る。
私から見れば頑張るだが、
この花は自然にしているだけなのでは。
一段と赤くなり、ひとり見頃を続けている。
寒中、植物の静かな実力を見させてもらっている。
再び上越市三和区へ 喫茶去や風巻神社 雪中梅。
風雪の合間となった本日土曜日午後、
家内を誘って先日たまたま訪ねた上越市三和区へ行った。
山裾を望むと黒い樹林と明るい樹林に分かれている
黒い部分は杉で明るい部分は雑木であろう。
三和区の上杉地区は上物の杉が採れるため上杉と呼ばれたと、
聞いたことがある。
さて本日寄ったカフェ喫茶去の通りは昔訪ねた京都近郊の山に
かかる道にどこか似ている。
県道43号線を山麓に向かって突き当たり、
合流する13号線を左折、間もなく左側にある。
2013年8月にGACKT氏が突然訪問した伝説の店だ。
二度目の喫茶去で頂いた珈琲とアップルパイ。
お菓子に密かなシナモンが香り、珈琲ともども大変美味しかった。
喫茶去の後、近くの風巻神社へ。
社殿へ新雪の石段は150段ほどあり少々きつい。
杉木立から社殿を望む。
山間の境内は神さぶ清らかさが漂う。
強く柏手(かしわで)を打つと一瞬木々にこだまする。
社殿前で雪をかぶる狛犬。
頭を冷やしているせいか一段と強い邪気払いの様相。
前回の訪問から密かに桃源郷と呼んでいる山高津地区の池。
本日妙高山は見えなかった。
一帯は蔵が多い。
蔵本体と屋根の間に隙間(矢印)が設けられている。
帰路、三和区の塔ノ輪は銘酒「雪中梅」の丸山酒造。
ここからそのまま国道253号線へ。
県道新井ー柿崎線に出て右折、その先森本を左折。
頸城区で畑中のロウ梅に出会う。
雪の中非常に甘い香りを放っていて、「雪中梅」はここへ繋がっていた。
およそ三時間、近隣ながら良い場所が色々あって楽しめる。
長くなりました。
雪中で頑張る「ヘレボルス・ニゲル」というクリスマスローズ。
昨年11月末から蕾を膨らませ、
12月には開花した一株のクリスマスローズ。
ほかのほとんどが眠っている中で一人咲いている。
暖冬のせいもあろうが、そもそも原種に近い性質を持った株らしい。
原種とはニゲル(正式にはヘレボルス・ニゲル)と呼ばれていた花で、
ヨーロッパが原産、それも北海道、樺太級の緯度の生まれのようである。
開花期も12月前後で、寒さに強いわけだ。
さて昨日からの雪が15㎝ほど積もった。
かってこの花に雪や風を案じて袋を被せようとしたが、止めていた。
本日7、8個の花を雪面から顔を出して頑張っていた。
開花して一月半が経った。
傷みが出始めているが全体は自然な感じ。
あたりの雪を少し掻くと中からいくつかが顔を出した。
同じニゲルでも当庭のものは殆どが2、3月に開花し始める。
上掲のように本来の性質通り早く咲くのはこれまで経験がない。
もしかしたら昨年求めた株の最初の花かもしれない。
袋を被せたり心配したが、雪の中でも傷まずにいる。
むしろ雪の中の方が暖かくて風も当たらず、問題ないのか。
本日の樹下美術館です。
屋根の雪がカフェの所に集中して落ちるのです。
そこだけ板囲いをしています。
花ひと株でも色々心配しなければならない。
穏やかな一日だった。
今日から診療も冬休み、1月は5日まで休ませて貰うことにした。
文字通りの休みとは思われないが、出来ればという感じだ。
本日三人の方から電話の相談があった。
今のところ上越市にインフルエンザは見られず、
休みのの安穏を祈るばかりだ。
さて空の方は予報よりも良く、雪も降らず穏やかで、夕方には眩しい陽が射した。
たびたび掲載していたクリスマスローズの袋を本日外した。
一日でも多く穏やかな日であったほしい。
ちらつく雪、クリスマスローズに袋。
雪がちらつき2~3℃まで下がったが積もるほどではなかった日曜日。
何度か掲載している一株のクリスマスローズが寒空の下、閉館の庭で満開になっている。
春ならどんなにいいことだろう、しかしこれから雪が舞う庭では辛い。
花は雪や寒風にとても弱い。
いつどかっと降り出すかもしれぬ昨今、本日袋を被せた。
さて終わって見ればいかにも奇妙な感じがする。
また余計なことをしないでほしい、と花が言っているようでもある。
一応本日はこうして、明日たいして降らなければ袋を外そう。
袋は雪が積もり出してからでも良いかもしれない。
様子を見ればいいのか手を加えるべきか、日常でしばしば出会う問題だ。
人にも花にもそれぞれ都合や訳があり、悩ましい。
ただ痛ましさはだけは何とか回避しなければならない。
クリスマスシーズンのクリスマスローズ。
暮迫る樹下美術館にぽつんぽつんと今年最後と仰るお客様が見える。
本日午後のカフェは賑やかなご家族が寄って行かれた。
一緒におしゃべりをしているとこれが本当の忘年会かな、と心温まる。
窓外の庭に先日来お書きしていた一株の白いクリスマスローズが満開に向かって咲いている。
どうしたわけか5,60株のうちたった一株。
花の名の通りクリスマスシーズンに咲いた花は、遠目にも目立ち大変貴重だ。
もう区別が付かなくなってしまったが、昨年買った株かもしれない。
どこか暖かな土地で育ち、暖冬の雪国で故郷を思い出して咲き始めたのか。
人に旅路があるように旅する花もあるのだろう。
明後日辺りから寒波に見舞われるらしい。
降り始めたらビニール袋などを掛けて保護してみよう。
悪天候の雲 昨日のバラは、、、。
本日日中は降ることも無かったが風が吹き、夕刻から一段と荒れ、強い風雨に見舞われた。
夕刻16:03頃、在宅回りの帰路で見た雲。
濃い陰影があり立ち上がっているように見える。
間もなく日が暮れたがより強く吹き雨が始まった。
2012年10月30日の同じような時刻に現れた立ち上がるような雲。
数分後、一帯は激しい雨風に襲われた。
本日の雲を見て思い出した。
明日以後さらに冬型が強まり気温もぐっと下がるらしい。
さて昨日哀れみをもって見たバラは本日昼すでに見えなかった。
強風によっていっそう哀れな姿になり見かねた妻が切った、という。
出来れば私が切りたかったが、植えたのは妻だから仕方がない。
冬バラが散っていた 花の別れ。
風もなく暖かな火曜日、上越市高田の最高気温が17度とは。
そんな日の庭で、
拙詩)
昨日見たバラの下に花びらがぱらぱらと散っていた
風も無いのに思わぬ暖かさのせいで散ったのだろう
花は突然の別れに呆然としていた
花びらは花よ、花は花びらよ、と呼び合うようだった
風よ吹くな
雨よ降るな
雪よ積もるな
別れても懐かしめ
夕刻から雨が降り出した。
午後のひととき残りの芝に土と肥料を撒いて全て済んだ。
撒いたものを雨が押したり流したり馴染ませてくれていると思う。
昨日はお友達、今日はご主人 冬の庭に二つのローズ。
時折薄日が射した曇りがちの一日はそう寒くは無かった。
昼食後、庭に居ると次のように仰ったご夫婦と出会った。
〝昨日友達に初めて連れてきてもらい、良かったので今日主人を連れてきました〟
樹下美術館はこのようなお客様が時々いらっしゃいます。
一方でお一人の方は一人ゆえお似合いになる冬の樹下美術館。
以下は現在12月の空の下で咲いているわずかの花です。
数ヶ月早く一株だけ開花しているクリスマスローズの花がさらに大きくなりつつあります。
花ではありませんが以下のヤブコウジの実がいっそう赤くなりました。
白鳥の群は道路に近づいていた。
予報通り日中は暖かく晴れた。
午前にお会いした方は、久し振りに晴れたので何から始めたらよいか分からない、と仰った。
畑の大根獲り、銀行、庭掃除、見舞い、雪囲い、大掃除、、、。
お歳暮や年賀状も始まるし12月は特別に忙しい。
そんな日の午後福祉施設の回診の後、昨日の白鳥の場所へ寄った。
同じ場所に昨日と同じくらいの群がいたが、全体に道路の近くに移動している。
道路は広く舗装され、車が次々に通るが、群は悠々としていた。
いくら眺めても飽きないが、いつまでも居るわけにはいかない。
水を張ったしずかな田んぼでくつろいだ様子。
写真では見えないが、左の乾いた田で多くの白鳥が餌を食べている。
食べ終わると水のある方へ来るようだ。
歩いているのではなく、片足立ちをして休んでいる。
時々交互に足を上げて温めたり休めたりするらしい。
水しぶきを上げて着水してきた白鳥。
コハクチョウといえどもとても大きく感じられる。
明日はもう冬型に戻り悪天候に見舞われるらしい。
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