花鳥・庭・生き物

春雨の樹下美術館。

2016年3月19日(土曜日)

日中降り続いた春雨の日。
雨は花のつぼみと木々の芽に優しく注ぎ、つがいとなって
里に下りた雀たちは雨の中で餌を探し巣作りを始めている。

この日、地元の方々のほか新潟市から二組のお客様が
寄ってくださった。

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↑沈丁花が香る一角でトサミズキの黄色い蕾が膨らむ。

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↑雨中カフェの芝生で餌を探す雀はつがいに見えた。
美術館の軒下に出入りする雀もいて、巣作りが始っているようだ。

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ブログをご覧になっていると仰った新潟市のご家族さんの器。
左は裏千家茶道を稽古している小学六年生の男子生徒さん、
真ん中はお父さん、右端はお母さんがそれぞれ選ばれた器。

静かな雨の土曜日、ご来館くださった皆様有り難うございました。

3ヶ月半がんばったクリスマスローズ。

2016年3月12日(土曜日)

当欄で何回も書かせて頂いたクリスマスローズ、ニゲル。
最初の記載が11月30日だったので本日で約3ヶ月半
が経った。

実は花はまだ付いているが、もう咲いているとはいい難い
姿になった。

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↑何度も雪をかぶって頑張った花はシミだらけになった。
切った方が良かったかもしれないが、開館の15日を一
緒に迎えたいと思うようになった。

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↑去る2月10日、雪の中から掘った。

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↑昨年12月27日、雪を迎えてどうしようかと思案した。

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11月30日、この株だけ蕾を点けて開花に向かった。

さてほかのクリスマスローズの蕾が膨らみ、一部はすでに
満開を迎えています。

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樹下美術館で春一番に咲くクリスマスローズはほかの
花が無いのでとても目立ちます。
しかし庭で育てて20年経ちましたが、いまだに難しく、
まだまだ工夫が必要です。

そもそも簡単な花など無いようで、オオイヌフグリやヒメ
オドリコソウなど野の花でも、大繁殖の後数年でほかの
草花に替わられていることもありますね。

開館が近づいて花たちも忙しくなりそうです。

ようやく暖かくなった日 ツグミと美術館。

2016年3月4日(金曜日)

3月に入ったものの、待っていた春とはこんなに寒い
のかと不平を言いたくなるような日が続いていた。
それが本日暖かくなった。

昼休みに先日来庭で行っている苔を矧ぐ作業を行った。
手強いスギゴケが大方終わり、容易に剥げるハエゴケ
を残すだけとなった。

手を休めると傍にりツグミが来ていた。

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シベリア方面から秋に来て日本で冬を越すというツグミ。
普段から人との距離が案外近く感じられる鳥だ。
冬を越えたのに姿もきれいで何事も無かったような顔をし
ていた。

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今日の陽に暖まっている樹下美術館。
今年の準備はいつもより順調に感じる。

残雪の庭で土いじり。

2016年2月27日(土曜日)

一昨日の雪が少々残っている庭。
午後から先日来苔を剥がしている場所に土を入れ、
一部にスズランを15芽ほど植えた。

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黒い部分が苔を剥いで土を入れた場所。
手前の一部薄い色の所にスズランを植えた。
元々ここはアヤメとスズランの場所だが、苔の進出で
全体に勢いがそがれていた。
それで苔を剥がし肥料を混ぜた土を足している状況。
浅知恵で行っているので上手く行くかどうか分からない。

妻は敷石に進出してきている芝を切る作業を行った。
草刈り鎌で石に沿って切り、伸びた芝を剥がしていく。

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手前の部分のように10㎝ほど芝が敷石に掛かって
いる。
放置しておくと一昨年のように石と石の溝に溜まる
砂を伝って反対側まで芝が延び、石を被い始める。
本日鋏の代わりに鎌を使ってみると大いにはかど
った。

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お終いに水を撒いたところ。

明日雨さえ降らなければ続きを行ってみたい。

苔を剥ぐという庭仕事 寒風の庭のお茶、前線通過。

2016年2月21日(日曜日)

植えたり、撒いたり、除草したり、掘ったり、囲ったり、
庭仕事は色々。
そんな中、一昨年から苔を剥ぐことが加わった。
石や樹木だけの庭なら苔は風情として欠かせない。
だが草花の場所では栄養を奪うのでとても歓迎できない。

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昨日の作業前の様子。

樹下美術館の苔はハイゴケとスギゴケの二種類ある。
ハイゴケはふわっと生えていてるので取りやすいが、
スギゴケは一筋縄には行かない。
小さくとも一本一本に細い根があり、深く入りしっかり
土を掴んでいる。

園芸用スコップではとても駄目で、今年は小型のシャベ
ルを水平に使って突っつき、土ごと剥がした。

 

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昨日に次ぐ作業を終えて。
スズランやアヤメの場所で、昨日本日の計3時間位
で半分まできた。

 

3
終るころ寒風を避け、美術館の裏手でお茶。

 

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夕方の美術館と雲。カフェの雪囲いはまだ外せない。

 

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たちまち変わった近くの水田の空。、
黒い雲が近づくと急に風雨が襲い、
7℃の外気温が一挙に4℃まで下がった。

さて春はそう簡単には来てくれない。
一方で、一旦来たならどんどん行ってしまう。
そんな春のために、お客さんを思いながら寒
中地味な庭仕事を続けるのは案外楽しい。

強い風と気温上昇で雪が消えた。

2016年2月14日(日曜日)

風は強かったが暖かく、午後の気温は10℃を越えていた。
午後3時近くに雨が上がった。
暖かさで美術館の雪は一日にして殆ど消えている。
ヘレボルスニゲルの花は全容を現していた。

 

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そもそもクリスマスローズは花期が長い。
3月15日の開館まで何らかの姿を保つかも知れない。

庭はほかに沢山クリスマスローズがある。
蕾を膨らませていたり、完全に開花している花もあった。
 
 
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卵型の蕾がじっと春を待っている。

 

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もうすぐ開こうという蕾。

 

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こんなに開いていた株もあった。

 

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南側の土手から採れたフキノトウ。

やせ気味の場所の土を掘り肥料をくべた。
もうすぐ春、開館まであとひと月となった。

ますます赤いクリスマスローズ(ヘレボルスニゲル)。

2016年2月10日(水曜日)

少し解けては少し降るを繰り返す今年の雪。
何度も登場しているクリスマスローズ「ヘレボルスニゲル」は
本日一部を残して再び雪に埋もれていた。

1

 

雪をどけるとほっこりと顔を出した。

2
前回よりもさらに赤味を増している。

 

3
1月6日、雪を心配して袋を被せようとした日の花。
一ヶ月以上経ってもしおれず、色だけ別の花のように変わった。

傷まないのは花の強さもあるが、雪の中の冷たさと風からも守られて
いるせいもあるのか。

雪の中でひとり咲き続けるクリスマスローズ。
こうして度々皆さんに見て頂き喜んでいるかもしれません。

待っていた晴れの日 白鳥。

2016年2月8日(月曜日)

予報通りよく晴れた一日。
前回晴れたのがいつがったか思い出せないほど久し振り
の青い空。

昼休みに白鳥を撮ろとうと近隣の吉川区長峰へ行くと群が
いた。

いつぞや見たのと同じような場所だった。

 

1

 

2
飛来するコハクチョウ。
黒い水かきのアクセントが映える。

 

3
マガンも混じって思い思いにお天気を楽しむ様子。

こうしてみると鳥がいなかったらどれだけ自然は殺風景なこと
だろう。
好天は今日一日らしいが春は近づいている。

前回2月6日に「小春日」を用いましたが、秋の言葉でしたので
訂正させて頂きました。

 

2月生まれ 全国トップになった新潟県のインフルエンザ 冬鳥。 

2016年2月4日(木曜日)

仕事場の上越市大潟区は一帯でも例年雪が少ない
地域。
今年は少し降っては止み、解けてまた降るを繰り返し、
周辺より多いという話も聞く。

最高4,5℃、最低は-2℃前後でやはり2月は厳しい。
自分は満州の奉天(現瀋陽)でこの月に生まれている。
この時期、寒かったであろう満州のもうもうたる湯気の
産湯を時に想像してみている。

さて当地でインフルエンザが猛威を振るい始めた。
直近の国立感染症研究所の発表で新潟県が
全国トップの届け出率になった。
当院でも高校生~大人を中心に増えている。

インフルエンザでよく耳にするのは、かかったら
十分栄養を摂って、のフレーズ。

だが発熱中は食欲が減退するし、無理に食べると胃腸に
負担をかけ、嘔吐や下痢による体力消耗のリスクを負う。
速やかな回復の為にはむしろ湯茶を飲み軽めの食事が
推奨される。

アトリの群1

アトリの群2
上掲の2枚は先日樹下美術館の近くで見たアトリ(のようです)の群。
シベリア方面から渡ってくるらしいが、
みな元気そうであり、厳冬に大きな群を支える食べ物があるとは不思
議だ。

本当に美味しい食べ物は一人で食べて幸せを感じることが出来る 雪の柿崎海岸。

2016年1月30日(土曜日)

昨夜来降った湿った雪が一段落した今昼
隣市の孫たちと美術館のすぐ近くで昼食を一緒した。

広い店内は満席でサラダは既に出払っていた。
私はラーメンとミニカツドンのセット。
小食にしているので全部は食べきれない。

食べ物屋さんが増えて競争が激しい為どこも美味しい。
そもそも食事はだれと食べるかで美味しさが変わる。
しかし本当に美味しいものは一人で食べるといっそう分かる。
むかし新潟市の用事の後、よく一人で市内のラーメンを食べた。
簡素だが美味しい店があり、食後の幸福感は忘れがたい。

さて本日再びヘレボルス・ニゲルは雪に埋もれていた。

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花びらの一部だけが覗いている。

 

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手で掻き出すといっそう赤々と現れた。
雪の日に「ただいま!」と言って帰ってくる元気な子供のようだ。
このパワーはどこからくるのだろう。

 

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食事のあと雪の柿崎海岸を歩いた。

 

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静寂の浜辺は異次元的で心身浄化作用がある。

 

3月15日(火曜日)の開館に向けて準備がはじまった。

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