花鳥・庭・生き物

秋色の植物と雲。

2016年10月18日(火曜日)

このところ気温が上がり日によって魅し暑さが感じらる。
秋が深まり、多摩ナンバーや静岡、新潟など遠くからの
訪れが時々見られて感謝を禁じ得ない。

 

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濃淡色々あるノコンギクの中で今年のこの株の紫はひときわ
明るい。

 

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カシワバアジサイの紅葉。
夏の間、長く花をつけた後、今度は早くから紅葉し、色を深め
つつ秋の終わりまで楽しませてくれる。
カシワバアジサイは自然に振る舞っているはずだが、「大人」、
「玄人」などプロフェッションの印象がある。

 

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トクサに紛れるリンドウ。
何度か取り上げたリンドウは、もとは遠くに植えたのに、そこから
離れてここのほかもう一カ所に集まるようになった。
ジャンプする花、リンドウ、似た話を最近知人からも聞いた。

 

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昨日の空に畳(たたみ)雲?
秋のむら雲はひつじ雲、うろこ雲、いわし雲など色々ある。
昨日の空は一時、長方形を思わせる形状のむら雲で、「畳雲」と
呼んでみたくなるような部分があった。

トクサの除草。

2016年10月11日(火曜日)

冷え込む日が多くなり、熱い夏が遠く去ったのが実感される。
もう10月半ばにかかるのだから当然だが、やはり早すぎる。

さて庭のトクサは遠目に涼しく見えるが、足許は相当雑草に
まみれている。
それで昨日、先日手を付け場所の除草を試みた。

1
除草前の様子。メヒシバ、チチコグサ、カヤツリソウ、カタバミ、
それに隣から芝も進入している。

2
踏み込みにくいところはトクサを抜いて足場にして除草。
小一時間、半分未満ほど処理できた。
向う側、やや日当たりの少ない所にリンドウが沢山生えている。

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リンドウの場所は踏まないようにしなければならない。
それを避けて除草するのは大変そう。

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ちなみに今年7月のトクサ。

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ちなみに2009年、7年前の9月、トクサはまだちょっぴりだった。
過ぎた日の様子をすっかり忘れていた。

庭は手を掛ければ旺盛に成長し、サボれば荒れる。
幸い自分は庭仕事が好きなので何とか形になっている。
出来ればもっと手を掛けてやりたい。

昼下がりの昆虫たち。

2016年10月7日(金曜日)

台風去った昨日は雨だったが、本日は爽やかに晴れた。
猛烈な風雨ですっかり庭から失われた女郎蜘蛛の巣。

昼休みの仕事場の玄関でジョロウクモが天井から巣を
張ろとしている所に出会った。
どこから入ったのか、嵐から避難して来たらしいが、こんな
場所で巣を張っている場合ではない。

1
↑糸は写っていないが巣を張っているところ。

2
靴べらに巻き取り、庭に移すつもり。

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庭ではほかの蜘蛛がすでに大きな巣を再建している。

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↑巻き取った蜘蛛を庭のバラの枝に移した。
良い場所なので急いで巣を作って欲しい。

5
↑すると、そばのキンカンの木にクロアゲハがやって来た。
木の周囲を飛びながら産卵していたが、近接する蜘蛛の巣に
に止まり、臆する風もなく隙間から木の葉に卵を産み付けた。
間もなく飛び去ったが、柑橘系の木を探し次々と産卵している
ように見えた。
一カ所に全てを産卵するより、分散させる方がトータルでリス
クを減らせることになろう。(中々鮮明に撮れませんでした)

6
↑美術館のリンドウにクマバチが入って吸蜜。

7
↑落ち葉に混じるコオロギ、今夜の演奏場所を探しているのか。

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↑並んではいても家族や友人ではなそうだ。
トンボたちは今日の日向ぼっこを覚えているだろうか。

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↑気の向くまま秋に身を任せるトンボ。

短時間に何種類かの昆虫に出会った。
彼らのバリエーションぶりには本当に感心させられる。
コオロギは鳴くが蜘蛛や蝶やトンボは何も言わない。

台風が残した工芸品のような小鳥の巣。

2016年10月6日(木曜日)

二日にわたって台風18号の新潟県上陸の事をごちゃご
ちゃと書いたが、結局佐渡沖で温帯低気圧に変わってい
た。

昨夜遅くから吹いた風は猛烈だったが数時間でピークを
越え、眠ることが出来た。

本日の樹下美術館は閑散で、スタッフは晴れ間を見なが
ら庭掃除を繰り返したらしい。

そんな庭で鳥の巣が見つかっていた。

161006落ちた巣
落ちていた巣はとても良く作ってあった。
内側の長径が8㎝ほどの楕円形で小さい印象を受けた。
中心部は焼いたような細い草の根を使い、外側に向かっ
て太めの巣材(主に草木の根)になり、周囲に綿が沢山
織り込まれていた。

清潔を大事にする小鳥たちとはいえ、焼けた草の根は消
毒済みと同じであり、綿の暖房といい賢い仕事ぶり。
特別と思える巣材はどこで見つけてきたのだろう。

丁寧で綿密な作りはあたかも工芸品を思わせ、まるでモ
ダンな抹茶茶碗のようだ。
こんな巣でふ化し育てられたヒナは幸せに違いない。

多くの鳥は毎年新たな巣を作るという。
何という鳥だろう、職人気質を窺わせるこの鳥にはぜひ来
年もここで営巣してもらいたい。

良く晴れた10月最初の日曜日。

2016年10月2日(日曜日)

10月最初の日曜日の日中は気持ち良く晴れた。
午後やや遅くカフェに寄り、身辺や近隣にカメラを向けた。

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↑晴れ間を見て急いで仕上げたのか、女郎蜘蛛の真新しい巣が
見られた。
角度によって美しく光る。

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先日記載した時は沢山いたクロアゲハ(多分)の幼虫が二匹だけ
残っていた。
近くでサナギになったのか、心配した金柑は丸坊主を免れたようだ。

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↑秋の日射しが爽やかだったカフェ。

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↑赤とんぼが沢山見られ、これからもっと増えるのが楽しみ。

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↑コスモスはまだ初々しい。

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↑最後の刈り入れに忙しいコンバイン。

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↑暮れなずむ高架線を行くほくほく線電車。

昨日長袖、本日半袖とめまぐるしい気象に、衣服を出したり引っ
込めたり。
大きな台風がこちらを向いていて、明後日あたりから当地も影
響を受けそうだ。

初めての皆様、ご常連の方々、ご来館に感謝いたしてます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

女子ゴルフ4大メジャー競技会の一つ、権威ある日本女子オープ
ンゴルフ選手権競技でアマチュアの選手が年間億の賞金を稼ぐよ
うなプロたち抑えて優勝した。
本選手権史上初のことが、わずか17才の高校生によって成し遂げ
られた。

アマチュア、若者、恐るべし。

それぞれの9月下旬。

2016年9月27日(火曜日)

雨降りの多い9月、昨日は良く晴れ本日はまあまあで、気温は30度
ほどに上がり終日蒸し暑かった。

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↑昼過ぎの四ツ屋浜の雲は爽やかだった。

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↑仕事場の庭にあるキンカンにクロアゲハと思われる幼虫が
沢山いた。
食欲が旺盛で、見ているうちに葉っぱの半分くらいを食べてしまう。
サナギとなり冬を越すため、沢山食べるのだろう。
一昨年、アゲハ蝶を呼ぶために植えたような木なので仕方がないが、
丸坊主にされるかもしれない。

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↑カフェのガラスにとり付いて中を見ているようなコカマキリ。
スタッフが、あと何回もない秋の芝刈りをしている。

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↑厳しかった夏を越えてシュウメイギクがひっそり咲き始めた。

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↑咲き始めて二ヶ月経つが、勢い続けている木槿(ムクゲ)。
先日の西王母のブログを見たという男性が、今年の木槿は
ほかの場所でも賑やかなようです、と仰った。

あと二ヶ月も経てば雪が舞い始めるはずだが、私と違ってあたり
の自然は焦りもなく、一種悠然と移ろっている。

早くも咲き始めた椿、西王母(せいおうぼ)。

2016年9月18日(日曜日)

樹下美術館玄関向かって左の植栽に西王母という種類の椿が
ある。
この場所はもともと大きな松があり、それが突然枯れたため4年
前の秋にモミジとヒメシャラと一緒に西王母を植えた。

ある程度育てられた椿を購入して植栽した場合、新天地に馴染
まないのか管理が悪いのか、数年間は樹勢が弱まるように思わ
れる。

今年、この西王母は葉と枝とも勢いがよみがえり、蕾も沢山つき、
例年より一ヶ月も早く咲き始めた。
今年の気象が合っていたのかもしれない。

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↑蕾がふくよかな西王母。

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西王母は中国の道教上の言い伝えにある最高位の
女仙(女神)であり、不老長寿の桃を有していたという。
当椿ははその桃を思わせることから名付けられたらしい。

例年季節風や雪で花が傷めつけられる事を考えれば、穏やかな
今頃から咲くのは花ともに喜ばしい。
ちなみにこの木を植えたときの記事は、“樹を植える”です。
以下は今夕の様子ですが、間もなく4年、一角のボリュームが随
分膨らみました。

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西王母の周りはハクモクレン、アオハダ、モミジ、ナツツバキ、
アオダモ、ライラックなどです。
わずか四年ですが、もとからあった雑木類(落葉広葉樹)の成
長の早さにも驚かされます。

ススキに降る銀の光 太陽のトマト。

2016年9月11日(日曜日)

およそ陽が射したが、人により時間によって暑さ涼しさ
が異なった一日。

庭に薄(ススキ)が二株あって、カフェから左に見える
ヤハズススキはようやく穂が開いたが、西の奥にある
イトススキはも少し先と思われる。

ヤハズススキ

拙歌)
秋風に揺れる薄の若き穂に 降り射す光の銀の色かな

160910石田氏からのトマト
昔ヨットでお世話になったI氏が育てたトマトを頂いた。
見事というほかない。

拙句)
太陽のトマトとなりて並びたり ”

蓄音機でSPレコード 皆様のお陰で庭が辛い夏を越た。

2016年9月8日(木曜日)

予報通りに雨降った本日木曜日、水曜日に替っ
て本日午後、特別養護老人ホームの出務があっ
た。
一昨日は一時間もかかる歯科検診、昨日は公的
な産業保険の仕事が入ったりで珍しく連日午後が
忙しかった。

その本日特養を終えた美術館にSPレコードを携え
て友人夫婦が来られた。
カフェの蓄音機を回して古き上質な音楽に包まれる
うち、いつしか2時間半が経った。

IMG_6967 - コピー
モネ人形も雨も、窓に付いた虫も、やって来たハ
クセキレイもみなで聴いたSPレコード。

雨の庭を見ながら、メンデルスゾーンの無言歌か
ら二曲、若きメニューインによるバッハのヴァイオ
リンソナタなど全部で7,8曲を心ゆくまで聴かせて
もらった。
最後にはなんと1945~50年頃のフランクシナトラ
の「デイ・バイ・デイ」ほかがかかって心弾んだ。
当時のシナトラは声が甘く柔らかで女性に大変な
人気があった。
当然モテモテで、エヴァ・ガードナーとの結婚も
まったく致し方ない事だった。

庭のお手伝いをして下さるお客様のお陰で辛い夏を
無事越えるめどが付いた。
また男性スタッフの芝刈りで最後の美しさの時期を
迎えることも出来る。

間もなく秋の庭仕事の時期になる。

樹下美術館は鳥とともに平和であれ。

2016年9月3日(土曜日)

本日土曜午後閉館までの2時間はずっと私一人だった。
美術館で本を読んだり鳥をみたり散水をして過ごした。

秋は鳥が賑やかになるので楽しみであり、スタッフの
言葉どおり最近の水盤も賑やかになりつつある。

 

1
若鳥のように見えた雀とシジュウカラ。

 

2
ヒヨドリ。
この時期二羽でいる鳥は「つがい」とは限らない。
今年生まれの兄弟姉妹の可能性は大いにあろう。

 

3
ノバトは「つがい」かもしれない。
先日4羽のノバトを畑で見たが、およそ行動は二羽ずつだった。
仲睦まじいこの鳥は早くから「つがい」になるようだ。

 

4
春以来、懐かしいコムクドリがの訪れ。
口ばしの色が薄いので今年生まれた若鳥であろう。
それにしてもいったい何処に巣があったのだろう。

 

6
ガラス窓のすぐそばまで来たハクセキレイ。

多様性は創造と平和の根源。
当館に鳥たちが来るのはここに幾ばくかの創造性と平和な
雰囲気が漂うからだろうか。

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