花鳥・庭・生き物

間もなく開館の樹下美術館 カモメを見に再度柿崎へ。

2017年2月19日(日曜日)

お天気なのでどこか出ましょうという事で、美術館の庭を巡り、
田んぼを走り、柿崎海岸へといつものコースを回った。

170219美術館
カフェの前に雪が集中している本日の樹下美術館。

IMG_3023
何度かお伝えしているクリスマスローズ。
開館にうまく咲くようなタイミングのようです。

さて柿崎海岸です。
昨日カモメとウミネコおよびセグロカモメのことを書きました。
本日はそれを確かめてみようということで出かけた次第です。

オオセグロカモメ又はセグロカモメ
さっそく1羽が居ました。丸囲いのくちばしと足の様子からセグロ
カモメまたはオオセグロカモメのようでした。

くちばし
拡大した下のくちばし先端に赤い部分がある。

足
足が薄いピンク(肌色)。

ところで近くに居たグループはくちばしと足の色が上掲の個
体と異なっていました。

ウミネコ
翼の色は良く似ていましたが、くちばしと足に違いがあります。

ウミネコのくちばし
くちばし先端の上下に黒と赤の模様が見られる。
最初の鳥より眼(表情)が優しい印象。

ウミネコの足
足は薄黄色。
これらくちばし先端の赤黒模様、黄色の足から、この
グループは「ウミネコ」であると思われました。

前後二者の相違はわかりましたが、前者のくちばしと
足の特徴はセグロカモメとオオセグロカモメに共通して
いるという事です。
両者の区別は翼とくちばしの斑点の濃淡などで、オ
オセグロカモメの翼は黒に近いほど濃いといいます。

本日の鳥のグレーの翼はやや薄く感じられ、セグロカ
モメだったのかもしれません。

サイズはオオセグロカモメ、セグロカモメとも同じくらい、
ウミネコと「カモメ」はそれよりやや小さいということ。
今日は結局「カモメ」を見ることが出来ませんでした。
いずれ出会うことを楽しみにしたいと思います。

ことろでこのような事が何の役に立つのか、判然としま
せんが、認知症の予防?あるいは海へ行くことがより
楽しくなるのではないか、と思いました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて今年の開館まであと三週間ほどになり、思った通
りの早さで冬期休館が終わろうとしています。
今年の予定が決まっていますので、数日中にお知ら
せ出来る予定です。

かように呑気にさせて頂けるのは私的で小規模な施設
のお陰ではないか、と都合よく解釈致させて頂いている
次第です。(もたもたしていて大変申し分けありません)。

本日のカモメ?は詳しくはウミネコ。

2017年2月18日(土曜日)

昨日雨、本日曇りから夜になって雪模様、8時半に往診
で出たときは激しく吹雪いていた。
外気は気温1度だったので、今夜は積もるかもしれない。

さて昼に少しの晴れ間が見えて柿崎海岸へ。

_MG_1766
右のカモメが上を向いて「ミュー、ミュー」と盛んに鳴く。
鳴いているのはメスらしく、オスへの求愛や餌をねだる
時の行動らしい。

お年寄りたちが群に餌を与えていた後なので、餌をね
だっているらしい。オスらしい方はやや大きく、餌を多く
取ったのか。

2
これは別の一組。春を前につがいを形成する時期になっ
たのかもしれない、二羽で穏やかにしていた。

みな同じように見えるが、つがいになるのは何が決め手
なのだろう。カモメはメスが積極的なようであり、ルックス
などではなく、おねだりに良く応えるオスを選ぶのか。

ところで私のノートでは本日のような鳥をみなカモメと書い
ていましたが、掲載しました二組とも詳しくは「ウミネコ」の
ようです。
当地でいわゆるカモメとしてみられている海鳥は主に「カモ
メ」と「ウミネコ」および「オオセグロカモメ」の三種だそうです。
くちばし、足、眼の虹彩などで区別されるようです。

遠目でわかりにくくとも、予め区別を知って見ればある程
度見分けが出来るようです。
ちなみに過去の記事のものも詳しくはウミネコでした。
(くちばしの先端が黒くかつ赤い斑点があるなど)

ウミネコやオオセグロカモメは冬鳥だということ、海が荒れ
るようになると多くのカモメに出会う訳が分かりました。

幸せな朝日池のカモ 柿崎海岸の波。

2017年2月16日(木曜日)

よく晴れて日中は雲一つ見当たらなかった。

午後休診日で寄った朝日池はカモが賑やかで、マガモ
の中にオナガガモが混じっていた。

 

カモの群
皆で陽が射す方を向いている壮観な風景。
いつ食事をするのだろう、すっかり優雅にしている。

 

オナガガモ
緑の頭部がマガモの雄、全体に茶色がメス。手前の白黒で
尾が長い個体はオナガガモ。

水鳥たちの良い所は同種で優劣や個性を競わず、異種同士
も自然にしていることだ。
「自己責任」などと偉そうな事を言う者も居ないので、幸せで
あり、その平和な情景も魅力だ。
本日朝日池には兵庫県や東京都のナンバーなどが見られた。
ゆっくり観察される老人ご夫婦も遠方の方だった。

_MG_1655
柿崎海岸は静かで、赤や金の夕陽を浴びるしぶきが美しかった。

強い寒波が来るらしい 庭にクリスマスローズ ノスリに翼。

2017年2月9日(木曜日)

本日のニュースは明日以後の数日間に予想される強い寒
波を伝えていた。

既に西日本や近畿内陸の雪の映像は雪国のそれと全く同じ
だった。
「災害級」という言葉も使われていたが、そうならないことを
祈るばかりだ。

1
本日の樹下美術館。カフェの雪囲いの下にちょっぴり雪が残
っている。例年、常緑のトクサは雪による倒伏を避けて短くカット
しているが、今年はやや長めにしてみた。青々としていて気持ち
が良い眺めになっている。

2
落ち葉の中からクリスマスローズ-の蕾が四つ顔を出している。
落ち葉によく似ていますが、分かるでしょうか。

3
こちらのクリスマスローズには20ケも蕾が。あと一月ちょ
っとで開館、きっとこの花も見頃になっていることでしょう。

そして昼の農道でノスリが飛び立つ所に出会った。

IMG_2592
残念ながら足の部分がアングルから外れてしまいました。
翼長は1㍍を越えるでしょう、なんとも見事な翼です。

先日孫達と朝日池に行った折、間近に白鳥を見て一人が
鳥になってみたいと言った。
また本日宮城の弟が電話をしてきて、珍しく鳥の話をした。
鳥類、わけても渡りをするような大型の鳥には人を惹きつ
ける特別な存在感と迫力がある。

雁のねぐら立ち 朝日池のバードウォッチャー。

2017年1月29日(日曜日)

昨日孫一家と夜明け前に朝日池に集合して、鳥を見る約束
をした。
せっかくだったが今朝孫が発熱、私たち夫婦で薄暗い現地
に到着した。

6:50頃の夜明け前から何回かに分けて雁の壮大なねぐら
立ちが行われた。
毎朝一斉にここを発って餌場の田んぼへ向かうのだ。
先日はねぐら入りを見たが、本日の光景は地鳴りのような
羽音と鳴き声の大コーラスが加わり素晴らしかった。

1
↑突然ドーッという羽音が明けやらぬ空に響き、鳴き声ととも
におびただしい雁が飛び立つ圧倒的光景(マガンに恐らくヒシ
クイも混じっていると思われます)。

2
朝焼けの中、殆どの鳥は西へ向かった。

3
放射冷却の朝、農道にびっしり霜が降りている。

朝日池の後、柿崎の海を歩いた。
柿崎の帰路、頸城区の水田にハクガンの群がいたが、すで
に直角をなして車が囲んでいて近づけなかった。
他所で雁の群が次々に飛来する場所があった。妙高連山と
鳥影が重なり、気宇の大きな眺めだった。

4
↑雁と妙高山。

5
雁と右焼山、左火打山。

6

堤の車輌
↑池の堤に数100㍍続くバードウォッチャーの車輌。
上越市大潟区の朝日池は秋田県大潟村の八郎潟と並んで貴
重なハクガンの飛来地であり、一帯は積雪も少ないため冬の
鳥類が多い。
多数の地元と新潟市のほか長野、群馬、金沢、三河、世田谷、
千葉、名古屋など多くの県外ナンバー車が見られている。宿泊
される人もおられると聞いた。

今年はこれまでにない多くのハクガンとともにオジロワシが人
を集めている。

ハクガンとオオハクチョウに出会った。

2017年1月27日(金曜日)

昨日は昼すぎまで急用対応が二件あり慌ただしかった。
穏やかな晴れ間の午後は休診日、残った往診を済ませ
て鳥を見に出かけた。

懸案は当地に多数飛来していると聞いたハクガン。
一昨日午後の探鳥では出会えなかったが、同じコースを
ゆっくり走る事にして頸城区からスタートした。

1
雪上のツグミ。

IMG_1747
雪上のアカハラ。

吉川区に入ると同区の北部、柿崎区に近い所でスズメとアトリ
の大きな群に出会った。合わせて500羽は十分居たのではない
だろうか。
野鳥が少なくなっているとばかり聞いているので、大きな群を見
るとほっとする。

2
路上に降りたスズメとアトリの群。

3
賑やかなスズメの群。

そしてついに遠くで飛翔するハクガンを見つけた。2014年以
来の事であり胸がドキドkした。

4
ああ素晴らしい、ハクガンは自分たちの美しさを知っているの
だろうか。

群の場所へ迂回すると高台があり、遠かったがそこから俯瞰
出来た。

5
↑傾きかけた陽の中で雁たちに混じって多数のハクガン。鳥
の王国を目の当たりにしているようで幸福感をおぼえる。

三年前は多くて20羽程度を見ただけだが、それでも幸運だと
思って喜んだ.。今年こんなに見られるとは。

陽が傾き高台の影が落ちてきたので王国を後にした。
彼らのねぐら入りを見られるかな、と帰路朝日池に寄った。
ねぐら入りは見られなかったものの、2グループのオオハ
クチョウを見た。
暗がりの白鳥たちは真っ白でひときわきれいだった。

6

7
何か演じているような優雅さ。コハクチョウより一回り大きく
迫力もある。

間もなく別方向から幼鳥を連れたオオハクチョウが近づき
何ともエレガントに通過して行った。

8

9
幼鳥のグレーのまだら模様がとてもシックだ。

ここのところ見るのはコハクチョウだけで、オオハクチョウ
は何処へいったやら、諦めかけていた。

待てば海路の日和あり、健康に留意して良いことに出会
えるようにしたい。

連日の鳥、またまた長くなりました。

タゲリ、モズ、アトリ、マガン、オオヒシクイ。

2017年1月25日(水曜日)

一昨日午後、上越市大潟区の朝日池にハクガンがきてい
ると聞いて付近の水田を走ってみた。
雁や白鳥などは日中周囲の水田へ行って食餌と休息をし
ている。
過去、ハクガンを見た場所を回ったが、姿が無かった。

1
↑希少といわれるタゲリ。体長は30㎝少々、頭上の飾り羽が
珍しい。
色々聞いていたが見るのは初めて。車を停めるとこちらを見て
いる。チドリの仲間だというが、歩き方、飛ぶ様子など確かにチ
ドリに似た雰囲気がある。ミュー、ミューと鳴いて可愛い。

2
↑飛翔するタゲリ。10羽くらいの群だった。背面に褐色や緑
など玉虫色の光沢部分があるらしい。しかし本日はそれが分
からなかった。
とてもおしゃれな鳥で魅了された。また会えるだろうか。

3
↑モズ
小動物を狙うモズ、多くの場合彼らは単体で居る。

4
↑アトリは大きな群で忙しそうに移動していた。

5
↑マガンとオオヒシクイ。二番穂の雪の枯田で雁たちのベー
ジュのグラデーションが軟らかで美しい。

7
農道を北に向かって眺める。
白い雲と黒い雲がせめぎ合い、めまぐるしくお天気が変わる。

この日、ハクガンに出会わなかった。気品ある鳥の群を見て
みたい。

連日の柿崎海岸 雲と千鳥。

2017年1月21日(土曜日)

同様午後は連日の柿崎海岸へ。
本日は気温のわりに寒く感じられ、道すがら探す陶片やシーグ
ラスも少なく、早めに帰った。

だが海は何らかの楽しみを用意している。本日は雲とチドリだった。
1
向こうに煙霧が吹き上がっているような雲が見えた。
風も強くなく不思議だったが、もしか白いのは暖かく湿って雲で、
そこへ右方の米山から冷たい大気が降りてきて、白い雲を押しや
っているのかと思われた。
だが見ていると白雲は右(東)へ移動するので逆に冷気に乗り上
げるながら押しているのかもしれない。よく分からないが、局所的
に温暖前線に似た現象なのか、いずれにしても良く分からない。

2

3
いつもと違う場所の千鳥、きょうはよく写った。

4
改修されてきれいになった海岸への道路。
すぐ先、海岸の直近に駐車所場がある。

本日は風邪気味を感じたのですぐに帰った。

雪が小止みとなった日曜日 何種類かの野鳥に出会う 二番穂は小鳥への配慮かも。

2017年1月15日(日曜日)

本日降雪は少なく午前中には陽も射した日曜日。
数日来、庭にチチ、とかキキとかの鳴き声が聞こ
えてくる。
山からあるいは北から鳥たちが里へ降りて来て
いる。
どんな鳥に出会うだろうと車を走らせた。

1
↑出発は近頃定番の夕陽の森公園駐車場でお天気見。
降ってはいないが西も北も厚い雲があって用心が必要。

2
↑カモメの群が風上を向いて休んでいる。
正面(北西)を向いたりり右(北東)を向いたりしている。
小鳥でも渡り鳥でもなく、年中海岸に行けばいる。
カラスを見たくなければ海に行くのが良いかもしれない。
カモメはカラスを追い払う力があるらしい。

3
↑駐車場を出る時前を横切ったツグミ。
昨年も冬から春までよく見たが今年は初めて。

近隣の江島、上直海、竹直などが手短で、米山
や尾神岳の山も見えるので定番のようなコース。

4
↑長峰の裏手で雀が二番穂をついばんでいた。

5
↑雀の近くで左にモズ、右アトリ。
こんなに早くからこの人(鳥)たちに会えるとは嬉しい。

6
↑左後ろに雀、あとはアトリ。

7
↑車のすぐ近くに来たアトリ。

8
↑小鳥の群を追っている猛禽のノスリ(電柱の上)。

11
↑上直海の地吹雪。

9
↑風が強まり群は西側の枯れ草の陰に移動していた。
今冬大きな雀の群をよく見かけるので嬉しい。

この寒さのなか小鳥の群を支えるだけの草木の実が
あるのも不思議だが、本日小鳥たちが居た場所は稲の
二番穂が多く、例年良い餌場に見える。
水田の持ち主が鳥たちに配慮しているのかもしれない。

どうやら寒波は峠を越えつつあるようだ。

墨絵風の大潟水と森公園 松枯れ 朝日池の水鳥。

2017年1月8日(日曜日)

本日日曜日も暖かく、風雨なく静かな日中、県立大潟水と森公園
を歩いた。

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↑暮れていく鵜の池と妙高連山、間もなく午後4時の頃。

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↑黄昏時は墨絵時。

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↑湖沼の中を古墳まで行くのは軽やかな赤松の道だった。
それがこの一両年松枯れを起こして急変した。

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↑上掲の左側で新たに伐採された枯れ松。
松枯れは全国で何十年、延々と続いている。
環境の長いテーマであり、樹下美術館の隣接地もあっと言う間
にやられた。
私はあきらめないでここに松苗、出来れば同園に実生から生え
ている自生の苗を植えたら良いと思う。自生苗は強いし、松は育
ちが早く、来園者が成長を見るのは楽しいことでもある。
罹患は主に成木なのでそれまでの間に進んだ予防措置や対策
法が見つかる可能性もあろう”

それにしても最先端の癌医療をリードし、科学部門で多数のノー
ベル賞受賞者を輩出するわがサイエンス国家が松枯れ病のな
すがままにされているのは、どういうことだろう。

その公園内の道中、隣の朝日池方面から盛んに雁や白鳥の鳴
き声が聞こえてきた。
水鳥の朝日池は近く、ねぐら入りを見るべく急いで向かった。

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↑普段この辺りは風が当たらすカモが沢山居る場所だが、本日は白
鳥(主にコハクチョウの様子)がいる。

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空が埋まるほど、次々に飛来した雁(マガン、ヒシクイ双方かと
思われますが区別が付きません。ねぐらは林の裏側にある入り
江のような所と思われます)。下方の白い部分が白鳥。
コウコウと鳴く白鳥、キュルルという雁、寒い空に響く喜びの声に
は心癒やされる。

何年ぶりかで見たねぐら入りは壮観だった。いつかもっと素晴らし
い光景を見てみたい。

IMG_0144
↑本日暮れる大潟水と森公園公園の広場。
すっかり暮れているのに犬を散歩させる人達が立ち話をしていた。

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