花鳥・庭・生き物

強風の日 チューリップの深植え 「ディア・ハート」。

2017年4月18日(火曜日)

日中強風に見舞われた日、昼の水田の東方に大きな白い雲。
滑らかで弧を描いた均一な形状は大きなレンズ雲であろう。
風の日の雲は変化があって興味深い。

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チューリップが風に煽られて揺れる。

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こちらの花はあまり揺れないのは背が低いからか。
背が低いのはチューリップらしくないが、何人かのお客様から可
愛いですね、という感想が聞かれた。
球根を深く植えると背が低くなるとも聞いたが、可愛くしかも風に
強いのであれば深植えも悪くないと思う。

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美術館周囲の山桜が和やかに咲き始めた。

昨日に続いて懐かしい青春時代の歌声「ディア・ハート」

1960年代ヘンリー・マンシーニによって作曲された映画の主題歌。
青春時代の歌が思い出されるのは春のせいかもしれない。

明日また荒天が予報されている。
咲き始めた山桜は耐えることが出来るだろうか。

桜が散って時間が色づく  遠い日の「My Way」。

2017年4月17日(月曜日)

ぽつりぽつりと人が訪れる隠れた桜の名所、上越市犀潟は新堀川の堤。
吹き出すような花の風情を見るにはここは良い場所だと思う。
時折新堀川の帰りという人が樹下美術館に寄られる。

高田よりも数日遅く推移する花が本日散り始めていた。

 

新堀川1704
一昨日の花。

 

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打たれるように落花の下を通ると心洗われる。

光景にふと「My Way」の歌がよぎった。


50年近くも遠い日、ある人から聞いて知った「My Way」。

その人は、男の人にはこんな歌があって羨ましい、と言ったような気がする。

その頃ずっとずっと先だと思っていた歌われている年令を今自分が生きてい
る。
だが自分の人生は歌のように高らかに歌い上げられるようなものではない。

そして今日の花びら。
彼や彼女が散るたびに時間がきれいに色づくのが羨ましいとも思った。

モーツアルトの短調を聴いていたようなクリスマスローズ。

2017年4月16日(日曜日)

昨日の空は曇りから夕刻には晴れ間へと変わった。
遅い時間、お客様が持参したアルトゥール・シュナーベル
のSP盤でモーツアルトのピアノソナタ第8番イ短調K310
番を聴いた。
ちょうどモーツアルト大好きのお客様もいらして一緒に聴い
た。

聴き終えて外へ出ると、開館以来庭で一番乗りを果たした
クリスマスローズが、自分たちの春を惜しむようにうつむい
てモーツアルトの短調を聴いていた風だった。

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本日はよく晴れて同業のゴルフがあり、準優勝をさせて
頂いた。

強面のシメ 愛らしい樹下美術館の桜 花のような雲 春よ急がないで。

2017年4月13日(木曜日)

3月下旬頃だったか、時々シメが来ていますね、とお客
様から聞いていた。
変わった名の鳥シメは自分が子供のころ父が往診先か
ら拾ってきた(貰ってきたのかもしれない)。
本日カフェ前の芝生に来たシメは、スズメより一回り半
ほど大きくころころとして可愛く見えた。
だが写真を拡大すると、こんな怖い顔だったかな、という
面構えだった。

しかし見方によってはリンカーンやゲバラあるいはドビュ
ッシーなどのように見えなくもなく、一種威厳がある。
また胸や腹のち密なう毛の色はとても優雅だ。
この場所が気に入っているならまた来てもらいたい。

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ところで昨夜埼玉の縁者と高田公園の夜桜を見に行った。
昨年もそうだったが、あまりの花の迫力と夜店の多さに再度
唖然呆然とさせられた。

そこへいくと我が樹下美術館の桜は愛らしくほっとする。

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現在若い東海桜とソメイヨシノが咲いている。
この後、以前から自生していた山桜が咲いてくる。

雑草取りをした今夕、帰ろうと立ち上がって見た空に優しい
桜色の雲。

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地上は一気に春の盛りに入った。
急がないで、ゆっくりゆっくり、徐々にお願いしたい。

洗いざらした布巾のような気持ちで見た新堀川の桜とハクモクレン。

2017年4月10日(月曜日)

昨日日曜日午後、新潟市でお茶を点てた。

恐れ多くも普段お会いすることも叶わない方への呈茶を終え、
あまりの出来事に心身が殻になり、一晩経った本日は何か
洗いざらした布巾のような心境で午前の患者さんを診た。

そして昼、青空と新堀川堤に咲き初めた桜と満開の白木蓮を
きれいだなあ、と眺めてから美術館へ行った。

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新潟市でのお茶のことは明日しるしてみたい。

風もなく霧雨が優しかった日。

2017年4月7日(金曜日)

昨日今日と予報よりも天気が優れない。
本日日中は細かな雨が静かに降り続いた。

雨はそっと降り風も無いので草花は傷むこともなく濡れ
るに任せていた。

庭の何カ所かで椿の落花、それも一輪。

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花やこずえはまつわるようなしずくで濡れている。

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モミジの水滴、細かい雨が写っている。

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4,5年前福島県から来たショウジョウバカマ。

風雨はいつもこのように優しいわけではないが、今日は良かった
にちがいない。

空はすぐれなかったが鳥も花も忙しかった。

2017年4月6日(木曜日)

4月になってから美術館の庭にジョウビタキのオスがしばしば
やって来る。

すると本日、メスの姿が見られた。
オスメスは一羽が来てはいなくなり、今度はもう片方がやって
くる事を繰り返しているように見えた。

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↑可愛い子だったなー、とオスのジョウビタキ。

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何処へ行ったのだろう。

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↑あの人、私に気があるのかしら、とメスのジョウビタキ。

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でもすぐに居なくなっちゃう。

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↑探しに行こうっと。

時折小雨が当たる庭のジョウビタキはちゃんとツガイになるので
しょうか。
春の歩みは応援しているにちがいありませんが。

 そして辺りの花は鳥のことなど知らぬげに次々と開いていく。

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ついにハクモクレンが開花。

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東海桜というのだろうか、ほうき状に縦に枝が伸び小型の花を
沢山つける。。
10年前に移植して以来小さくなってしまったが、この数年踏ん
張り始めた。

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賑やかに咲き始めたコブシ。

空はすぐれなかったが鳥も花も忙しくそうだった。

本日の昼食と庭に来たジョウビタキ。

2017年4月5日(水曜日)

最高気温が上越市高田で23度にもなった水曜日の昼食はカ
フェでホットサンイッチを食べた。

通常は4きれですが、私は前夜の夕食の加減で時々2きれに
してもらいます。

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1,7カップ分のポット珈琲がついて750円。
(通常の4きれの場合980円です)。
今日のカップは今年から入った英国のシェリーはクインアンタイプ
の器でした。

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食事中向かいの庭にきたジョウビタキ(オス)。メスは頭
部がベージュ色だという。
止まっているアジサイの枝から新芽が開き始めています。

気象と自然は行きつ戻りつしながら春へと私たちを誘導し
てくれているようです。

絵画や陶芸の展示を楽しみ、春めく庭を見ながら英国の
食器でお茶を飲む。
忙しい日常の中でこのような時間に身を任せるのも良いの
ではないでしょうか。
展示を観ず入館料(200円)無しでカフェだけのご利用も出
来ます。

開花を待つハクモクレンやソメイヨシノ キジバトの吸水 大口満さんの作品展 儀明川のコヒガンザクラ。

2017年4月2日(日曜日)

日中よく晴れて頬に冷たい風が気持ち良かった日曜日。

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樹下美術館の直近、犀潟は新堀川のハクモクレン。開花をまち
きれずそわそわしている風だった。

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当館のソメイヨシノのもすっかり開花の準備が出来ている。

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カフェで今年からメニューに加わったピザトーストを食べた。
食べながら水盤に飛来したキジバトを見た。
つがいで行動することが多いキジバトだがこの鳥は独身の
ようだ。

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一般に小鳥は水を飲む場合口にした水を上を向いて飲み込む。
しかしハトは水にくちばしをつけて下向きのまま直接飲める(吸
い込める)らしい。

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午後、上越市は高田本町の大島画廊へ行った。
裏手を流れる儀明川の一角でコヒガンザクラが良い具合に
開花していた。
澄んだ雪解け水に青空が写り、ひとしお花を引き立ててい
る。

画廊で買い物をして大口満先生の作品展を観た。
乗鞍岳の山岳、花、果物、京都、紅葉、人物など多彩なモ
チーフに合わせ油彩水彩が自由に使い分けられている。
身近で繊細なものから自然や時間のダイナミズムまで楽し
めた。
正面の大作は雪の大潟区海岸に取り残された漁師小屋が
描かれていた。
私が頻繁に行く四ツ屋浜を西に下ったところにある数軒の
廃屋。
これが降る雪の中で崩れるように重なり合って描かれてい
る。
廃屋に降った雪は、かって賑わっていた浜への鎮魂のよう
に心に響いた。

会場でお元気な舟見検二先生と堀川紀夫先生にお目に掛
かって嬉しかった。

用事のあと美術館に戻り、柏崎市から来られた三人のお
客様と話をした。以前から当館を気に入って下さっている方
々で、今年もお会い出来て嬉しい。

本日も切れ目なくご来館頂き、有り難うございました。
やや寒かったが春の歩調がしっくり感じられた日でした。

芝生のスズメノカタビラ 床屋さんはちょっとした街の精神衛生士?

2017年3月31日(金曜日)

暖かい日が出てくるようになり、家庭菜園を楽しむ方達は畑
の雑草取りから鍬打ちへと仕事が始まっていた。

本日は山では雪も予報されるなど寒い日となった。
ところでまだ暖かかった昨日昼、芝生の雑草が目立つところ
を草むしりした。

殆どがスズメノカタビラで今後ドンドン増え、巨大化する。

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日陰ぎみの部分に余計に生えるスズメノカタビラ。回りの
芝は枯れているのに、自分は青々としているのですぐに区
別できる。

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よく見ると既に種が付いている。まだ春が始まったばかりな
のに種とは!
いまのうちに取らないと、種を飛ばして再び沢山生えてくる。

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30分ほどで取った雑草、この三倍は取りました。
枯芝の中に指を入れて摘まむが、しっかり根を張っている
ものは摘まみにくく、指先や爪が痛くなる。

話変わって、
私たちの髪には雑草など生えないが、頃合いを見て散髪に
行く。不思議なことにむさ苦しく感じた顔と気分が髪をいじる
だけでしゃんとしてくる。

店主は差し障りない世間話をしてくれるし、私にも話をする
よう話題を振る。
私の場合は小一時間、そこには一種精神科か心理カウン
セラーの所に行くのと似たような作用があるように感じる。

利用する理容、美容室室はまず行きつけの馴染みの店であ
ろう。
そのことも安心な場所として鎮静作用を及ぼす事だろう。
精神科というほど堅苦しくないが、遠からず近からず、ほど良
い距離でおしゃべりし、髪をいじり、ひげを当たり、マッサージ
までされる。
リフレッシュ出来るわけである。
街の店はなにげなく見えるが、私たちの心の平衡のため、身
近な所で貢献ているのではないだろうか。

先日の散髪の折、泣きながら小さなお子さんが入って来た。
それが間もなく静かになった。
鏡の前に座ると緊張して余計に泣くので、待合の椅子に座っ
たまま散髪が始まっている、という。
この人達は色々な面でプロフェッションだ。

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