花鳥・庭・生き物
低気圧の日。
低気圧移動の予報どおりに荒れ模様だった一日。
本日美術館のカフェで、妻の煮物が昼食。
番茶の湯呑は二代陶齋・齋藤尚明氏作。
巻昆布、オクラ、ニンジン、大根、シイタケ、ミートボールの一
皿。
これのみで昼食とすることも多いが、本日お客様と話をしな
がらショートケーキを食べた。
そのお客様が持参された秋の花。
時節のお花は重宝しています、いつも有り難うございます。
大きな被害もなく夜遅く風雨が止み、静かになった。
曇天の柿崎海岸 低気圧が接近している。
二日続いた晴天の後、本日曇りの日の午後柿崎海岸を歩い
た。
釣り人が二人だけの淋しい眺め、そのうちの一人も竿をたた
んで帰って行った。
そんな海岸で草花がひっそりと、しかし元気に咲いている。
名残になってきたハマゴウ。
おしなべて明るい紫だが、一輪赤味の強い花があった。
(どうしてもピントが合わず間に合いませんでした)
明るい黄色のハマニガナも随所に咲いている。
茎をちぎると出る乳液は非常に苦いらしい。
少々高い所に群生しているケカモノハシ。
賑やかに風に揺れ、沖を貨物船がゆっくり通過して行く。
本日30度に届いた気温のため、蒸し暑かった海岸。
秋の足は少し遠くで思案中と言えば良いのか。
今夜から明日は列島に沿って低気圧が進むという。
23時になってひゆー、と風の音がしはじめた。
嵐の後はどんな雲が見られるのだろう。
アオハダとナツハゼ。
樹下美術館の庭には松からモミジまで色々と樹木を植
栽している。
背丈の中~高のではアカシデ、ケヤキ、アオダモ、ヒメ
タイザンボク、ヤマザクラ、ヤマボウシ、ヒメシャラ、コナ
ラ、イタヤカエデ、ソメイヨシノ、アメリカハナミズキ、ハン
ノキなどがある。
本日来館されたご夫婦はカフェに入るなり「あっ、ナツハ
ゼ」と仰った。
いままでナツハゼを口にされた方はこの方を入れてお二
人だけだった。
(知っていて黙っている方も沢山いらっしゃるかもしれま
せん)
↑カフェの正面で少し紅葉している木がナツハゼ。
雑木の一種で大きくはありませんが、雑木が好きな人に
人気がある。
黒い枝は固くやや光沢があり葉は柔らかで上品、夏後半
から紅葉し黒い実を付ける。
この木はその昔一帯の松林や雑木林で見られ、良い風
情を漂わせていた。
近づいて写しています。細くごつごつした感じの枝は低木な
がら一種貫禄がある。
ところでナツハゼを指さされた方は玄関前に三株あるアオハ
ダも御存知で眼を止められた、とお聞きしました。
↑アオハダ。
株立ちの樹形が爽やかで、現在赤い実を沢山つけている。
紅葉時期には全体が黄色に色づく。
陶芸、絵画、花、鳥、芝生、家具、食器、お茶、お菓子、軽
食、音楽、本、時間、風、雨、雲、夕暮れ、ベンチ、田んぼ
ほか、樹下美術館は樹木も楽しまれる方がいらっしゃって
張り合いになります。
夏と秋が入り交じっている。
前日の予報は雨だったはずだが、明けてみれば晴れて暑かった。
よく当たる予報が珍しく外れた。
ファインダーをはみ出すほどの稲と雲
食べれる時に際限なく食べるのは野性の本能であろう。
この若い雀の腹はもう丸くなっているが、まだ食べている。
胃袋のサイズを大きくしておくことも成長過程の一つ?
夕暮れの電車が晩夏を運んでる
三輪となった白いカノコユリは静けさが薄らいだ。
涼しめの日が続いている。
過日一輪のカノコユリを神秘的なほど静か、と書いた。
本日そのユリが三輪咲いていた。
同じ花でも一輪と三輪は雰囲気が少し変わってくる。
ささやきや呟きが聞こえそうだが、さずがに静かな花の
プライドはちゃんと維持されている。
ちなみに以下は先日一輪だけ咲いていた写真。
孤独は静かで淋しく見えるが一種力を秘めているようで
もある。
人もそのように見えることがある
近隣の田が色づき、かすかに香り立ってきた。
うしろ巻き風が可憐なカノコユリ。
8月12日土曜日、お墓と仏壇がこざっぱりとなりいよいよお盆。
じわりと暑い曇り空の庭でカノコユリが静かに咲いている。
カノコユリの後ろまき風の形は、子供時代天然パーマだった
娘を思わせる。
思ったよりも数が少ないので、今秋は多めに植えてみよう。
本日その場所が見つかったので楽しみにしたい。
晩夏にちょっぴり秋。
滋賀県のお客様がデッキから田んぼをご覧になって、稲穂がもう
下を向いていると驚かれていた。
その田んぼでお腹いっぱい食べた雀が三羽庭に来て、体を掻き
ながら歩くと水盤で水浴びをした。
彼らが飛ぶべき空には秋めいた雲が待っている。
30度を少し越えたが本日風にわずか涼しさが感じられた。
田んぼには子育てをしている雀もいる。
連日の鳥の話題で本当に恐縮です。
本日、近隣の高齢者施設に出務の後、美術館で昼食していつものよ
うにデッキのベンチに出ますと前の田んぼに雀たちが来ていました。
小さな群に何気なくシャッターを切ったのですが、丸囲みをよく見ま
したら。
今時田んぼに来るスズメは主に今年生まれて独り立ちした
若鳥に一部親鳥が混じって飛来しているものと、長年思い込
んでいました。
ところが写真のようにまだ自立していないヒナもいて、田で
給餌を受けているとは、本当に驚きでした。
多くが子育てを終了している炎天のこの時期、厳しい条件の
夏子であっても何とか田んぼまで誘導出来れば、高栄養の
お米ミルクによって、秋の自立に間に合うのかもしれません。
嬉々として田を謳歌する鳥たちの中で限界に挑み、必死の
給餌を行う親子の写真に感動を覚えました。
四ツ屋浜の夕陽 半分のつもりの桃がもう半分も キジバトも稲穂を食べていた。
何日ぶりかで30度を超えた日、夕空が鮮やかだった。
夕食後しばらくして冷やしておいた桃を食べた。
熟していたので、ぐるりと種に当たるまで深く切り、ひねると
半分に分かれた。
半分のつもりが一個みな食べてしまった。
明日の昼食は減量しよう。
所で昼下がり、樹下美術館はデッキで田んぼを見ていると
キジバトのつがいが来た。
まさかと思ったが垂れ下がっている稲穂を食べた。
ミルク状の実をしごいて飲むように食べている感じ。
手前の稲穂は食べられた後なのか白く空っぽに見える。
スズメやカワラヒワに加えキジバトまで稲穂を食べている。
ちなみに一羽のスズメが田んぼで一日食べる米は5グラ
ムだという。
20羽で10日食べれば1キロ、100羽なら5キロだ。
スズメは減少の一途らしいが、その昔網を張ったり、光るテ
ープをしつらえたり、カカシまで用意して防いだ。
稲につく虫を食べるので益鳥という話も聞くがやはり食害の
影響の方が大きいにちがいない。
数が減ったので何とか大目に見てもらっているのが現状な
のか。
それにしてもハトまで来るとは、今頃の穂はどれだけ美味し
いのだろう。
田に雀が来るようになった。
人の周囲で生活する雀は稲穂のご馳走が究極のお目当てで
はないかと思うほど、嬉々として田んぼへやってくる。
樹下美術館裏手の水田では早くも一部で立派に育った稲穂が
こうべを垂れはじめた。
本日は小さな群のすずめが田と近くの樹木を往き来していた。
以下のようにカワラヒワも数羽混じっていた。
この時期の稲穂は甘くミルクのようになっているらしい。
雀たちはまことに幸せそうだったが、農家の方はお困りだろう。
雀にやられた稲穂は実を失って白くなるという。
雀たちは、いつか「恩返し」として農家の方に何かお礼ができれ
ばいいのにと淡い期待をしている。
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