花鳥・庭・生き物

突然の猛暑 本日のトンボとセキレイのヒナ。

2018年6月30日(土曜日)

昨日は雨上がりの一日で雲が水蒸気をたっぷり含み、空は
賑やかだった。
上空に風が強かったのだろう、西の方角にはレンズ雲が消
長していた。

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昨夕、西の方角は妙高連峰の空。賑やかな雲の中で、レンズ
雲が現れては消えた。

そして本日午前は猛烈な熱さ。髙田で35,5℃を記録。患者
さんたちは顔をしかめて参った、参った、と仰った。
昨日から、脱水症、熱中症の方達が見え、点滴がはじまった。
お年寄りや脳疾患の方達は水が足りていないにも拘わらず渇
きを感じない傾向があり、容易に脱水や熱中症になりやすい。
室内にいてもわずかの気温上昇の影響を受ける場合があり
食欲が途絶し、頭痛、倦怠に移行する。

午後在宅訪問の頃から気温が下がり、クーラーを点けっぱなし
で薄着の方では、スイッチを止め、掛け物の調整が必要だった。

しかし降り続いた雨で庭は大助かり。
昨日のトンボたちはめいめい好きな場所で休憩をしていた。

 

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真っ赤になった紅アジサイのアキアカネ。

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テッポウユリの蕾に。

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盛夏に咲くミソハギにもいた。

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↑昨日親鳥と居たハクセキレイのヒナ(あるいは若鳥)が本日
カエデで一人じっと親を待っていた。

間もなく当地も梅雨開けとなり、晴天が続く模様。

 

 

雨上がりの本日美術館で見たアマガエル、アキアカネ、ハクセキレイのヒナ鳥。

2018年6月28日(木曜日)

昨夜から朝方まで久し振りにしっかりした雨が降った。
何日も降らず乾きがちな庭が潤い、ほっとする。

潤いに促されたようにアマガエルとアキアカネが庭に現
れた。

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本日芝生を歩くとあちらこちらでアマガエルが跳ねたり動
いたりした。どういう訳かみな細い。
なぜ本日沢山出て来たのか、なぜ痩せているのか全く分か
らない。

 

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カフェから見えたハクセキレイの親子。向こう側がヒナ鳥。

 

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給餌を待っているヒナ。

 

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数羽のアキアカネを見た。今年初めてだが、アキアカネが現
れる時期と彼らが大好きなトクサが伸びる時期がおよそ同じ
なのも面白い。

 

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こちらは翅の両端が黒いのでノシトンボなのだろう。
トンボたちはまだ幼弱で黄色い色をしている。暑くなると涼しい山
へ移動し秋に赤くなって再び里へ戻るという。

秋、山から帰ったトンボがトクサに沢山止まり心なごむ眺めになる。

幸せのための学校保健委員会 芝生の施肥 夏至の夕雲。

2018年6月21日(木曜日)

本日午後休診の木曜日、こんな書き出しで何十回、いや
それよりはるかに多く同じ書き出しをし、工夫の無さに
呆れる。
木曜は週半ばを過ぎた日で午前だけの仕事、年と共に余
計ほっと息をつくようになった。

そんな午後、大潟町小学校で学校保健委員会があった。各
学年から2名ずつのPTA学年委員、地域行政の保健師、栄
養士、学校から体育主任、栄養教諭、養護教諭、校長の21
人が参加して行われた。

何十年も参加してはいるが、毎回新鮮で有意義、そして緊
張を禁じ得ない。
このたびは睡眠がテーマだった。

近年インターネットの検索によって保健医療も幅広く調べる
ことが出来,保護者さんの意識も高い。
二学年つづに別れてグループの話し合いが行われた。
5,6年生のグループに参加したが、このグループは兄弟が
居ることが少なくなく、親兄弟で就寝時間を調整する難しさ
を語る人がいて、なるほどと考えさせられた。
私は5人兄弟だったが、およそ年令順だったと思う。ただ遊
び疲れて8時には寝ていたかもしれない、とふと思った。
疲れや週末との関係は大人も共通のなるほどだった。

普段お年寄りの問題に多く関わるようになっているため、
参加者の真剣な話をあらてめて興味深く聴いた。
保健師、栄養士からはメラトニン、セロトニンなど睡眠覚醒
に関わる脳内ホルモンの話題が出た。
こうなれば私など出る幕もないが、成長ホルモンと二つの自
律神経を例に、睡眠はその日の心身の修復を行い、一方明日
に備えて消化吸収と栄養の調整、心身の発達などが行われる
対切な時間、と追加させて頂いた。
大切の意味として“健康のため”だけではなく“しあわせのため”
と言い換えても良いのではないか、と話した。

会議終了後美術館に向かった。
地域活動に熱心な名立区のAさんが16名の美術愛好者を引率
して来館されていた。
すでに鑑賞を終えてお茶の時間だった。しばらくご一緒したが、
参加者さんから「欲しい絵があるが、売ることはしないのです
か」と尋ねられた。
当館では出来ないが、とても嬉しい話です、と答えさせてもら
った。

その作品は以下の倉石隆のデッサン「(座る女性)」だった。

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今年のテーマ「瞑目する人」の中に架かっている。重めの作品
が多い中で軽やかに感じられる一枚。わずかに瞑目した表情、
肩や胸の魅力、黒髪の強いアクセント、掛け物の軽やかな模
様、そして横長の形式など、とても良い。
油彩で仕上げられているものがあれば是非見てみたい作品。

美術館の後ホームセンターで芝の肥料とガーデニング用土を買い、
芝生に施肥をした。
連日時間があれば行っていて、本日は30㎏を撒き撒水した。

さて先月、十分に肥料を加えて柿の苗を植えた
本日よく見ると周囲の芝が一段と色濃く成長していることが分
かり、あらためて芝に対する肥料効果を知らされた。

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調べた所、芝生の施肥回数と一回量が少ない事が分かり、張
り合いが一つ増えた。

 

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今夕の大らかな夕雲、本日は夏至だった。
庭づくり(維持?)はいくら時間があっても足りず、また飽
きることがない。

アジサイの季節 名を忘れられても品格 静かな花の交替。

2018年6月19日(火曜日)

梅雨になっているが晴れ間が多く、しとしとと降り続く空に
はなっていない。

そんな日頃の庭で我が世とばかりアジサイが咲いている。
樹下美術館のアジサイは何とはなしにガクアジサイばかり
になってしまった。
強いて言えば可憐さと枯れた時の軽い感じから自然とその
ようになった。

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紅(くれない)。小さなものも含めて5株ほど咲いている。

 

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ダルマバノリウツギ。美術館をはじめる前から頑張っているが
年取ってきたので数年前から小さな苗を3株足した。名にウツ
ギが付いているがアジサイ科アジサイ属。

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名前があったはずだが、忘れてしまった。無名も格の内と言い
訳をさせてもらっている。

 

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カシワバアジサイ。親株は20年以上前からあり、この株は
6、7年前にひこばえを抜いて移植した。よく育ち親を越えつ
つある。

 

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小型で美しい青のアジサイ。これも名前があったはずだが
忘れてしまった。名は無くとも他に替え難い可憐さと品格を
有している。

先日まで華やかに主役を務めたキョウガノコ、アスチルベ、
ミヤコワスレなどはいつしかひっそりと退きつつある。
黙ってはいるが“来年もよろしくね”と言っているかもしれな
い。

ツバメの集団飛行 赤い足環のスズメ アザミ。

2018年6月17日(日曜日)

昨日土曜日午後、柿崎海岸を歩いた。
翌日にキス釣り大会があるというので大勢の釣り人が竿を
振るって練習?をしていた。

その帰路、海岸ぞいに松苗が植林されている場所があり、
そこで沢山のツバメが飛翔しているのを見た。

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かって多くのツバメが集まり飛翔するのを水田で見た。その
時は田んぼに発生した稲虫を補食し、ひな鳥に給餌も行って
いた。

しかるにこの度は給餌動作が見られず、何かを捕食している
様子もなく、大勢でただ飛んでいるだけに見えた。

また集団は100メートルほどの距離で二つあるように思われた。
一つは20羽ほど、他は4,50羽、接点ではその境界が重な
っているように見えた。
スズメと同じくヒナが若鳥へ成長すると次第に大きな群を作り
秋の渡りに備えるという。本日の群はその初まりの段階におけ
る集団行動と長距離飛翔のトレーニングなのか。
今のところ親鳥たちは巣で最後の産卵、子育てに専念している
ことが考えられる。
長命とは言い難い鳥たちの日常は本当に忙しい。

ツバメと別れた後その先の海岸植物にスズメがやってきた。
画像を大きくしてみると左足首に赤い足環が見えた。
残念ながら右足が良く見えなかったが、どこかで捕らえられ
標識された個体かもしれない。

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長時間の飛翔と空中生活を得意とするスマートなツバメに対し、
スズメは地上や草木で地味に?生活する。
近距離で暮らす同じ鳥でも随分と行動が異なる。

 

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海岸からの帰路、高速道路の側道のアザミ。
この花には一定の日陰と湿り気が必要なようで、一帯ではおよ
そそのような場所でひっそり群れて咲いている。

昨日の事業所訪問 麗しかったSPレコード。

2018年6月15日(金曜日)

昨日木曜日は午後の休診だったが、産業医をしている事業
所の巡回があった。

比較的小さな会社とは何十年のお付き合いだが、当初の安
全衛生管理者の時代から作業環境や心身の健康管理に熱心
で、良い社風が受け継がれている。

ロボットはさらに増え、当初大型だったものが一層コンパク
トになり俊敏な動作をしていた。

 

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素人の私などには暴走が心配なロボットだが、メンテナンス
をしているので心配ないということ。
今や作業の主役はロボットで、スタッフは材の供給と搬出、
付着物のクリーンアップあるいはロボットの監視などサポー
トに回ってる印象を受けた。

作業の安全と効率をテーマにした取り組みにはグループ検討
や事例の紹介が重ねられている。
また禁煙は長いテーマで一貫して取り組まれ、喫煙者は10%
にまで減り、この一年でさらに3人が禁煙した。
若い人で吸う人がほとんどいない、という話は何より嬉しかっ
た。

班を組みパトロールの腕章をつけた衛生管理者が増員され、こ
れまで一人の担当が付いて巡回したが今年は4人で一緒に回
った。
終わって話し合いの時間があった。大切なメンタル面で以前あ
った目立った欠勤者もなく、いっそうコミュニケーションが楽
な雰囲気を作ってとコメントさせて頂いた。

終わって夕刻ちかくから、美術館で友人が持参したSPレコード
を蓄音機で聴いた。

 

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ギーゼキングのピアノ、プリムローズのチェロ、リパッティの
ピアノでシュ-マン、モーツアルト、ドビュッシーそしてバッ
ハなどを心ゆくまで聴いた。
グリークのヴァイオリンソナタはクライスラーがヴァイオリン
を、驚いた事にピアノはラフマニノフが弾いていた。
大正、昭和初期に世界の大家が演奏に込めたこまやかさが
伝わるSP。演奏者たちの互いの気配りや息づかいなどのリア
リティ、さらに録音された時代の背景にも毎回心動かされる。

 

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6月の晴れ間は素晴らしい。樹下美術館の開館を6月10にし
たのも最も良い季節と信じていたからだった。

“祈り”が本日のレコードに込められたテーマの一つだったよう
に感じた。庭の草木も風に吹かれながらレコードを聴いている
趣きだった。

梅雨入り前の花と海。

2018年6月7日(木曜日)

関東甲信が梅雨入りと報じられ、越の新潟県はまだ免れ
ている様子。本日日中は爽やかで、確かに梅雨とは違う。

 

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見飽きることがないキョウガノコは盛り。

 

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花は時計を何処に持っているのだろう。梅雨に向かって色鮮
やかに変わるアジサイ。会議や計画表もなくそれぞれが開花
を合わせてくる。
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本日四ツ屋浜の夕暮れは舟が一艘、海に詩情を添えていた。

 

樹下美術館6月第1日曜日の庭。

2018年6月3日(日曜日)

昨日に続いて晴れた日曜日、6月も2日目となった。
陽はどんどん長くなり、美術館では閉館時間の17時を過ぎ
ても十分に明るい。
それどころか閉館頃から、いわゆる夕凪と重なってしばらく
とても穏やかな時間が訪れる。

本日そんな時刻の庭を回り写真を撮り眺めを掲載してみま
した。

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紅白のキョウガノコ、白いアスチルベは自然で良く合う。

 

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いずれ真っ赤になるアジサイ「紅/くれない」が白く始まった。

 

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青いアジサイも始まっている。

 

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修理し塗り替えられたベンチ。

 

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芝がきれになってきた。

 

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カフェで、山本信さんの彫刻と堀川紀夫さんのテンセグリティ

 

本日作品や庭を観て頂き、またお茶をお飲み頂いた皆様有
り難うございました。
午前、開館までお待ち頂いた長野のお客様、有り難うござい
ました。

樹下美術館でも卯の花。

2018年5月30日(水曜日)

最高気温が25度近くあったようだが、肌寒く感じたの
は年のせいであろう。

間もなく5月が終わる。何かとあったため長く感じられた
のは珍しい。

先日高速道路に沿った側道の卯の花を掲載させて頂いた。
樹下美術館にも卯の花があり、つい先日まで蕾だったのが
ぱっと咲いた。

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5月25日、卯の花の蕾。

 

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本日開花し始めた花。大変生命力が強く繁るため、歌にあるよ
うに垣根には打って付けかもしれない。

180525芍薬の庭
園内の道で芍薬が盛りになっている。

梅雨に似たお天気を察してか、遠慮がちにアジサイが開いて
きた。増やしているものも大きくなってきたので楽しみだ。

心癒やされる戸外の花々。

2018年5月28日(月曜日)

日中寒暖があり、晴れ間が多く時に雨も降る。
植物には今の気候が良く合っているのだろう。
野の草花は盛んに咲き誇りまた移ろっていく。

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一週間ほど前はハマエンドウの紫色一面だった柿崎海岸。
本日昼はピンクのハマヒルガオと白いハマボウフウが主役
になっていた。

 

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高速道路側道の至る所で卯の花が満開。

 

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近くで見る卯の花は可憐で雪のようだ。樹下美術館の卯の花
も開花寸前になっている。

 

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ノイバラの白い色も目立っている。

 

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白一色だと思っていたら、この花には薄いピンク色が見られ
た。

 

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わずかに日陰がすきなアザミ。伸び伸びと育ち開花している。

花々は食べ物ほどではないかもしれないが、心癒やされる意
味では本当に大切な自然。

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