花鳥・庭・生き物

明日午前は忙しくなりそう 蝶に人気のムクゲ。

2018年9月15日(土曜日)

堀川紀夫さんの作品展が終了すると、賑やかにテンセグ
リティが飾られていた齋藤三郎の展示室が、がらんとし
て淋しく感じられた。
それで本日、齋藤氏の絵画作品3点架けたら、場内にほ
っとした空気が生まれた。

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正面に姥百合(ウバユリ)の圖、

 

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右中央に冬瓜と茄子の圖。

 

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左中央に妙高山暁雲圖。

9月は半ばとなり、さすがにあの鬼夏も姿をくらまし、秋に
座を譲ったようだ。

そんな日、庭のムクゲにチョウが来て蜜を吸った。花が乏し
い季節だから、チョウは飛び立つと戻ってくることを繰り返
した。

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後翅(後ろのはね)が痛んで失われているクロアゲハ。それ
でも花から花へ身軽に移り、去ってまた戻ることを繰り返し
た。

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こちらはキアゲハ。この蝶もよそへ行くかと思うと戻った。

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蜜が少なくなっているのか、深く花に入り時間を掛けて吸
っている。ムクゲはすでに足かけ三ヶ月は咲いている。そ
れでも枝にっぱい蕾をつけている。本当に強い木だ。

明日は長野県から19人のお茶人がお見えになり、お点前を
して薄茶を差し上げる予定。
すると本日、東京や長岡市から16人さんが同じ時刻に来館し
たいという電話があった。
館内で展示を説明し、茶室でお茶を点てる。明日の午前は忙
しくなりそうだ。
お点前の稽古はまだ十分ではない。明朝、稽古を追加しなくて
はならない。

秋雨前線の庭 近隣のセンニソウ。 

2018年9月12日(水曜日)

この二日間は日射しが戻った。今御rは上がったり下がっ
たりを繰り返す秋雨前線と、それに絡む台風で気候は安
定しにくいらしい。
テレビが天気図などを用いて詳しく気象を説明するので
面倒な気象もなるほと、と納得してしまう。
チリ沖の海水温、あるいはカリブ海で発生するハリケーン
さえ、日本のお天気に影響するというから驚く。

晴れれば芝刈りが出来るかもしれないと、思っていたが
昨日スタッフにによってきれいに刈られていた。

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堀川紀夫さんによるテンセグリティの展示が終わっ庭はひ
っそりしている。期間中ずっと頑張っていたミソハギたちが
ひと夏の思い出をささやき合っている。

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西側の奥でムクゲも長く頑張っている。数日で花が終わる草
木があれば、数ヶ月頑張るものもある。何が違うのだろう。

周囲の雑木林では道路沿いの日当たりの中でセンニソウ
が真っ白な花を付けている。

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白さが際立つセンニソウ。つた草のため木にからむことが
必要であり、あまり盛大に絡まれると支えている樹木が弱
るためお互い悩ましいところ。

ご覧のようにブログのヘッダーを変えました。どこか普段と
異なりますが、ある日の大潟漁港の夕暮れです。

長峰池のミゾハギ 実りの田 好調な堀川紀夫展。

2018年8月19日(日曜日)

昨日は上越市吉川区の長峰池に行った折に見たチョウ
トンボとバンの事を書かせて頂いた。
植物では湖畔にミソハギが可憐な花をつけていた。
その昔、少なくとも私が育った上越市大潟区ではミソハ
ギを「盆花(ぼんばな)」と呼び、お盆の墓に供えた。
盆前に蓮のと一緒に決まった商店に出ていたり、売りに
来た人がいたようにも思う。

長峰池の湖畔には砂地があり、ミソハギが夏の盛りに咲
く。
涼しいこの花の風情を忘れられず、4年前にインターネ
ットに出ていた園芸店から苗を買った。

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昨日、長峰池のミゾハギ。

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本年7月下旬、樹下美術館のミゾハギ(背が高いのがリアト
リス、低いのがミソハギ)。

さて夏は過ぎ周辺の水田は黄金色を増している。
7月来の熱波で渇水→干ばつの危機が迫ったが、間一髪降
った雨に助けられた、と何人かの農家の人から聞いた。
しかし収穫時に粒が小さかったり、ヒビ割れを起こす心配を
口される方もいた。

そしてスズメ。

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近隣で見た鳥追いのカイト。昨年9月大洞原で初めて目にし
た。写真は8月13日。

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それでも毎年雀たちはやって来て稲をむさぼる。8月15日。

7,8月の入館者数が一日20人、30人、40人とゆっくり増
え、本日日曜日ということもあり、50人を越えた。
樹下美術館の50人は極めて珍しいことで、11年前の開館
直後の一時期を上回る状況になっている。

10周年の昨年から上向き基調が見られていたが、春の塩
﨑貞夫展、今夏の堀川紀夫展が強く後押ししていると考え
られ、皆様には感謝に堪えない。

長峰池で黒い蝶と鳥。

2018年8月18日(土曜日)

終日晴れてしかも涼しく、汗をかかなかった日。
例年トンボを撮っている長峰池に行った。
お目当ては二つあり、ショウジョウトンボとチョウトン
ボだった。
ショウジョウトンボは例年見ても一羽、見ない年もある。
本日池を半周ほどしたが見つけられなかった。
チョウトンボは間近で撮ることが出来、帰路田んぼに数
十羽が群れていた。

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湖畔のチョウトンボ。

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水田のチョウトンボ。何故か止まろうとせず、飛び続ける。

シオカラトンボやヤンマは場所取りや婚活?に何かと忙し
い。
較べてチョウトンボはそのようにアセアセしたところが無
く、一見穏やかに見える(本当のところは分からない)。

この日、長峰池で思いも掛けず、ヒツジグサの葉の上を歩く
バンを見た。
朝日池などで泳ぐのは見慣れていたが、葉の上の歩行は初
めてだった。

 

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乗られた葉は少し沈み込むが、馴れた調子で移動していた。
黒いバンは赤と黄色のくちばしが印象的。

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そして非常に長い足ゆびは浮葉植物の上を歩くために進化し
たのだろう。

本日、庭のテンセグリティが見えるカフェで相席をして頂くな
どいっとき混み合いました。ご協力に感謝しています。

高積雲の日 標識を利用するカラス。

2018年8月12日(日曜日)

本日の空には大きめの高積雲が気持ち良く広がった。

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頸城区の水田の空。

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大潟区は鵜の浜温泉海水浴場の空。
今夏は晴れに恵まれ温泉は賑わい、助かっていますと
旅館のおかみさんが仰っていた。長野、群馬、山梨各県
および八王子、多摩など東京の車が一杯。

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近くの農道にあるT字路の道路標識「一時停止」と「止まれ」は
ほぼ終日カラスが利用している。

柑橘の幼木にクロアゲハ コカ・コーラがメニューに。

2018年7月31日(火曜日)

午後の往診で車を出そうとするとキンカン?の幼木にクロア
ゲハが来ていた。カメラを取りに戻り撮った写真をみると産
卵していたらしい。

明日葉を調べて卵の有無を見てみたい。

 

1

 

この木はアゲハ蝶が産卵するよう3,4年前に植えたのだが、
多分キンカンだったと思う。
毎年ふ化した大きな幼虫にハダカ同然に食べられ中々大きく
ならない。
そのため実をつける暇もなく、何の木だったか思い出せないほ
どだ。
同じ柑橘類でも大きな木ではなく、幼い木が好まれるという。
大きな木では、枝の先端だけにある若葉を選んで移動しなけら
ばならないが、全体に軟らかな幼木だと一本丸ごと美味しく頂
けるため選ばれるらしい。
例年7,8匹の幼虫が見られていることから、何十個単位の産
卵ではないようだ。
木の周囲をを飛び回りながら産んでいて、卵が接近しないよう、
距離を測っている風に見える。
飛び回るのはすでに他によって産卵されているか、どの程度追
加の余地があるかなども見ているのではないだろうか。

木の選定は足で触れて産卵可能な柑橘類かを調べるという。
足で木の味がわかるとは、利口なものだ。

それにしても毎年来るのがクロアゲハ。
同じ親子代々で食べつないでいるのだろうか。
それなら親戚みたいなものだが、直接聞けないのが残念。

 

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午後の仕事に戻る前に飲んだコカ・コーラ。
つい最近メニューになったばかりのコーラ。
ポップなテンセグリティと相性が良く、美味しく飲みました。

暑さの中の蝶 うなぎをテレビで見ただけの土用丑の日。

2018年7月20日(金曜日)

一週間は晴れて暑さが続いている。
庭の草花は渇きがちで撒水は欠かせない。

井戸はあるがポンプの力不足を否めず、もう少し大きなもの
を急いで付けなければならない。

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ヒメヒオウギズイセンにアゲハチョウが来て、如何にも夏の風
情。紙のように軽く乾いている蝶たちだが、暑さを気にする様
子は見られない。
以前の夏、長峰池の岸辺で湿った土にくるくるした口吻を伸ば
し、吸水をしているアゲハを見たことがある。わずかの湿り気に
もかかわらず蝶にはそれで十分らしかった。

 

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夕暮れに心ばかりの雲。明日も高気圧のもとで晴れの予報。

うなぎはニュースで見るだけだった土用の丑の日。最初はそう
でもなかったが、何度も見せられているうち、次第に食べたくな
った。うなぎは不足していて高いらしい。

真夏の花へ。

2018年7月18日(水曜日)

庭は初夏のこと、あまつさえ春のことなど覚えていません、
と言って潔く夏の花を咲かせている。

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名は黄金鬼百合と豪華だが、清楚な花。

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旺盛なヒメヒオウギズイセンは母の幼き日の思い出の花。
行水の時にいつも咲いていた、という。ここでは野鳥が来
て水盤で水浴びをする。

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鉄砲百合より一足遅いカサブランカ。

 

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リアトリスとミソハギ。両者とも庭では新顔だが思った通り夏
の花として一角を守ってくれている。もっと増えるよう秋になっ
たら株分け、移植をしてみよう。

 

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その向こうでムクゲが咲き始めた。

拙句)、
来客は名刺代わりに玉の汗

 

そして堀川紀夫さんの特別展が迫ってきた。

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花はさらに移り、堀川さんの作品が咲き誇ることでしょう。

期待が高まる「堀川紀夫展 夏庭のテンセグリティ」。

2018年7月8日(日曜日)

数日雨に降られ、寒くて目が覚めるような朝があった日頃。
本日は清々しい陽が射した。

鳥が現れ百合が咲き誇り、庭に置いてみているテンセグリ
ティは陽光の中で生気を放った。

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陽光を浴びて冴える4本アルミのテンセグリティ。

 

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カフェのカウンターに置いた作品と対面。

 

4
昨日は格納する予定と書いた室内のテンセグリティ。しかし
今週末珍しく賑わってその暇が無かった

 

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色彩が地味目な作品も混じり形状とともにヴァリエーション
が楽しい。

 

6
日に日に館内に馴染む作品。少々淋しい気もするが今週
休館の水曜日に一度しまってみよう。

 

1
樹下美術館ではたまにしかお目に掛かれないオナガ。

 

2
午後のスーパーセンターで見た金魚。

 



9
閉館後、凪に和む作品。本日清々しく芝が刈られた。

 

10
閉館後の鉄砲百合。

さて調子を見ようとて架けてみた室内のテンセグリティ。すで
に欲しいという人が何人か現れて嬉しい手応え。

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晴れた本日、庭の2点も大変生き生きとして見えた。
館内だけで30点はあり、庭に予定されている作品が揃えば相
当大きなスケールの楽しい展覧会が期待される。

雨と百合の詩 裏手のベンチ。

2018年7月5日(木曜日)

台風から変わった低気圧と梅雨前線が影響し合い強い雨を
降らせている。
まだ数日降るようで上越地方はそのターゲットの一つになっ
ている様子。

庭や畑に良い雨のはずだが何日も続くとなると問題であろう。

この時期盛りとなる百合(とくに鉄砲百合)は雨にたたられ
ることが多く、そうなると本当に気の毒だ。
庭の百合はまだ若々しいので色変わりもせず雨中に香を振り
まき、けなげだ。

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本日の鉄砲百合。

たまたま昼食に詩の本を読んでいたら百合の詩があった。
「百合の花」の前部を略して末尾を取り出してみた。

花の秘密は知り難い。
けれど、百合をば見ていると、
わたしの心は涯(はて)もなく、
広がって行く、伸びてゆく。

我と、我が身を抱くように
世界の人をひしと抱き、
熱と、涙とまごごろの
中に一所に解け合って
生きたいような、清らかな
愛の心になって行く。

作者は与謝野晶子。“世界の人をひしと抱き、熱と涙とまご
ころの云々”。
百合からこんなに思いを広げる、昔人の何と清らかで大きな
心だろう。混濁萎縮している自分がとても恥ずかしい。

 

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雨にけぶる美術館のベンチと水田。雨ならばの良い風景。

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