花鳥・庭・生き物

有り難くない熱風の日。

2019年5月20日(月曜日)

昨日に続いて強風に見舞われた日。しかも南よりの熱風という悪い風。春を歌っていた樹木と草花を好きなようにいたぶり続けた。
明日は雨ということだが、ぐったりするものもありスタッフと撒水した。

 

花芽が伸び始めたカシワバアジサイが翻弄されている。

 

2年目の柿の苗がしなる。

 

あおられてくにゃくにゃになった松の芽は元にもどるだろうか。

 

南側でまともに風を受けていたアカシデ。

 

ミヤコワスレは強い花。しなったり起き上がったりして歌っていた。

 

へたり込んでしまったクリスマスローズ。
十分に水やりをしたので、明日起き上がってくれれば。

そんな熱風の昼、巣立ったばかりの雀のヒナが手が届くほど近い枝で鳴いていた。

 

 

毛繕いをするなど余裕が見られたが、気をもんだ親がやって来て遠くの枝へと誘導した。


追加です:少々分かりにくいのですが、親がやってきてひな鳥を飛び立たせた場面です。餌を与える振りをして誘導するのを見た事がありますが、このたびは面倒なやり取りをせず、「飛びなさい!」と一喝したように見えました(主観です、、、)。

 

暗くなって少し落ち着き始めたものの、一日中本当に悪い風だった。

過剰なシロバナ紫蘭を処理し、成長が止まったクリスマスローズを移植してみた。

2019年5月18日(土曜日)

草花には放置したままで育ち、あまつさえどんどん増えていくものがある一方、手を掛けないと消えてしまうものもある。
当館の庭の白花紫蘭は前者の典型で、ほかに株分をすると放っておいてもそこで増え続ける。
一方クリスマスローズは肥料をやったくらいでは大きくならないばかりか、小さくなって消えてしまうことも珍しくない。
原因として庭植えした場所の土が硬くなったり根が苦しくなってしまうせいではないか、と考えている。

 

ふかふかの土は生き生きと花を維持するのに欠かせない条件だが、庭では風雨の作用や、周囲の樹木の根のはびこりなどにより土は次第に固くなる。
今夕、一時間半をかけて増えすぎている場所のシロバナ紫蘭を抜き出して、成長の悪いクリスマスローズをそこに移植した。

 

単球のものから、イモなどのように塊になっているものまで、びっしりと土を占有していた紫蘭の根。
一部を空きの多い西の庭に移した。

根を掘り出した一角。

 

元の土をかなり取り出し、若干の肥料を加え、ホムセンターから購入したクリスマスローズ-の用土と混ぜて床を作った。

 

あちこちの固い土の中で成長が止まっている6株を掘り出した。

 

古い土や根を処理して、新たな床に植えた。
夕刻5時から一時間半、足と言わず腰と言わずあちらこちらがギシギシ痛んだ。
密植ぎみだが、当初はすくすく育つような気がするので、元気になるまでここで様子を見ることにした。

クリスマスローズは毎年花の少ない三月、美術館が開館する時期によく咲き揃うので、当館には無くてはならないと思っている。しかし難しい面があり、今もって満足に咲かせているとは言い難い。
花のふる里は、石灰岩地帯の雑木林と聞いたことがある。出来ればそのような場所をイメージして、育ててやりたいと色々行っている次第。

夏に向かって白い花が咲いている ほくほく線の夕暮れ電車。

2019年5月13日(月曜日)

はや5月は半ばとなり、初々しかった新緑の木々は緑を深めている。
すでにクリスマスローズやイチリンソウ、ホウチャクソウにミツバツツジなどは終わり、今ライラックやヒメウツギ、そしてスズランの白い花が盛りになっている。
ほかにピンクのタニウツギとアスチルベ、青いミヤコワスレも元気に花をつけている。

今年の春の良い所は、日中少々の暑さはあるものの、朝晩に涼しさ(あるいは肌寒さ)が感じられ、清々しい日が続いていることであろう。

 

美術館の正面向かって左側に白花のライラックが咲いている。

 

今年のヒメウツギは一つ一つの花が例年より大きく感じる。
これが終わるとすぐ隣の白いウノハナが咲き始める。

 

庭の南側でスズランが一斉に咲き始めた。

 

今年も数輪、ピンクの花が混じった。

随分日が長くなっている。夕食後近隣のほくほく線を撮りに行った。

 

水が張られ田植えを待っている田んぼに、明かりを写してほくほく線の電車が上って行った。
電車は右方向に向かっています。

 

隣の空き地に見知らぬ花 ほくほく線の夕暮れ電車 弟の肉の串カツ 庭木の枝切り。

2019年5月11日(土曜日)

多少の暑さはあるものの清々しい晴れ間の多い日が続いている。
本日、お隣の空き地に初めて見る花が沢山咲いているのを見た。
薄紫の花は園芸種でも良いのでは、と思わせるほど色良く、そそとししていた。

 

高さ30センチほどの細い茎に愛らしい花を付けている。
パラパラと50本以上は楽にある。

 

根本の部分に申しわけ程度の短い葉が見える。

山奥や高山ならいざ知らず、新しく出来た隣の空き地に見た事が無い花が咲くなど初めて。投入された土砂に種が混じっていたものだろうか。
いずれにしても外来種に違いない。今後一帯の覇者になるのか、後退してしまうのか、いずれだろう。

 

夕刻の雲が良かったので近くのほくほく線に電車を撮りにいった。
以前はもっと上手く撮れたと思うが、どうもいまいち。

 

夕ご飯に弟の豚(いばりこぶた)が串カツになって卓に上った。
申し分けありません、少し手を付けました。
写真はともかく、弟の肉はいつも美味しいのです。

雨が遠のいていているので芝生と草木に撒水した。
見れば激しく繁り始めた樹木が何本もあり、幹や枝をバサバサ切った。切るだけ切って、後片付けはスタッフにお願いした。そちらの方が大変そうだった。

緑鮮やかな季節 ハレノヒのパン ベンチの昼食。

2019年5月4日(土曜日)

連休は後半に入り、本日は緑の日。
樹下美術館の緑も眩しいほど鮮やかになり、花はテンポ良く交替しています。

 

 

向こうの紫色の花は丁字桜。花期が長く目立つので、よく名前を訊かれます。当館では4カ所で咲いています。

 

現在所々で賑やかにエビネが咲き始めました。根本に生える葉も愛らしいのです。

 

開館当初から咲き続けたクリスマスローズをすべて切り、小鳥の水盤にひたしました。
50日も花をつけたので休んでもらうことにしたわけです。
大きな株に育つものが増え、来年がとても楽しみです。

 

本日その一部が美術館の窓口で齋藤三郎さんの壺に入っていました。

連休はやはり忙しく、昨日私がカフェのパンを店に取りに行きました。店はナルスおおがた店で甥が営む「HARENOHI(はれのひ)」です。5年目に入り、美味しいパンはファンを拡大し、本日夫婦はスタッフ達と忙しそうにしていました。
お陰様で、同店のパンを使った樹下美術館のホットサンドイッチやクロックムッシュ、今年から始まったベーグルサンドはとても好評なのです。

 

 

 

 

本日の昼食は外のベンチに座り、HARENOHIのトーストを食べました。
風に吹かれながら気持ち良い食事でした。
カフェで注文をして、ここに座ってお茶や軽食を頂けます。

前の田んぼに水が入り始め、一段と良い季節になろうとしていました。

さて、開館からお知らせ致してきました6月2日の「須川展也 サクソフォーンコンサート」のお申し込みが定数の50席に達し、締め切りらせて頂きました。
お申し込みの皆様まことに有り難うございました。

ゴールデンウイークの開館 山桜の落花。

2019年4月26日(金曜日)

日中、二日続きの雨が降った日、肌寒くて美術館は暖房が必要だった。
小さな女の子さんが来館され、カフェの食事ではワーッっと歓声が聞こえてきました。

間もなく10連休などという春の連休です。
5月1日水曜日は普段定休日ですが、連休中はお休みせず開館致しますので宜しくお願い致します。

お勤めの患者さん達にお聞きすると、殆どの方達は長休みは取れない、と仰いました。
近隣の病院は4月30日と5月2日の受診を可能にして、長期休診を回避しているようです。全く微力ですが私の診療所もこれに習うよう、一応皆様にお知らせし致しました。

 

さて、樹下美術館の山桜には野の楽しさを満喫させてもらいましたが、本日大方落花していました。

 

 

右の黒い木が花を散らせた本人です。

山桜はソメイヨシノに比して開花期間が短いように感じられます。というよりソメイヨシノが長く咲くように改良されいるのかも知れません。
また木によって開花時期にずれがあり、近隣には今満開を迎えているものも見られます。

今夜も冷え込み、県内の高地では雪が降るということ、なかなか丁度には行きません。
連休中のどこか良い日に庚申塔の探訪が出来れば、と考えています。

裏手のデッキの柵が新しくなった 雨の庭 秋のジャズコンサートの打ち合わせ。

2019年4月25日(木曜日)

樹下美術館の東の裏手には当初から小さなデッキをこしらえ、ベンチを置いている。
その場所は少々高い石垣の上にあり、落下予防として一部に木製の手すりをしつらえてあった。
それが昨年からぐらぐらしてきたため、この度新しく鉄製のものに取り替えた。
白く細くなったが頑丈で、見た目も清々しく仕上がった。

 

2016年7月のデッキ。

以下は本日のデッキ。

 

 

 

昨日の南風大風と打って変わり、本日日中は少々冷たい雨がしとしとと降り続いた。

 

雨は昨日の乱暴な風を詫びるように静かに降り、草木は一息ついている様子だった。
雨中の新緑がまぶしい。

さて本日午後、10月に行われるジャズコンサートの打ち合わせで、メンバーのお一人佐藤俊次さんがお見えになった。
ヴァイオリンが入るクヮルテット編成で、ジャンゴ・ラインハルトの流れを汲むマヌーシュ(ジプシー風の)ジャズが演奏される。

期日は10月5日土曜日午後。
秋の樹下美術館がエキゾチックなジャズサウンドに満たされる日が楽しみです。
詳細につきましては後日お知らせ致します。

庭に悪い風が吹いた日。

2019年4月24日(水曜日)

本日定期休館の水曜日。
日中強い南系の風に見舞われ、花と新緑の草木には悪いお天気だった。

 

 

 

背が高いクリスマスローズは誠に辛そう。

 

 

上はナツハゼ、下イタヤカエデ。

 

カシワバアジサイ。

 

可憐なジューンベリーも散々。

 

シダ。

本日の気温は上越市大潟で最高24,5℃。
過日「春を喜ぶ若芽若葉たち」と記載したばかりの幼弱な春の草木には、辛い熱風だったにちがいない。
施設の帰りに寄って撒水すると、時には竜巻かと思う程の強風に見舞われた。
患者さんたちの菜園はジャガイモの苗を植え終えたばかり、風は夕刻には収まってきたが、心配だったと思う。
三月初めから咲き続けたクリスマスローズも、そろそろ刈らなければならない。

ジューンベリーとヤシオツヅジ 京都の筍と弟のベーコン。

2019年4月22日(月曜日)

日中、暑からずすがすがしい晴天だった日。さる18日に新芽若葉でご紹介したジューンベリーとヤシオツツジが早くも満開を迎えた。
わずか五日の日がこれほど花を促すとは、花の早さに驚かされる。

ちなみに二つの花の先日と本日の様子を並べてみました。

去る18日のヤシオツツジ

 

本日の花。

 

先日のジューンベリー

 

本日の花。

先日はジューンベリーのことを目立たない、などと書きましたが、
本日あっと驚くほど白さが際立っていました。
昨年からこの辺りに花を沢山植えたため、肥やしが効いたのでしょうか。

話変わって度々の食卓です。
本日は頂いた京都の筍が弟の農場から届いたベーコンとともにバターで炒められました。

 

京都の麗しい野の香いっぱいのひと皿。

弟の豚肉は相変わらず絶品で、最近神戸のレストランから引き合いがあり、とても好評だということです。

近隣に山桜の季節、自然との調和が美しい。

2019年4月20日(土曜日)

ソメイヨシノが終わると山桜が咲いてくる。あたりの新緑と混じり合い野に多彩で穏やかな色調が展開する。
本日は一日中清々しく晴れ、近隣の桜を見て回った。

 

美術館と診療所の間で見る山桜。

 

 

樹下美術館には6,7本の山桜があり、微妙に時期をずらして次々と咲く。

 

 

空の青さがすけて爽やかなコントラスト。

 

 

美術館近くのお宅には大きな山桜がある。何年か見ない間にいっそう立派になっていた。

 

 

大潟水と森公園公園に向かう途中の天ケ池(あまがいけ)の山桜。
古来愛されてきた春の野の風景ではないだろうか。

 

 

西口駐車場で降りると目の前の芝生広場の右手は色とりどりの山桜。

 

 

 

その桜の通路を歩いた。

 

 

 

上下写真は鵜の池の歴史ゾーン。古代人も見ていたであろう新緑と山桜の軟らかな景観。

 

 

歴史ゾーンから対岸をみる。
自然のままのため位置により見え方が異なる。

 

 

水辺の新緑とともに。

 

 

遊歩道がアクセント。これから最も良い季節が始まる。

 

 

コローの絵のようだ。

山桜の良さは天然木であること。他の樹木との穏やかな調和があげられる。
わずかな色の違いが軟らかな葉とともにパステル調の眺めになる。

もともと山桜が多かった頸城野地域。ほかにも随所に見所があることだろう。

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