花鳥・庭・生き物

敬老の日、後期高齢者の保険証 おはぎ 落ち葉 モズ。

2020年9月20日(日曜日)

敬老の日を前に、
老人を敬う日がたった一日定められているのも情け無い一方、高齢というだけで敬われるのも少々疑問符が付く。
そもそも年に関係無く普段互いに敬いあい、できれば敬われる何かを少しでも身につけられればと淡く願っている。

昨日の仕事場で、後期高齢者の保険証が来てしまいました、と複雑なお顔で仰った方が見えた。
実際届くとちょっとショックですね。しかしここまで来れた事を幸運と考えて、この先また頑張りましょう、と話した。
この保険証はそれまでのカードと異なり、ハガキより一回り小さな紙である。正直見棄てられているのかな、という感じがする。

望まない節目はショックであるが、過ぎるに従って次第に薄まる。心身を注ぐ日常が、切りの無い不安を忘れさせてくれるのであろう。

昨日は知り合いの方から、本日はスタッフから節分のおはぎを頂いた。

 

 

食べ物はどこで食べても美味しい。
しかし自然を見ながら、あるいはその中で食べると美味しさのほかに楽しさが加わる。

美術館のカフェのカウンターが好評なのは、大きな窓から庭に向かうからでは、と想像している。

 

モズ。
少し前から周囲でキッキッという鳥の鋭い鳴き声が聞こえていた
モズであろうと思ったいたところ本日初めて本人を確認した。
スズメやシジュウカラやヒヨドリを見慣れていると、モズは色暖かく新鮮に映る。

美術館裏手の桜が散る。本日は西に向かって落ちていた。
木にあるものは緑色だが、落ち葉は黄色や赤に染まって美しい。

秋の日、半径50メートルのシャッター。

2020年9月19日(土曜日)

程よく陽が射した日、お客様と話しをしては、外へ出て生き物などにカメラを向けた。

樹木の庭、隣の草地、裏手のあぜ道などで平和な光景を目にした。

 

あこがれだったアオスジアゲハが、最近は身近に感じられるようになった。

 

同蝶の力強い飛翔。

 

 

休んでいると思うが、考えているのかも知れない。

 

 

沢山いたヒメアカタテハ。世界で最も多く分布する種類の一つらしい。

 

 

シジミチョウとスズメバチ。危うそうに見えたが、それぞれの仕事に勤しんでいた。

 

 

ひょこり現れたイナゴ。

 

 

大きな鳩はスズメのように上手く落ち穂を取れない様子。

 

 

なんとか上手くとれて満足そう。

 

 

玄関に戻ると西王母が一段と綺麗。

 

 

9月に入って降った雨で元気になった芝生。

 

 

本日壮麗な雲。

 

 

正面でお迎えする掘川紀夫さんのテンセグリティ。

 

芝生に沢ガニ。

 

 

初めて見るオレンジ色の爪。
体は小さく甲羅はせいぜい3㎝程度。

 

 

いっとき賑わったカフェが静かになった。

 

色々撮ったようだが美術館からたかだか50メートル以内を動いただけだった。
昆虫、植物、空、雲、作品、室内、カニ、、、愛すべきものは多かった。
この先深まる秋も楽しみにしたい。

多様性を認め、豊かさを覚えるのは健康なことだと思う。
ある程度好き嫌いを言うのはいいが、頑なに世界を狭めるのには幼弱な危うさを感じてしまう。

美しかった今夕の空 帰宅を急ぐ猫。

2020年9月7日(月曜日)

終日南寄りの風が吹いた日中、おおむね曇り空だった。
台風は半島に去ったが気温は上昇し夕空は美しかった。

 

仕事を終えて寄った大潟夕陽の森展望台で大夕焼けの予感。

 

 

展望台から降りると猫が横切った。門限が迫っていたのかな。

 

 

展望台の次ぎの四ツ屋浜。
常連さんの車が停まっている。

 

 

ああ東の空高く大きな虹が掛かった。
入り陽直前なので非常に高い。

黄色や紫を帯びた大気の下大きな虹まで立ち、いっとき異次元にいるような感覚に包まれた。
気象は大災害をもたらしたり美しい光景を見せるが、その意図や意思などを探るのは難しい。それらは全て私たちに任されていると考えるほかない。

熱波の日々 発電所付近の夕焼け 鳥も辛そう 特別な今期のワクチン。

2020年9月3日(木曜日)

本日仕事は午前で終了、午後は休診日。当地は39度を超え、昨日に続いてひどい熱波に包まれた。

 

鳥追い凧はだらりとしていた。

 

美術館の水盤でカラスが憩っている。

言われる行水ではなく、繰り返し水を浴びていた。
随分水を使われてしまい、スタッフが後で足した。

午後3時からJoetsu ASSHの取材があり、お二人の担当の方が来館された。
9月24 日の紙面で糸魚川の谷村美術館、上越市の小林古径美術館とともに取り上げてくださるということ。熱心に取材して頂き感謝に堪えなかった。

台風の影響で雲が賑やかになっている。日没ちかくに夕暮れを撮るため夷浜の発電所近くへ行った。

舟は防波堤の向こうの海面を進入しています。

 

カメラを覗いていると、そばへカモメが来た。
大きく口を開け暑さに耐えている。助けを求めているのかな、と思った。
今夏のゴルフで芝生に横たわっているカラスを見た。やはり口を開けハアハアしていた。
普段どう猛な鳥が横たわっているのは、異様な光景だった。
数羽の仲間が見守るなか、近づくと起き上がり弱々しく飛んだ。
暑い日によく見ると、スズメなども口を開けて呼吸をしている。

 

陽が落ちてからしばらく空と海は赤く染まり、期待に応えてくれた。

暑い暑いと言いながらおよそみな仕事をし、コロナと言いながら株が上がっている。
今年はあと一月もすればインフルエンザに加え,、その先COVID-19のワクチン接種が考えられている。
未経験の事態を前に方法論、品物とも不確定な要素を残していて、どの程度対応できるか不安を払拭できない。

来年に備える草木。

2020年8月31日(月曜日)

夜中から朝にかけてかなりの雨が降りました。
ずっと雨を待っていた庭。昼のカフェから見る草木はとても安らいでいるように見えました。

そして草木は来年への備えを始めているようです。

 

 

びっしり蕾を付けた椿、西王母。

 

以下は本日のクリスマスローズです。9月いっぱい成長し来春の花芽の準備に入るということです。
当地のような暑い夏が苦手なクリスマスローズは、本日の雨に最も救われた花かもしれません。葉と茎に水分を含み、見違えるほどしゃんとしていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

小さな株がありました。周囲をほぐし、肥料をやろうと思いました。

クリスマスローズを見ると、来春が楽しみになってきました。

 

 

駐車場にいた大きなバッタ。
こんな危ない所にいる場合ではありません、追うと草むらへ飛んで行きました。

本当に良い雨でした。

お茶席の日曜日 青い蝶、海や雲、月と電車などです。

2020年8月30日(日曜日)

今年からの試み、第四日曜日午後のお茶席を催しています。
今月は都合により第五日曜となり、本日無事行いました。
5人のお客様による一席。恥ずかしながら拙お点前で薄茶を差し上げた次第です。

しゃんとしないお点前にもかかわらず、ご好意あふれるお客様のお蔭で無事終わることが出来ました。
本当に感謝を禁じ得ません、さらに修業をして向上したい、と思います。

本日の茶室。

 

新井野正直作の秋草文卵香盒。
平成4年に県下のご自宅を尋ねて求めました。
鶏卵に蒔絵を施してあります。

 

かって銀座黒田陶苑で求めた古谷和也作、伊賀面取り掛け花入れ。
ミョウガ、オミナエシ、イトススキを入れました。
器の刀のように鋭い形は涼しさを感じさせてくれました。

竹内泰祥堂さんの爽やかなお菓子は秋桜。次回t坪島土平の器とともに紹介させて下さい。

 

終わって着替えて出ると飛び石にアオスジタテハ。

 

農薬などで鳥類や昆虫など弱い生き物が数を減らす世の中。
このように美しい蝶などを見ると嬉しさと、けなげさの余り脳天を打たれたような気持ちになります。

脳天を打たれた後、珍しく雲が良かったので近くの土底浜、そしてほくほく線の水田に行きました。

 

 

 

熱波が続きますが、いよいよ雲や月が良くなるのでしょう。

 

 

 

二年経った愛車プレミオと夕陽を浴びる積乱雲。
雲はあまりの高さで、テッペンが平らになっています。

 

ブーンという軽快なエンジン音の主はドローンでした。
随分遠くまで飛ぶのですね。二人の若者が操っていました。
若者の車や服装はゴージャスではないものの、とても良いセンス。
電車を撮りにきたということ、二人はきっと幸せになると思いました。

暑い一日でしたが、夜半に雨音、ぜひともしっかり降って下さい。
遠雷が聞こえはじめました。

西洋ケイトウの花 「命あっての経済」は人間哲学。

2020年8月29日(土曜日)

夏の殺風景な庭の埋め合わせと、昨日洋もののケイトウを植えました。
本日はその写真です。

 

右手前にあと二株植わっています。
色濃い花ですが、カフェからの遠目が効いて優しく映っています。

 

暑さのせいか、芝のまだらな部分が多いのが気になります。このところホ-ムセンターで土を求めて撒いていますが、30リッターくらい買ってもすぐになくなります。
今年冬までの課題を肥料とともに沢山土をくべることに決めました。

 

午後遅くなってからカフェで休憩しました。
今年入った好評のブルー・キャリコの器でダージリンを頂きました。

さて昨日安倍首相が辞意を表明しました。
どんな立場の人であっても、如何なる場合であっても健康(命)第一は自明の理です。
コロナの一波がすぎると、「経済あっての命」の流れ一筋になってきていました。
しかしいざ我が身、我が事となれば、命が先になるのは至極自然な話ですね。

「経済あっての命」も「命あっての経済」も結局同じ事をしなければなりません。
同じことなら、次の首相にはぜひとも「命あっての経済」、と明言してほしいと思うのです。
一見どちらでも良いことのようですが、実はどちらが哲学的かの問題にほかなりません。
経済は仕事と言い換えることが出来ます。
病はシェア出来ませんが、仕事は究極代わりが効きます。
今度は民生と内需が得意な、哲学ある人になってもらいたい、と願っている所です。

クーラーの効いた部屋に入ると喉の渇きは消えるのか? 炎天下のコスモスの発芽、ムクゲの花。

2020年8月27日(木曜日)

前回、暑さにより薬の血中濃度が上がり、そのことによる症状が現れた例を書きました。
薬はワーファリン、症状は手の甲の皮下出血でした。薬の過剰な働きは検査で確かめられたため、直ちに減量し経過をみることにしました。

二日ほど草刈りと畑仕事で大汗をかいた、とは本人の弁だでしたが、当初は仕事上の打ちみも考えました。
ところでたまたま本日、掛かりつけている奥さんが受診され、〝うちの人は、汗びっしょりになって帰っても、あまり水をのまないのです〟と仰った。
先回は「暑さ慣れ」として、漠とした原因を求めたが、ちょっと違うらしい。
家は常にクーラーが効いているということ。もしかしたら以下のような事があるのではないか、と考えました。

炎天下で大汗をかき、喉が渇いていた。しかしクーラーが効いている家に帰った途端、渇きが消えてしまう?
念のために書物やネットで一瞥してみましたが、これに類する言及は見つかりませんでした。
しかし熱暑下の労働やスポーツで発汗した後、仮によく冷えた部屋に入った場合、本来あるはずの渇きを感じなくなる、ことは起こりそうな気がする。
彼だけの現象かもしれないので何とも言えませんが、水を持って出るのを原則とし、前述のケースでは意識して水を補給すべきでしょう。

喉の渇きを数値化し(感覚値でもいい)、発汗を伴う運動負荷後に常温の部屋とクーラーの部屋で渇きの比較を行う。これは生理学の極めてシンプルな実験モデルのはずですから、私の疑問は、その世界では実証済みの常識だった事も、十分に考えられます。
いずれにしましても、かの奥さんは、二人で気を付けるようにします、と真顔で仰っり、何よりなによりでした。

 

コスモスの芽。ダンスをしているようだ。
長年の念願かなって数日前に撒いたコスモスが一斉に発芽し伸びている。
水やりが楽しみです。

 

ムクゲは昭和の女優さんの趣き。

ムクゲもコスモスもこの炎天下で咲きほこり、あるいは成長している。大したものだと思う。

鵜の池のキアゲハとチョウトンボ 盆花と盆下駄。

2020年8月13日(木曜日)

数日の暑さ続きに比べやや涼しかった盆の入りの本日、当家の墓と隣にある小山作之助の墓を参った。
先祖の霊を迎えるお盆。
やって来る霊は明治や江戸時代くらいからか、平安時代あるいは奈良時代、いっそ縄文時代からの先祖からだろうか、と子供のような事を考えた。
いずれにしても、広い西念寺の墓地は霊でいっぱいになるのであろう。

日中チョウトンボがいればと、鵜の池に出かけた。県立大潟水と森公園の対岸、大潟区長崎新田側だ。

 

湖畔の船着き場跡。右側の道を池に沿って行く。
ずっと向こうに池が広がっている。
ここに菱を採ったり牛馬の餌となる草を刈るための舟を繋いだらしい。

 

ミソハギにキアゲハが来ていた。
軽々した明るい蝶だ。

 

ミソハギは盆花と言われている。私はこの花がとても好きだ。

かって盆花は当地の市に出ていたり、農家の人が売り歩いたりした。
あるいは私は見た事がないが、盆下駄というものもあったらしい。
頸城区の下駄屋さんでは、お盆になると綺麗な下駄をこしらえ、リアカーで売り歩くことも行われていたという。
お盆が近づくころ旦那さんの家に行くと、床の間に上等が盆下駄がずらりと並び、とても良い漆の匂いがしていた、とお年寄りから最近聞いた。

以下は湖畔で見たチョウトンボです。

 

過日の長峰池よりも接近して撮れました。

長峰池のチョウトンボ。

2020年8月10日(月曜日)

正午過ぎに、上越市髙田の最高気温が36,7度だったという。
その午後に吉川区の長峰池にトンボを観に行った。あわよくば、まっ赤なショウジョウトンボに出会えるかと期待したが、叶わなかった。
大潟水と森公園の鵜の池にもいないということであり、消えてしまったのだろうか。
今夏、諦めずに池を巡りたい。

本日は、水草に止まり、風に対して器用に羽根を動かしてバランスを取るチョウトンボを載せました。

黒を基調にメタリックのブルーが混じるチョウトンボ。
さまざまに羽根を動かし、角度でブルーが変わり、撮っていて飽きない。

 

湖畔。

湖畔の道に、ナツズイセンが見えるお宅があった。

水辺とはいえ、火に囲まれているような暑さだった。
美術館で十分水を補給して出かけたので、倒れずに済んだ。

ところで美術館から高速道路が見える。例年今ごろは自家用車で混むのが分かるが、今年は普段とそう変わりなく見える。

2025年1月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

▲ このページのTOPへ