花鳥・庭・生き物
私の初白鳥、初雁。
既に先月中旬ころには白鳥や雁の飛来が告げられていた。
本日午後、新井-柿崎線を走ると、田んぼで食餌する5羽のコハクチョウと数百羽の雁(マガン、ヒシクイ)を見た。
白鳥は少数だったが今年もまた出会えて嬉しい。
冬鳥たちは何百、何千キロを羽ばたいてそれぞれの越冬地にやって来る。下りる先は代々決まっているらしいのだが冬景色に生気と彩りをもたらし、とても貴重。
待ち遠しいハクガンはいつ、どのくらいやってくるだろう。人間は勿論、鳥たちが困るほどの大雪だけは勘弁してもらいたい。
二つの特別展が終わった 晩秋の庭へ。
昨日で樹下美術館15周年の記念特別企画「齋藤三郎ゆかりの人々」展および「ゆかり上越 主体美協会のひとびと」展が無事終わった。
リピートされるなど好評の感触を得て、前者は4ヶ月、後者は2ヶ月半の会期延長をさせて頂いた。大規模館に比べるべくもないが、期間中の有料入館者数は849名、カフェを入れた入館者2489名となり前年同期より大幅な伸びだった。
当館初めての記念事業の成果は十分ではなかったかと振り返りご来館者様に心より感謝申し上げます。
閉会に当たり「齋藤三郎ゆかりの人々」で貴重な収蔵品の出品にご協力いただいた二代陶齋・齋藤尚明様はじめご好意の皆様、および「ふるさと上越主体美術協会のひとびと」で傑作を出品くださった作家さんと関係各位に深く御礼申し上げます。
最後に両展について何かとご指導頂いた小林古径記念美術館の宮崎俊英館長に厚く御礼申し上げます。
休館日の本日、展示を片付けももとの展示に戻した。
倉石隆「新旧コレクション展」、齋藤三郎「湯呑と盃」です。
作業をされたスタッフの皆さま、期間中および本日の一日、本当にお疲れ様でした。明日からまた頑張りましょう。
以下は今日の庭です。
一時心配したホトトギスが咲き秋の庭らしくなり、気が早いマユミが紅葉し始めました。
ほぼ何も出来ずストレスの日曜日。
曇り空が夕方にシトシトと雨になった日曜日。
せっかくちゃんと起きたので午前から初めた懸案の名刺作りに取りかかった。妻の分は順調にいったが、私の分はミスとパソコンの不具合で中々上手く行かず、時間を浪費するだけの日になった。
名刺のあたま書き「樹下美術館」を緑色で半円に湾曲するレイアウトにし、なんとか上品に出来たものを、プリントの段階でミスした。
A4サイズの専用紙に10枚の名刺が一度に刷れる行程で、表8枚(80枚)を刷った後、裏面を刷る前に何を思ったか1列ずつ(5枚ずつ)にバラしてしまった。
用いているソフトは4枚5列も一枚ずつのバラ印刷にも対応しない。仕方がないのでワードで作ってみたが肝心の見出しの文字列の湾曲の並びが上手く出来ない。
仕方がないので10枚シートの一枚を刷れるようにして、バラした用紙をセットし裏面の印刷を試みると「用紙が詰まっています」の表示が出てすぐに止まる。名刺サイズOKなはずなのに、、、。
つかえた用紙を取り除こうとカバーをあけるが何も見えず、「カバーが開いています」の表示に変わる。裏側のカバーもはずしてみたり、細いとげ抜きで用紙らしいもの(用紙ではなかったのだが)を「取ろう」としたが全て「徒労」だった。
妻の分70枚はちゃんと刷れたが、私のにあれこれに貴重な時間を費やしてしまった。今後のことも考え「ビジネスプリンターに買い換えよう」と決めて終わりにした。
以下今夕の椿「西王母」
玄関左のベンチ脇に沢山蕾をつけて咲いている。
この花を油彩で描いているので困った時は観に来よう。
北の庭ブットレアのそばで咲いている紅白のフジバカマ。
見えていませんが、秋の蝶を呼ぶつもりもあります。
植えて3年目、随分増えてくれました。
本日「えちご・くびき野100キロマラソン」があった。
17時少々。潟町の仕事場付近のランナー。
残り約5キロ,。よくもまあ95キロも走ってきたもんだ。
このあたりはどんな人にも感動する
夕食のうなぎの卵とじはゴボウが入っている。
美味しそうだったが名刺のストレスが胃に残り、
結局手を付けられず妻には悪いことをした。
年取って何かあればほぼ全て「生まれつきか、年のせい」。自分のことがもたつくようになり、他の人とのことが以前のようにすんなり行きにくくなってきた。多方面に失礼を生じており、誠に申し分けなく思っています。
キジは国鳥、本日は国葬。
樹下美術館の周囲に時々キジが姿を現す。キジは日本の「国鳥」で、雄は華やか雌はシックで、ともに美しい。
上掲のオスは不自由な左足を引きずり、尾羽はすり切れ、全体の色調が失われている。老いた上に傷ついていたのだろう、こんな雄キジを初めて見た。草地を横切る姿は哀れであったが、生きようとする摂理は貴く写った。
本日は元首相の「国葬」があった。多様な国民の幸福を考える民主主義は手間が掛かるがやりがいはあろう。以後政治は丁寧な記録資料の管理、確かな科学と文化を根拠に、一般国民の実生活向上を目指した取り組みを力強く進めてもらいたい。
台風一過の芝生と夕暮れ。
昨日は台風が均等に散らした落ち葉を書かせて頂いた。休館日の本日、芝生を一緒に管理しているYさんが落ち葉を掃き芝も刈って下さった。
今年の芝生は全体にまあまあだったが、最後まで上手くない場所が残った。Yさんはエアレーションをしてみましょうかと提案され、道具を調達してみると仰った、
エアレーションは芝生に均等に小孔を多数開け土に酸素を与え、はびこった古い根を切ってやる作業。かなり以前に一度やったことがあったがかなりきつく長続きしなかった。
今秋は良くなかった場所を選んで行い、上から目土を施すことになった。ほどほど上手く行ったら来春に再度試みようと思う。
昨日と打って変わり爽やかになった芝生。
今夕、台風で拭き清められた夕刻の海岸に赤々とした夕焼け雲がきれいだった。
思い思いに休息しているような雲。
先週末6人の接種を終わり7月から始めた4回目の個別接種が終了した。
お客様に恵まれる 伝統の萩 ブットレアにヒョウモンチョウ 何度も聴く「枯葉」。
本日日中の車は37℃を指していた。台風の影響で一定の風が吹き、暑くはあるが気分が悪くなるようなものでは無かった。
12時頃の駐車場。
新潟日報の記事のお陰もあり夕刻までお客様は途切れなかったと聞いた。
一日二度来館されたお二人様有り難うございました。
美術館の紅白の萩。
秋の伝統の花が暑さの中、笑みを浮かべていた。
若い頃は、また「枯葉」かあ、と言っていたが、
何度聴いても飽きなくなった。
紅葉になったらまだ別の「枯葉」を出してみたい。
若い人達にルンバと言っても何?と言うに違いない。
秋の庭の虫や果物。
9月のことを名月を除いて「はきはきしない月」と書いた。残暑もその一つで、ここのところかなり暑い。例年のことなのか、蒸し暑さは夜まで続き、キリッとした秋の感覚とは遠い。
そんな昨今の庭に蝶が舞い、アゲハ類の幼虫が葉を食べ、キンカンが実をつけ、柿が黄色味を帯びてきた。
以下は仕事場の庭のクロアゲハと幼虫。
腰を器用にくねらせて反対方向へ向かった幼虫。
蚕のようにポニョポニョして触ってみたくなる。
幼虫が取り付いているキンカンに実が付いている。
幼虫が食べるのは今年出芽した柔らかい若葉だけ。
色づいてきた美術館の柿。現在9個がしっかり枝にしがみついている。
夏を越えて今ごろまで実が付くのは初めて。
18年5月17日のブログに、本日柿を植えたとあった。
4年ほどの苗だったので「桃栗3年柿8年」でいうと
今年は初収穫が出来るかもしれない。
甘柿だから獲って直ぐ食べられる。カリカリ甘い柿を美術館のお客様と一緒に食べてみたい。
やっと良い天気になりましたね。
日曜日の本日も絵を描いた。風景画は乾かすことにして長く休んでいた椿を描いた。水彩のように薄く薄く塗り重ねているので大した失敗も無く描き進めた。もう少し進んだらここに出してみたい。
午後やや遅くカフェに行った。紅茶とケーキを頼んだ。持って来たスタッフが
「やっと良い天気になりましたね」と言った。
短い言葉だったが非の打ち所の無い一言だった。
光の庭を見ながらお茶とお菓子が美味しかった。
遅い夏休みをする庭でムクゲとサルビアの残花と、奥の方にはオミナエシが咲いていた。
芝生でゴルフボールを打っていると空がきれいになっていたので海へ行った。
帰りの道で釣りを終えた私より少し若い方に出会い、歩きながら話をした。
車が沢山ありましたが、何が釣れたのですか、と訊ねた。
私はダメだったが、早く来た人はイカを沢山釣ったようですと仰った。
長野県の人だったので、信州は山と雲が良くていいですねと言うと、いーえ、海がある新潟県の方がよっぽどいいですよ、と仰る。
無い物ねだりですね、とほとんど二人同時に言ってお別れした。
所変わり季節変われば。
昨日長野カントリークラブでゴルフをした。昔は遠かったが、いま高速道路で一時間少々で着く。スコアは良くなかったが飯綱の山影を間近に、すみずみ手入れが行き届いたコースは素晴らしかった。
スタートホール脇にリンゴの木がずらりと並び、少し感動した。
所変われば山変わりゴルフ場も植栽も変わる。
以下は本日の当地の空。
あまりの暑さに関田山脈に湧く積乱雲が
息を吐いているように見えた。
たまたま遠近別の雲が重なったようだが変わった眺めだった。
ところ変われば樹下美術館の柿。
二か月前は20前後あったものが8個ほどに減っていた。
隣り合っていた実を一つ間引きして取ってきた。
ういういしいお嬢さんの感じ。
季節変われば果物変わる。秋になったら信州のリンゴは勿論、ぜひ樹下美術館の柿を食べてみたい。
愛知県からのお客様に励ましを受けた。
日中美術館に居る妻が折々その日の事を話してくれる。
過日の二組の方たちには直接お会いしたが、一昨日聞いた愛知県からのご夫婦のことは妻からの伝聞だった。
以前お二人は富山県からよく来館されたということだが、愛知に移ってからここが遠くなった。このたび思い切って来てみたが、展示が非常に素晴らしかった。カフェや庭も以前のままで、“樹下美術館ほど素敵な所は無い”と仰ったという。
これだけで十分感激なのに拙ブログを知っておられ、昨年倒れた小生の体の事がとても心配と、涙ぐまれたという。
コロナ、戦争、自身の病、、、良くないことが続くなか、何と有り難い話だろう。多忙に明け暮れ年令を重ねると、ふと悲観に襲われることがある。
遠くからのご夫婦に温かな励ましを受け、つくづく“美術館をやっていて良かった、生きていて良かった”と気持が改まる。
また訪ねると仰って、帰路に向かわれたそうだが、心からお待ち致します、遠路本当に有り難うございました。
仕事場のキンカンにきていたクロアゲハ。
何度も蜘蛛の巣に止まり産卵するような動作をする。
糸に絡まないか心配だったが全く恐れを見せなかった。
秋になったら美術館のブットレアのそばにもキンカンも植えたい。
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