社会・政治・環境
嬉しい東京新聞、足温器と電気敷き毛布。
年を取って意見、見解などについてより感覚的になった。合う合わない、しっくりくる、こない、という風に。
それで、おそらく私が生まれた時から当家で取っていた中央の大手A新聞を止めた。上から目線、特定人物への忌避、原発事故の矮小化、など作為や誘導を感じ、ほとんど読まなくなっていた。
その結果東京新聞にした。紙面に余分な感じがなくシャキッとしている。なにより真摯に伝えようとする気持ちが伝わる。
昔在京したころにこの新聞を取っていた。東京のこともよく分かるし、妻は「公平な感じがする」とも言った。
地元新聞店の取り継ぎがないので一日遅れの郵送。当面朝刊だけだが、一日遅れとも気にならない。
ところでこのところ足が冷える。本日は足温器と初めてとなる電気敷き毛布を買った。両方ともあっというほど安く、毛布は早く寝たいほど暖かい。
冬ばらの淋しき選挙を見送れり。
曇りの本日選挙があり、夕刻投票をしてきた。
帰宅すると黄色いばらが一輪、静かに世を忍ぶ様子だった。
冬ばらの淋しき選挙を見送れり
冬ばらの見送る淋しい選挙かな
俳句は難しい。
診療所と美術館の忘年会 身から絞り出される血税 超然たる品位の国として。
昨日に続いて雪が一段落している本日、診療所と樹下美術館の忘年会があった。忙しければ頑張り、暇なら耐える一年が終わる。
お世話になる人、支援して下さる人も参加して18人。抽選会、出し物、歌、センチュリーイカヤさんで三時間を過ごした。
女性スタッフ持参のシャベル三味線。
彼女の「シャンシャン馬道中」「十日町小唄」は秀逸だった。
拙宴会などをお出しして真に恐縮です。恥ずかしながら筆者は星降る街角でした。年に一度精一杯の全員参加、どうかお許し下さい。
明日は苦悩の選挙、しかしなんとか投票したい。
選ばれた方は大企業ばかりでない、私たちの「文字通りの血税」を震災復興と国民の健康・福祉・教育文化のため一円のムダ無く使っていただきたい。
大国の思惑が絡むえげつない近隣の挑発に簡単に乗せられることなく、超然たる品位の国として実直に歩むことを心から望みたい。
優しくも強い性、女性。
強い季節風が吹き荒れた一日。どこにいてもどーどーと海鳴りが聞こえていた。
そんなに日、意外にも女性の滋賀県知事が新しい政党を作った。震災以後、優しくも強い性を有する女性政治家が望まれるのでは、と思っていた。
スリムなカモメは強風の風上へ、大きな曲線を描きながら向かっていく。
女性らしい有能な人であれば、あらがうばかりの男達に代わって平和のために女神の如く存在出来るかもしれない。
肌寒い一日 保育園の健診。
夜半に雨、そして肌寒い一日だった。暑い夏が恋しいくらい、という感想を聞いた。
午後は近くにある保育園の健診に行った。1~5才児まで70人近く診た。一人も欠席者がいないとは珍しく、胸がすーっとした。
・健診中、列の遠くからニコニコしてこちらを見ている三才児の幼女。前回は大泣きしてとうとう出来なかったという。虫の居所が悪かったのですね。小さな顔、クリクリした髪、娘の幼少に似ていた。
・福島から避難の園児は一時20人前後だった。一年半を過ぎて3人にまで減ったと聞いた。あらためて大変な事が起きていたのだと思った。皆さんの運命は様々に変えられたにちがいない。
9月23日(日曜日)の南三陸町、志津川。
本日9月23日(日曜日)は映像で繰り返し見た南三陸町志津川を回った。
仮設商店が集った場所。他所からの人が多く集まるように見えた。
山間の田んぼ。棒がけによる稲干し風景に心がなごんだ。
ここのおそばは美味しかった。
終戦後の復興には「リンゴの唄」の歌声や混雑する列車など、子ども時代の思い出でさえ活気の背景がよぎる。
本日見て回った南三陸町の志津川はひっそりとして、全体に遠慮が漂うのを感じた。
国を作り直すほどの事業が期待されるが、休日のせいか静かだった。元どうりにすれば済む事ではないので難しいにちがいない。もったいないほど美しい地勢、何代先も見据えて進めて欲しいと思った。
帰りは古川でレンタカーを返した。帰りの上越新幹線で駅弁を開くとほっとした。わずか一泊二日だったが長い旅をした感じがした。
秋の音楽会はチェンバロとリコーダーの夕べ。
再びの炎天となった一日でした。ニュースは連日、二大政党の党首選挙の話題一色となりました。
福島復興とゼロ原子力の美しい国への再生を、丁寧に実行される人を心から望みたいと思います。
さて樹下美術館では11月10日(土曜)の午後6時半から
イングリッシュ・スピネットタイプのチェンバロと
リコーダーのコンサートを催します。
チェンバロの実力者・加久間朋子さんは、作秋設立された日本チェンバロ協会の発起人の一人であり、運営委員をされています。今回は三回目の来演です。
このたびは気鋭のリコーダー奏者辺保さんとのアンサンブルとなりました。
※ギターの飛び入りも期待されます。
サブタイトルの16,17世紀イギリスは音楽も黄金時代。リコーダーは多様に花開きました。
さまざまなリコーダーとイングリッシュスピネットのチェンバロによるアンサンブルはとても楽しみです。
見飽きない雲 原子力発電所を拝む時代。
お天気は数分、数十分、数時間、数日、数ヶ月など刻々と変わる。予報もそうらしい。
先日tenki.jpで見た上越地方の10日間天気予報は、9月8日の最高気温を36度と知らせていた。しかしその後、色々と変わり、本日は30度だった。ここへきて9月の予想がやや低めに変わっている。
一両日は暑さの中、雨が降り始めたので澄んだ空で雲が生き生きとしている。本日午後、尾神岳上空の雲などは山をムシャムシャ食べているような迫力があった。
上越市大潟区吉崎新田付近から見た午後の空。左が米山、右に尾神岳。
さて20年ほど昔の夕刻、大潟区は新堀川にかかる橋を通ると夕陽を拝む老人がいた。海産物の事業で成功された方で、後ろ姿は高潔だった。
その方亡きあと、夕陽に手を合わす人を知らない。美しい心根の昔の人たちは、朝な夕な陽にむかって手を合わせたのだろう。それがいつしか原子力発電所を拝む時代になった。
蓮の実は美味しかろう 署名期間の終了。
さる8月26日日曜日、上越市髙田で知人と夕食を一緒した。いくつか横切った蒸し暑い通りで、語りかけるような灯りが懐かしい。
さて、さして飲めない自分は、少々の酒を分けてもらい、簡潔で気の利いたお料理を美味しく食べて、東京の人の話を面白く聞いた。
帰りの代行車中、飲むと最後は眠る妻。
「奥さんイビキきかいてますが、、、」と運転手さん。
通り過ぎるお濠の蓮には蕾が沢山ついている。まだまだ花期が続くこの時期、遠くから蓮を見に来る知人がいる。
「髙田の名物料理はだいたい出尽くした感じですね」
「スルテンはいいですが、ほかのは風情がなくて」
「ここは蓮の実が沢山採れそうじゃないですか。美味しいんだから何か名物になりませんかね」
「うーん、ねえ」
など運転手さんと話しながら帰った。
家に着いて目覚めた妻に聞くと、上越市本町の大杉屋さんに蓮の実のお菓子があるという。
翌日さっそく妻が買ってきたので食べた。すっきりした夏菓子。十分美味しかったがどうだろう、あの蓮の葉の香りがほんのり漂うならば、さらに抜群であろう。
蓮の実(乾物の戻しでもいいが)で炊き込みご飯、チャーハン、押し寿司、のっぺ、お菓子(まんじゅう、月餅、あんみつ、アイスクリーム、その他)、茶碗蒸し、ピックルス、納豆、お得意の天ぷら、レンコンとの種々合わせ、砕いてカラカラに揚げてラーメンにぶっかける等々、、、。すでに色々ありそうだが。
桜や蓮を見にわざわざ見えるお客様に、もうひと押し喜んでもらえる物があればとついつい思う。
さて本日は署名期間の最終日、最後に書いて頂いた人は私と同じ苗字だった。仕事を終えると、ハンコをもらい忘れている人の家を訪ねた。
降らなかった雨 青栗 夕雲 受任者が3000人を越えた。
昨日の天気予報は、本日午後の雨をありありと示していた。連日の猛暑、まさかと思ったが午前から風強く、昼近づくにつれて曇が広がり気温も幾分下がった。
庭ながら、どうしても降ってもらいたい雨。しかし1時半ころ、施設へ出向く車のフロントガラスに10数粒の雨が付いただけで終わった。上越市大潟区では結局降らなかった。
「原発」新潟県民投票の実現を目指した署名収集の受任者登録がついに3000人を越えた。筆者は7月中頃に末席を汚させていただいた。当時の登録は1600人ほどだった。増え続ける受任者が集める署名が、目標の4万筆を大きく越えることを期待したい。
活動期間はわずか2ヶ月、来る8月22日で終了する。残り16日、いよいよ最後の追い込みとなった。署名のお願いに対する皆様の厚い反応が嬉しい。同様の機運は全国規模で着実に浸透している。活動が成功し、“新たな文明に向かう第一歩”となることを願わずにはいられない。
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