医療・保健・福祉・新型コロナウイルス

昨日の春陽 海面を見て飛ぶカモメ 衝突しないのが鳥の条件の一つ 1人から始まったコロナ災禍。

2021年2月23日(火曜日)

昨日の晴天が一変、今日は荒れました。

昨日昼の春陽を思い出し大潟水と森公園を2枚足してみました。

 

豪雪によって公園を取り巻く今年の鵜の池は水量が多いかも知れない。
水かさが多い公園も見てみたい。

以下は時折陽が射した午後の大潟漁港のカモメです。荒海など全く気にしない、むしろ喜んでいるフシさえありました。
写真を見て分かったのですが、飛ぶ時は前を向いているとばかり思っていたのですが、海面を見ているようです。絶えず餌を探しているのでしょうか。

 

 

ぶつかるように見えますが、多分右のが前を横切っているのでしょう。
大きさからも、左が前とはちょっと考えられませんが如何でしょうか。
(そもそも遠くをズームで撮りましたので見た目以上に離れているはずです。
鳥同士が空中で衝突することは、まずあり得ないと思われます。
もしもぶつかるなら、それは鳥ではない、と言うくらいの約束ごとなのでしょう。
何百羽という群が一斉に飛び立つ時、衝突が起きるのも見たことがありません。

 

本日、上越市で8人のコロナの報告がありました。
全国的に減ってきているようですが、過日のニュースで新潟県はくすぶっている8つの地域の一つに数えられていました。

ところで、いくつも条件が重なったはずですが、そもそも一人から世界に拡がった新型コロナウイルス禍。
減っているとはいえ簡単に緩めていいものか、難しい問題です。社会の集団免疫が成立していない現状であればなおさらです。
ワクチンの評価が高まっていますので、それが終了しても一定の用心をした方が良いと考えられますが、どうでしょうか。

上越市大潟区は小さな区 田や林を走る在宅訪問 超高齢者で無視できない食事の負荷。

2021年1月19日(火曜日)

ようやく道路が落ち着いたので今月も在宅訪問をすることになった(看護師に催促もされて)。

医院がある旧大潟町は平成7年の大合併でそのまま区になったが、面積は16キロ㎡少々と大変小さい。四角にすれば4キロ四方しかないのだ。
その区を北から順に(海から順に)県道浜線、国道8号線、JR信越線、北陸高速道が東西に横切っている。
小さな町を道路や線路が忙しく通過しているのだが、海辺や雑木林(昔は松林)が何とか残っているので、一定の自然に触れることが出来る。

本日の訪問は三軒で、二軒が町うち、一軒は田んぼのある集落だった。水田地の集落へ行くのは林や田を走るので清々しく気持ちが和らぐ。

以下本日、帰路の写真です。

 

両側の田は深い雪の中。
向こうの雲間から青空が覗き明日はお天気になりそう。

 

さらに進むと向こうに高速道路が見える。

 

 林を横切るとJRの高架橋に出る。
ちょうど電車が来たので車から降りて撮った。
豪雪で何日も運休していた電車が足取り良く通過した。

 

さて時々食事中や食後に失神していた方が食べ方を変えて以来すっかり症状がなくなった。超高齢になると食事はその都度、消化や循環、あるいは神経系にとって実は一大イベントに相当するようになる(自覚出来ないのが普通ですが)。
その結果、超高齢者は調子良く食べ続けて太り始める頃に、救急騒ぎが起きることが少なくない。
太るまで食べることと、騒ぎになって慌てること、どちらを選ぶか難しい。出来れば安全な生活が良いのではと考ているが、どうだろう。

明日は大寒。厳しく始まった冬、今後しばらく小康が期待できるのか。

除雪の日々 豪雪の鳥たち セレブはパーティーや演説ではなくさらに寄付を続けて コロナがあぶり出す時代の劣化。

2021年1月10日(日曜日)

昨日よりさらに降った本日、上越市ホームページの小さくて見にくい報告によれば、本日大潟区の積雪は155センチと載っている。但し24時間降雪は105センチとあり、猛烈な降りは浜雪というのだろう。

午前にカーポートの除雪をした。

二階からみた様子。驚きの昨日をさらに越えた。
矢印のところに車のお尻が見える。
雪は圧倒的な量になった。明日屋根の雪下ろしをしてもらえるようだ。
いずれにしても広く下をきれいにする必要がある。

 

その車の前の様子。矢印の所に県道がある。
手前は雪をかぶったフロント。

除雪一時間余、前を広げて県道に繋げた。

 

雪掻きは体を使うが、やった分だけ目に見えて結果が現れる。
しかし切りが無いので、やり過ぎないようにしなければならない。
申し分けない、妻の車は後回し。

その県道はこのような有様。
幸い消雪パイプがついているため、一台は通れる。
だがめったに車は来ない。

知り合いがその道に入って来た。頼まれごとをされる人で、後から後から忙しいという。除雪されていない生活道路もあるらしい。
先生も気を付けてと、凸凹道を走って行った。

雪掻きの時、コウコウと言って六羽の白鳥が東方へ飛んで行った、表情が見えるほど低空だった。空腹で高く飛べないのだろうと思った。
また暮れる頃、久し振りにスズメの鳴き声を聞いた。どこで何を食べているのやら、、、。

二階の手すりにパンくずを置いてみた。
時節柄鳥どころではないのだが。

 

さて雪のため地域は完璧な自粛生活になっている。その折の新潟市の成人式にはどれだけ参加があったのだろう。
これは感染があったか無かったかではなく、いまどき何をしたかの問題にほかならない。
一方ウイルスは快適に過ごしていることだろう。
何もしなくとも若者達が感染・増殖を引き受け、あちこちへ自由にばらまいてくれる。

そうかと思えば、高齢者の感染死亡は寿命だと、某漫画家の評論家が人を集めて演説している。
そのくらいの覚悟はできているので、他人が声を大にして言うことではない。
空腹のうえ撃たれて血の泡を吹きながら亡くなった大戦の若い兵士の願いに反して、時代はどうしようもなく劣化している。

もう一つ、セレブ達はおおっぴらなパーティーや演説ばかりではなく、さらに寄付を続けてもらいたい。

豪雪が加わったせいで沢山文句を言いました。

大雪の在宅まわり 入所者さんの反応 コロナの感染報告。

2021年1月8日(金曜日)

昨日の大風のあと雪が降り始め、本日は積もった。気温が0度を下回り、昨年とは一転大違いの冬になっている。
比較的雪が少ない沿岸部の当地でも60センチはある。そんな午後グループホームと一軒のお宅を回った。

このような日の道幅は狭く、対向車とのすれ違いに苦慮する。しかも路面、脇の雪、空の三者がいずれも白一色にかすみ、視界は悪く運転は神経を使う。

 

施設で。

 

岩野のお宅前。
車庫の前が広く除雪されていたので駐車が楽だった。

この度のドカ雪は何年振りだろう。
大雪になると建物や木立などが雪をかぶり、丸く盛り上がってくる。車や人影も減ってなぜか風景に昭和の面影が漂う。

都会では緊急事態宣言が出されたが、こちらでは宣言がなくとも雪によって更に人出が減る。
そんななか、新潟市で10日に成人式が予定されている。先日、その着付けに当地からまとまって応援に行かなければならない、と言って美容師さんが顔を曇らせていた。
ドカ雪の中100キロの道のり、式典参加には一定の配慮がされているというが、豪雪とコロナ、、、まったく乱暴な話である。

さて施設のホールで7、8人の方がテーブルを囲み、皆さんとても静かだった。スタッフが一緒のテーブルでノートを付けながら見守りをしている。
あまりの静けさに、
“皆さんは静かで、とても賢く見えますね”と思わず口にした。
すると、パチパチパチと、スタッフが手を叩き、
“良かったですね、みんな賢そうだって先生が言いましたよ”と声を出した。
多くの人に反応が無かった中で、お二人が笑顔を見せて手を叩いた。
いつも無言の方の笑顔に少々驚き、嬉しく思った。
また来ます、と手を振ると数人の方が手を振った。
通路の向こうにも何人かいらして、テレビから「愛して愛して愛しちゃったのよ」という昭和の歌が流れていた。

一昨日、上越地域は12月10日以来報告が途切れていると記載したところ、本日一人感染報告があった。
病院職員ということ、自分もいっそう気を付けたい。

大雪に列島のコロナ。私達は歴史的な冬を生きているらしい。

寒波+爆弾風低気圧 秋ばらの下絵 病院数だけの問題ではない。

2021年1月7日(木曜日)

午前中は嵐の前の静けさで、陽が射していた。
午後は一転、ゴーゴーヒューヒューと、恐ろしい音を立てて風が吹いた。一方雪はさして降らず、そちらは明日遅くからのようだ。

風の音を聞きながら幾つか書類と手紙を書き、バラの下絵を描いてみた。同じ花でも過日のよりも簡易になってしまった。

④「秋ばら」。
花はチューリップのようですがばらです。
秋ばらはどこか弱々しい。その分本画では心込めて描ければと思いました。

東京における新規感染が2447人と報告された。相手も本気であることが窺える。

ところで、
感染数に比して病床が逼迫していることで、数だけ多い病院と質のミスマッチが指摘されている。だが総合として平時の医療は何とか充足し、一定のこまやかさにも応えている。これは長年法によって実態/効果がぎゅうぎゅうに絞られ続けた結果生じたものである。唐突に非常時態勢と言われて即舵を切れるほど現実は軽いものではない。

今日の非常時下であれば重く大きな舵を切れるのは政治しかない。だが建物、機材は急ごしらえで可能だがマンパワーは間に合わないし、ポストコロナも考えなければならない。一方で意識ある機関は、深刻な事態に応じるべく自己研修などで黙々と備えに勤しんでいるはずである。

この件について引き合いに出される欧米であっても、現実は決して数・質およびマッチングが成立しているわけではなさそうだ。病床までたどり着けず、累々と廊下やエントランスに置かれたままの重症者を見ればそれが想像される。逼迫は国それぞれの文化や事情に応じて生じているのである。

十分に詳しくはないが、新型コロナウイルスの重症対応のテクニックは救急医療のそれ+新興感染症対応の複合に準じ、かけ声一つでできるほど容易ではない。
現在卒後の医師研修に基本三か月の救急医療が組まれている。だが新興感染症が重複するこのたびの件は新たなカテゴリと考えられ、戦力には一定の現場期間を要しよう。
現場の責任感は強い。病院や医療者の実状に対して大したアイディアも無くただ加圧するだけでは、当事者のいっそうの疲労→広汎で悲惨な院内感染拡大を招来しかねず、ぜひとも慎重をお願いしたい。

ドカ雪あとの鳥たち なければ無いで緊張。

2021年1月6日(水曜日)

当地の水田は正月寒波がもたらした雪によってすっかり覆われている。
普段なら田で稲の根を食する白鳥や雁はどのように雪を凌いで食餌をしているのだろうか。

久し振りに陽が射した午後、施設回診のあと付近の田を走ってみた。

すぐ近くの田にいた白鳥の小さな群。うずくまるなどして休んでいる。
休む一方、体温で雪を溶かし、下の餌をあさるのか、と想像した。

何カ所か見て廻ったが、僅かの鳥しか見当たらない。水が滲みて雪の少ない田もあったが、姿が見えなかった。

新柿線を下ると、柿崎インターのすぐ近くに大きな群がいた。
雪が少なく容易に食餌が出来る場所だった。
鳥たちはこの先の降雪まで見越して、楽な所から順次手を付けるとしたなら、それは賢いことだと思った。

 

コハクチョウとマガンが混じった群。
すぐ近くを高速道路が走っている。

 

陽を浴びた鳥たちの様子は楽園を思わせた。

 

3,4年前の冬に、遅くまで雪が降ったことがあった。
積もった雪の中で食餌に苦労している雁や白鳥を見たが、一見痩せて気の毒だった。

本日は好天でもすぐ先には再び強い寒波が待っている。
自然の厳しさ対野性の智恵。これから鳥たちはどう対応するだろう。

 

心配をよそにますますコロナが勢いづいている。
新潟県も増加しているが、上越地域は12月10日以来報告が途切れている。なければ無いで緊張せざるを得ない。

明日から仕事、本日除雪 ウイルス対ワクチンが始まろうとしている。

2021年1月5日(火曜日)

12月30日から本日まで1週間の冬休みを取らせて頂いた。
普段の1週間はすぐに過ぎるが、このたびは同じ1週間でもひと月も休んだごとく長く感じた。初詣はおろかどこへも出かけなかったが、お陰様で心身は休まり、諦めかけていた絵に手を付けることも出来た。

3日、4日と続いたドカ雪は昨日からの雨で20センチほどに減った。本日朝、除雪機を動かす方に来て頂き、仕事に備え駐車場を除雪して頂いた。

雨で少なくなった雪をさらに除雪しました。

お陰様で医院周囲三カ所の駐車場は夕方には路面が現れ、すっかりきれいになった。しかし週末には二度目の寒波が来て風雪が見舞う予報が出ている。
幸い助っ人と機械に力がありますので大丈夫だと思われます。

 

列島はコロナが感染拡大し、汚染レベルが懸念されます。配慮を越える市中感染拡大とパニック出現の危惧です。
あそこが悪い、ここは何をしている、メディアが煽る、などと手当たり次第医療や行政あるいはメディアに文句を付けるのは、それ自身パニックの始まりのように見えます。
緊急事態宣言の有無に拘わらず、さらに出回らないこと、ハイテンションで交わらないことのほか、一般的な配慮を各自黙々と励行するほかありません。

あとは来月後半などから、と言われるワクチン接種が鍵です。
具体的な方法については、間もなく知らせがあることでしょう。
先行した国々の成果が気になりますが、多くの人が接種を受け、流行にブレーキがかかることが強く願われます。
接種が行き渡っても真の克服を得るには、当分配慮生活を続けなければ意味がありません。

ウイルス対ワクチンの最終勝負が始まろうとしているのです。
ワクチンは副反応が無視できるレベルで質が良いことが前提です。全体の開始タイミングが間に合っていること、接種遂行にもたもたしないことが、成果の分かれ道でしょう。配慮生活を続けながら是非とも勝利したいところです。

恥ずかしながら晦日三が日の食事 新型コロナウイルスはインフルエンザとは違う。

2021年1月3日(日曜日)

予報は侮れない。
雪が少なかった当地沿岸も、静かに夜が明けると豪雪が出現していた。70センチ前後の積雪に見舞われた。二年振りで仕事場の雪掻きをしたが、やるだけ片付くため、つい「雪かきの馬鹿力」風に陥り、やり過ぎを少々後悔した。

除雪の写真を撮り忘れましたので、本日は恥ずかしながら大晦日~正月の食事を並べてみました。例年なら料理屋のおせちでしたが、今年は単品を買い付けし、あとは妻の手作りでした。

 

 

ご近所の方が作ったお蕎麦をとろろダレで食べました。

 

 

標準価格の蟹のほかは、みな自家生産でした。

 

琵琶湖産の鮎の佃煮はネット、伊達巻き、錦玉子は近隣の店です。
琵琶湖の鮎は姿が大変美しく、しかも美味しかったです。

 

四日間は一日二食で過ごしました。

 

さて昨年の今ごろは、柏崎市の天神様巡りでした。寒さは風情のうえ、雪もコロナも無くウキウキしながら回ったのを思い出します。三忠呉服店さんで頂いた鯛飯やご馳走と器の味わいは思い出深く、原惣右衞門さんの銅器、吉田隆介さんの焼き物はいずれも上品で、その後喜んで使わせて頂いています。

 

上越地方はしばらくコロナの報告がありませんので、どうかこのまま、と祈るような気持ちで過ごさなければなりません。
本日雪かきでかなり無理をしましたので、心肺の余力が気になりました。年を考えればやはりコロナは恐ろしいです。

新型コロナウイルスはインフルエンザ並みという人がいますが、
タミフルのような有効な抗ウイルス薬もないまま死亡例は急加速し始めました。医療態勢と経験はまだ浅くワクチンは不確定。私達はいまだに丸腰のままなのが本当の姿でしょう。根尽きて、インフルエンザと同じ、もっと自由にという人にはコロナ以上の恐ろしさと悲しさを覚えるのです。

今こそ医療の前線に耳を傾け、少なくともあと三か月は慎重姿勢が必要ではないでしょうか。
万一大過なく過ぎたなら、その時はじめて喜べば良いのです。

今年の表向きの仕事が終わった コロナ 大潟水と森公園の鳥 豪雪予報。

2020年12月29日(火曜日)

本日今年の診療所が終わった。新型コロナ一色の年だった。
自分が罹れば皆さんも罹り、その逆も然り、スタッフおよび家族も同じ。重い三位一体が突然にして現れ、高齢者さんを多く診ているので、感染=重症化のイメージを常に払拭出来ず苦しい課題だった。

当初、臨床の入り口である検査の門戸が異常に固く、果たして先進国なのかと心底悩まされた。初夏のころから比較的スムーズな体制に移行したが、そのころ既にウイルスは小休止を装っていた。
もたついた当初の対応はあたかも国の方針の如く擁護されたが、実際は中央から保健所に至るまで公の体制があまりに貧弱だったためだった。幸か不幸か日本では同じコロナウイルスであるサースとマーズへの関わりが乏しかったことが、響いたのではと考えることにしていた。

感染症の動向は季節因子の影響を少なからず受ける。
間もなく1年、未知疾患の基礎と臨床の知見がようやく揃い始めることになる。この後のワクチンと特効薬の動向は大きいが、それまでは対応の効率化が最重要課題だ。1年の経験をもとに幾つか関連法の整備に手がつけられ、流れの円滑化が期待される。

いずれにしてもこの冬が正念場ではないだろうか。余計な犠牲者を多くしないよう、気を付け、あと二か月少々の冬を何とか無事越えたいと思う。

本日は風雨なくまことに穏やかだった。
在宅訪問が一件だけだったので、その前に大潟水と森公園を歩いた。秋冬の妖精、あこがれのエナガに出合うことは叶わなかったが、40分ほど歩いて以下の鳥を見た。

 

カシラダカ。

 

 

シジュウカラ。

 

 

アトリ。

 

 

コゲラ。

 

 

小さな流れにミズバショウの芽が出ている。

無理を言って1週間休ませて頂くことにした。
しかるに明日から強い冬型となり、正月も豪雪が予報されている。数年に一度という雪らしいが、初詣の寺は決めてあり、唯一の外出予定がそれ。小康があればと望みを託している。

二度目の雪は雨に変わった ささやかなクリスマス 虹の彼方に コロナ、今後の笑いと静かさ。

2020年12月25日(金曜日)

雪の予報通りに朝からボタボタと降ったが、夕方には雨交じりになるなどしてさほど積もらずに日が暮れた。

 

仕事場の二階から午前の雪。

在宅回りの雑木林と午後の雪。

 

今夕のケーキ。


以前載せました私の好きな「Over the Rainbow」。
ある意味今どきぴったりかもしれません。

 

さて残念ながらコロナが拡大しています。病院や介護施設における50人、80人規模の感染や4、50人に増えた新規死亡の日報などから新興感染症の本当の怖さが現れ始めているように思われます。

夏から秋の楽観主導が冬春を主戦場とするウイルスを温存播種、活性化させ、都市を中心に列島の汚染的状況を許していると理解されます。専門職や臨床家の必死な助言に耳を貸さず、移動を伴わない経済支援をせず、未経験な出来事を全能感覚に酔ったまま推移させたツケです。

ところでハイテンションになりがちな飲食、なかんずく「歌」や「饒舌」はウイルスを喜ばせるはずです。最近私は「笑い」、とくに「大笑い」もまた問題かもしれないと思うようになりました。笑いは不規則でかなり激しい呼吸を伴います。だれかが感染している場合、笑いでウイルスがまき散らされたり、笑いでそれを深く吸い込むことを恐れるのです。

この先ある日突然ウイルスから解放され、祝杯を上げるように終わるとは考えにくいコロナ禍。
「静けさに耐える」、「静けさを喜び、あるいは楽しむ」生活と文化を受け入れる。振り返れば、静けさは文化の普遍的なエッセンスの一つかもしれません。
YouTubeに小声で漫才をしている動画が上がっていました。耳にして可笑しさとともにさすが、と感心しました。
静かには、得手不得手はあろうと思います。しかし政府なども静かな生活を推奨しました。
今後まだ間に合うと考え、ウイルスで地域が汚染されないよう、「静かに」を重要なキーワードに加えて予防を心がけ、自身と貴重な病院を守って行かなければと願っている次第です。

賑やかに多く交わらず、静かに暮らす。こんなことが果たして歴史にあったでしょうか。
確かに異常です。
しかし半年前、「戦争よりまし」とあるお年寄りが言ったのを思い出しました。
何とか良いワクチンや特定の特効薬が普及し終息するまで、嘗て無い文化文明を新しいものとして受け入れ精一杯生活する。
後は政府に本気で頑張ってもらう。
偉そうに言うわけではありませんが、そんな気持ちで過ごした一日でした。

長くなりました。

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