新潟県立大潟水と森公園のオオウバユリ。

2024年7月20日(土曜日)

昨日知人のA氏が二貫寺の森のオオウバユリの写真を送って下さった。自分が観た日から9日目、つぼみが膨らみ開花が近いことを覗わせる写真だった。

そもそも私は間近でオオウバユリの花が開花しているのを観たことがない。
2021年7月、大潟水と森公園の歴史ゾーンの先で2本のつぼみを観たがすぐ後に心筋梗塞を発症して入院、花を見る事が出来なかった。しかし先日訪ねた公園の3年前と同じ場所に花は無く、お聞きした二貫寺の森で6,7本のつぼみを確認した。少なくても今年は二貫寺の森で晴れて花を観れるというところまで来た。

そして本日7月20日土曜日、一時間近くの午睡の後、念のため大潟水と森公園の管理棟を訪ねた。すると管理者の方が野鳥観察ゾーンに4,5本、歴史ゾーンに1本つぼみがあり、数本が開花しているという。思いもよらぬ場所に幸運があるらしく早速向かった。

花は意外と近く管理棟から野鳥観察ゾーンへ入って間もなくの場所だった。このゾーンは静かで、かって何度か歩いたが人を見かけることはほとんど無かった。

さっそくのつぼみ。
蓮の花のような部分から
数本花がひらいてくる。

 次いで花です!

 三つの花。

さらに進むと、

 七つです。

何と気高く生き生きと咲いていることでしょう。辺りから真っ直ぐ突き抜け、花は緑で茶紫のアクセントを帯び毅然として、ああ古代の正統な女王か姫の趣きだった。

一帯は湿り気が強くうす暗くて草木は密だ。しかし近くに人家があり、傍らの国道の行き交いはかなり賑やかで、私も通い慣れている。花はそんな場所で人目を避け長ーい年月咲き続けたていたのだ。本日そこで初めて大小6本のオオウバユリを観ることが出来た。そのうち数本の蕾もあるので後日の楽しみとして公園を後にした。

都市公園という場所で一種原初的で威厳に満ちた花を見る事が出来るのは幸運なことだと思う。

以下は昨日写真を届けて頂いた二貫寺の森のオオウバユリの中の一枚です。

うす暗い森で1本の茎の根元から10数枚の大きな葉を広げている。懸命に光を集めているのだろう。なかでもこの花は太く立派で、一体幾つ花を付けるのだろうか。数日以内に開花が想定されこちらも是非観なければ。

すでに御存知の方も多いと思いますが、まだの方にはどうか素晴らしい花を観て頂きたいオオウバユリでした。

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