昨日北越の小京都、加茂市を訪ねた。

2022年5月22日(日曜日)

去る5月1日、かねて新潟日報おとなプラスで見た加茂山公園を訪ねた事を書いた。その折、時間切れでリス園を見られなかったことと、付近の風情が良かったことから妻を誘って再訪したいと思っていた。

そこで午後,、知人が加わって念願を果たした。曇の空とはいえ、風景の隅々を見ることが出来るので悪くは無かった。

加茂山公園入り口は水辺の風景。

 リス園のそばにあった松岡譲揮毫による民謡「加茂松坂」の歌碑。

 

念願のリス園で童心に返る。

帰りは園内の静かな山道を回る。
このくらいの坂道はこどもも楽しめる。

下った所のレトロな建物は民俗資料館だった。

博物館で加茂一帯が織物、木工(桐ダンスなど)、和紙など
創意工夫の物作りで栄えたことが良く分かる。

やはり新潟日報おとなプラスで知った加茂駅付近の
カフェ「ピノキオ」で食事時間まで小休止。

市街地をくまなく明るい雁木風の側路が続き、
車も店先に楽々駐車できるようになっている。

お目当ての「山重(やまじゅう)」へ。
如何にも手入れ良い創業200年、国指定の文化財。

玄関と部屋に爽やかな岩田正巳の絵が架かり、床の花も心こもっていた。

 

以下山重のひととき。

先付けの一つに「鯛昆布〆うるい和え 味噌酢仕立て」。

白魚真丈(しんじょ)の椀物。

温物の鯛あら炊き。
生生姜、ごぼう、木の芽のあしらいがまことに麗しい。

青豆ごはんのあとのメロンまで十品、小京都の心こもった料理を堪能した。

 

この時勢なかなか遠くへ足が向かない。
たまたま新聞で知った新潟県加茂市は車で1時間少々。
まだ二度目だが、普段あまり縁が無い県央の街は「北越の小京都」と称するだけあって旅情と安堵のもてなしを漂わせる風だった。
お陰様で本日午後のひとときを貴重なハレの時間にしてもらった。

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