ラジオと本で育つ子供

2011年8月28日(日曜日)

今日で母逝去の35日法要が終わった。8月10日の滅入からすれば大変早めの壇払いとなった。残った者は自分なりに死者を心に沈ませて、先を生きることになる。

 

法要に訪れた二人の姪は楽しかった。本とラジオだけでテレビも新聞もない生活を続ける一家。小学3年と5年生だが、たいてい大人の相手もする。

 

大嶋画廊へ用事があって二人を連れて高田へ行った。店に気に入ったらしい可愛いものがあった。「買おうか」と言うと二人ともしっかり首を横に振った。よく躾けられている。

 

ある高校を通る時、生徒が横断歩道の手前で携帯していた。それを見て、「歩道で補導されたホド子さん、報道されて親父のホド夫にほどほどにと叱られた。それでカラオケに行ってほどり(踊り)まくりました」、と並べてくったくなく笑いあった。

追放されしもの 
小3が読んでいたクロニクル千古の闇 4「追放されしもの
 作: ミシェル・ベイヴァー 出版社: 評論社 (2008/04)
絵:酒井駒子 訳:さくまゆみこ

ペイヴァー,ミシェル
オックスフォード大学で生化学の学位を取得した後、薬事法を専門とする弁護士になる。神話、民俗学、考古学の書物を読みあさり、アイスランドやノルウェー等に旅をしては物語の構想を練り上げていった、という履歴。私にはさっぱりな本です。


源氏物語の和歌 
源氏物語の和歌  
著:高野晴代 出版社:笠間書院(2011/8/5)
これは小5が、ああ、とてもかなわない。

 

大勢に属するのもたしかに良いことだ。しかし端に属するのにも可能性はあろう。
二人とも健やかに育ってと祈らずにはいられない。
 

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