鵜の池の舟着き場。

2016年6月18日(土曜日)

昨日は、かって上越市は大潟区の鵜の池で、舟を
使って牛馬の飼い葉を刈っていた事を書かせても
らいました。
当時の船着き場とおぼしき場所は見当が付いてい
ましたので、本日午後行ってみました。

長崎集落の東の端で、鵜の池の西側に近い所です。
かねて農業用水の取水を行う水路だろうと漠然と思
っていた場所でした。

160618鵜の池の船着き場
水門で休んでいたご近所のお爺さん。
向こうの鵜の池へと水路が開けている。

お爺さんから以下のような話をお聞きしました。

・ここには各家が持っていた田舟が置かれ、賑
やかだった。
・近隣では主に牛を飼っていた。
・池は牛が好きな「カツボ」という草が沢山生え
ていたので主にそれを刈った。
・葦(ヨシ)も生えているが軸が固く、牛は喜ば
なかった。
・自分は夕方に舟を出した。
・刈った草はそのまま牛に与えたが、冬は藁に
米や麦のぬかを混ぜて与えた。
・夏、池が干上がった時にカンジキを履いたが

自由なほど足が埋まることは無かった。

兵役で大陸へ行ったというお爺さんは遠くを見
ながら昔話を話してくれました。
つゆの晴れ間、心地良い風が吹いていました。

池のふちからトコトコ電動カーに乗って現れた
老人は患者さんでした。
土曜日午後は良いひと時でした。

※草にぬかを混ぜて動物に与えたと記載しまし
たが、それは冬期間にワラを与える場合のこと
でしたので訂正させていただきました。

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