今にして思えばということ。

2016年5月21日(土曜日)

良い季節となり近隣の田も田植えは終了しつつある。

 

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5月17日のデッキ。

さてまた田植えの話で申し分けありません。
「今は10条植えなんていう凄い田植機があり、5反くら
いは何回か往復するだけで終わらせちゃう。兼業や手
伝いの家族の都合なんかで、田植えは週末にちゃっち
ゃっと済ますんです。人も二人か三人で、昔とは大違
いです」

話はその昔、そうとめ(早乙女)をした若いおばあちゃん
の感想だ。

今でも田植えは見た目と違い楽ではないと思われる。
また最盛期の田んぼは田植機が動き回り、人も出て、
私は好きだ。

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↑お年寄りも腰掛けて応援団として田植えに参加しているようだった。
早乙女だった日の熱い血がよみがえるのではないだろうか。

その昔、見渡せばあちこちで十人、二十人の人、それ
もある時代、ちゃんと着付けた早乙女達はじめ、大勢の
男衆がいで立った田植えは、どんなに壮観な眺めだっ
たことだろう。

但し苗の仕度、人集め、複雑な段取り、雨降り、、、。
田植えは持ち主にとって目出度い一方、重い責任とスト
レスの行事だったに違いない。

自分なども見ようと思えば過去いくらでも大勢の田植え
を見ることが出来たはずだが、当時は見る目がなかっ
たとしか言いようがない。

親の話なども同じで、居なくなってから聞いておけば良
かった、と思うことばかりだ。
一方、子は要領を得ず、親も馬鹿にしてまともに相手に
してくれない、ということもあり、難しいところだ。

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