雀の子 幼鳥から若鳥へ。

2012年6月6日(水曜日)

仕事場の二階からみる庭の正面に父が植えた古いネムノキがある。ネムの芽吹きは遅く、まだ始まったばかりで裸同然だ。

 

それでやってくる鳥がよく見える。今日は枯れ枝の先に雀が四羽、恐らくこの春巣立った若鳥たちが並んでいた。

 

幼鳥1
思い思いの毛繕い。親を追うこともなく、この子たちはもう自立とされたのだろう。

 

幼鳥2
軒下で親は既に二番子の抱卵をしている。

 

幼鳥3
若鳥は次第に集まり、秋には大きな集団を作る。しかしまだくちばしに黄色みを残しているのがやや痛々しい。それもまた野性の勇ましさとしてみよう。

 

今年、親たちと一部の若鳥が留まり、大部分の子は秋に渡りをするらしい。新潟県で放鳥された雀が静岡や関西まで行っていたというのを読んだことがある。ここにいる限り、頸城野の庭や畑、そして秋の素晴らしい水田で、長くて二、三年と言われる一生のひと時を楽しんでもらいたい。 

 

2,30年前に比べて雀の数は半減しているらしい。

 

チェロとギターのコンサートバナー 
現在コンサートの予約は50席で、あと10席ほど余裕があります。

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